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みんな邪魔(更年期少女)
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みんな邪魔(更年期少女)の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.65pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全37件 21~37 2/2ページ
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アッッというどんでん返しがメインというより、全体の構成や内容で引き込まれる作品かと思います。 メインは女のドロドロ愛憎劇ではありますが、あくまでエンターテイメントとしての範疇に収まっていて、読後のゲヘェ…というしんどさ覚悟で読まなければならないような重さはないのがさらにgood ちなみに私の言う読後しんどいレベルは桐野夏生です。 ところでこの題材の「6人会」ですが。 この物語自体はフィクションですし、連続殺人事件にまで発展するケースはさすがに稀だと思いますが、ネタ的には女性のオタクコミュティ界隈でおいてものすごーーく「あるある」です。 その「あるある」を実際に体験した方なら、きっと一度はこの物語の核心に騙されるはず。 私も、ミステリを読んでいて普段ならもっと最初に疑うべき部分を、途中匂わせてくるまでコロッと騙され続けてました。 逆に体験者でなければ最初から違和感バリバリなのでは?と思ってしまうくらいですが、どうなんでしょうか。 | ||||
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設定がよく、リズムのある文章だと思いましたが お話が滅茶苦茶。 | ||||
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半分辺りで読むのを辞めた。 あまりにネガティブで、内容もつまらない。 幼稚。 まるで愚痴の羅列。 読んでいて何かが憑依したように疲れる。 この人の本はもう読みたくない。 | ||||
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同じ数百円の文庫本でも、一生の宝物のような小説もあれば、読んだ時間を損したと思う小説があります。こちらは後者。設定がいかにも突飛で、ひねりもなにもない。ただ登場人物たちの腐臭の漂うような悪意が淡々と書かれているだけ。何とも気が滅入るような内容でした。 | ||||
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「青い瞳のジャンヌ」のオタ同好会。 愛憎まみれるどろどろのパーティー。みんな、平凡そうで個性的な、なかなかカワイイおばさんたちです。 私はおっさんなので、女の子(笑)の心情を完全にわかってはいないかもしれませんが、なかなかの心理描写ですね。筆者さんもビョーキなのかと勘ぐってしまいます。 でも、ちゃんと悪役がいるのでスッキリしてはいますね。それから、弧虫症やフジコほどのエログロはないんで、人にも進められますね。 | ||||
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相変わらず壊れた女を書かせたら上手い。どうしようもない中年女が次々に登場して、低いレベルでの争いをしはじめる。かなりデフォルメされているけど、こういうおばさんたちってどこにでもいるんだろうな、と思えるのでハマる。 | ||||
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真梨さんの作品を読むのはこれで3作目。 一番読みやすかったです。続きが気になってすぐ読めました。 出てくる女性がどれもこれも「うっっぜぇぇ!」って人ばかりで、 リアルに居たら絶対罵倒するのになぁなんて思わせる表現はさすがです。 プライドを守るのに必死な女性達がもどかしかったです。 最後の落ちは自分には予想外で、そうだったのかぁぁ!と思ってしまいました。 余談ですが、この作者はゴキちゃんを使う描写が好きですねー(笑) 自分が読んだ3作全部に出てきたような・・。 その部分は本当に気持ち悪くて顔をしかめずにはいられません。 | ||||
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まさか「更年期少女」の改題版だとは思わず、最近よくある 「いきなり文庫で出します新刊」だと思って買ってしまいました。 (「更年期少女」持ってるのに。。。) まあ、それは置いといて…非常に面白かったです。 真梨さんの本は『孤虫症』を読んだ際に「この気持ち悪さ&キチ○イっぷり にはついて行けない」と感じ、しばらく手を出さないでいたのですが、 これはタイトル&表紙のインパクトにそそられてつい購入。 『孤虫症』よりもはるかに「一般人向けの大どんでん返し厭ミス」に なっていました。湊かなえさんの作品を、いい案配でマニアックにした感じとでも 言いましょうか。 「オチが読めた」というレビューをよく見かけますが、私は全くわからなかったです。 特に、前半のランチシーンでの「黒木瞳ばりのいい女」には騙されました。 たしかに、黒木瞳は美人ですが○○ですもんねえ。スカッとやられましたわ。 しかしこれ、オチを知った上で再度「前半のランチシーン」を読んでみると もの凄い光景になりますよね(笑) | ||||
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なんか、すごい題名なんですけど〜。 中身は極めて真面目な新本格系でした。 著者はメフィスト賞受賞者なんですね。納得です。いかにもな創りです。 オタク系のゴシックなおばさん達の集い、あり得なくもなさそうなだけに、ちょっと怖い設定ですが、各々が抱えるのは極めて現代的な、DVや、家族との確執という問題。 一気に読めました。この本て男性に読ませたくない感じの女のドロドロなんですが、男性から借りました(笑) | ||||
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「更年期少女」の文庫版です。タイトル「更年期少女」のほうがよかったのになんで変えちゃったんでしょうね。「更年期少女」ってネーミングは楳津かずおの「赤んぼう少女」のオマージュでしょうけど、それがまずかったのかな。さて、内容のほうですが今回も女の見栄や嫉妬が炸裂して期待を裏切らない出来です。途中、読むのが辛くなるような場面もありますが、この作者の文章には本当に嫌だ嫌だと思いながらもページをめくる手が止まらなくなるような中毒性があります。一応、ミステリーの形式は取ってますが、それを云々というよりも中年女性のおぞましいまでの妬みや嫉みの描写を楽しむ作品です。いやあ、強烈! | ||||
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読み始めたらやめられなくなった どの人物も苦しくて 満たされなくてみっともなくて 人でなしで それにしても これでもかと容赦なく続けられます でも読まずにいられない 韓流にはまりファンクラブにも入り 毎日blogを読む私に被さってくる… イッキに読み終わりました 仕掛けられた罠はテレビでも映画でもダメ 小説ならではモノなんだと 更に唸りました 面白かったです | ||||
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更年期少女の文庫版です。 だまされたと思うことの多い真梨作品の中で 読みながらも落ちが見えてしまう所が残念でした。 とはいえ、40代、50代のオタク女性同士の会話は、すごく面白かった 最後の落ちがなんとも残念ですが、まあまあ面白かった。 | ||||
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序盤はぷっと吹き出すところもあり、軽快に読み進めていったが それは作者の罠だった。 次第に現実社会のひずみや逃避できない問題に 向き合わされていく。 更年期を迎えた中年女性の闇にというより日本の抱える闇にどっぷりと 浸からされる。そんな内容だった。 湊かなえの「告白」といい、希望もない絶望しかない 人間不信 妬み 憎悪 読者に闇を広げる作風は最近の流行の傾向なんでしょうか。 こんな時代だからこそ、超えた何かがほしい。 救いの無いげんなりする作品が多いことから察するに 作者自身にも、何かが求められている気がする。 (余計なお世話か 笑) これでもかこれでもか という目を覆いたくなるような描写は 週刊誌で十分・・・・。 ハートフルな小説を探して読み終えた自分に潤いを与えたい。 | ||||
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面白かった。 久しぶりに時間を忘れて読んでしまった。 ちょうど、年齢的にはエミリーと同じなので、共感できるところもあって、それがまた複雑に感じた。 誰しも、少女のころに読んだ忘れられない漫画のヒロインが存在すると思うが、こんなに熱烈ではないと思う。 でも、もしかしたらこんなに熱中できる存在があったら、どうだろう?と考えてしまった。 おばさんのサークルでの立ち位置や、セレブではないのに、見栄を張る女心がよく描けていている。 特に介護を巡る稲子の章では、人間関係がよく描かれていたのに対して、ガブリエルが希薄だったのが、惜しい。 後半は急ぎモードで収束してしまった感が否めず、残念。 | ||||
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眠くなるまで、と思って読み始めたまま気が付いたら明け方。読み終わった時には目が冴えすぎていて、もう眠れなかった。つまり、内容は面白かった。とても。 昔の少女マンガのファンクラブの幹部6人。40代、50代の「おばちゃん」達がお互いをミレーユさん、ガブリエルさん、ジゼルさんなんていうお耽美なハンドルネームで呼びあいながら高級レストランで毎月ランチをする。同人誌なんかも作ってる。ここまでなら単なるイタい話だけど、このメンバーが次々と死んでいくあたりがミステリー風味でとても面白い。 ただ、読み終えて「あれは・・・ちょっとずるい?」と思った点があった(笑)。作者は巧みに読者をミスリードする。もちろんすぐにピンとくる読者もいるだろうけど、とことん「ある事実」をごまかす形で話が進む。おそらく、この「ある事実」を最初に書いてしまったら読者にはすぐに謎がとけるし、お話自体が平凡になってしまうからだと思う。でも、この手の事実を隠すのはなんとなく登場人物達の会話として不自然だしずるいような・・・? 例えるなら英語講師を募集したら金髪青い目の「アメリカ生まれです」と言う人間が応募してきて、雇ってみたら「アメリカ生まれだけど、育ちは日本で英語は第二外国語。母国語は日本語です。アメリカ生まれとしか言ってないから嘘はついてない。勝手に誤解したのはそっち」と返答されたような感じかな(笑)? | ||||
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タイトルどおり少女の心を持った更年期の女性たちの物語。 少女漫画のファンクラブを40過ぎても続けているアラフォー女性たちのイタイ話…かと思いきや、徐々にミステリーとして展開してゆきます。 登場する女性たちはそれぞれDV、無職、家庭不和…などの問題を抱えながらも、少女漫画サークルを心の拠り所にして生きている。しかしそのサークルにも女性同士特有の亀裂が生じ、やがてそれが殺人事件となって…。 面白かったです。 まさにこの小説が少女漫画のようにスイスイと読み進められ、先が気になって気になって、ついつい一気に読んでしまいました。 女性なら誰しも1度は抱いたことのある心の闇が、恐ろしい事件の中に軽妙に描かれていて、内容のわりに読後感はさっぱりとしていて、そこがまた少女漫画っぽくて良かったです。 | ||||
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とにかく、一気読みでした。止めることができない。 ファンクラブやサークル内の確執があまりにリアルすぎて、胃が痛くなりました。 思春期と更年期、本当に似ていると思いました。 理性というストッパーがはずれたおばさんたちの暴走は、特殊な人たちだけの現象ではなくて、まさに、すぐ近くの人、もしかしたら自分にも起き得ることかもしれないと、恐怖しました。 ミステリー、ホラー、オタク、いろんな切り口で楽しめる一冊でした。 | ||||
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