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ルー=ガルー 忌避すべき狼
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【この小説が収録されている参考書籍】
ルー=ガルー 忌避すべき狼の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.06pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全39件 1~20 1/2ページ
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中身を覚えていない。 | ||||
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百鬼夜行シリーズとの繋がりもありますが、内容は全くの別物。 次巻の2まで読んだ方がスッキリする内容です。 | ||||
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本の内容でなく本の感想です、届いた本を見て一言、辞書かっ!ってくらい厚い、しかも文庫サイズなので読みにくい、読み手としたら分冊にしてくれた方が助かる内容云々まだ読んでません、他の本を片してから腰を据えて読もうと思います | ||||
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SFというよりパラレルワールドを覗いたような気持ちになりました。まさに異界。 一応百鬼夜行シリーズの後の世界という設定ですが、それを感じさせるものは一つもなくてまあ少し残念です。 ただ、アイデアをファンからの応募で賄うというやりかたはおもしろかったですね。スマホがない時代に(勿論ケータイは在りました)よくああいったアイテムを想像できなあという点では尊敬しています。(応募したひとに対して) 最後の方は色々ぶっこわしてくれてSF感が強く、 ストレス発散になります。 | ||||
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ややご都合主義的な嫌いがありましたが楽しく読めました。あと、P142、十行目はP93、九行目辺りに入るべきかと思うのです。 | ||||
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あっという間に読み終えました。京極夏彦氏の作品の中では群を抜いて読みやすかったです。裏を返せばあっさりしすぎというか、同氏の他作品を読み終えた後にある「読破した」という達成感と疲労感が全くなかった異色の内容とも言えます。 ストーリーの評価ははSF好きであるかどうかによって大きく左右されるかと思います。 個人的には行き過ぎた情報化社会の終末感や管理されてしまう人間の焦燥、無力感などディストピア系にみられる内容が好きなため、楽しく読むことができました。 | ||||
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手に取った時は正直言って読み終わるのかコレはという感想でした。前半1/4くらいはぱっとしない展開が続きます。ちょっとキツイかなーって所で話が面白くなって来て、一気に最後まで読んでしまうという感じでした。 2周目、3周目と気付かされる伏線も多く、何度読んでも面白いです。 夜の住宅地を散歩するのが好きになってしまいました、職質掛けられないようにしなきゃꉂ(ˊᗜˋ*) | ||||
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『僕は、出合ったものを屠る、忌避すべき狼だ。』 近未来という題材をして、まさかの京極夏彦先生が執筆されているという今作品は、個人的には異質なようにも思えた。 これがしかし読んでみると、例の如くページを捲る手が止まらない。 独特の京極節も健在である。 今までとは違う、新しい京極ワールドに引き込まれる。 近未来という世界観も決して突飛なものでなく、「現実の未来も近いうちにこんな風になるんじゃないか」という生臭さすら帯びているように思えた。 著者の他の作品を知る者からみれば良い意味で、異端。 しかし知らぬものからすれば、良い意味で万人受けのする小説ともいえるだろう。 どちらにせよ一読の価値はある。 | ||||
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ぐいぐいと引き込む筆力とどんどん展開して行く構成力には相変わらず舌を巻くばかり。京極さんの文章を読む時間は至福です。 しかし読んでて少女達に女の子の香りがあまりしなかった所が女性読者として少し引っかかりました。時代設定的に個人の性の意識が薄くなっている設定なのかもしれませんが、成長期まっただ中の年齢としてはちょっと不自然に感じてしまうなと。律子のバイク弄りにだけ拘る所も妙に浮いて見えて。 まあ少女が簡単に成人男性をやっつける痛快SF要素がある話なので、リアリティを持ち出すのは無粋なのかもしれません。きっと作者もライトノベル風に書いたのだと思いますし。でもどうしても京極節は重いので(設定も文体も)、そこのとこのバランスがちょっとむずむずする所がありました。 | ||||
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百鬼夜行シリーズで人気を博す京極夏彦の近未来SF小説です。 この小説は近未来世界の設定を読者から公募するという面白い試みをしています。 こういった企画ものは、失敗して目も当てられない作品になっていることがままありますので 心配していましたが間違いなく成功の部類なので安心してください。 舞台となる近未来は、何にしても極端な設定になっていて、倫理的なことを中心に物事の考え方、捉え方の現代社会との対比が非常に面白かったです。 また、渇いた人間関係しか経験したことのない彼女たちが、不器用にも結びついていく様子にも考えさせられました。 著者の他の作品同様、大ボリュームになっていますが、癖のない綺麗な文体のためか、実際より短く感じます。 読者に疑問を投げかける様な終わり方も雰囲気にあっていて良かった。 ただ、ビルの攻略の場面はご都合主義な感じがして少し冷めてしまいました。 まあ、ジュナイブル小説のように爽快感もありましたが。 | ||||
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ちょっと読みにくいんですよね。この段組み。でも続きが読みたい、、、 | ||||
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普段の京極本より軽く楽しく読めました。早い時点で黒幕が予想できてしまったのが残念ですが、製作過程を考えれば仕方ないのかな、と。 | ||||
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これだけの知恵が集まると、これだけの時代背景が出来上がるんだな〜と関心しました。 未来に「あり得ない」は無いと思い素直に読みました。 現代の抱える問題を肥大化させてた部分も多かったですが、それもあり得ると思うとちょっと怖いね 暇なときに本棚からだしてチョコチョコ読みしても前の内容を忘れるほど複雑でもない。 漫画感覚で気楽に読めるので私は何周もしちゃってます。 登場人物が少女だったので、少し若返った気持ちで読んでみましたが、京極作品で少女ってゆーのも新鮮でしたね。 | ||||
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話の展開が急にスピーディーになる下巻。 その展開にワクワクしすぎてほとんど飛ばし読みに近い感覚で読み進めてしまいます。 でも内容はより濃厚。 カラカラに渇いた人間関係にどんどん水が与えられてるような、血が通ってきたような展開は言葉では表せないほど心に響きました。 本当にセリフの一言一言が心に刺さりました。 特に不破さんの「私もあなたも弱くて駄目な人間よ。どこが悪いのよ。どこが。」 涙が出ました。 何だか自分も認めてもらったような気持ちになれました。 | ||||
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京極作品は、助走が長いというかなんというか。 この作品に限らず前振りが長めな気がします。 この作品もしかり。 正直、ちょっとダレ気味で読みました(^^ゞ 未来が舞台になっているのですが話がちょっと突飛でそこに入っていくのがまず大変。 その上、セリフだけで人物像がなかなかつかめなくて(京極堂シリーズがわかりやすいだけに)そこがちょっと厳しいかなと。 何度か「買って失敗したかな」と思ってしまいましたが^^; ただこの助走の長さ(?)が下巻にすごく効いていると思います。 上巻では登場人物に人間らしさがなくて味気ない気がしましたが、良い感じで下巻につながっていく。 この発想はすごいなと思います。 この作品の登場人物は少女が多いのですが、何故か男言葉が多くて女の子が「僕」というくだりがありそこがどうしても気になりました。 どうも女の子が「僕」とか「俺」とか言うのが受け入れられない性分で(-_-;) そこがマイナス☆一つの理由です(笑) | ||||
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近未来 主人公は少女達 っていうことで、京極堂シリーズファンの私・母は食わず嫌い状態でしばらく見て見ぬふりをしていました。 が、やっぱり読んでみたい!と手にしたルー=ガルー。 この(上)は、舞台設定と言うか、近未来の状況や生活スタイルなどを飲み込むのに時間がかかって、読むのにも非常に時間がかかります。実際に私は、ちょっとずつ、何日にも分けて読みました。 (京極堂で味わう、早く先を読みたい感はなかった) そういう意味では、初めて京極夏彦作品を読む人やボリュームのある小説を読むのが辛い人には読みにくいかも・・・ とはいえ、読み進んで行くと、これが何とも面白い。 物語が動き、読み手も加速し始めたころに(上)が終わり(下)へ。 ちなみに(下)は、どんどん先を読みたくて、ぶっ続け2時間強で読んでしまいました。 さらにちなみに、ルー=ガルー2は、上・下ともに同じスピードで読んでしまいました。 そういうわけで、一番読みにくいこのルー=ガルー(上)を頑張って読めば、残り3冊がす〜っと読めます。 さすが京極夏彦。読んで良かった。3が出るなら早く読みたいです。 | ||||
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隙の無い世界観の組み立ては流石と思ったのですが… どれほど支離滅裂な事件にもしつこいまでに論理を積み立てて解析し、納得させる、 あの緻密さは稀釈されてしまっているなあと感じました。 京極さん自身、そう意識して書かれたのかもしれませんが、どうも落としどころで落ち切れなかった。 いつもの京極というものがある方には余計にそう感じられるかもしれません。 その代わりに後半のテンポ良く大胆に展開していくストーリーによる疾走感は爽快でした。 相性の問題もあるかとは思いますが、 京極作品のうちでは分量的にも軽めなので読みやすい作品です。 | ||||
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自分がこの作品を知ったのはコミック(完全版ではナイ)が最初でした。本屋で偶然見つけ購入し、そして読んでいくうちに、ドップリとルー=ガルーにはまりました。 そして今回、小説版を購入しました。 コミックでは簡略化されていた精神描写の部分を「あ、こういう事か〜」と思う所が多々あったり、作品の深さにまた魅入ったりと楽しく読めています。 まぁ、自分がこういう作品とか好きって事もありますが みなさんも是非、読んでみて読んでみて下さい | ||||
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京極堂こと中禅寺秋彦が主人公の百鬼夜行シリーズが好きなので、京極夏彦氏がどんな近未来作品を書いたのかと興味を持ち、購入してみた。 途中までは、メインである少女4人(葉月・歩未・美緒・麗猫)が少女達を襲う連続殺人犯をつきとめるべく謎を解明していく作品なのかな?と思っていたのだが、結局全て読み終えてみると謎自体はシンプルなもので、むしろ作品の世界観やテーマ、そして終盤のアクションシーンこそがこの作品の売りではないかと思った。 こう書くと、「じゃあ、殺人犯探しは簡単でつまらないのか」と思われるかもしれないが、そんな事はなく、予想外の事実にかなりの衝撃を受け、引き込まれた。 人が人を殺す動機とはどういうものかという点をいろんなキャラの視点から多面的に描いているところが面白い。 ただ、一つ一つの章が短い割には、章が切り替わる度に葉月ら少女達とカウンセラーである静枝達の視点が切り替わるのが少し読みづらかった。 それに、少女達がさらわれて殺された理由に関しては、ちょっとこの作品の世界観に合ってない感じがするし、人によってはかなりの不快感を持つかもしれない。 それでも、個人的には葉月ら4人の少女達のキャラクター性が好きなので、物語の中盤から終盤にかけてはかなり楽しめる作品だった。 | ||||
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2030年頃の日本を舞台にした、あの「妖怪小説家」京極夏彦の近未来SF小説。連続殺人事件に巻き込まれる少女たちを主人公とした物語。 相変わらずの弁当箱本である。筋は比較的単純で、ちょっと読書に慣れた人なら、半分も読めば「カラクリ」は見えてしまうし、動機に至っては、いくつか想定した中でもっとも単純な理由であった。だから犯人探しのミステリーとしては平易な部類に入り、読書の楽しみは専ら、如何に展開するかということに尽きた。そして、それは文句なく素晴らしい。 とても勝ち目のない難敵を相手に少女が絶望的な戦いを挑む、という設定は、標準的なオタクの標準的な好みであると思う。細かい点も含めてどうもこの作品にはその臭いがすると思っていたら、これは雑誌「アニメージュ」などから読者のアイディアを募集し、さまざまに反映させた双方向小説なのだそうだ。もちろんそれは悪いことなどでなく、数多の意見を取り入れてこれだけの作品を物した作者の力量には脱帽するしかない。前半、なかなか物語が動き出さないけれど、これを我慢して読むのも読書の楽しみだろう。 唯一私が不審に思ったのは、「前巷説百物語」でも感じた偽善臭である。本書を含めて多数の残虐行為を描いていながら、一切の殺人は悪などと繰り返し作中人物に言わせている作者は、これを一種の免罪符にしているつもりだろうか。他人の人生を身勝手に・不条理に・残酷に奪った人の、その人生を守る必要を私は感じない。人を殺めることを楽しいと感じる人がいるのも医学的に事実だ。ヒューマニズムは相対的な原則に過ぎない。この作者はさまざまに理屈をこねるが、ごく平均的な感性を持つ人が生理的におかしいと感じることは、やはり大抵の場合おかしいのではないか(「ごく平均的」とは何を指すのか、などという議論は無意味である)。 | ||||
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