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ルー=ガルー2 インクブス×スクブス 相容れぬ夢魔
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【この小説が収録されている参考書籍】
ルー=ガルー2 インクブス×スクブス 相容れぬ夢魔の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.61pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全18件 1~18 1/1ページ
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陰摩羅鬼の瑕、前作と読み進めて行くと、当書で色々回収される内容があり楽しめた。 | ||||
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昭和の百鬼夜行シリーズを読みその未来の話と言う事で その時代の登場人物達が生きていたりする訳は、ないから別物として読むしかないのかなぁと思い読みま始めましたが、 あの頃の思想や概念が、端々にあり 昭和の百鬼夜行シリーズを読みながら感じたもしこの先が知りたい!の知りたい部分が詰まっていました。 昭和の百鬼夜行シリーズにフラグが落ちていたとしてそれを拾いながら読み進めるゲームの様な充実した気持ちになりました。 とても面白かったです。 | ||||
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【「自分の限界ってのは、まあそいつが与えられた条件と折り合いつけるようにしてさ、育成環境の中で自分が勝手に決めるんだよ。そんな難しいことはできないとか、ややこしいことはしたくないとか、痛いからヤだとか、八時間以上寝ないと駄目なんだとか、数学は嫌いだとか、そういうのみーんな思い込み」 「思い込み――かな」 「思い込みだって。根拠ないじゃんか。で、まあ大半はその勝手に自分で引いた線より下で暮らしているワケ。だからできて当たり前だし、時にできることもできない」】 京極夏彦による近未来SF。連続殺人事件に巻き込まれる少女たちを主人公とした前作、ルー=ガルー 忌避すべき狼の続編。前作から3ヶ月後、無色透明な毒の小瓶がキーとなり、物語が動き始める。美少女、バトル、機械、ガジェット、友情、兄妹愛、官僚、政治家、巨大企業、遺伝子、クスリ、マッドサイエンティスト、これらを包み込むSFな世界観など、ラノベ的で、前作を知らずとも読むことはできるるが、読んでおいたほうがより楽しい。 | ||||
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前作に引き続いて近未来の世界で少女たちプラス少しの大人がいかれた犯罪者に立ち向かうミステリー。 前作を読んでない人は前作を読んでから。 前作が気に入った方は確実に楽しめます。 京極夏彦っぽくない世界観に京極夏彦っぽい犯罪 たまりません | ||||
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随所にあふれる仮面ライダーへの愛(カメV3とか!)。破綻なく前作からつながるストーリーと設定、そしてクライマックスへの盛り上がり。厚さなど気にせず一気に読めます。冴えないおっさんががんばる姿もいいですね。ただ、ところどころに作者のめんどくさい思想が入るのが微妙にマイナスポイント。 | ||||
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前作と比べると少し軽い気がするかも。 今回の主人公にちょっと感情移入できないからかな。 | ||||
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作者の傑作として私の頭にすぐ浮かぶのは「後巷説百物語」「豆腐小僧双六道中 ふりだし」そして「ルー・ガルー」である。本書は「ルー・ガルー」の続編、そして素晴らしい出来だった!「闘う美少女」という鉄板の設定。饒舌な文体は健在であり数行読み飛ばしたところで理解に支障がないのは文学としてどうかと思うが、これはこれで一つの世界。緊密な芸術的文体ではかえって勢いを失うだろう。また作者の社会批判が随所に書き込まれている。概ね同感。鬱屈が目に見えるようだ。 先日、某会社の重役が「最近の若い社員は、直接話せばいいことを隣のデスクにさえメールで伝える。チームワークが大事だ、という我々世代の常識はもう古いのか」と言っていた。人間の内向化は着実に進行していて、いずれこの作品の設定は多くが現実のものになるだろう。本書は優れた未来予測であるとともに、人間がその枠に収まりきれる存在でないことをも示している。だからこそ人が人として生きる意味があり、「物語」が生まれる(そして犯罪も起きる)。 いつも気になることを書く。作者は「殺してはいけない」という直接的なメッセージを、他作品でもここでも繰り返して書き込む。私にはこれが取って付けたような偽善的な言い訳に思えるのである。殺人は忌避すべき行為だ。しかし作者は作中で大勢の人を殺し、人が死ぬ以上の陰惨・凄惨・残虐な場面を数多く描いてきた。作品の特異性の多くが正にその点に負うている以上、これは「言い逃れ」「免罪符」のような色彩を帯びる。メッセージとして誤ってはいない。しかし作中で不自然に浮いている。 最後に本書から。 「人は、戦うものだ。戦って勝ち取って謳歌するんだよ。遣る気のない連中は、殲滅すればいいのさ。な、そして、現世に理想の世界を作り直そうじゃないか。」 「新自由主義」を標榜する政治家の主張とまったく同じ。それと気付いたら、その正体は本書に十分書いてあるからご覧あれ。 | ||||
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タイトルに2とあるとおり、ルー=ガルー 忌避すべき狼の続編になります。 前作から10年以上経っていたこともあって続編を諦めていた私にはただ嬉しい作品です。 完成度の高い世界観はそのままに、前作に出てきた橡の友人にも関わるお話です。 前作が好きな方になら自信を持っておすすめします。 | ||||
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京極夏彦のライトノベル風SF、ル・ガルーの第2弾。本作は単行本、新書、文庫、電子書籍の4つの形態で同時発売され、自分の好きな物を選べるという画期的な作品だ.あの講談社がよくこの条件を飲んだなと思うが、今までのように単行本、新書判、文庫版を1年置きくらいに売り出すやり方では本は売れないという作者の判断は正しい。日本のよう公共図書館が無料で新刊を発売と同時に貸し出している状況で、3400円もする本を購入するのは一部のファンだけだろう。私は迷わず新書判をえらんだ。京極夏彦と言えばレンガ本だし、カバーイラスト(カバー裏にもコミック判作者のイラストあり!)、価格を考えてもリーズナブルだと思う. 今回は、メインキャラではない律子と前作で警察を首になったクヌギがメインで話が進むため、特に前半が冗長で、彼らの心情がダラダラと描かれていて読むのが苦痛だった。後半以降メインキャラのミオ、アユミ、ハズキ、麗猫がでてきて、ようやくストーリーが動きだす。内容はありきたりな戦闘少女もので悪役が製薬会社、政治家、財閥、さらに兄妹愛ありとステレオタイプのライトノベルであり、京極堂シリーズのようなウンチクを期待すると肩すかしを食うが、最近の作品のなかでは一番面白かった。 前作はコミック判もすばらしかったので本作もコミカライズが待ち遠しい. | ||||
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10年の月日を経てやっと出ましたルー=ガルー2。 この小説は内容がかなり斬新で一見とっかかりにくいようですが、読んでいくうちにその世界観に引き込まれていきます。 前作の消化不良もすっきりして爽快感があります。面白いSF作品です。 ただ、少し設定に納得がいかない点があります。 まず、14歳の少女があれ程深く物事を考えて問題を解決していく様に違和感を感じます。 そして今回とんでもない数の人が死んでしまうのですが、あまりにも軽く死んでしまいます。まるでB級映画の悪役みたいな。 物語の中でそれはある種仕方ない的なところはあるんですけど、なんか納得いきません。 悪役の総大将みたいな人も出てくるんですが、その人の目的もなんか「え、そんなことで?」みたいな感じで到底共感できそうもありませんでした。 | ||||
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遂にシリーズ2作目 前作が出版されたのは、おそらく10年前だったかな さすがに内容を全然覚えていません 話は前作の約3ヶ月後から始まります ある程度は前作の復習もありますので、すんなり読めました でも、おもいっきり前作と話が繋がっています また今度、前作を読み返さなくっちゃ 全体とはしては「京極堂シリーズ」のSF版というか、ライト版という印象を受けた 移動機械、集像機といった単語に最初にカート、アイとルビを振った後はルビ無しの漢字での表記である SF作品ではやたらに漢字での造語とカタカナのルビを多用する表現を使う場合もよくありますが、今作品は現在とは地続きの近未来が舞台なので表記と雰囲気が合っていました コミュニケーションの有り方や社会の管理のされ方等、突拍子もない部分は無かったですが、そこが逆にリアルでよかったです 最近、特撮ものリスペクトな要素を投入した作品をよく見かけます 個人的には特撮に思い入れがないので、その部分は少し鬱陶しかったかも | ||||
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まさか続編があるとは想っていなかった近未来ディストピアもののシリーズ二作目。 前作は語り手の葉月がメインヒロインにカンフー使いの麗猫、ハッカーでプラズマガンを自力で作ってしまえる美緒、そしてヒーロー役の歩未、四人の少女達が学校のカウンセラーやくたびれた刑事と関わりながら、拉致された律子と雛子を救い敵を倒す話だったが、今回は律子と雛子から始まり、律子は自作のバイクを駆って活躍する。前作では被害者の一人だったが、ヒロインの一人になってみると実は戦闘力と機動力のある子だった。葉月は今回バックアップに回ったが、他の三人は前回通り・・どころか、それ以上の活躍を見せる。特に思考速度を薬物で速めた事から相手の攻撃を見切れる様になった敵との戦いで見せた歩未の圧倒的な強さが印象的で、ますますスーパーヒロインと云ったところ。雛子も今回は被害者と云うよりキーパースンで、最後は事件の幕引き役を果たす。前作のくたびれた刑事は退官して無職中、カウンセラーの女性はそのままだが、実は前作の結果、全員、公安の監視下にあり、今回、少女六人と元刑事は、ラストで公安の非正規下請となったが、そうすると次巻が出るととしたら、皆、公安の下で動くのだろうか・・・もっとも、公安のエージェントのヒゲオヤジも含め一筋縄で行かない連中ばかりだから、狐と狸の化かし合いの様な展開で進むのだろうな。 | ||||
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分冊版の上巻。 私は電車の中で読むために、コンパクトな分冊版を購入。 分冊とは言え、普通の文庫本よりは少々分厚い。 ネタバレにならないように書くので分かりにくいかもしれないが、 京極作品の上巻ということで、 読み終えても一向に話が見えてこない。 3分の1くらいは前作の復習。 3分の2くらいはどこへ続くのか分からない事件の断片。 完全に下巻への布石だと思って、 大きな期待をしないほうがいい。 上巻に散らばった様々なエッセンスが、 下巻では確実に1つにつながっていくので、 そのことを楽しみにしながら読みすすめるのが 正しい楽しみ方だと思う。 | ||||
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(上)に続き、電車で読みたいために分冊版にしました。 (上)では前作の復習+新しい事件の断片を散らばらせつつ、 (下)ではそれを一気に収束させていきます。 とはいえ、前半は更なる断片が出てきて、 まさに収拾のつかない状態。 半分過ぎから一気にそれらがまとまってきて、 最後のほうはノンストップで読んでしまいました。 個性豊かな少女たちの活躍や葛藤は痛快。 前作でチョイ役だったヒナ子とリツ子がキーマンに。 逆に葉月の出番は少なめに。(それでも最後にいい仕事します。) 天才少女のキレ方は相変わらずで、 カンフー少女も相変わらずです。 「狼」の出番がもう少しあって、 しかも動機とかがはっきりとしていたらもっと良かった。 狼の謎は残ったままなので、もしかしたら続編も・・・と思ってしまう。 とりあえず、面白いですよ。 | ||||
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華麗なるくどい文章(笑)は健在ながら、ぐいぐい読めるエンターテイメント作品になっています。 作家の系譜としては、「京極堂シリーズ」の流れを汲んでいます。 (職人的な文章の「怪談」の系譜ではない) 今までの作品では、視点となる人物の胡乱さから停滞した雰囲気が漂い、 いつのまにかどれが事件だか分からないくらい事態が膨張、 ラストで一気に破裂する!というパターンが多いのですが、 今作は最初からトバします。アクションも満載! 10年ぶりの続編とあって、見慣れた人物は脇に退くのかと勝手に予想していましたが、 ハヅキにアユミ、ミオや猫もガンガン活躍。新加入のリツコも爽快活劇を演じてくれます。 いつもの京極作品は良い意味で不安感が強いのですが、(不安感の強い人物に共感するからでもあるし、ラストのどんでん返しが恐いからでもあるけど) 今回は不安以上に読んでいて愉しかった! 冒頭「無色透明な毒の小瓶」が出た時点で察しろ!と我ながら思うのですが、 うっかり途中まで見過ごしてました、「京極堂シリーズ」からのつながり^^; 「京極ワールド」好きにはおなじみの、血統への妄執、モノクロォムの少女、などなど、 ぐっと来るモチーフも盛り沢山。たぶん、作家初読みの方でも圧倒されるイメージと描き方です。 ファンに嬉しい、新規読者(特に若い層)に嬉しい今作、ぜひ一読あれー! | ||||
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待ちに待った新刊!テンポよくサクサク読めました。 微妙にネタバレになっちゃいますが、まさか「邪魅の雫」 から話を繋げていくとは…流石です京極先生。 これでまた死んでも実写化などという愚行に晒されたくない作品が増えました。活字は活字のみで楽しむべきです。コミカライズしないと嫌とか、想像力貧困。少しは自分の脳を使わないと、この話の世界よりつまらない未来しか訪れません。 | ||||
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いやー。やってしまいました一気読み。 ルー=ガルーの一作目は10年前だと記憶してますが、その時はサイバーな作品だな〜と・・・ さすが、メディアミックスというか、情報がカオスというか(アニメージュとかネットのコラボ作品ではなかったかと、違ったらごめんなさい)、 京極先生も筆が進んでから自分のペースを掴んだなといった作品でした。 しか〜し、今回は違うのである。 その要素は、主に3つ。 ひと〜つ。時代が追いついた。「端末」の世界がしっくりくるのである。 ふた〜つ。読み手の視点が俯瞰で問題ないエンターテイメントに徹している。 み〜つ。「毒」の設定が良い。’’邪魅の雫’’で京極先生が消化仕切れなかった内容がてんこ盛り(ルー=ガルーの方が先に着想してたのでは、先生?)。 安心して、この世界に浸るのだ〜皆の衆。 | ||||
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新たに起きた事件が過去の事件と交わり、新たな道を紡いでゆく。その道の先で少女達が目にするものとは!? ……という感じです 今回のメインは来生律子と作倉雛子の二人。 この二人の「背景」も事件に関わってきます そして、 相変わらず破天荒な天才少女 不器用で背負い込みすぎる狼少女 それを支える仲間達の姿は必見です ついでに、コミックス好きにはカバー裏のイラストも必見! これを機にコミックス版を忠実に再現したアニメ化希望!!! | ||||
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