■スポンサードリンク


極北ラプソディ



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
極北ラプソディ
極北ラプソディ (朝日文庫)

極北ラプソディの評価: 3.93/5点 レビュー 27件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.93pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全27件 21~27 2/2ページ
<<12
No.7:
(1pt)

延々と続く日誌

評価が高かったので(現時点で6人4.7星)読むことにしましたが、
この作品がなぜこんなに賞賛されているのか理解に苦しみます。

感情移入しない・出来ない単調な書き方、魅力という言葉から全く
かけ離れた登場人物たち。 何ページ読んでもちっとも進展しない、
先が見えてこない内容。 正直言って参りました。 
延々と続く日誌を読んでいるみたいです。 

この方の作品を読むのは初めてでしたが、経歴を読むと本業は医者。 
悪いことは言いません。 読むなら図書館で借りるか古本屋です。
極北ラプソディAmazon書評・レビュー:極北ラプソディより
4022509201
No.6:
(4pt)

中途半端な終わり方

以前の「極北クレイマー」も読んだが、詳しい中身はほとんど忘れていた。
そういう読者やこれが最初の人のためにも、
全く別の設定で書いても良いのではないだろうか。
読んだことがあるものは、忘れていることを意識させられるし、
読んでいないひとは、繋がりが分からず内容に入りきれない気がするはず。

地域医療の難しさや救急医療の問題など、
知らないことを教えてもらい充分面白かった。

しかし、医療の世界で解決が難しい問題を取り上げたが、
結局政治や金がからみ、解決策が見つからずに、
安易なハッピーエンドにしてしまったようで、残念な気がした。
極北ラプソディAmazon書評・レビュー:極北ラプソディより
4022509201
No.5:
(5pt)

長い時を経て

極北クレイマーの続編ということで、とても楽しみにしていました。
とても面白かったです。
「結局こうなるのかー」という終わり方ですが、
今回も期待を裏切られなかったです。
個人的には今中先生の今後が気になるところです。
極北ラプソディAmazon書評・レビュー:極北ラプソディより
4022509201
No.4:
(5pt)

海堂が手にした新たな武器

世良、速水、花房を始め、魅力的なキャラクターが満載である。新キャラクターの伊達、五條、大月、越川の存在も秀逸。勿論、神様久世先生や桃倉センター長の存在感も絶大である。 しかしながら、この物語で重要なのは誠実ではあるが不器用で平凡な医師、今中の存在であろう。 正直、本編中のドクターヘリのミッションなんかは面白いと言えば面白いんだが、どこか現実離れしていてのめり込めない。 ジェネラルと桃倉の師弟関係など、様々な見所は満載であるが、このような天才(語弊はあるが)が活躍するエピソードが列挙されて、どこか浮世離れしてしまいそうなこの作品を名作足らしめているのは前述した平凡な今中医師の存在ではなかろうか? 誠実に医療、患者と向き合うことを望み、また、自分がなにをすべきかと常に葛藤している姿は海堂作品の新たな財産であろう。 前作、極北クレーマーでは未成熟であった今中のキャラクターが成熟した今、海堂作品には新たな地平が見えて来ているのではないだろうか。
極北ラプソディAmazon書評・レビュー:極北ラプソディより
4022509201
No.3:
(5pt)

海堂尊はやっぱりいい!!

やっぱり海堂尊の作品はおもしろいです。しかも私のように、すべての作品を読んでいるからこそ、細部にわたっておもしろく感じますし、すべての作品にリンクしているのがわかります。今後も海堂作品に期待しています。
極北ラプソディAmazon書評・レビュー:極北ラプソディより
4022509201
No.2:
(5pt)

この作者にしては明るい終わり方、地方医療中心のエンターテインメント小説

破綻した自治体の市民病院と、そのとなりながら先見性があり
ドクターヘリなど導入している対照的な自治体の救急医療を題材にした小説

作者の海道さんは、医療関係の小説を多く書かれる方で、
医師として自分の専門である死後医療関連が多い方です。

この小説は、自治体の破綻と、悪意と過失が無い
医療訴訟のダブルパンチにより崩壊した市民病院
極北クレーマーの続編です。

あらすじは、その後の市民病院、訪問看護の看護婦2人と
医師2人、そしてたった一人の事務員と大規模縮小した
状況から小説ははじまります。
救急医療は隣の市まかせ、薬はなるべく出さないようにするなど
ちょっと見、医者が患者を選り好みしている状況に陥っています。
対照的に救急医療を受け入れている自治体は、ドクターヘリの
導入など先進的な医療体制をとっています。

 話は3つの出来事からなりたっています。
 第一部で扱っている治療費未払いをしつづけている患者が治療を
受けずに帰りすがら死亡した出来事。
これはメディアに診療拒否のために死亡したととられ極北クレーマーと
同じようなメディア対医療の戦いが繰り広げられます。
 第二部でドクターヘリの紹介と良い点を述べた後、第三部で
ドクターヘリの盲点、有視界飛行が基本になるため「規制の枠」を
超えた救援活動のすこし悲しい後始末のお話。
 そして第四部で、医師とはどのようであるべきなのかという
投げかけの回答の一つのような離島の出来事で構成されています。

 この作者の少し残念な所は、袋小路の様な現状の矛盾に
対し、悲しいまでの理想だけを投げかけて終わる小説が多い中
これはめずらしく、具体性のある回答で終わっており
とても温かさを感じる作品になっています。
チームバチスタのような荒唐無稽なキャラクターではなく
北の大地らしい素朴なキャラクター使いは私にはとても
好感をもって読み進めることができました。

 少し盛り上がり感が薄い感じもありますが、「地の塩」
としての医療を感じる良い作品だと思います。お勧めです。
極北ラプソディAmazon書評・レビュー:極北ラプソディより
4022509201
No.1:
(4pt)

オホーツクの真珠が最高

「極北クレイマー」の続編、北の大地が物語の舞台です。
作品中に登場する架空の街「極北市」は財政再建団体となった夕張市がモデル。
「ブラックペアン1988」、「ブレイズメス1990」で登場した世良医師が破たんした市役所のぼんくらを手玉に取りながら、市民病院の再生に着手。
ジェネラルこと速水医師は、念願のドクターヘリを備える救命救急センターで花房師長ともに奮闘。
ドクターヘリはどのような条件で運用されているのかがよくわかります。

四部構成の最後「オホーツクの真珠」は、特によかったですね。
神がいる島。
ずっと1人で戦ってきた世良医師を理解してくれていた、久世医師の存在の大きさにちょっと感動。
極北ラプソディAmazon書評・レビュー:極北ラプソディより
4022509201

スポンサードリンク

  



<<12
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!