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葉桜の季節に君を想うということ
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葉桜の季節に君を想うということの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.15pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全278件 241~260 13/14ページ
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| この手のトリックものが好きな人には、おそらく絶賛されるかも。 僕も、よく書けていると思います。 随所に配された伏線、そしてタイトル。 なるほどね、と膝を打つ感覚は確かにある。 たぶん、多くの読者が、作者の思惑通りに騙されると思う。 でも、読者を驚かせるトリックを成立させるために作られた世界が、 個人的にはとても気持ち悪く、好きにはなれない。 読み心地が悪いし、何だか奇妙な文章だなあと感じ続けた。 それも、作者の策略ではあるのだけど。 | ||||
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| 作品らしいとおもう。ミステリー だが、そのなかにはるかかなたにあった詩歌を 感ずることもできた。殺伐としたものはなく 美しささえ感じることができた。 良いか悪いかで作品を見るとき。 好きか嫌いかより読者は成長する。 自分の感覚だけで読むとどれも青春どれも妖艶、 歌野さんとしては何かにチャレンジしたのかなともおもえる。 一読推薦!! | ||||
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| 最後の結末には確かにビックリだが、自分的には蓬莱倶楽部をもっと ガツン、とやりったかったところなので最後は「あれ?そんなんでいいの? ちょっとヌルクないか?」というのが素直な感想。 分厚い割には結構アッサリと読めたのもびっくり。 | ||||
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| 著者の作品は初めて。2004年版このミス1位をはじめ、数々の受賞実績にひかれ買ってみました。 何この劇画タッチは・・・主人公の青臭い一人称語りは・・・登場人物のファッションセンスは・・・・内容にそぐわない妙にロマンチックな題名は・・・などなど心の中で毒づきつつ、これら全部、仕掛けや騙しなんだろうなあ、と我慢して読んだ。果たして・・・なるほど、読み終えてもう一度読み返したくなる作品ではありました。三度目はないですけどね(笑) でもそれでいいと思う。 本格好きのかたは別として、一般の読者のかたは、仕掛けを暴こうと力まずにすいすい読んで騙された方が、楽しめて、下世話な言い方ですが「元がとれる」と思いますね。 | ||||
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| 個人的感想としては、許せる。 歌野晶午作品は、これまで何冊か読んで、一度も感心したことが無かった。 世評に高かった本作だが、文庫化されるまで手を出す気には、なれなかった。 今回ようやく読んでみたが、歌野作品では一番良く出来ているという印象。 主人公の語り口じたいが一種のトリックだと、すぐに見当が付くし、 実際まぁ、その通りだったのだが、読んでいる最中には 「まさかそんなはずがなぁ…」と思ってしまう。 そう思わせる理由が、読者の側の先入観にあり、 その先入観が、社会的な背景と結びついている点で、 安孫子武丸の『殺戮にいたる病』を思い出す。 一番大きなトリックの印象が強いので、それだけの作品と思われがちだが、 多重的な仕掛けであり、乾くるみの『イニシエーション・ラヴ』などよりは、 出来が上と感じた。 | ||||
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| なんと美しいタイトルだろう。とともになんという出だしか。最初の数ページを読んだだけで、普通の男なら買わずにいられない本だろう。主人公の一挙手一投足にうんうん俺でもそうする、と共感し、身の程を超えた冒険にエールを送る。じっくり読み込むつもりなのに、知らず知らず指が勝手に次のページをめくろうとする。ハードボイルド(風?)でテンポのいい冒険劇に“歴史”がいい具合のスパイスになっているのも歌野晶午氏らしい。 | ||||
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| ミステリーはあまり詳しくないが、受賞作品なので、時間潰しのために読んだ。それがこの本のために他の用事に割いた時間を潰すことに。タイトルと内容は合っていると思わないが、読んでよかった。 | ||||
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| まず主人公の絶妙な語り口に笑い転げながら読み進める。 豊田商事ばりの(それ以上か)詐欺事件を核にしつつ、恋あり 笑いあり涙ありの青春喜劇かと思っていたのですが・・ なんの予備知識も無く読んだ(普通はそうなのだが)のでラスト はシックスセンスやマトリックスを軽く超える衝撃がッ!! 拝啓−将虎様。貴方のように死ぬまで積極的に生きてみたいと思う 今日この頃です。 | ||||
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| きれいにだまされました。 「大どんでん返しがある」と聞いて どんなどんでん返しか期待して読んでいったら・・・ だまされた。 社会コードと言葉の仕掛け、 すっきりさっぱり味わってみてください。 | ||||
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| 数年前、話題になったときに読んだのですが、葉桜の季節になったのでついニヤリとしてしまいました。 たまに平積みになっているこの本のセンスのよい表紙と題名を見るたび、やはりニヤリと・・・。 題名がカッコよすぎるなんて書いてる人がいますが、作者は読者が本屋でこの本を選ぶ段階から見透かしてハメているんですよねー。そこらへんは脱帽です。 なによりたぶん、この先何年も葉桜を見るたびニヤリとしてしまうんだろうなあという、記憶に残る本です。 | ||||
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| あまりミステリーは読まないのですが、 これは内容は軽すぎず、でもさらっと読めてしまう本でした。 最後のどんでん返しは・・・ えぇ!!?!ってカンジで本当にだまされました。 前の方を何度も読み返しちゃいました。 でも、最後の補遺は必要ない気がします。 言い訳がましいというか、 作者には補遺がいらない程度に文章の中で 読者が理解できるようがんばってほしかった。 | ||||
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| 傑作ですよ、傑作。ミステリーマニアは、(私も含めて)ヒネタ人が多いので、出来が良くてもあまり評価しなかったりする傾向があります。この小説は、普段ミステリーを読まない人にこそ読んで欲しい。いくつかの話、それぞれになぞ賭けがあり、それを包括する形での大きな謎、そしてトリックが最後に待っています。個人的に、本格派も社会派も融合させたミステリーが好きなので、こういう小説は大歓迎です。ミステリーものって、「だまされないぞ!!」と構えている人を相手に読ませなきゃいけないんだから、大変ですよね。もちろん、そんな人にもこの小説はオススメです。 | ||||
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| 確かにミステリとしては変化球かもしれないし、こういうヒネリについていけない人もいるのかもしれませんが、いいじゃないですか。なにしろ読んでて面白いのだから。最後の数十頁、3回読みました。どこから変わったのかわからなくて。しかし、この作品は絶対に映像化できないでしょうね。 | ||||
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| さっき読み終わったんですが、素直に面白かったです。少しずつ読みながらひっかかったことが、なるほど!って感じで最後に納得がいく。うまいなぁと思った。後輩きよしのところだけ、ちょっとずるいかなぁって気もしましたが。まあ細かいことは言いません!読みやすく肩がこらず、いいんじゃないでしょうか? | ||||
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| 「葉桜の季節に君を想うということ」 こんな美しい日本語を聞いたのは久しぶりだ。ミステリーはあまり読まないのだけれど、あまりに綺麗なタイトルに惹かれて読むことにした。 内容は十分に質の高いものとなっていた。ミステリーの核はクリスティーの「アクロイド殺し」を髣髴とさせるものがあった。素直に読むと(というよりもかなり疑り深く読んでも)だまされてしまうのは必至だろう。これをアンフェアだというのは穴のあなが小さいだけだ。もう一度読み返してみれば良い。如何にうまく書いてあるかがわかるだろう。 まあこれを抜きにしてエンターテイメント作品としてみ手も十分に満足できる内容になっている。登場人物の語り口も軽快で読みやすい。 決して映像化不可能な、文学ならではの作品。文字を媒体とした故に創り出すことのできた娯楽的快楽世界をとくと御堪能あれ! | ||||
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| 確かに「ああ、なるほど」と最後に思わされるのは間違いありませんが、話そのものは意外なくらいストレートです。二つのエピソードが螺旋のように絡み合って進んでいきますが、それほどの複雑さはないので、ミステリを読んでいる感覚はあまりありませんでした。ミステリの枠にこだわらなければ、結構楽しんで読める作品だと思います。私もだまされたクチですが、嫌な感じはしません。素直に「なるほど」と思いました。ただちょっと、タイトルは美しすぎるかもしれませんね。 | ||||
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| 文章が軽快で、結末を2段構えで、ひっくり返して驚かせてくれて、この本の厚みを、まるで感じさせてくれることなく、アップテンポで読ませてくれる痛快エンターティメント娯楽小説。読む側は、テーマパークにでも行ったつもりで、理屈ぬきで、楽しめばいいのでは。安い入場料であります。 | ||||
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| 途中でもう一度遡って読み返してしまいます。といっても最後から読んだりしないでください。この作品の一番の醍醐味を無くしてしまいますから。映像化は無理でしょうけど、あえてするとしたらダブルキャストなんでしょうね、それもかなりの登場人物が・・・。映画の「ファイトクラブ」のようになるんでしょうか?(内容云々じゃなくて見せ方が)平凡なハードボイルドものだけど、どこが2003年のNO.1ミステリー?と読み進んでいましたが、納得です。 | ||||
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| 『このミステリーがすごい!〈2004年版〉』で、1位に選ばれた作品です。 本編は、400ページほどの作品ですが、いくつかの話が並行的に進んでいき、300ページを超えても、それらが結び付く気配がありませんでした。 『いったいいつこれらの話が繋がるんだろう?』などと思いながら、350ページを過ぎたあたりで……。 やられました。まさに、『騙したわね!』『騙しちゃいない、そっちが勝手に思い込んだだけだろう』という感じ。 主人公を始めとする、魅力的な登場人物たち。こういうトリックもあるのかと、感心しました。 これが映画になったら面白いだろうなあ。今公開中のホラー『感染』みたいな、映像的なトリックも必要になってくるだろうけど。 これ以上書くと、ネタばらしになってしまうので、とりあえずは読んでみてください。 あまりミステリーを読まない私が言うのも僭越ですが、2003年のミステリーの第1位に選ばれただけのことはあると思います。 | ||||
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| 今回はネタバレになってしまう恐れがあるので感想だけとする。 さすがに「このミステリーがすごい! 2004年度版」第1位、「週刊文春ミステリーベスト10(2003年)」第2位、「2003本格ミステリ・ベスト10」第1位と錚々たる評価を受けているだけあって、確かにラストは後頭部をガツンとやられるのだが、こまかく言えば、これはトリックではなくある種の書技法だろう。本書はあまりみられない方法で確実に読み手をだまし、『わけわかめ』にさせ、最後は納得させてしまう。なんだが反則のような気もするが、本来、推理小説とはこういうものなのではないだろうか。ドラマ化や映画化など考えずに、紙上に踊る文字のみで読み手を幻惑・錯乱させる。これぞ推理小説の真骨頂、活字界の真髄といえよう。本格派ファン垂涎の秀作! | ||||
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