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猫物語 白



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【この小説が収録されている参考書籍】
猫物語 (白) (講談社BOX)

猫物語 白の評価: 4.64/5点 レビュー 99件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.64pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全99件 61~80 4/5ページ
No.39:
(5pt)

阿良々木△

猫物語(黒)で離れた読者も帰ってくる気になる作品です、読後感や纏まり…化物語シリーズ屈指の出来でしょう。


メタ発言抑え目で、かつ完璧な流れで語られる羽川翼の物語。「彼女」が「彼女」に帰る物語。




最後に。


阿良々木さん、マジカッケー
猫物語 (白) (講談社BOX)Amazon書評・レビュー:猫物語 (白) (講談社BOX)より
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No.38:
(3pt)

サイドストーリ。いや、しかし……

「新章開幕」と謳うとおり、シリーズは装いをあらため終幕にむかう。
 本作においてはシリーズの(サブ?)ヒロインの一人、羽川翼が語り手となる一方で、これまで主役且つ語り手であった阿良々木くんはほとんど登場しない。時間軸は『偽物語(下)』の次、阿良々木くんたちは二学期を迎えている。
 本作は、プロローグというかこれまでのストーリと新章との繋ぎ、あるいはサイドストーリとの印象を受ける。なぜなら。羽川の物語から、別の物語の渦中に身を置いているらしい阿良々木くんに何が起こっているかを読み取ることができないためだ。そして、(たぶん)そちらがメインストリームなのだろうけれど、その中にあっては彼女の物語は挿話みたいなもので。
 しかしサイドストーリとも言い切れない。本作同様、今後もヒロインの視点からの物語を縒りあわせた「阿良々木暦の物語(とそれに寄り添う少女達の物語)」が展開されるとも考えられるからだ。こっちの方がテクニカルで、このシリーズらしくもある。(かな?)
 いずれにせよ、本作と前作『猫物語 (黒)』についていえば、パスしてもシリーズ全体の理解はおそらく不可ならず。逆に、猫物語からこのシリーズに入ることは、まずできない。シリーズの読者のみを(さらにいうなら羽川びいきを)ターゲットにした作品であろう。
 それにしても。狭いシャワールームで羽川と戦場ヶ原の両嬢がキャッキャうふふとか、狭い湯船で羽川とファイヤーシスターズがキャッキャうふふとか、百合者の想像力を刺激するにもほどがある。
猫物語 (白) (講談社BOX)Amazon書評・レビュー:猫物語 (白) (講談社BOX)より
4062837587
No.37:
(5pt)

完全無欠の委員長

アニメから入り、小説を買いました。
化物語シリーズ大好きです。

最新巻の「猫物語(白)」
読むのを楽しみにしておりました。
発売日当日に買って、休みの日に一気読みしました。

感想。
すごく面白かったです。
テンポ良く、あっという間に読み終えました。

泣けました。笑えました。キュンとしました。驚きました。

西尾維新の巧さを改めて実感しました。


本作からの新章突入。
伏線も多数あり、今後の展開が非常に楽しみです。

猫物語 (白) (講談社BOX)Amazon書評・レビュー:猫物語 (白) (講談社BOX)より
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No.36:
(5pt)

つばさタイガー? いやいや、これこそ、つばさファミリー

本書のテーマを個人的に付けるなら
『家族愛』
でしょう。なので、本当は
『つばさタイガー』
より、『猫物語(黒)』のサブタイトルであるところの
『つばさファミリー』
の方がしっくりくる気がします。

とまぁ、タイトルに関してはこのくらいで。本題です。

既に言われていますが、本書は羽川翼による一人称になっています。
というのも、熱血変態馬鹿が不在なわけで、熱血変態馬鹿が苦境に立たされている一方その頃的な内容です。
おそらく、その苦境が『まよいキョンシー』か、或いは『するがデビル』『なでこメデューサ』『しのぶタイム』辺りまで絡んでくるのかも知れません。
なので、伏線乱引きです。

しかし、本書は今までの熱血変態馬鹿視点から、羽川翼視点になったことで、ヒロインズとの絡みは熱血変態馬鹿より薄く、ガハラさんとの絡みが多いです。

本書の見所は、羽川翼の異常さや、異質さを全面に出しているため、今まで見れなかった『羽川翼』が見れます。
そして、なにより本書では羽川翼が家族と向き合います。
阿良々木家。戦場ヶ原家。千石家。阿良々木暦と忍野忍。
そして、
羽川家と羽川翼姉妹。
本物だけど偽物の家族。
偽者だけど本物の家族。
知ってることしか知らない。知らないことは知らない羽川翼が、ある意味、知ることを恐れていた『家族』を知るとき、羽川翼の物語は始まり、物語は終わりを迎えます。

『物語シリーズ』怒濤のセカンドシーズン第一話目を篤と御覧あれ。
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No.35:
(5pt)

会心の傑作。

偽物語以降からのマンネリ化にガッカリしていた。

始めて化物語を読んだ時のような、単純に次のページが待ち遠しくなるようなレベルじゃ無かったし。

正直、買わないことも考えたけど、“新章開幕”のアオリに一縷の望みを抱いて買ったのですが。

凄まじい。

西尾維新という作家を、自分は見誤っていたのかもしれないと思わされた。

この話は羽川翼の一人称ですが、羽川翼のキャラにピタリとハマる語り口に、深い心理描写が物語にグッと深みが増した。

肝心の怪異の部分も、言葉遊びを鬱陶しくない絶妙なラインでいれて来るし。

これまでキャラとしては好きだがどうも感情移入出来なかった羽川翼が、一気に好きになった。

うん。

これは新章に期待できる。三月が待ち遠しい。
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No.34:
(5pt)

新章にして傑作

羽川翼の語りで始まるこの作品。
羽川翼目線で語られているので今までとは違った化物シリーズの始まりである。この後の作品も、それぞれの話の主役の語りで始まるのだろうか。
とても楽しみだ。

この話を読めば、あなたもきっと羽川翼が好きになる
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No.33:
(5pt)

多くは語りません

猫物語(黒)羽川翼にドン引きしました
猫物語(白)で、また羽川翼が好きになれました。
黒で引いた人にこそ読んで欲しい本です。
最後に、羽川さんはやっぱり素敵な女の子でした。
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No.32:
(5pt)

デレ期に入った戦場ヶ原と翼の絡みがたまらない〜

この作品は前作までの阿良々木視点ではなく
(というより今作品はあまり出番がない)
翼からの視点で物語が語られていたので今まで解らなかった
翼の心境(普通の女の子の部分)が見れて良かった。
デレ期に入った戦場ヶ原との翼のガールズトーク?も
とても新鮮で今まで想像していたイメージとは違う姿を見れた。
ラストもネタバレになるので詳しい事は言わないが
前作までのラストとはとは少し違い翼の物語はこれで完結したんだな
と思わせる(白)(黒)はっきりしたもので気持ち良く(でも少し寂しい)読めた。


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No.31:
(3pt)

個人的には微妙



不満点
・前半のギャグパートが無かった
・阿良々木君側の物語が終止気になって気になって気になって仕方なかった
・羽川さんは聖人君子であってほしかった。


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No.30:
(5pt)

裏切られた(さすが西尾維新)

正直期待していなかった。
後に続くタイトルを読むための「つなぎ」として
義務感のごとく購入した(という割には発売日にしっかり購入)だけに
裏切られた・・・面白い!さすが西尾維新。といわせる久々の会心作ではないだろうか。
猫物語黒が1度読んで読み返す気がしないくらいのレベルなのにこの差は何だ。
猫パーセントの割には今回はかなり気合が入ってるなあという感じと
新章はこれで安泰という物語ファンの安堵の声(笑)が聞こえてくるようだ。
傷物語や化物語に次ぐテンポの良さだし全然ダレない。
黒から一転羽川さん視点になってることも手伝って新鮮さもある。
早く同時進行していたであろう阿良々木君視点?の傾物語が読みたい!!
次回は真宵視点だったりして・・・

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No.29:
(5pt)

予想の斜め上

まず羽川翼の一人称視点に意表を突かれました。彼女自身の言葉によって語られる(傍から見れば悲痛な)半生や思考にのめり込み、気付けば読み終わっていました。

内容は猫物語(黒)とは打って変わって、かなりシリアス。言葉遊びでの掛け合いやバカ話よりもストーリーに比重があるという意味では、『傷物語』に近いものを感じました。

表紙のシールやあとがきにもあるように、「新章」の幕開けという位置づけのようです。これまでで回収されていなかった伏線をさりげなく拾いながら、次巻以降が楽しみになるような新たな伏線も張ってあるので、今まで読んできた方ならば買って損はないと思います!
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No.28:
(5pt)

「私」が「私」になる物語。

前回の猫(黒)とは違う空気感で展開される猫(白)です。
何が違うって、ひとつは語りが阿良々木暦ではない点でしょう。
羽川翼の物語。
それを本当の意味で語れるのは、羽川自身だけでした。

今作の時系列は、物語シリーズの中で最新です。
前作(黒)は昔の話(ゴールデンウィーク)でしたが、今作は新学期、夏休み明けです。

羽川翼。
歪み、不和を抱えていた彼女。
暦に怖いと言われた彼女。
忍野に気持ち悪いと言われた彼女。
「本物」で、「化け物」だった羽川翼の、始まりの物語です。

偽物語(上・下)や猫(黒)のような、ギャグ先行型ではなく、本筋に重きを置いたストーリーになっています。
久しぶりに物語シリーズでドキドキ出来ました。

おい人間、これはご主人の物語にゃ。
お前は離れて見守るしかにゃいんだ。

…とか。
そんな声も聞こえて来そうな羽川の一大物語(障り猫含め)。
悲しくて、切なくて、でも温かい…物語シリーズの中でも好きな巻になりました。
それぞれの心を感じる、「お疲れ様」と言いたくなるお話でした。
ここが始まりの場所です。

あと、戦場ヶ原が好きな方には特にオススメ出来る内容になっています。

刊行スピードがちょっと大変な感じですが、次巻以降も期待出来そうです。
猫物語 (白) (講談社BOX)Amazon書評・レビュー:猫物語 (白) (講談社BOX)より
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No.27:
(5pt)

翼の知らない物語……。

シリーズを通して『完全無欠の委員長』『聖人』などと称されながらも、
『化物』『気持ち悪い』とも表された羽川翼。

私自身、羽川翼というキャラクターはどこかつかみどころがなく、
あまりに達観した感性に、違和感というか、不自然さを感じながらも、
忍野に『化物』と言われるほどのものか? とも思い、消化不良に陥っていました。

今作『猫物語(白)』では羽川翼視点で、彼女の内面が決定的に掘り下げられています。
『なんでもは知らないわよ。知ってることだけ』
が彼女の決め台詞ですが、なるほど合点がいきました。
やはり今までの彼女は完全無欠などでは到底なく、一人の人間で、同時に『化物』でもあった。

失恋して髪を切っても、内面まで変わるわけではない。
自分と真に向き合った時にこそ、内面は変化する。
というのがきっと今回のテーマで、
この物語を通して羽川翼は自分の隠されていた内面と向き合い、変わります。

これは新章開幕と同時に、羽川翼という人間の
終わりと始まりをつげる物語です。
この巻を境界に、
より人間らしくなった羽川翼に出会えるようになるのでは……。
羽川ファン必見です!

ちなみに阿良々木くんはまた大変なことに巻き込まれたみたい……。
次巻?と同時進行でもありそうな物語。



猫物語 (白) (講談社BOX)Amazon書評・レビュー:猫物語 (白) (講談社BOX)より
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No.26:
(5pt)

羽川 翼【完結編】

偽物語や猫物(黒)にあったメタ的な発言や蛇足とも思える雑談がほとんど取り除かれていて非常に物語に引き込まれます。
名物とも言える雑談や掛け合いはちゃんとありますのでご安心をw
羽川 翼を主人公に置いた今作。GW、6月に解決を見なかった怪異障り猫、羽川 翼の物語に一つの完結を見せます。
偽物語と猫物語(黒)は読み終わるのに各一週間ほど掛かった自分でもその面白さの余り一日で読み終わってしまいました。
そのくらい話しに惹かれ続きを読みたくなる、そんな作品です。
過去作品は阿良々木君視点で描かれていたため正直阿良々木君が何故そんなにモテるのか理解出来なかったけれどヒロイン視点で見る阿良々木君の格好良さを理解し惚れました、いや蕩れましたw
そんな新たな視点や気分を味わえるので是非読んで頂きたい。人に勧めたくなる、そんな作品でした。
猫物語 (白) (講談社BOX)Amazon書評・レビュー:猫物語 (白) (講談社BOX)より
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No.25:
(4pt)

新章開幕にふさわしい始まり

シリーズの7作目の書き下ろし作品で『偽物語(下)』の後,2学期の始まりからとなります.
『猫物語(黒)』と対にも見えるタイトルですが,物語としては全く別のお話になっています.

まず最初に気がつくのは,視点(語り部)が本作のヒロインである少女になっていること.
逆にこれまで語り部役だった少年は,別の問題に掛かりっきりらしくほとんど登場しません.
ただ,これが合間合間にきな臭いニオイを漂わせ,本作にて詳しくは明らかにならないものの,
新しい人物の登場に加え彼らとの因縁など,『新章開幕!』にふさわしい『始まり』の1冊です.

そして語られる少女の物語は本物ではなく人物でありたい,変われたけれど変わらない物語.
過去作にして明かされた衝撃的な姿をさらに掘り下げ,なぜ完全無欠の優等生であり得たのか,
その事実にどのようにして気づき,受け入れ,どのようにして自分を生まれ変わらせていくのか,
終盤での『独白』はもちろん,それを支え続けたもう一人のヒロインの存在も強く印象に残ります.

最近の作品に見られたいわゆるメタ発言やパロディ系のユーモアはかなり抑えられており,
ツッコミ役の少年が不在のせいもあり,賑やかな掛け合いや雑談の類もほとんどありません.
それらを期待されている方には物足らないかも知れませんが,こちらもお得意の『言葉遊び』,
これが小気味の好さととも併せて巧く運ばれ,爆笑とはまた違う面白さで楽しませてくれます.

また,はじめはただのおふざけにも見えた『仕掛け』についてもちゃんと意味があったり,
それにまつわるメタ発言も,少女の抱えていた『弱さ』を意味しているようにも読めたりと,
これ以外にも序盤でのいろいろが畳まれていく終盤,裏の動きのいかにもな伏せられ具合など,
物語の内容はもちろん,一つの作品としてもなかなか良い仕上がりになっているように感じます.

続刊スパンの短さは心配ですが,ひとまず新シリーズはいいスタートを切ったように思います.
猫物語 (白) (講談社BOX)Amazon書評・レビュー:猫物語 (白) (講談社BOX)より
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No.24:
(5pt)

盛り返した

正直、化物語シリーズはもう私の中では終わっていました。
傷物語までは非常に楽しめましたが、偽物語以降(というか主に偽)、過剰なまでのメタ表現、ついていけない変態表現、
そして西尾維新の良さでもあった(少なくとも私はそう思っていた)言葉遊び風の表現力の低下などを感じました。

しかし、この作品で盛り返したと思います。偽に対して、私のように良い印象をもっていない方は、様々なレビューを読む限りにおいて多いように感じましたが、
そこで切らずにこの作品まで読んで欲しいです。多少のメタ表現はあるものの、まだ許容できるレベルですし、何より内容が濃いです。変態歯磨プレイだけで何ページも使っていません。

さて、猫物語・白ですが、黒に対しての白かと思いきや、あまり関係はありません。翼にスポットライトがあてられるのは共通ですが、そもそも黒とは違い、翼視点で話が進みます。
作者も言っておられますが、今作から新シリーズです。出だしはばっちり、あとはこの勢いのまま書いてほしい。応援しています。

繰り返しになりますが、偽で本シリーズから離れた方、読んでみてください。





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No.23:
(5pt)

読み始める前は億劫だった

アニメの大ヒットを受けてか(確かにアニメも面白い)、元々書くと言っていた2作の予定を大きく上回る数と、凄まじいハイペースでの続編の発売が決定し、稼ぎに来たかな〜(笑)という感じでした。 勿論、続きが読めるのは嬉しい限りですので、大いに結構だったのですが、前作の出来には少々がっかりしていました。随分とキレがなく、マンネリ化してるなぁ、と、期待していた分、正直キツかったですね。 なので、今回は結構心配しながら読み始めたのですが、、、もうページをめくる手が止まらない、止まらない。 始めて、このシリーズを読んだ時の様なのめり込み方で、あっと言う間に読み終わってしまいました。 いや、なんかダラダラと書かせて頂きましたが、感動です。この分なら、今後の続編も期待できると思います。+希望的観測も込めて、満点の評価です。
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No.22:
(5pt)

素晴らしき物語世界

タイトルの通りです。
本当に良かった!まさかこんなストーリーにするとは想像出来ませんでした。

色々思うことはありますが、やっぱり一番強く思ってしまうことは前作のレビューと一緒で(笑)羽川翼√が見たかった!!!


ひたぎエンドも楽しみなんですけど、どうしても個人的に見てみたいつばさエンド(笑)


駄文失礼致しました
m(_ _)m
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No.21:
(5pt)

物語は新しい流れへ

多少マンネリ化が見られた物語シリーズですが、今回からがらっと構成や雰囲気が変わっています。
ある意味同じ世界で新シリーズ突入というところでしょうか。
解明されなそうな伏線引くのは相変わらずかもですが。

ただ、そのなかでも色々なところがあやふやで、キャラとしても底が知れなかった羽川さんですが、
今回の物語でキャラがかっちりとできあがった、というか羽川さんという人ができあがる物語でした。
メタ発言などはファンサービス程度にとどめられ、(てないような気がするけど、以前より自重気味で)
羽川さんの成長物語?が緻密に綴られています。もう羽川さん大解剖な感じです。
戯言シリーズ&人間シリーズと違って世界の時間が進んでる。

これが計算ずくじゃないというのも本当だったらすごい。
いや、ここまでは考えてたでしょ、さすがに。虎。

きっと西尾先生は一度使ったスタイルは使い回さないので、
もしかすると、あのキャラの掛け合いの新作はもう出ないのかもしれませんが、
これはこれで先が楽しみです。

最後の方、ちょっと泣けます。
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No.20:
(5pt)

持ち直した!!!

多くの人が仰るように、偽物語あたりからの展開に不満を感じていたものです。
前巻「猫物語 黒」からの流れは、とても好感が持てます。
ある対談で、作者が
「自分の作品で読者の人生や価値観に影響を与えたくない。フラットになってもらう為に
シリーズものでは必ずバランスを取って、+−ゼロにしたい」
的な事を語ってました。なんて傲慢な、と思いましたがw
これは、凄まじい揺らし方ですよ!
恐らく、この「猫物語 白」から読み始める人は少ないと思いますので、
偽物語 で付き合いきれなくなって止めちゃった人に一言!!

騙さないから読んでみろ!!惚れ直すぜ?
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