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猫は忘れない
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猫は忘れないの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.69pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全16件 1~16 1/1ページ
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ハヤカワ書房のハードカバー版で約350頁の作品。 前作の「旧友は春に帰る」が約500頁なので、長編としては短め。 主人公の動きも前作とは違って全て札幌、内ほとんどがススキノの狭い範囲という事もあり、さくさく読める。 このシリーズの特徴で、最後に唐突に真相が明らかになる。 殺人現場から被害者ともう一人の航空予約券を持ち去ってしまう主人公の行動が、いたずらに警察の捜査を撹乱する行動に見えて、私には理解不能。 ハードカバー版の初版発行が2011年9月で、もう11年このシリーズの新作は描かれていない。 作者は他の作品についても、2013年以来何も書いていないので、恐らく続きは出ないだろう。 作品としては描かれていないが、ススキノ探偵は酒の飲み過ぎで「猫は忘れない」の直後に死んでしまったのだと思う。 | ||||
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このシリーズを全部読んでいます。時間がどんどん進んでいき、主人公ほか登場人物が年を取っていくのが少し切ないですが、魅力的な登場人物たちに毎回会えるのは喜びです。私は猫に興味があまりないので、猫の描写や活躍を楽しむことはできませんでしたが、それでも面白く読みました。残念な点を挙げるなら、他の方も書かれていますが、今回は特に「この人がなぜ出てくるの?」という場面が目立ちました。お決まりの登場の仕方を繰り返すのであれば、セリフだけでもとんがった、気の利いたかっこいいものにして欲しいと思います。「お決まりのメンバー、平凡なセリフ」が繰り返されると、「サザエさん」みたいです。 | ||||
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カバーは、「猫は忘れない」だったが、本体は「探偵は吹雪の果てに」になっていた。 返金しかないとのこと。もう、この店では買わない。 | ||||
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この人の作品は初めて読みました。 そしてまだ途中までしか読んでませんがレビューさせていただきます、はっきりいってつまらないです。 母もこの小説はつまらないし、あまり好きではないと言ってました。 猫は忘れないってタイトルなのに主人公の台詞ばかりで他の人物の台詞があまりありませんし、ミーナが飼っていた猫のナナが時々しか絡んで来ないので肝心のナナが置いてきぼりな気がします。 それに本のタイトルに猫って入れるんだったら猫が重要性を担ってる訳ですから猫を中心としたお話にしてほしいですね、小説は主人公や脇役だけで成り立ってる訳じゃないんですから。 ちなみに次はどうなるんだろう?みたいなワクワク感もせず、話に入り込めません。 他のお方がいっておりましたがビルの前に焼き鳥屋の屋台ってあるものなのでしょうか? 私もスーパーの前でしか焼き鳥屋の屋台は見た事ないのでビルの前に焼き鳥屋の屋台があるというのは違和感覚えました。 | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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「ススキノ酔いどれ探偵シリーズ」はほぼすべて読んでて、登場人物たちにはとても愛着があるので、この先「オレ」や「高田」や桐原組関係者などがどうなってゆくのかが気になります。今後はオレの息子との絡みが出たりするんでしょうかね。本作のメインプロットっていうかネタ部分はちょっと強引な気もしますが、作品自体は面白かった。 | ||||
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2011年発表の本作品は、ススキノ探偵<俺>シリーズの長編第11作目。 本レビューでは、ストーリーには一切触れません。 ──と、いうのも、冒頭からして、こんなところから始まるのか、という何ともこのシリーズらしい、不思議な始まり方をするからです。 題名から、猫が登場するだろうとは予想しても、もうひとつの「何か」には、正直なところ、驚きましたね。 このレビュー執筆の直前、2013年5月12日、本シリーズの映画版「探偵はBARにいる」が地上波で放送されていたので、鑑賞したのですが、つくづく本シリーズの映像化は、難しいな、と感じました。 本作品の<俺>のシニカルとコミカルが入り混じった、心情と会話、この作品世界は、小説ならではのものなのかもしれません。 本作品も、シニカルとコミカルの融合は健在で、シリーズの常連さんに囲まれて、ストーリーはリズミカルに進んでいきます。 ただ、ちょっと残念だったのが2点。 ひとつは、事件の真相。 意外性を狙ってはいるのですが、本シリーズにはそぐわないような気がしました。 もうひとつは、題名の意味が想像できてしまうこと。 もう少し、工夫があれば…と感じています。 ちなみに、映画版の第2作は、シリーズ長編第4作「探偵はひとりぼっち」をベースにしています。 レビューにも書きましたが、この作品はラストで題名の真の意味が分かる痛快作でした。 今後は、この作品のような味のある題名の作品が書かれることを願っています。 【蛇足】 本作品中に登場する「塩味焼鳥専門店」。 本当にあったら行きたいです。 酒好きならば、焼鳥を注文する際、「タレ」か「塩」かと聞かれると、まず間違いなく「塩」を選ぶものなので…。 もうひとつ。 「アボカドの糠漬け」が登場しますが、調べてみると、本当においしいらしい。 これは後日実践してみるつもりです。 | ||||
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「猫好き」「酒好き」そして「俺シリーズ好き」にはたまらない一作。 東 直己氏は、かなり猫に詳しいお方の様でなによりなにより。 今作の最優秀助演賞(いや主演賞か!)は、当然「猫」ですな。 「俺」もついに55歳、取り巻く脇役陣(中にはなんで今回も出てきたの?という人がいるのはいつもの通り)も、還暦などはとうに過ぎ古稀やら後期高齢者の元気なジサマ、バサマがわさわさと登場するは、いつも通りで楽しい敬老。 この辺りが主人公がリアルタイムに歳を重ねていくシリーズの難しいところなのでしょうか。「俺」は、東 直己さんと同年みたい。 これは「嬉しい(って、なにが)」ですね。 その点「新宿鮫」は21年間で6歳しか歳を取っておりません。しかし、時代はあくまで作品が書かれた時点での「現代」という矛盾。ま、それはおいといて。 このシリーズのもっともけしからんところは「俺」が、かなり「高い酒」をいつも「たっぷりと飲む」こと。 まったくけしからん。反省して頂きたい。 それと「生活の糧」の描写が最近まるで無い。 いまも毎晩、オールなるトランプ博打で七万円くらいは稼いでいるのかどーか。 「高級なハッパ」は止めたはずですし。 事件の内容? あ、あまり気にせず「猫」と「酒」についてのみ読みましたのでいやはや(汗)。 | ||||
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この作品は好きでシリーズ読んでます。 猫好きなので、今回は特によかったです | ||||
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東直己さんの大ファンで殆どの本を呼んでますがやはり俺シリーズは最高です。バーで「アードベックをトゥワイスアップで」なんてまねしてます。華がいるとあまり無謀に動き回れないようですがそれもまた新しい俺の姿でそれはそれで楽しいです。早く次が読みたいです。 | ||||
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来年「探偵はひとりぼっち」映画公開か。 札幌に住む独身男性としては感情移入してしまうハーフボイルドの最新刊。ところどころに垣間見える作者のダンディズムが心地よいのは相変わらず。 意外な人物が意外な素顔、というキーワードが複数張り巡らされている一品。 | ||||
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「探偵シリーズ12作目」なのですが、設定の説明が無いので初めて読んだ人間には分からないことが多いです。 最初、「こういう主人公なら30代かな」と思って読んでいたら、途中で「学生時代から30年来のつきあい」という人が出たので40代かと思って、最後近くで「50半ば」というセリフにやっと年齢がわかったり。 仕事をしてないのに、何で毎日はしごして飲み歩けるほどお金があるの? というのは、結局最後まで分からなかったですが…。 シリーズ物はちゃんと順番通りに読まないといけませんね。 話は、ちょっと無理があるのでは…? 山越麻紀子の正体が〇〇〇だとして、どうやってパスポートをとったのか。 山越は正体を隠すため病院にすら行けないでいたのに、なぜ旅行に行きたかったのか。 また、「マンションの玄関先に移動焼き鳥屋」って普通なのでしょうか…? 田舎のせいか、そんなのスーパーでしか見たこと無くって、読みながら違和感を感じてしまって…。 | ||||
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《ススキノ探偵シリーズ》は時代とともに登場人物が歳をとる点、正式な依頼の下で捜査をするのではなく、知り合いに便宜を図るために仕事を請け負うという点など、NYのアル中探偵マット・スカダーシリーズと重なる部分が少なからずあります。当のスカダーは飲みすぎてアル中になって禁酒する破目になりますが、なんか状況が似てきて不安です。 本作では相変わらず《俺》はススキノで酒を飲みまくっていますが、本作では、飲んでいて知らないうちに眠ってしまっていたり、記憶がとんでいたり、話したこと自体の記憶がなかったりと、かなりアル中っぽい記述がちらほら出ていることが気になりました。このまま体を壊して酒を飲めなくなる安易な展開にはなってほしくないものです。作者はよく次作の展開を前の作品に仕込んでおくことが多いので少し嫌な予感がします。 今回は350ページと最近の作品に比べて適度な分量で読みやすかったですが、その分ススキノ・パラレルワールドの記述が少なめで、シリーズ読者としてはかえって物足りない印象を持つのではないでしょうか。本シリーズはむしろサイドストーリーてんこ盛りの重量級の作品のほうが喜びが大きいと思います。 | ||||
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話の展開はそこそこだったが、終盤の行き当たりばったり感が残念。 | ||||
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猫好き・探偵好きにはうっとりする内容(粗筋をだらだら書くのは無粋)。 しかし誤植が目立ち★ひとつ減点です(文庫時までには改善を望む) | ||||
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旅行中、飼い猫の世話を頼まれた北海道の探偵「俺」。しかし、当日世話をしにいくと、飼い主の死体が。 恋人の忠告を受けつつも、ひっそりと犯人探しに動く俺だが、その背景には意外な人間関係が横たわっていた。 東氏特有の奇妙なオチや、語り口はいつも通り。映画化されて勢いがあるが、今回はさほど派手さはなく、個人的には佳作といった印象だった。 猫好きは思わず微笑む描写もあるが。 桐原や高田との遣り取りも面白い。ファンには間違いない内容になっている。 | ||||
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