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(短編集)
謎解きはディナーのあとで2
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謎解きはディナーのあとで2の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.53pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全74件 61~74 4/4ページ
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テレビドラマが放映され、注目度の高い作品だろう。 前作に引き続き、本作でも6話収録されている。 令嬢刑事宝生麗子と執事探偵影山のやりとりで謎解きが行われていくスタイルである。 影山は鋭い洞察力で事件の真相を見抜いてしまい、「こんなこともお分かりにならないとは…お嬢様は…」と執事にはあるまじき発言でお嬢様のプライドを踏みにじったりとスパイスの効いたキャラである。執事が探偵という設定と影山のキャラクターがおもしろいのである。ミステリーやトリックに重きをおく読者には物足らないかもしれない。 私の推理が正しければ、おそらく犯人はこの方ではないでしょうかといった流れで終わることが多い。やや単調になりかけており危機感を覚えるが、本作では事件現場に影山が突入するといった変化がみられた。 影山のプロフィールは謎に包まれており今後は徐々に明かされていくのだろうか。そしてお嬢様との関係は… まだ全12話である。続編に期待したい。 | ||||
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小説というよりは漫画のノリで読めば楽しめると思います。 気楽にさらっと読むのにはいいと思います。 内容としては1巻よりもちょっと強引で無理があるように感じました。 あと、言葉の使い方を間違っているのがひっかかりました。 『第6話 完全な密室などございません』の中で、『影山の琴線に触れたらしい』という表現があるのですが、このシーンで琴線に触れるという言葉を使うのは間違いです。 琴線に触れるというのは、深く感動して心にひびいた時に使う言葉です。 このシーンでは影山は『屈辱と感じたようだ』とあるのでまったく逆です。 最近このように、不快に感じたときにを琴線に触れるという言葉を使う人が多いですが、これは間違いであり、文章を書く人間が(しかも本として出版しているのに)、このような間違った使い方をしていることが残念でした。 | ||||
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大ヒットした1巻目の続刊、ということで作者のプレッシャーも読者の期待も大きかったであろう本作。 結論としては「悪くない」と言ったところでしょうか。 前作は完全なる「安楽椅子探偵」ものでした。 しかしなぜか「机上の推論に過ぎない」「証拠がないのに」的な批判が多く寄せられまして(笑) それを考慮したのか、現場に赴く、または直接巻き込まれる、と言った展開が多くなりました。 これは「安楽椅子探偵もの」としては退化であると言えましょう。 しかし、一冊の短篇集としてはパワーアップ(進化)であるとも言えます。 まず、安楽椅子探偵ものでなくなったことにより、事件の顛末(動機、その後などなど)が描かれるようになり、消化不良感が解消されました。 また、事件に関わるキャラクターが増え(前作だと推理&解決シーンはお嬢様と執事のみですから)マンネリ化を解消することに成功し、キャラクター描写に深みが出ました。 大多数にウケるものを、と考えた場合、今回の選択は正しいものだと言わざるを得ません。 安楽椅子探偵ものから外れてしまったのは少し残念ですが、作品としては高いクォリティを保っていると思います。 | ||||
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読めば読むほど、執事こんな性格だったっけ??と首を傾げてました。 やたらと狼狽えたり驚いたりと変に人間味が増したせいで、執事らしさが失われてしまったというか…慇懃無礼の「慇懃」がのいて、ただの無礼になってしまってる気がします。 お嬢様もただの馬鹿ですよこれじゃ。 良かった点がなくなったなー、と感じました。 トリックなどもひどいし、褒める点がなくなってしまう。 作者には予想外に売れてしまったことで、無理に万人にウケるような話を書かずに、いつも通りの、マニアックな小ねたを挟みつつ微妙に外した話を書く、作者らしい路線に戻って欲しいです。 ※この巻を読んでて、なんかと似てるなぁ…と思ってたのですが、赤川次郎さんの「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズに似てるんですね。雰囲気とか会話の感じとかが。 あっちを久しぶりに読みたくなりました。 | ||||
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とにかく寒い。つまらない。表紙だけで売れた感があります。 小説界隈もラノベに毒されて、表紙で売れるようになったのでしょうか? 1でも同様の感想を抱きましたが、やはり私の評価は変わらないです。 こんなの読むくらいなら赤川次郎読みましょう。 | ||||
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短編をまとめたもの。 ゆえに一話一話で人物紹介が出てくる。 単行本にするときに何とかなりませんか〜編集さ〜ん?くどいぞっ! 最近、謎解きはディナーのあとでのドラマを一話見ました。 よって、嵐の桜井君と北川景子、椎名桔平が描像として現れました。 今作も、結論から言えば映像化ありきですね。 トリックにはいつも通り納得行かず。 笑いはベタベタ。 密室からの脱出トリックで、是非とも拝みたいモノもありました。 「誰ができんの?そんな綱渡り的な事を…真央ちゃん…」 この作品はドラマを見てから読めば、おちゃらけモノとしては楽しめますよ。 本格ミステリを期待してはいけません。 | ||||
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前作と合わせて読んでみました。 まさに「ライトノベル」と言った感じです。 取り扱っている内容から「ミステリ」にジャンル分けされるのでしょうが、 「ミステリ」要素というか「推理」要素はあまりないように思います。 本格的な推理小説やミステリ物が好きな方には向いていないです。 私には淡白に感じられました。 そられを楽しみよりも、各キャラのやり取りを楽しむ本だと思います。 | ||||
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一作目はとても軽快愉快な執事と令嬢のミステリ。 楽しく読めて、二作目も当然のように買いました ただ、色々な次作の面白さの半減というか、過度な期待を担ってのできばえとしては、少し微妙かなと思いました。 掛け合いは相変わらずです! でも、あんな展開になろうとは… | ||||
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この作家の、推理小説への真摯さと、伏線のセンスは評価しているので発売日に買ってしまった。 出来るなら一週間かけて大事に読みたかったのだが、二日で読み終えてしまった……。 第1話から無礼な執事の言いたい放題さ炸裂。しかし読者も執事の方に同意するだろう。馬鹿すぎず利口すぎない麗子の微妙な知的レベルが、また絶妙のアレンジでもある。 白眉は第3話で、謎解きを読んでいて丁寧な伏線に思わずうなった。八割方推理は出来ていたが、最後のアレが解けなかったから悔しい。しかも影山と同じように、犯人の行動に不信を抱き、アレの存在も知識としてあっただけに、100%の正解を出せなかったのがとにかく悔しい。 とはいえ、見事な構成、伏線であり、短編の見本みたい出来。まず、今年の短編オブザイヤーは確実だろう。 トリック的に苦しいものもあるが、短編集でもあるし、これだけ笑って唸れることが出来るなら満足。 肩のこらない、しかもマニアを唸らせることが出来る希有な作。心情的にはあと一冊買っても良いと思えるほど。 お奨め!! | ||||
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話の展開は基本的に前作と同じですので、前作が楽しめた方なら十分楽しめると思います。 ただ、月刊誌の連載作品ゆえか、登場人物の説明が毎回あるのがくどいですね。 これから3、4と続いていくようで、今あせって購入しても完結はしないので、 1500円払うよりは、文庫化を待つのが手かなと思います。 自分は3からは文庫化を待つことに決めました。 | ||||
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前巻は子供にせがまれて買ったものを、横取り。本巻は積極的に購入。 前巻はどういう評価を受けているのか知っていた上 期待値が低かったせいで、意外に面白く一気読みしてしまった。 売れた作品の第2巻だけあって、パワーが衰えているかと思いきや キャラクターたちの暴走(毒舌)は期待以上。 本格ミステリーでも、執事小説でも、ギャグ小説でもないのだが 本巻も最後まで割と飽きることなく読了。 賛否両論あるのだろうが、軽く読むにはほんと バランスの良い作者だと思う。 | ||||
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シリーズの2作目.『きらら』に掲載された5編に書き下ろしを加えた6編の短編集です. 伝え聞く情報のみ,さらには屋敷の『中』だけで謎解きが行われていた前作と違い, 事件の発生に出くわしたり,現場へ出向いて推理をするなど『外』へ出る展開が多く, これらに伴い,証拠を見つけたり,間接的ではあるものの犯人への宣告場面があるなど, 細かいところに手を入れてきたというか,『変わった』という印象をハッキリ受けました. ただ,こうなるとウリだった『安楽椅子探偵もの』として弱くなるのは否めないところで, 強引なトリックなど,理屈ではそうでも…という部分が浮き出てしまったのは少し残念です. これ以外にも,連載作にありがちな登場人物や舞台の説明が毎話挟まれるのもくどく感じます. それでも,冒頭での何気ないやり取りを踏襲するかのような終盤の回収は気持ちがよく, いささか簡単とはいえ,伏線というかヒントがサラリと織り込まれているのも毎度お見事. また思わずニヤリとなるラストから,連載の続く今後には新たな広がりも期待できそうです. あとはタイトルにもあるディナー,ここの描写がもうちょっと魅力的になればいいのですが…. | ||||
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とにかく、中村佑介先生のイラストが増えたのがうれしいですね。ただ、250ページに対して、1575円というのはいかがなものなのでしょうか。第一作が売れたのですから、その分だけ我々読者に還元してほしいという気持ちはありました。ただ、ドラマのおかげで風祭刑事のインパクトが増えたかな。 | ||||
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本屋大賞をとり、TVドラマ化もされ万をきしての続編です。著者は前の一冊で完結させるつもりだったと、講談社刊行のアンソロジー゛本格ミステリー`11゛に書いてありましたが、その面白さゆえに、第2集となりました。いきおいからか、前作では影山の毒舌は一話に一つでしたが、毒舌ぶりが多くなっています。 ユーモアミステリーでありながら、本格ミステリーでもあります。 雑誌での連載はまだ続くので、3、4と付き合えそうです。 小学館ですので、文庫化は他の出版社から、まだまだ先のことですし、書き下ろしもありますので、ちょっと高いですが、早く楽しみとして買って読まれることをおすすめします。 | ||||
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