猫を抱いて象と泳ぐ

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評判

猫を抱いて象と泳ぐの評価:

4.37/5点 レビュー 141件。 A ランク

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平均点4.37pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全284件 101〜120 6/15ページ
No.184
(5pt)

慌てるな、坊や

体が大きくなりすぎてデパートの屋上から降りられなくなり、37年間デパートの屋上で愛嬌を振りまきながら一生を終えた象のインディラ。今その場所には、インディラを紹介する立て札とインディラの形見と思われる鉄製の足輪が残るのみ。それをじっと見つめる7歳の少年。
 目の前に光景がまざまざと浮かび上がる本書冒頭のこのシーンから、小川洋子ワールドという美しく静かな海に心地よく漂うことになります。
 少年は、生まれてきたとき上唇と下唇が癒着して生まれてきたがため、剥がされた唇には脛の皮膚が移植され唇には産毛が生えている。極端に口数の少ない子どもとして成長したがため友達はおらず、寝る前に想像上の少女「ミイラ」に話しかける毎日。
 そんな少年にチェスのルールを教えてくれたのが、使われなくなったバスの中で暮らす、たっぷり太った巨体のマスターと猫のポーン。
 少年にとって唯一の師匠であるマスターは少年にこう教えます。
 粘り強くじっくり考えるんだ。そして最後に「慌てるな、坊や」と付け加えることを忘れない。
 少年はそれを実現するため、しだいにテーブルチェス盤の下に潜り込むようになります。
 彼にとって、むしろ駒など目の前にない方がよく見える。頭の中のチェス盤で奏でられるメロディの方がずっと繊細で深みがある。
 この頭の中のチェスのメロディーが本書全体を包み込む美しき海を連想させます。
 その少年の才能が開花し、ついにマスターに初めて勝利した日、少年はデパートの上で、猫のポーンを抱き、象のインディラとともに海を泳いでいるという不思議な感触を覚える。水はしんと冷たいのに少しも怖くはない。ゆったりとして身体中どこにも変な力が入っていない。このイメージが本書のタイトルになっています。
 そして本書を読むと、チェスをしたこともないのに無性にチェスのことを知りたくなってきます。
 「チェスは、人間とは何かを暗示する鏡なんだ」
 「チェスの棋譜の数は宇宙を構成する粒子の数よりも多い。チェスをするっていうのは、あの星を一個一個旅して歩くようなもの」
 本書ラストは美しくももの悲しい。
猫を抱いて象と泳ぐ (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 猫を抱いて象と泳ぐ (文春文庫)より
4167557037
No.183
(5pt)

慌てるな、坊や

体が大きくなりすぎてデパートの屋上から降りられなくなり、37年間デパートの屋上で愛嬌を振りまきながら一生を終えた象のインディラ。今その場所には、インディラを紹介する立て札とインディラの形見と思われる鉄製の足輪が残るのみ。それをじっと見つめる7歳の少年。
 目の前に光景がまざまざと浮かび上がる本書冒頭のこのシーンから、小川洋子ワールドという美しく静かな海に心地よく漂うことになります。
 少年は、生まれてきたとき上唇と下唇が癒着して生まれてきたがため、剥がされた唇には脛の皮膚が移植され唇には産毛が生えている。極端に口数の少ない子どもとして成長したがため友達はおらず、寝る前に想像上の少女「ミイラ」に話しかける毎日。
 そんな少年にチェスのルールを教えてくれたのが、使われなくなったバスの中で暮らす、たっぷり太った巨体のマスターと猫のポーン。
 少年にとって唯一の師匠であるマスターは少年にこう教えます。
 粘り強くじっくり考えるんだ。そして最後に「慌てるな、坊や」と付け加えることを忘れない。
 少年はそれを実現するため、しだいにテーブルチェス盤の下に潜り込むようになります。
 彼にとって、むしろ駒など目の前にない方がよく見える。頭の中のチェス盤で奏でられるメロディの方がずっと繊細で深みがある。
 この頭の中のチェスのメロディーが本書全体を包み込む美しき海を連想させます。
 その少年の才能が開花し、ついにマスターに初めて勝利した日、少年はデパートの上で、猫のポーンを抱き、象のインディラとともに海を泳いでいるという不思議な感触を覚える。水はしんと冷たいのに少しも怖くはない。ゆったりとして身体中どこにも変な力が入っていない。このイメージが本書のタイトルになっています。
 そして本書を読むと、チェスをしたこともないのに無性にチェスのことを知りたくなってきます。
 「チェスは、人間とは何かを暗示する鏡なんだ」
 「チェスの棋譜の数は宇宙を構成する粒子の数よりも多い。チェスをするっていうのは、あの星を一個一個旅して歩くようなもの」
 本書ラストは美しくももの悲しい。
猫を抱いて象と泳ぐ Amazon書評・レビュー: 猫を抱いて象と泳ぐより
4163277501
No.182
(2pt)

文章は美しいけれど、共感はできない

博士の愛した数式を読んで、小川洋子さんの作品に興味を持ったため、今回この小説を手に取りました。
作品自体は、とても美しい文体で、チェスのルールが分からなくても、
チェスの世界の雰囲気の一端を味わえる、優しくてきらきらした素敵な小説でした。
ただ、私は、途中から主人公にあまりにも共感を持てなくなり、読み進めるのが辛くなりました。
主要な登場人物全員が清く美しく、それでいて人間味がない。自分勝手に行動する主人公を誰一人諫めない不気味さと、それ故の、
主人公の独特の世界観を押し付けられているような息苦しさで、物語を楽しむことが出来ませんでした。
レトリックを美しくする余り、汚れたものは全て払いのけてしまった印象を受けました。
猫を抱いて象と泳ぐ (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 猫を抱いて象と泳ぐ (文春文庫)より
4167557037
No.181
(2pt)

文章は美しいけれど、共感はできない

博士の愛した数式を読んで、小川洋子さんの作品に興味を持ったため、今回この小説を手に取りました。
作品自体は、とても美しい文体で、チェスのルールが分からなくても、
チェスの世界の雰囲気の一端を味わえる、優しくてきらきらした素敵な小説でした。
ただ、私は、途中から主人公にあまりにも共感を持てなくなり、読み進めるのが辛くなりました。
主要な登場人物全員が清く美しく、それでいて人間味がない。自分勝手に行動する主人公を誰一人諫めない不気味さと、それ故の、
主人公の独特の世界観を押し付けられているような息苦しさで、物語を楽しむことが出来ませんでした。
レトリックを美しくする余り、汚れたものは全て払いのけてしまった印象を受けました。
猫を抱いて象と泳ぐ Amazon書評・レビュー: 猫を抱いて象と泳ぐより
4163277501
No.180
(4pt)

面白かったです

小川洋子さんの作品は、すごく好きなものと好きになれないものがあります。これは好きなタイプの作品でした。ただ、単行本で買ってしまったので、重くて疲れて読みにくくて、途中で文庫本を買ってしまいました。
猫を抱いて象と泳ぐ (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 猫を抱いて象と泳ぐ (文春文庫)より
4167557037
No.179
(4pt)

面白かったです

小川洋子さんの作品は、すごく好きなものと好きになれないものがあります。これは好きなタイプの作品でした。ただ、単行本で買ってしまったので、重くて疲れて読みにくくて、途中で文庫本を買ってしまいました。
猫を抱いて象と泳ぐ Amazon書評・レビュー: 猫を抱いて象と泳ぐより
4163277501
No.178
(4pt)

異色の棋士の物語

普通に椅子に座って、普通に顔を観衆にさらして囲碁を打つことのできない棋士の物語。純粋さ故かとどきどきして読み進んでいくが、いつか世間にも明るみに出るという期待は最後まで満たされない。
猫を抱いて象と泳ぐ (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 猫を抱いて象と泳ぐ (文春文庫)より
4167557037
No.177
(4pt)

異色の棋士の物語

普通に椅子に座って、普通に顔を観衆にさらして囲碁を打つことのできない棋士の物語。純粋さ故かとどきどきして読み進んでいくが、いつか世間にも明るみに出るという期待は最後まで満たされない。
猫を抱いて象と泳ぐ Amazon書評・レビュー: 猫を抱いて象と泳ぐより
4163277501
No.176
(5pt)

「自動チェス人形」をモチーフとし、読む者を優しさで包むと共に、ある種の勇気を与える詩情溢れる秀作

18世紀に実際に製作された「自動チェス人形」(トルコ人)をモチーフとした抒情溢れる秀作。"リトル・アリョーヒン"と呼ばれる「自動チェス人形」中でチェスを指す(身体的には不遇の)少年の半生を描いた物語なのだが、読む者は優しさに包まれると共に、ある種の勇気を貰えるという素敵な仕上がりとなっている。「チェス(の棋譜)は美しい詩」と言い切る作者の「チェス観(将棋観と言っても良い)」にも感心した。実は私が本作を手に採ったキッカケは、羽生の「闘う頭脳」中に「羽生vs作者」の対談が掲載されており、その際、作者が本作(その当時は未完)の構想を述べていたからである。

表題中の「猫」及び「象」は各々チェスの駒の「ポ-ン」及び「ビショップ」を意味するが、それだけではなく、「象=少年がデパートの屋上で観て惹き付けられた象のインディラ=少年にチェスを教えてくれた忘れ難いマスター」、「ポ-ン=そのマスターが飼っていた猫=少年の相棒の少女ミイラ」という重層的な意味を持つ。これらと合わせ、少年の祖父母と弟、"老婆令嬢"(いずれも造形が素晴らしい)等の手助けがあって、初めて少年が自身の世界を切り開いて(泳いで)行けるという主旋律が、「チェスの棋譜」同様、美しい詩情を醸し出している。

終盤、"リトル・アリョーヒン"はエチュードと呼ばれる山奥の老人施設に移されるが、ここで少年がグランド・マスターと対局する(短い)シ-ンが本作の1つの白眉でもある。何故なら、上述の対談中で、作者は「天才」について語っているからである。このグランド・マスターとの至高の棋譜が"リトル・アリョーヒン"が実存した唯一の証拠という設定も心憎い。そして、"老婆令嬢"との再会も深い余韻を残す。記号のみで示した棋譜を中心に描きながら、これだけの詩情を醸し出せる作者の懐の深さには改めて感心させられた。
猫を抱いて象と泳ぐ (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 猫を抱いて象と泳ぐ (文春文庫)より
4167557037
No.175
(5pt)

「自動チェス人形」をモチーフとし、読む者を優しさで包むと共に、ある種の勇気を与える詩情溢れる秀作

18世紀に実際に製作された「自動チェス人形」(トルコ人)をモチーフとした抒情溢れる秀作。"リトル・アリョーヒン"と呼ばれる「自動チェス人形」中でチェスを指す(身体的には不遇の)少年の半生を描いた物語なのだが、読む者は優しさに包まれると共に、ある種の勇気を貰えるという素敵な仕上がりとなっている。「チェス(の棋譜)は美しい詩」と言い切る作者の「チェス観(将棋観と言っても良い)」にも感心した。実は私が本作を手に採ったキッカケは、羽生の「闘う頭脳」中に「羽生vs作者」の対談が掲載されており、その際、作者が本作(その当時は未完)の構想を述べていたからである。

表題中の「猫」及び「象」は各々チェスの駒の「ポ-ン」及び「ビショップ」を意味するが、それだけではなく、「象=少年がデパートの屋上で観て惹き付けられた象のインディラ=少年にチェスを教えてくれた忘れ難いマスター」、「ポ-ン=そのマスターが飼っていた猫=少年の相棒の少女ミイラ」という重層的な意味を持つ。これらと合わせ、少年の祖父母と弟、"老婆令嬢"(いずれも造形が素晴らしい)等の手助けがあって、初めて少年が自身の世界を切り開いて(泳いで)行けるという主旋律が、「チェスの棋譜」同様、美しい詩情を醸し出している。

終盤、"リトル・アリョーヒン"はエチュードと呼ばれる山奥の老人施設に移されるが、ここで少年がグランド・マスターと対局する(短い)シ-ンが本作の1つの白眉でもある。何故なら、上述の対談中で、作者は「天才」について語っているからである。このグランド・マスターとの至高の棋譜が"リトル・アリョーヒン"が実存した唯一の証拠という設定も心憎い。そして、"老婆令嬢"との再会も深い余韻を残す。記号のみで示した棋譜を中心に描きながら、これだけの詩情を醸し出せる作者の懐の深さには改めて感心させられた。
猫を抱いて象と泳ぐ Amazon書評・レビュー: 猫を抱いて象と泳ぐより
4163277501
No.174
(5pt)

「自動チェス人形」をモチーフとし、読む者を優しさで包むと共に、ある種の勇気を与える詩情溢れる秀作

18世紀に実際に製作された「自動チェス人形」(トルコ人)をモチーフとした抒情溢れる秀作。"リトル・アリョーヒン"と呼ばれる「自動チェス人形」中でチェスを指す(身体的には不遇の)少年の半生を描いた物語なのだが、読む者は優しさに包まれると共に、ある種の勇気を貰えるという素敵な仕上がりとなっている。「チェス(の棋譜)は美しい詩」と言い切る作者の「チェス観(将棋観と言っても良い)」にも感心した。実は私が本作を手に採ったキッカケは、羽生の「闘う頭脳」中に「羽生vs作者」の対談が掲載されており、その際、作者が本作(その当時は未完)の構想を述べていたからである。

表題中の「猫」及び「象」は各々チェスの駒の「ポ-ン」及び「ビショップ」を意味するが、それだけではなく、「象=少年がデパートの屋上で観て惹き付けられた象のインディラ=少年にチェスを教えてくれた忘れ難いマスター」、「ポ-ン=そのマスターが飼っていた猫=少年の相棒の少女ミイラ」という重層的な意味を持つ。これらと合わせ、少年の祖父母と弟、"老婆令嬢"(いずれも造形が素晴らしい)等の手助けがあって、初めて少年が自身の世界を切り開いて(泳いで)行けるという主旋律が、「チェスの棋譜」同様、美しい詩情を醸し出している。

終盤、"リトル・アリョーヒン"はエチュードと呼ばれる山奥の老人施設に移されるが、ここで少年がグランド・マスターと対局する(短い)シ-ンが本作の1つの白眉でもある。何故なら、上述の対談中で、作者は「天才」について語っているからである。このグランド・マスターとの至高の棋譜が"リトル・アリョーヒン"が実存した唯一の証拠という設定も心憎い。そして、"老婆令嬢"との再会も深い余韻を残す。記号のみで示した棋譜を中心に描きながら、これだけの詩情を醸し出せる作者の懐の深さには改めて感心させられた。
猫を抱いて象と泳ぐ (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 猫を抱いて象と泳ぐ (文春文庫)より
4167557037
No.173
(5pt)

「自動チェス人形」をモチーフとし、読む者を優しさで包むと共に、ある種の勇気を与える詩情溢れる秀作

18世紀に実際に製作された「自動チェス人形」(トルコ人)をモチーフとした抒情溢れる秀作。"リトル・アリョーヒン"と呼ばれる「自動チェス人形」中でチェスを指す(身体的には不遇の)少年の半生を描いた物語なのだが、読む者は優しさに包まれると共に、ある種の勇気を貰えるという素敵な仕上がりとなっている。「チェス(の棋譜)は美しい詩」と言い切る作者の「チェス観(将棋観と言っても良い)」にも感心した。実は私が本作を手に採ったキッカケは、羽生の「闘う頭脳」中に「羽生vs作者」の対談が掲載されており、その際、作者が本作(その当時は未完)の構想を述べていたからである。

表題中の「猫」及び「象」は各々チェスの駒の「ポ-ン」及び「ビショップ」を意味するが、それだけではなく、「象=少年がデパートの屋上で観て惹き付けられた象のインディラ=少年にチェスを教えてくれた忘れ難いマスター」、「ポ-ン=そのマスターが飼っていた猫=少年の相棒の少女ミイラ」という重層的な意味を持つ。これらと合わせ、少年の祖父母と弟、"老婆令嬢"(いずれも造形が素晴らしい)等の手助けがあって、初めて少年が自身の世界を切り開いて(泳いで)行けるという主旋律が、「チェスの棋譜」同様、美しい詩情を醸し出している。

終盤、"リトル・アリョーヒン"はエチュードと呼ばれる山奥の老人施設に移されるが、ここで少年がグランド・マスターと対局する(短い)シ-ンが本作の1つの白眉でもある。何故なら、上述の対談中で、作者は「天才」について語っているからである。このグランド・マスターとの至高の棋譜が"リトル・アリョーヒン"が実存した唯一の証拠という設定も心憎い。そして、"老婆令嬢"との再会も深い余韻を残す。記号のみで示した棋譜を中心に描きながら、これだけの詩情を醸し出せる作者の懐の深さには改めて感心させられた。
猫を抱いて象と泳ぐ Amazon書評・レビュー: 猫を抱いて象と泳ぐより
4163277501
No.172
(5pt)

幸せとは

小川洋子さんの作品は初めてです。 描写力、表現力の豊かな人だと思いました。 チェスを知らなくても十分チェスの世界観に浸れます。 悲しいけど暖かい、切ないけど胸を打つ、とでもいえばいいのでしょうか、最後の方では思わず涙が出てしまいました。 昨年暮れに映画「ボビー・フィッシャーを探して」を観たのですが、この映画を参考にしたと思われる(本当に参考にしたかどうかは判りませんが)場面があって、おやっと思いました。 読み終わってし幸せとは一体何なのだろうと思いました。
猫を抱いて象と泳ぐ (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 猫を抱いて象と泳ぐ (文春文庫)より
4167557037
No.171
(5pt)

幸せとは

小川洋子さんの作品は初めてです。 描写力、表現力の豊かな人だと思いました。 チェスを知らなくても十分チェスの世界観に浸れます。 悲しいけど暖かい、切ないけど胸を打つ、とでもいえばいいのでしょうか、最後の方では思わず涙が出てしまいました。 昨年暮れに映画「ボビー・フィッシャーを探して」を観たのですが、この映画を参考にしたと思われる(本当に参考にしたかどうかは判りませんが)場面があって、おやっと思いました。 読み終わってし幸せとは一体何なのだろうと思いました。
猫を抱いて象と泳ぐ Amazon書評・レビュー: 猫を抱いて象と泳ぐより
4163277501
No.170
(1pt)

自分の感性が狂ってるんだろう。

アマゾンのレビューの評価が高くて読んでみたけど、なぜここまでの評価を得てるのか、世間の感覚と自分はずれてるのかと思った。
なぜ小説が面白いと思えなかったかというと、登場人物の行動動機が全然理解できなかったからだ。少年にチェスを教えたマスターはなぜあんなにも少年に親切なのか?あんなに親切な人なら遺体をバスから出すときに周囲が奇異の目で見ることはないと思う。マスター亡き後の少年がチェスクラブでからくり人形の中で働く動機もわからないし、ミイラが借金もないのにそこで働く動機も弱い。祖父母も少年が11歳のまま体が成長しないのに何の心配も見せない。少年の唇に脛の皮膚を移植したために、唇から脛毛が生えているという設定も少年が外見的に醜いという設定を与える以外の何かを感じなかった。物語も取ってつけたような感じだと思った。筆者はリトル アリョーヒンのような人生でも幸せだと思って書いたのだろうが、自分は全くわからない。
 とにかく小川洋子作品を受け付けない自分の感性が狂ってるんだと分かってよかった。
猫を抱いて象と泳ぐ (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 猫を抱いて象と泳ぐ (文春文庫)より
4167557037
No.169
(1pt)

自分の感性が狂ってるんだろう。

アマゾンのレビューの評価が高くて読んでみたけど、なぜここまでの評価を得てるのか、世間の感覚と自分はずれてるのかと思った。
なぜ小説が面白いと思えなかったかというと、登場人物の行動動機が全然理解できなかったからだ。少年にチェスを教えたマスターはなぜあんなにも少年に親切なのか?あんなに親切な人なら遺体をバスから出すときに周囲が奇異の目で見ることはないと思う。マスター亡き後の少年がチェスクラブでからくり人形の中で働く動機もわからないし、ミイラが借金もないのにそこで働く動機も弱い。祖父母も少年が11歳のまま体が成長しないのに何の心配も見せない。少年の唇に脛の皮膚を移植したために、唇から脛毛が生えているという設定も少年が外見的に醜いという設定を与える以外の何かを感じなかった。物語も取ってつけたような感じだと思った。筆者はリトル アリョーヒンのような人生でも幸せだと思って書いたのだろうが、自分は全くわからない。
 とにかく小川洋子作品を受け付けない自分の感性が狂ってるんだと分かってよかった。
猫を抱いて象と泳ぐ Amazon書評・レビュー: 猫を抱いて象と泳ぐより
4163277501
No.168
(5pt)

静謐なやさしさと哀しみに満ちた寓話

自分はチェスを指しますが、チェスを知らない方でも、まったく問題無く物語にのめり込めます。 ゲームの展開の抽象的表現は奥深く、詩的でやさしく、時に残酷な世界の有り様と主人公が向き合う様は胸を打ちます。 クライマックスは電車やカフェなど、人前では読まない方が良いと思います。 同じ作者の「密やかな結晶」にも通じる静けさに満ちていますが、物語としてよりストレートに響いてくる作品だと思います。
猫を抱いて象と泳ぐ (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 猫を抱いて象と泳ぐ (文春文庫)より
4167557037
No.167
(5pt)

静謐なやさしさと哀しみに満ちた寓話

自分はチェスを指しますが、チェスを知らない方でも、まったく問題無く物語にのめり込めます。 ゲームの展開の抽象的表現は奥深く、詩的でやさしく、時に残酷な世界の有り様と主人公が向き合う様は胸を打ちます。 クライマックスは電車やカフェなど、人前では読まない方が良いと思います。 同じ作者の「密やかな結晶」にも通じる静けさに満ちていますが、物語としてよりストレートに響いてくる作品だと思います。
猫を抱いて象と泳ぐ Amazon書評・レビュー: 猫を抱いて象と泳ぐより
4163277501
No.166
(5pt)

景色が見えてくる

美しい文章とはこういう本のことなんだなと感じました。 大人になって初めて、本を読んで涙が出ました。 オススメです。
猫を抱いて象と泳ぐ (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 猫を抱いて象と泳ぐ (文春文庫)より
4167557037
No.165
(5pt)

景色が見えてくる

美しい文章とはこういう本のことなんだなと感じました。 大人になって初めて、本を読んで涙が出ました。 オススメです。
猫を抱いて象と泳ぐ Amazon書評・レビュー: 猫を抱いて象と泳ぐより
4163277501