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(短編集)
バイバイ、ブラックバード
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バイバイ、ブラックバードの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.07pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全92件 41~60 3/5ページ
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ちょっと題名がいまいちで手を出さなかったのですが、電子書籍リーダーを買ったのでとりあえず気になっていたこれを購入してみました。 いつもの伊坂作品と比べて、おもしろい!!!!というほどではありませんでしたが、グラスホッパーからのマリアビートルのように、 どこかでまた会いたい作品でした。 | ||||
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この二人を狂言廻しに進むシュールな話。終盤に出てきた、バイバイ・ブラックバードの歌詞が妙に印象に残ったので、調べてしまいました。あのバス?とはいったいどこに行くのか、そして結末も謎だらけでしたが、それは話の筋にはあまり関係なく、世界観みたいなもの?なので、ゴールデンスランバー同様に、あまり尻切れトンボ感がなく読了しました。 | ||||
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借金を理由に「あのバス」で連れていかれることになった主人公は 監視役の巨漢女性とともに5人の交際相手に別れを告げに行くが・・・. 主人公星野と傍若無人な繭美,さらに5人の個性的な女性達のキャラクターがいい. 3人の掛け合いだけでもなかなか楽しめるし, それぞれのストーリーも女性達のキャラクターにマッチしていて簡潔でオチもしっかりしている. 魅力的なキャラクターを創造して生き生きと動かすという 伊坂氏のよさがよく発揮されている. 一方,気になるのは,星野の借金のことやその相手,何より「あのバス」の正体. 「ゴールデンスランバー」でも感じられたが, 作者が初めからその真相を設定していないことが透けて見えてしまう. 恐らく,読者の最大の関心がそこにあるにも関わらず,だ. 例えば,桐野夏生氏の「柔らかな頬」も真相を明かさない作品であるが, こちらは作中で語らずヒントも提示していないだけで真相はきちんと設定されており, それに基づいて登場人物が行動しているようなリアリティや緊張感が感じられる. この違いはけして小さい差ではなく,少し惜しい. | ||||
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この物語の主人公を考えた時に単純に考えると5人の女性に別れを言いに行く星野になるのですが 僕は最後まで読み終えて主人公は繭美なんだな。 と思いました。 読み始めた当初誰もが忌み嫌うキャラクターであった彼女を 読者はたった300ページの間に彼女を応援する事になる。 こんな結末は予想していなかったし 僕は多分ハッピーエンドは迎えられない展開何だと思う。 だってどっちに転んだとしても星野にとってはきっとハッピーじゃないんだものw | ||||
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著者特有の、ユーモラスな善人と憎めない正直者達が織りなす不思議な物語。 全体を通してみると、少し物足りない物を感じるかもしれない。 それでもどこかにひっかかる。 紛れもなく伊坂ワールド。 「読まなきゃ損!」 より、「なんか気になるから」が似合う。 そんな本です。 | ||||
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本作を読む前に皆さんのレビューを拝見した よし!完全に繭美はマツコで脳内変換して読もうと。 そうすると楽しさ倍増で読めた。 少し離れていて読まなかった伊坂さんの本だったが この本は初期の伊坂さん感はあるなー。 すんごい面白い訳ではないがドえらい程つまんなくもない。 伊坂さんが好きなら読んでもいいと思う。 | ||||
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面白かったです。 伊坂幸太郎らしい作品を久しぶりに読んだ気がします。 これはぜひビジュアル的に見てみたいです。 私の中では、星野ちゃんは瑛太しかありません。 目がぎょろっとして、耳が大きい、もうこれは決まりでしょ! 魅力的な繭美ちゃんは・・・ぜひ一般公募のオーディションで! | ||||
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グッド・バイを読んだあとに、これを読むと一層この話が面白く感じられます。 まあキヌ子と繭美は口が悪いのと力持ち以外はあまり共通点はありませんが。 所々のモチーフに共通点があって、結構楽しめましたね。 あと皆さん、結構「あのバス」や組織のことが詳しく書いていないのが気になるんですね。 私は小説にすべて盛り込んで欲しいとは思わない性質なんで気にはならないですね。 | ||||
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いつも伊坂さんの作品は不思議なお話なのですが、今回もまたオリジナルな世界でとても面白かったです。 | ||||
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数多くの傑作を書いてきた伊坂幸太郎が、まだこれほどのキャラクターを新しく生み出せることに驚いた。 現実にはあり得ないぶっとんだ人物達がこれほどまで愛おしく感じられるのはなぜだろう。 何度も読み返したくなる作品だ。 | ||||
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巻末のインタビューでも言われていますが、 太宰の「グッド・バイ」に発想を得て書かれています。 本書を読んだ後、「グッド・バイ」を引っ張り出して、20年以上ぶりに再読すると、 ダメ男田島周二が、面白い人物に見えてきました。 不思議なものです。 タイトルの「バイバイ、ブラックバード」はジーン・オースティンの歌(ジャズ)のタイトルで 不吉な黒い鳥に別れを告げて、青い鳥に希望を求める、といったような内容の曲です。 「グッド・バイ」の絹子は鴉声の女性でした。 謎だらけのタイトルの意味を考えるために二つの作品を行ったり来たり… という面白い読書体験をさせてもらいました。というか継続中です。 | ||||
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基本的にショートストーリー的な章の構成でしがっている。ショートストーリーなので、あっさりしているが、キャラが映えていて面白い。そして想像を掻き立てられる… 妄想力が高い人はかなり楽しめると思う。 | ||||
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相変わらずいろいろな伏線が張ってあり、おもしろい。何とも言えない星野と繭美のコンビ。5人の女性との別れ話、それぞれに楽しめる。最後にバスはどこに行くのか知りたいような知りたくないような。 | ||||
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繭美のキレの良いセリフが楽しい。 私の中では繭美=マツコ・デラ・・・・さんでした。 最後に星野ちゃんはどうなるのか、 繭美はどうするのか。 バイバイブラックバード・リターンズを読んでみたい。 そして、星野ちゃんは具体的には何をやらかしたのか? それも知りたいんですけど。 | ||||
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みなさん繭美はマツコのイメージだったんですね! わたしはなんか性格的にラピュタのドーラが浮かんじゃって、そこから若い頃のドーラのイメージになってました。 横幅が全然足らないんですけどね・・。ハーフっぽいかんじはあり。 星野ちゃんは瑛太かなあ〜。誰かいますか? もう一回マツコで読み直してみようっと。 最近「夜と霧」や「英雄の書」を立て続けに読んだ後だったので、星野ちゃんの行く先がそれとだぶって恐ろしくて気になって。 気になって落ち着かないので☆−1。 | ||||
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あらすじだけ読むと少しドロっとしたものを感じずにはいられませんでしたが、 最初の「鹿狩り〜紅葉狩り」の伊坂さんらしいくだりでそんなことは忘れてしまいました。 この本には私が彼の本を読むきっかけとなったエッセンスが散りばめられている気がします。 「エッセンス」と言うより、むしろ「様式美」と言った方がしっくりくるかもしれません。 直近で文庫化された「あるキング」、「SOSの猿」を読んだ後ということもあり、 こんな風に表現してしまって作家さんに対して失礼にならないか少しためらわれるところではありますが・・・ 『どこを切っても伊坂印』 ・・・なのではないでしょうか? | ||||
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本書は、とても面白かった!今まで読んだ伊坂作品の中でも個人的にはかなり好きだ。 お金がらみの問題で、何者かに捕らわれ、〈あのバス〉で恐ろしい所へ連れていかれることになった主人公、星野君。 そのどこかに連れて行かれる前の2週間に、彼は五人の恋人達に最後の別れを告げにゆく・・・という物語。 五股の主人公って・・・相変わらず、実に奇抜な発想のプロットで、梗概を聞いただけでもう「どんな話だろう?」って読みたくなる。 実際、この五人の彼女との五つの別れのエピソード、それぞれ実に個性豊かな物語があり、笑いも涙もあり、それぞれ読み応えがある。 しかし、本書最大の魅力は、星野君が逃げないように見張る監視役、繭美だろう。いやあ、このキャラクターは凄い。 身長190cm体重200キロ、体型はアブドラ・ザ・ブッチャーそっくりで金髪のハーフの女性。凶悪で粗暴で全ての人に毒を吐き散らす。 最初は実にいやあな気持ちを持ったりするのだが、物語が終わる頃には、なぜかヘタすると好感(?)さえ感じていたりする。 繭美のある種潔いまで言いたい放題やりたい放題が、(普段そうは振る舞えない我々には)だんだん痛快になってくるからだろうか。 繭美と星野君のコンビっぷりの面白さや、少しずつ変わってゆく二人の関係性、そして最終章の展開が、そう思わせるのだろうか。 それにしても、こんな性格最悪の破壊的な人物を、終いには魅力的に造ってしまう筆力は、ほんと凄い。 本書には、他にも良い登場人物がいっぱい出てきて、物語に豊かな温もりを与える。不知火刑事とか佐野さんとか。 あらためて伊坂幸太郎のキャラクター作りの上手さに唸らされた一作である。伊坂ファンならずとも、小説好きにはぜひお薦めの本である。 ただ、はっきりした結末を求める方には向かないかも。いくつかの事については具体的な解決も説明もないし。 でもこの作品は、後は読者の好きにまかせて、というこの余韻で良いと、個人的には思うのだけれど・・・。 | ||||
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どうにもならない借金を背負い、人生の破滅を迎える直前の主人公「星野」ちゃんと、 破滅の道から逃れられないように見張る「繭美」の物語。 …なんて書くと、とても暗い感じがしてしまうが、 物語といっても珍道中、出てくる登場人物のすべてが個性的で愛らしい。 「なんて理不尽な…」と思いつつも、 「こうできたら気持ちいいだろうなぁ」というエピソードばかり。 伊坂さんの小説はすべてそうだけど、 早く続きが読みたくてページをめくる手がどんどん早くなっちゃうんですよね(笑) ラストは…というと、ほんの少しだけスッキリ感に欠ける気はしますが、 まぁ、こういうのもありかな、と。 (ネタバレになっちゃうので、これ以上はいえませんが…) 分量も内容も、肩肘張らずに読めるものなので、 とりあえず何かおもしろいもの読みたい、なんて思ってる人にはぴったりです。 (読了時間:約 2時間) | ||||
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伊坂作品の名作だと思う。表立って派手なシーンも、あっと思わせる明るさもない。そしらぬ顔で同時に5股をかけ、自分は彼女達の目の前から消えるので怪しい巨漢の女と「結婚するんだ」と嘘をついて回る、というなんとも非現実的な設定。この作品の醍醐味はなんといっても、最後の引き際だと思う。映画の『まほろ駅前多田便利軒』のラストを見た人なら少しは共感してくれるかもしれませんが、バス停のラストシーンで、多田(瑛太)が行天(松田龍平)を見つけて「帰るぞ」と言ったシーン。え?それ、その後どうなっちゃうの?と、物語が今からスタートしそうな雰囲気。そんな終わり方を感じたのは私だけでしょうか。見終わった後に思わず、「そのバス、どこ行くんですか?」となんとも言えない感じを受けます。後に後に、じ〜んと来る名作だと思います。 | ||||
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5股をしていた男が、自分がいなくなる前に 1人の連れと一緒に5人の女性ひとりひとりをたずねまわって それぞれに別れを告げる話です。 男の連れが血も涙もない巨漢の女です。 この女性が小説のはじめとおわりでは変化しています。 その変化がみせるラストは爽やかな仕上がりとなっています。 ただ主人公の乗るバスの行き先の説明がギアナ高地のようなものでとどまり、 詳細を読者の想像に委ねるところが、評価のわかれるところだと思います。 私としてはバスの行き先のけじめもつけてほしかったです。 | ||||
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