猫を抱いて象と泳ぐ

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評判

猫を抱いて象と泳ぐの評価:

4.37/5点 レビュー 141件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.37pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全284件 121〜140 7/15ページ
No.164
(5pt)

海を泳ぐ象が見えます

不思議な題名にまず惹かれ読んでみたくなりました。 私の想像を絶する内容でしたがチェスを知らずともその世界の深さ広さを感じとれるものでした。 デパートの屋上から降りられなくなった象の悲哀に心を寄せる少年は、大きくなることを悲劇と捉えるようになります。 そんな少年のつつましやかな、それでいて美しく充たされた一生の物語です。 こんなに清々しく読み終えた小説に出あったのは久しぶりです。
猫を抱いて象と泳ぐ (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 猫を抱いて象と泳ぐ (文春文庫)より
4167557037
No.163
(5pt)

海を泳ぐ象が見えます

不思議な題名にまず惹かれ読んでみたくなりました。 私の想像を絶する内容でしたがチェスを知らずともその世界の深さ広さを感じとれるものでした。 デパートの屋上から降りられなくなった象の悲哀に心を寄せる少年は、大きくなることを悲劇と捉えるようになります。 そんな少年のつつましやかな、それでいて美しく充たされた一生の物語です。 こんなに清々しく読み終えた小説に出あったのは久しぶりです。
猫を抱いて象と泳ぐ Amazon書評・レビュー: 猫を抱いて象と泳ぐより
4163277501
No.162
(5pt)

【e4】

象と出会い、ミイラと出会い、猫と出会い、チェスという広大な海に泳ぎ出した少年。 波はときに荒々しく、ときに静かに揺らめく、それでも少年は冒険を続けた。 海底から山頂へと泳ぎ、頂へと登り詰めた。 【e4】から始まった少年の冒険は【e4】で締めくくられた。 ミイラの一手めの【e4】、その光は少年を温かく包み込んでいるだろう。 とても美しく静かな物語。
猫を抱いて象と泳ぐ (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 猫を抱いて象と泳ぐ (文春文庫)より
4167557037
No.161
(5pt)

【e4】

象と出会い、ミイラと出会い、猫と出会い、チェスという広大な海に泳ぎ出した少年。 波はときに荒々しく、ときに静かに揺らめく、それでも少年は冒険を続けた。 海底から山頂へと泳ぎ、頂へと登り詰めた。 【e4】から始まった少年の冒険は【e4】で締めくくられた。 ミイラの一手めの【e4】、その光は少年を温かく包み込んでいるだろう。 とても美しく静かな物語。
猫を抱いて象と泳ぐ Amazon書評・レビュー: 猫を抱いて象と泳ぐより
4163277501
No.160
(5pt)

惹きこまれる心の世界

この本の内容は全く知らないで購入した。 スタートから独特の世界が記載される。 やがて猫の意味も、象と泳ぐと言う表現も、次第につながりが出来てくる。 筆者の凄い表現が情景を浮かび上がら家でくる。 是非読んでみてください。
猫を抱いて象と泳ぐ (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 猫を抱いて象と泳ぐ (文春文庫)より
4167557037
No.159
(5pt)

惹きこまれる心の世界

この本の内容は全く知らないで購入した。 スタートから独特の世界が記載される。 やがて猫の意味も、象と泳ぐと言う表現も、次第につながりが出来てくる。 筆者の凄い表現が情景を浮かび上がら家でくる。 是非読んでみてください。
猫を抱いて象と泳ぐ Amazon書評・レビュー: 猫を抱いて象と泳ぐより
4163277501
No.158
(5pt)

チェスの海を泳ぐ

本書はチェスの稀代の差し手でありながら、その世界を目立たず、ひっそりと生きた主人公を描いた物語です。
評者にとってこれまで縁のなかった著者と作品でしたが、ここのレビューを読んだ時に感じた直感で手に取りました。
読了後、本を置いてみて、それが正しかったことを感じました。

主人公はチェス好きの少年で、かつての名人の名をとって「リトル・アリョーヒン」と呼ばれます。
周囲とあまり馴染めなかった彼が、良い導き手と邂逅して、小さなチェス盤から広がる広大な世界を探求していく様が生き生きと描かれていました。
「最強の手よりも、最善の手を」
評者はチェスのルールを知りませんが、詩的な言葉で描写されるチェス巧者の世界観、手に汗握るゲームの緊迫感、コマたちが織り成す躍動感から物語に引き込まれました。
また象徴的に込められた「猫」、「象」、「泳ぐ」などのキーワードが本文中を漂いながら伏線となり、結末に収束していく見事さには驚かされました。
これらはさながら美しいハーモニーや精緻なタペストリーを思わせるもので、本当に驚嘆しました。

ページを閉じてからも深い余韻が心に沁み込んできて、本書は今年読んだ中ではベストの小説になりそうです。
お勧めです。
猫を抱いて象と泳ぐ (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 猫を抱いて象と泳ぐ (文春文庫)より
4167557037
No.157
(5pt)

チェスの海を泳ぐ

本書はチェスの稀代の差し手でありながら、その世界を目立たず、ひっそりと生きた主人公を描いた物語です。
評者にとってこれまで縁のなかった著者と作品でしたが、ここのレビューを読んだ時に感じた直感で手に取りました。
読了後、本を置いてみて、それが正しかったことを感じました。

主人公はチェス好きの少年で、かつての名人の名をとって「リトル・アリョーヒン」と呼ばれます。
周囲とあまり馴染めなかった彼が、良い導き手と邂逅して、小さなチェス盤から広がる広大な世界を探求していく様が生き生きと描かれていました。
「最強の手よりも、最善の手を」
評者はチェスのルールを知りませんが、詩的な言葉で描写されるチェス巧者の世界観、手に汗握るゲームの緊迫感、コマたちが織り成す躍動感から物語に引き込まれました。
また象徴的に込められた「猫」、「象」、「泳ぐ」などのキーワードが本文中を漂いながら伏線となり、結末に収束していく見事さには驚かされました。
これらはさながら美しいハーモニーや精緻なタペストリーを思わせるもので、本当に驚嘆しました。

ページを閉じてからも深い余韻が心に沁み込んできて、本書は今年読んだ中ではベストの小説になりそうです。
お勧めです。
猫を抱いて象と泳ぐ Amazon書評・レビュー: 猫を抱いて象と泳ぐより
4163277501
No.156
(5pt)

この一冊がまるで棋譜のよう、

これまでに何冊も小川洋子作品を読んできました。
小川洋子作品の特徴として「なにかがなくなってゆく」ことが特徴としてあげられます。

なくなったことがなによりの「存在していたこと」の証明であり、その過程でまた生まれてくるなにかの母親である。
なくなることが必ずしもマイナスではないこと教えてくれる作風になっています。

しかし今回の作品はチェスが題材になっており今までになかった描き方がされています。
「次に起こることは今後、彼にとって忘れられない一日になる」という風に、予め定義されるような描き方です。
なくなるより以前に「存在し始める」ところから描かれています。
人生というチェス盤の上に駒が揃えられていくように、彼にとって大事な「駒」が揃ってゆく様、また何かを得るには犠牲を伴い取捨選択を迫られ、洗練されてゆく彼を描いたこの物語はまるで棋譜のようでした。

チェスには全く詳しくない僕ですが、うまくチェスと物語を絡ませてありスラスラと読むことができました。

初めての方はもちろんですが、これまでにたくさんの小川洋子作品をご覧になられた方こそ、楽しめる作品だと思います。

文句無しに☆5
猫を抱いて象と泳ぐ (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 猫を抱いて象と泳ぐ (文春文庫)より
4167557037
No.155
(5pt)

この一冊がまるで棋譜のよう、

これまでに何冊も小川洋子作品を読んできました。
小川洋子作品の特徴として「なにかがなくなってゆく」ことが特徴としてあげられます。

なくなったことがなによりの「存在していたこと」の証明であり、その過程でまた生まれてくるなにかの母親である。
なくなることが必ずしもマイナスではないこと教えてくれる作風になっています。

しかし今回の作品はチェスが題材になっており今までになかった描き方がされています。
「次に起こることは今後、彼にとって忘れられない一日になる」という風に、予め定義されるような描き方です。
なくなるより以前に「存在し始める」ところから描かれています。
人生というチェス盤の上に駒が揃えられていくように、彼にとって大事な「駒」が揃ってゆく様、また何かを得るには犠牲を伴い取捨選択を迫られ、洗練されてゆく彼を描いたこの物語はまるで棋譜のようでした。

チェスには全く詳しくない僕ですが、うまくチェスと物語を絡ませてありスラスラと読むことができました。

初めての方はもちろんですが、これまでにたくさんの小川洋子作品をご覧になられた方こそ、楽しめる作品だと思います。

文句無しに☆5
猫を抱いて象と泳ぐ Amazon書評・レビュー: 猫を抱いて象と泳ぐより
4163277501
No.154
(5pt)

繊細な少年の成長の記録です

繊細な少年の成長と、それを取り巻く優しい人々、特に老人たちの姿が、対比ではなくて内包してくれるような優しさにつつまれて描かれています。人と付き合ったり社会で活躍するのは得意ではないけれど、心の中にはるかに大きな宇宙を秘めた、チェスの天才少年。その人柄を理解してくれる祖父母やマスター、令嬢、そして総婦長という恵まれた周りの方々。小川先生の筆が冴えています。暖かい作品です。お薦めします。
猫を抱いて象と泳ぐ (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 猫を抱いて象と泳ぐ (文春文庫)より
4167557037
No.153
(5pt)

繊細な少年の成長の記録です

繊細な少年の成長と、それを取り巻く優しい人々、特に老人たちの姿が、対比ではなくて内包してくれるような優しさにつつまれて描かれています。人と付き合ったり社会で活躍するのは得意ではないけれど、心の中にはるかに大きな宇宙を秘めた、チェスの天才少年。その人柄を理解してくれる祖父母やマスター、令嬢、そして総婦長という恵まれた周りの方々。小川先生の筆が冴えています。暖かい作品です。お薦めします。
猫を抱いて象と泳ぐ Amazon書評・レビュー: 猫を抱いて象と泳ぐより
4163277501
No.152
(5pt)

靜かで美しい小説

静謐という表現がぴったりくる物語でした。その世界の中に浸ることが出来てとても楽しかった。でもさ、かわいそうだよね。
猫を抱いて象と泳ぐ (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 猫を抱いて象と泳ぐ (文春文庫)より
4167557037
No.151
(5pt)

靜かで美しい小説

静謐という表現がぴったりくる物語でした。その世界の中に浸ることが出来てとても楽しかった。でもさ、かわいそうだよね。
猫を抱いて象と泳ぐ Amazon書評・レビュー: 猫を抱いて象と泳ぐより
4163277501
No.150
(5pt)

「イタい」人の物語

小川洋子の作品には「イタい」人が登場する。『博士の愛した数式』の博士がまさにそうである。今回紹介する作品『猫を抱いて象と泳ぐ
』の主人公もある意味とっても「イタい」人である。しかし、そうした「イタい」人をこよなく愛するオレだからこそ、彼女の書く作品にいつも癒されるのかも知れない。 「博士の愛した数式」「ミーナの行進」同様にこの作品は「読み終えてしまうのが惜しい」のでゆっくりと読みたいという気持ちと、面白いのでついつい引き込まれてどんどん読んでしまうという興味の間で翻弄されたのであった。

 冒頭に登場する百貨店の屋上の場面、子象の時に連れてこられてそのまま百貨店の屋上から降りられなくなってしまい、37年間そのまま屋上で生涯を終えたインディラの物語は、この作品の重要な伏線となっている。その意味は最後まで読んだときにわかるようになっているのだ。

 オレはチェスをしない。将棋は得意だが、チェスは駒の動かし方を知ってるくらいである。そういうわけでこの作品に登場する棋譜の意味は正直よくわからなかった。美しい棋譜を残すことの意味もオレにはわからない。ただ、チェスを通じて対戦相手と対話するというのはわかるような気がする。この作品の主人公である、リトル・アリョーヒンと呼ばれた少年にとってはあの白黒の升目がそのまま世界そのものだったのだ。

 チェスのことをほとんど知らないオレは、アリョーヒンとはいったい何者なのかを知るためにウィキペディアで検索してみて、盤上の詩人と呼ばれた伝説のチェスプレーヤーであったことを確認した。

 すぐれた小説は常に読者をよい意味で裏切る。次はこんなふうになるのではないかという予測を無意味にするからだ、なぜこの作品はこんな題名なのか。その理由はかなり最後に近づいてからやっとわかるようにできている。最初オレはこの小説を、とてつもなくチェスが強い少年の成長の物語であると思っていた。天才チェス少年が強敵を次々と打ち倒して、最後には世界チャンピオンになる・・・という物語だと思って読み進めていったのだが、そんなありふれた安っぽいストーリーじゃない。もっと奇想天外で、荒唐無稽な物語なのである。その意外性がまたこの作品の魅力なのかも知れない。

 「博士の愛した数式」の中で数式や証明の美しさを語ったように、ここでは棋譜の美しさが語られる。もしも自分がチェスに詳しく、そこに書かれている棋譜を盤面に再現しつつ読むことができたならば、もっとこの面白さは増しただろう。そのことを読み終えてからとても残念に思うのである。

少年には恋人のように心を通わせられる相手が登場する。しかし、本当に心が通い合っていたのか、それが世間で言うところの「恋愛」という感情だったかというと少し違うような気がする。しかし、その彼女との交流は作品の重要な柱となっているのである。

 読み終えた後でオレは、猛然と誰かとチェスをしたくなってしまった。おそらく多くの読者がそんな気持ちになったことだろう。
猫を抱いて象と泳ぐ (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 猫を抱いて象と泳ぐ (文春文庫)より
4167557037
No.149
(5pt)

「イタい」人の物語

小川洋子の作品には「イタい」人が登場する。『博士の愛した数式』の博士がまさにそうである。今回紹介する作品『猫を抱いて象と泳ぐ
』の主人公もある意味とっても「イタい」人である。しかし、そうした「イタい」人をこよなく愛するオレだからこそ、彼女の書く作品にいつも癒されるのかも知れない。 「博士の愛した数式」「ミーナの行進」同様にこの作品は「読み終えてしまうのが惜しい」のでゆっくりと読みたいという気持ちと、面白いのでついつい引き込まれてどんどん読んでしまうという興味の間で翻弄されたのであった。

 冒頭に登場する百貨店の屋上の場面、子象の時に連れてこられてそのまま百貨店の屋上から降りられなくなってしまい、37年間そのまま屋上で生涯を終えたインディラの物語は、この作品の重要な伏線となっている。その意味は最後まで読んだときにわかるようになっているのだ。

 オレはチェスをしない。将棋は得意だが、チェスは駒の動かし方を知ってるくらいである。そういうわけでこの作品に登場する棋譜の意味は正直よくわからなかった。美しい棋譜を残すことの意味もオレにはわからない。ただ、チェスを通じて対戦相手と対話するというのはわかるような気がする。この作品の主人公である、リトル・アリョーヒンと呼ばれた少年にとってはあの白黒の升目がそのまま世界そのものだったのだ。

 チェスのことをほとんど知らないオレは、アリョーヒンとはいったい何者なのかを知るためにウィキペディアで検索してみて、盤上の詩人と呼ばれた伝説のチェスプレーヤーであったことを確認した。

 すぐれた小説は常に読者をよい意味で裏切る。次はこんなふうになるのではないかという予測を無意味にするからだ、なぜこの作品はこんな題名なのか。その理由はかなり最後に近づいてからやっとわかるようにできている。最初オレはこの小説を、とてつもなくチェスが強い少年の成長の物語であると思っていた。天才チェス少年が強敵を次々と打ち倒して、最後には世界チャンピオンになる・・・という物語だと思って読み進めていったのだが、そんなありふれた安っぽいストーリーじゃない。もっと奇想天外で、荒唐無稽な物語なのである。その意外性がまたこの作品の魅力なのかも知れない。

 「博士の愛した数式」の中で数式や証明の美しさを語ったように、ここでは棋譜の美しさが語られる。もしも自分がチェスに詳しく、そこに書かれている棋譜を盤面に再現しつつ読むことができたならば、もっとこの面白さは増しただろう。そのことを読み終えてからとても残念に思うのである。

少年には恋人のように心を通わせられる相手が登場する。しかし、本当に心が通い合っていたのか、それが世間で言うところの「恋愛」という感情だったかというと少し違うような気がする。しかし、その彼女との交流は作品の重要な柱となっているのである。

 読み終えた後でオレは、猛然と誰かとチェスをしたくなってしまった。おそらく多くの読者がそんな気持ちになったことだろう。
猫を抱いて象と泳ぐ Amazon書評・レビュー: 猫を抱いて象と泳ぐより
4163277501
No.148
(5pt)

いままで味わったことのない世界

年齢を重ねてもこういう本に感動できる感受性を大切にしたいと思いました。
主人公に彼を取り巻く人物に、いろいろ救われた思いです。
読んで良かったです。
猫を抱いて象と泳ぐ (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 猫を抱いて象と泳ぐ (文春文庫)より
4167557037
No.147
(5pt)

いままで味わったことのない世界

年齢を重ねてもこういう本に感動できる感受性を大切にしたいと思いました。
主人公に彼を取り巻く人物に、いろいろ救われた思いです。
読んで良かったです。
猫を抱いて象と泳ぐ Amazon書評・レビュー: 猫を抱いて象と泳ぐより
4163277501
No.146
(5pt)

期待以上

何度読んでも泣けます
素敵です
小川洋子さんの世界にはまると抜けられないです
猫を抱いて象と泳ぐ (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 猫を抱いて象と泳ぐ (文春文庫)より
4167557037
No.145
(5pt)

期待以上

何度読んでも泣けます
素敵です
小川洋子さんの世界にはまると抜けられないです
猫を抱いて象と泳ぐ Amazon書評・レビュー: 猫を抱いて象と泳ぐより
4163277501