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百万ドルをとり返せ!
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百万ドルをとり返せ!の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全42件 21~40 2/3ページ
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この物語に出てくるロンドンやその周りの著名な地域が、アーチャー個人の経験から語られているようで、生き生きと読み手に伝わってくる。 何か所かに仕掛けられたプロットに、宙刷りになったような気分のまま読み終えた。 同時に何本も書き進めることが出来るなんて、このアーチャーの頭の中はどうなっているのだろう。 書き尽きないようなので、また次回作が楽しみだ。 | ||||
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星4つは、これが処女作とは?!というリスペクトからです。 イギリスに暮らすイギリス人とアメリカ人、そしてフランス人の違い、 更にはアメリカに暮らすイギリスに憧れる一代移民のアメリカ人など、 一般日本人には理解しづらいキャラ設定でもありますが、悪党であるはずの もう一人の主人公でさえ、容姿は醜いはずですが、非常に魅力的に描かれています。 詐欺に遭った4人が詐欺をし返すというのがザックリした内容ですが、 Stingのように大きな作戦で一発逆転、ではなく、被害に遭った4人分の策を練り、 徐々に鴨られた金を全て取り返していく、その合計が$1,000,000になるという 見事な構成です。 1億円プレーヤーひしめく現在では、100万ドルなんて大した金額に思えませんが、 この作品の発表当時だったら、日本円に換算して5億ほどでしょう。 しかし、5億以上の価値があったはずです。 そんな価値ある大金を騙し取られ、そして騙し取り返す。 しかも、びた一文取り過ぎでも取らなさ過ぎてもダメ。 原題 Not a penny more,not a penny less. 1億の勝負を仕掛けてるのに、たった1円をも気にするわけです。 騙し騙され、という悪事を互いに図っているのですが、 取られた分だけ取り返す、という、まさにイギリスの騎士道のような そんな精神と、これまたよく言われる、イギリス特有のブラックユーモアが ふんだんに散りばめられた、作者が地でいったんではないか? と思わせる秀作です。 | ||||
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大学の式典関連の言葉とか、株式取引に関する用語でわからない単語もありましたが、「なにか専門的な話をしている部分だなあ」くらいの認識でドンドン読み進めることができました。 著者のプロフィールはあまり良く知らないのですが、Matter of HonorとShall We Tell the President?を過去に読んだことがあり、お気に入りの作家です。世界が舞台になっていること、恋愛がらみの話題があっさりしている(シドニー・シェルダンはちょっとねちっこいと感じる)ところ、物語の展開が速くて毎日「今日はこんなに進んだ!」という満足感を味わえるところが好きです。 映画化するならHarvey Metcalfをジョン・ヴォイトが良いなあとか、Stephenはリーアム・ニーソン、とか勝手にキャスティングしながら読みました。 | ||||
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株で詐欺被害にあった大学教授、医者、画廊経営者、役者になりたかった伯爵の息子が、それぞれの専門分野を生かしながら、詐欺の張本人をペテンにかけて被害を取り戻すというお話。 話の展開は想像可能な範囲で進むし、都合のよい展開で、意外性は余りありませんが、それなりに面白く気楽に読めます。表現も平易で読みやすいと思います。 | ||||
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株取引の損失を取り返すために策略をめぐらす4人の男達は皆,魅力的で,前半部分の展開は大変に面白い。しかし,最後の結末は,安易な筋立てに過ぎるし,途中から,「もしかしたら」と予測できる展開で意外性も乏しい。結局,悪人は誰もいない結果になってしまった。 | ||||
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昔夢中になって読んだのですが、最近もう一度読み返してみました。 アメリカの詐欺師対イギリスの詐欺師、玄人対素人、一人対複数人と、その対比、大バトルがとてもおもしろいです。 途中から、あっと驚く展開になり、なるほどと思います。 最後、かなり駆け足気味に終わるので、それだけが残念ですが、満足の一冊です。 | ||||
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オックスフォード大学の客員フェローを務める天才数学者・ブラッドリー。上流階級専門の医師・オークリー。画廊を経営するフランス人・ピエール・ラマン。知性に欠けるが素直でハンサムな貴族の御曹司・ブリグズリ―。 接点のなかった彼らが、奇遇にも、一代でのし上がったアメリカ人億万長者メトカーフの株式詐欺にあったことから知り合いになり、協力して作戦を練り、総計百万ドルの被害金額を奪い返す! リアリティーという観点からすると流石にちょっと…なエンターテイメント小説ですが、とにかく面白いです。本来は復讐を果たすストーリーなのですが、悪人であるはずのメトカーフ氏も微笑ましいキャラだし、とにかく精力的に人生を生きている様子が伝わってくるので、どこか憎めず。最後のオチにはやられました。 | ||||
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企業設立詐欺にだまされた4人組による復讐の詐欺作戦。 あくどい悪漢がこんなに簡単にだまされるかなと思う部分もあるが、4人が必死に演じる詐欺作戦は読んでいて非常に痛快。 テンポのいい英語で読みやすく、楽しんで英語を勉強したい人にもお薦めです。 | ||||
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序章:投機家必読の書。オレオレ詐欺にひかからないと思っている人,ひかかるのではと心配している人,参考になります。第1章:ひかかってしまった4人の内の一人(画商),ゴッホの絵を売って取り戻す。10年間の稼ぎが2週間で成し遂げられる。第2章:2人目,第3章3人目と続くがここに書いてしまっては読む楽しみがなくなる。 モンテカルロ,ウィンブルドン,アスコット競馬場を知ってる人は人一倍楽しめます。 | ||||
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アングロサクソン特有のコン・ゲーム。アーチャーの本邦初登場のこのドラマは、アーチャー自身が"えげれす国女王陛下の国会議員"ということもあって結構評判になり、私自身もそこそこ楽しんだものだ。その後、アーチャーの国会議員としての様々なスキャンダルがあったりして、実際に刑務所を出たり入ったりしてなかなか私生活もお盛んな所を見せてくれたものだ。 しかし、このドラマの面白さは、作者の刑務所暮らし云々がどうのこうのではなく、文字通り内容が面白ければ「それでいい!」のだから、これでいいのだ。 コン・ゲームの快感、騙し騙され振り振られるのは世の常、人の常である。読者も、騙される快感を味わっていただきたい。 | ||||
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英国の作家ジェフリー・アーチャーの処女作。 自分自身が株で大損した体験を元にこれを書き一躍ベストセラー作家となった記念すべき作品。 ************************** アメリカの貧しいポーランド移民の家に生まれた少年はやがてメッセンジャー・ボーイから大富豪へとのし上がっていく。時には「非合法な手段」で。 そして彼、ハーヴェイ・メトカルフェは英国に石油会社『プロスペクタ・オイル』を設立。一人の青年を雇い、「会社が北海で油田を掘り当てた」という架空のインサイダー情報を伝え、投資家を募らせる。そして四人の男がその情報を信じ大金をはたいて株を買った時、『プロスペクタ・オイル』は姿を消す。 騙された事を悟った四人の男たち。 大学教授。外科医。画廊のオーナー。俳優志望の若い貴族。 頭脳明晰な大学教授をリーダーに、彼らが騙し取られた合計「百万ドル」を取り返すべく力と頭脳を結集して立ち向かう。 『Not a Penny More, Not a Penny Less.』(1セントも超えず、1セントも不足無く)を合言葉に。 なかなか計画通りに行かない所が面白い。 そして予想外の展開にも、とっさの機転で切り抜ける!ハラハラ、ドキドキの展開にページをめくる手が止まらない。 読者としては、いつしか敵であるはずの悪者が、何とも人間味のあふれる憎めないキャラクターに思えてくるのです。 また所々に散りばめられた上質なブリティッシュ・ジョーク。ユーモアのセンスも抜群です、この人。 そして、やっぱり有りました、びっくり仰天の仕掛けが!よくもまあ顔色も変えず・・・おっと、黙っておこう。 もちろん最後は無事にほぼ全額取り返すのですが、最後にオチが・・・たまんないね。 ************************** ちなみにアーチャー。この作品の大ヒットで、失った財産を楽に取り戻した事は言うまでも有りません。 | ||||
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TOEIC 630点レベルという本の帯が目に入り、空港で購入し欧州へ出発。サスペンスもので簡単な文章というと、シドニーシェルダンあたりしか知らずに困っていたところでした。ところが読み始めてみると、いきなり金融関係の話で少し難解でした。いわゆる株に騙された4人の被害者達が団結して4つのシーンで、騙したやつにやり返すという、まあ良くある話ですが、それぞれのシーンが本当にスリリングな展開でした。気がつくと、普段は2〜3ページづつで休憩になる小生が、数十ページを一気に読み続けていました。ちなみに表題の意味は、騙されたお金を1ペンスたりとも過不足なく騙し返す。という意味のようです。いよいよ4シーン目も終え、最後の最後という時に、とあるニュースが主人公に飛び込みます。これが最高に小気味良い。気分壮快かつウィットに富んだ、実に小生好みのエンディングでした。 | ||||
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作者自身、投資で破産した事があり本作はその経験を活かしたものであろう。作者はその後、国会議員に当選したり波乱万丈の人生を送っている人である。国会議員としての経験は「めざせダウニング街10番地」という作品に活かされている。 本作は北海油田に投資して、破産した4人の紳士たちが損を取り戻すためにコンゲームを繰り広げるというものである。原題を忠実に訳すと「1ペニーも多くもなく少なくもなく」というもので、主人公達の正義感(失ったものを取り戻すだけだ)を表している。復讐劇に伴う悲壮感や陰湿さは微塵もない。読者は、主人公達のアイデアを純粋に楽しめる。そして、最後に待っているプレゼントも読者を楽しませてくれる。作者の出世作であり、代表作。 | ||||
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愉快・痛快・爽快の3拍子揃ったエンターテイメントが溢れています。 詐欺にあった4人が騙し取られた百万ドルをとり返すのですが、それぞれの得意分野を武器に様々な方法でとり返すところが見ものです。 最後の最後まで手を抜かずに読者に一杯食わせようとする作者の心意気がまた憎いです。 | ||||
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ある仕組まれた株の罠にはめられた4人が、 百万ドルを取り戻すことに挑戦します。 いけすかないお金持が株の操作を行い、 全くそれまで関係のなかった4人に、百万ドルの 損害を与える。4人は集結し、それぞれ知恵を 絞り、それぞれのアイデアをもとに、きっちり 百万ドルを気づかれないように騙し取ろうとする。 はたしてうまく騙し取れるのか?そして結末は? 予想できないエンディングだったので、結末を 予想できた方はすごいです。 まるでオーシャンズ13のような娯楽小説です。 おすすめです。 | ||||
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読後感は最高!! 復讐物だが、陰湿なところがなく、カラッと爽快な作品です。 軽く読めて、物語にぐっと引き寄せられてしまう、まさに最高の 娯楽作品です。 | ||||
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言わずとしれたArcherの処女作。今まで読んだ中で一番良かったコンゲーム。Henry Cecil のWays and Meansよりもずっとよかった。映画のStingなどが好きな人にはお勧め。英語としては多少読みづらいかもしれないが、それもまたArcherらしさ。 これは、テレビ映画にもなっていて、何度かNHKでも放送されている。もちろん日本語訳も出ている。原作には及ばないが、それを見て・読んでから読み直すと、またおもしろい。 サーガもいいけど、もっとこういう話を書いてくれないだろうか。ねえ、獄中のSir Archer. | ||||
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読んでいる間ずっとニヤニヤしてしまうこと請け合いです。 徐々に罠にはめていく過程にニンマリ。悪役の間抜けっぷりにニンマリ。 巧妙な作戦が見事に決まったときにニンマリ。そして何より何より、ラストのオチにニンマリ。 | ||||
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始めはスロー発進、だがひとたび著者のペースにはめられると、もうページを捲り続けずにはいられない。最後まで楽しませてくれて、後味も良い娯楽小説である。しかし物語を楽しみつつもそこに、著者の祖国イギリス(人)をみつめる愛情と批判のまなざし、典型的アメリカ人の一人に対する畏敬と少々の軽侮の念を読み取ることができれば、本書は単なる娯楽小説を超えて、非常に読み応えのある社会小説ともなるだろ.物語自体は至って簡単でよくある話だが、その随所に著者のいわば英社会批評がちりばめられている。序盤で英国政府が北海油田の重要性に気付くのが遅れたことを悔やむことから始まり、物語の主人公達=英上流社会の主人公達の人物描写や、ウィンブルドン、競馬場、伝統ある大学の式典の様子等!...。但しこれらはいずれも、我々日本人には馴染みの薄い事柄で、それを全て英文で理解するには困難があるので、その時は邦訳の助けがほしい。 しかし著者の、その持ち前の小気味好いストーリー展開と、登場人物の会話の妙を味わうには、やはり原文から目をそらしてはならない。とにかく楽しんでもらいたい。 | ||||
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This was my first Archer ever, and the very book attracted me into the intricate and humorous world of Archer’s. It consists of four schemes of swindling money back from a swindler by four personas such as a doctor and an art dealer. Each trick of theirs is characteristic for the planner, and gives the reader some catharsis. What is more, the book is not merely a collection of short anecdotes; it forms one large story, which ends with a great turnabout. | ||||
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