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葉桜の季節に君を想うということ
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葉桜の季節に君を想うということの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.15pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全289件 181~200 10/15ページ
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| 物語とは「現実の写し」ではない。物語には主人公も脇役も存在するが、現実の世界には主人公も端役もいない。しかし物語とは全くの「創作」でもない。例えば主人公が着ている服の色についての説明がなかったとして、それは主人公が「色を持たない服を着ているから」だとは、読み手は解釈しない。物語とは、現実についての知識と、物語自身との共同作業によって成立するものなのだ。単なる文字の羅列が、もっと徹底した言い方をすれば紙の上に存在する黒い染みの模様が、読み手を笑わせもし、泣かせもするのはそのような読み手と物語との関係性において、である。 『葉桜の季節に君を想うということ』は、そのような共同作業を逆手に取った傑作である。説明されないことを、読者は自らの有する「現実に対する知識」において補う。その、物語中で語られない部分についての「補完」が最後の最後で見事に裏切られる。物語とは畢竟文字でしかないにも関わらず、その文字でしかないものの持つ「力」を改めて見せつけられる思いだ。映像化不可能であるということ以上に、最後の最後で世界の様相ががらりと変貌する物語は数少ない。殊能将之『ハサミ男』、我孫子武丸『殺戮に至る病』などと並んで、言語の言語性を巧みに利用した作品。 | ||||
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| 見事に騙されました・・・ 本格ミステリーや叙述トリックミステリーとして見たら 確かに微妙ですが、これはこれでありじゃないでしょうか? どちらかと言えば、レビューでたびたび名前の出ている本格派の 綾辻行人さんや叙述トリックの折原一さんより青春小説を交えている 伊坂幸太郎さんや道尾秀介さんなどに近いような 気がします!! | ||||
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| 表紙とタイトルが気に入った人はこのレビューを読まずにすぐ買うことをお薦めします。 表紙が気に入って、レビューをチラッと見て「ああ、叙述トリックなのかな?」と思いがっかりしながらも 題名が気に入ったのでやはり買うことにしました。 叙述トリックというのは「叙述トリック」と書かれていることでネタ明かしされてしまう宿命のあるミステリーです。 今まで「叙述トリック」と帯やレビュー、あらすじに書かれていた本で最後までそのトリックがわからなかったものはなかったです。 私はミステリーの愛読者ではないのでいつもぼんやりと推理小説を読んでいます。それでも叙述トリックというのは すぐオチが読めてしまうものばかりでした。叙述トリックと言ってしまってはネタ明かしされるようなものだからです。 編集者は「叙述トリック」と帯に書くのをやめた方がいいと思います。 酷いときは(どの作品とはいいませんが)第一章でオチが読めます。星5のレビューや○○賞受賞というのも叙述トリックと 知らずに読んだ幸運な読者の感想だと思います。 しかし、この作品は違いました。やはりぼんやり読んでいたのですが、見事に引っかかりました。 真相とは特に関係のないトリックだったのも満足でした。このトリックのネタが開かされる前は 登場人物の魅力のなさ・・・ネットでよく見かけるものの現実ではあまり見ない人物像や薄っぺらなモノローグ、 共感できない考え方、どうでもいいような(それこそネットで検索したような)薀蓄や微妙な違和感が気になって 「買って失敗したなぁ」と思っていたのですが、このオチには満足しました。微妙な違和感にもしっかり説明がつきました。 視点がガラっと変りますね。見事だと思います。主人公は相変わらず嫌いなので読み返したいとは全く思いませんが、 買って損をしたとも思いません。レビューも読まずに買って欲しい本ですね。 | ||||
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| 検索で「大どんでん返し、小説」をたたくと必ず挙げられるこの作品。 構えて構えて、騙されるか〜、オチは何だ〜、と頭をクリアにし慎重に読み進めましたが、見事に騙されました。 「先入観」とは怖いものです・・。 | ||||
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| 様々な賞を受賞ということで、相当な期待を持って読みました。 読み始めてすぐに、今時こんなレトロなキャラクター設定??とすごく違和感を感じました。 正直、コバルト文庫の男性版かと思いがっかりしました。本格ミステリーじゃないだろうと。 作者の文章力もどうなのかとさえ思ってしまいました。 ストーリーはありがちですが、淡々とすすんで行くため、ある程度ひきつけられます。 、、、そして、最後に驚きました!!やられたーという感じです。 2回目に読み直したときの違和感の全くなさといったらありません。さすがです。 正直言って、ストーリー自体はたいしたことありません。節子さん側から見た安藤さんとの章があればよかったのではと思います。 ある意味、唐突すぎたというか、、、 でも、最後に驚きたい人にはおすすめです。レビューも読まずに読んでほしいです。 | ||||
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| 普通のハードボイルドかと思っていたら、作者の仕掛けに引っかかってしまいました。 軽妙な文章が読みやすくするすると読めますが、それに惑わされると後でびっくりするでしょう。 読み返せば構成や文章、言葉も良く考えられており、ミステリ好きに広く進めることが出来る作品だと思います。 | ||||
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| まずタイトルがとてもいいと思います。 トリックはこの分野の教科書どおりと言ってもよいくらい良くまとまっています。 当然ですが見事に騙されます。 といっても、注意深く読めば察しがつきますけど、これほどまでとは。。。 この分野のミステリーは、それ単体では「ああ、また騙された」で 終わってしまってつまらないのですが、タイトルの部分とトリックが 相乗効果を発揮して読後感が良い作品に仕上がっている点は評価できると思います。 ただ、全体の構成は荒いですね。 犯罪者が犯罪を告白してすぐにああなっていいものでしょうか。。。。 全体としてそういう作風です。 | ||||
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| 読む前に少なからずの書評を見たのだが、押しなべて最後のドンデン返しに騙されると書いてある。要するにミスリードの作品なのだ。 従って、私は冒頭から騙されてなるものかと、神経質になるほど深読みをした。 例えば男性の名前であっても男性とは限らず、女性の名前であっても女性とは限らないのではないかといったように――。それと時代はいつなのかという事。現代風に書いていても、現代とは限らない。地下鉄だって、戦前からあるのだ。 しかし、やはり騙された。若干のヒントをあげるなら、絶対に映画化・テレビ化は無理だということになるだろうか。これ以上はミステリのルール上言及すべきではないだろう。 それと最近はミステリの世界でも、やたら長いものが多くなったが(おそらく、ワープロで書いているからだろう)、長けりゃ良いというものではない(勿論、長くて良いものもあるが、少ない)。 本作品はほどよい長さで、そう読むのにしんどさは感じなかった。そして何といっても題名だ。『葉桜の季節に君を想うということ』。前作『世界の終わり、あるいは始まり』もそうだったが、これ以上はない題名をつけてくれた。 そう、読み終わってから、改めて見てみると、つくづく感慨深い題名なのだ。さあ、ヒントをまた言ってしまった。これから読もうと思う諸君、心して読んでくれたまえ――。 | ||||
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| 残念ながら、ミステリーにこ慣れた自分はぜんぶ騙されませんでした。推理小説としては至らないです。 タイトルのトリックは見事。騙されましたよ。みんなガッカリというが、一体なにが? ……。まあ、少々粗い作りになっている。が、そこは探偵の性格でご愛嬌といこうじゃないか。笑 「何でもやってやろうや」 そう好戦的に人生と立ち向かえる一冊。オススメです。 | ||||
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| 主人公の過去、事件、依頼、そして恋・・・。 テンポよく、断片的なピースが結末に向かって回収されていく。 がしかし、最後の50Pで、それまで読者が頭に描いていた「絵」が激変する。 物語に没頭すればするほど、意外なかたちで物語は終わる。 狐につままれる、とはこのことかと。 「射精後」から始まる演出といい、ちりばめられたヒントといい、 作家さんの戦略にまんまとハマった。 『イニシエーション・ラブ』と似たような、余韻が残る本。 小説でしか味わえない不思議な体験でした。 | ||||
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| ハードボイルドと言うべきなのか、語り口調に引き込まれあっという間に読み終わった。肝心のトリックの方も、素直に「やられた!」と感じた。ここは人によって好みが分かれる点であろう。タイトルも綺麗で、内容と上手く繋がっている。 | ||||
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| 夜にゆっくり読む小説と思って買ったのにたった二日で読んでしまいました!(グイッと引き込まれましたね)どんでん返しの連続はホントにあきなかったし複線のはり方が絶妙!ホントに現在の老後問題を考えさせられた。ただ唯一最後のオチだけは自分は好きではなかった(-_-;)良いオチなんだけれど・・・でも全体を通してみればとてもよくできた本です。でも二度三度と読み返したくなる本ではないかも笑″(オチがオチなだけに) | ||||
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| 賛否両論かまびすしい作品だが、自分は純粋にどんでん返しを楽しめた。もちろん、あれ? あれ? と何度も前のページに戻って読み直し、伏線の張り方に感心。 普通の小説なら大概書かれているある事を伏せてあるのに早く気付くべきだった。それを変に感じさせないのは上手いプロット構成の仕方にある。 いろんな人物のエピソードが最後にピタッと収束する快感。ラスト近くの主人公の台詞は正に人生の応援歌。自分も頑張らねばと励まされた。 とにかく、400ページを超える本を先へ先へとページを繰らせる筆力は大したものだ。 | ||||
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| 大胆な設定が最後にわかることがとても印象的なのですが、それなしでも面白いです。怪しい霊感商法業者の調査をするのがメインストーリーですが、どう考えても映像化ができないのはご愛嬌。キャラが立っている登場人物、誰もが興味を持つストーリー、微妙な記述の伏線もしっかり回収されていて、心地よい裏切られ感が印象的。気軽に読めて楽しめます。 | ||||
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| 叙述トリックの定番ってだけに収まらない読後感。 題名と作品内容のこの上ないマッチング。 レビュータイトル部分からして、誘導されている愚かな おいら。 アンフェアな表記もほとんどなく、完成度が高い。 「おじいさん」ね。 読んだ人しかわからなくて恐縮ですが、 この「おじいさん」てニュアンス、作中では日本語でしか成立しない んじゃないかな? 英語でこの意味合いの違い(ネタバレ)を表現できるのだろうか? そんな意味でも、微妙な言葉遊びを含めて、そして、 最高峰のタイトル命名の意味を、これから読む方は 心して1文1語を読んでみていってください。 他の人に薦めたくなること必至! 年配の方が読んだ感想を聞いてみたいな。。。 | ||||
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| 一般的な文庫本に比べて厚みがあります。読書が苦手なのでこの厚さを読むにはどれくらいかかるんだろうかと不安になりましたが、そんな心配は無用でした。読むのを止められなくて一気に読み終えてしまいました。しかもちゃんとトリックにひっかかって。ネタばらし辺りは「えっ?!」と何度思ったことか。全く疑うことなく騙されていた自分にびっくりです。言葉の表現の力って大きいですね。今2回目を読んでいます。トリックが分かっているので違う見方が出来るかなと期待してます。 | ||||
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| 初めての叙述トリックとの出会いで 他のレビュアラーの高い評価に誘われての購入でした。 ストーリーで大きな役割を担っている 詐欺集団の「蓬莱倶楽部」は一体どうなるの・・・という 消化不良は、残りますが 社会風潮の取り入れ方もうまく あれっという驚きの感覚には しばらく浸ることができます。 著者の巧みさは評価できます 20100912 | ||||
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| 普通のハードボイルドノベルと思いきや、作品の最初からの叙述トリックにだまされまくりの作品。そのからくりを知ると、これまでの世界観(作品中もリアルな世界でも)ががらりと変わります。 | ||||
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| ・ミステリーが読みたい人 ・どんでん返しが好きな人 ・他の人にオチを言わない人 ・軽いエロに耐えられる人 ・軽いグロに耐えられる人 ・人恋しくなりたい人 ・愛を知りたい人 ・人生への活力がほしい人 | ||||
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| 読者の先入観や思い込みを誘導して驚かせるという意味では これほどの叙述トリックはなかなかない. 好き嫌いの分かれるハードボイルド調の文体さえもトリックの一部なのだから 計算しつくされた演出というべきだろう. 真相を知ったあとで思い返せば不自然な会話や描写に思い当たる. あえて触れなくてもよいようなヒントを出しているわけで これはいわば作者のフェアプレーなのである. その点も評価したいと思う. とはいえ,終盤に人生訓めいたものを語らせるのは蛇足のように思う. この種のミステリーは仕掛けが命で,それがばれたあとは読者の興味は半減する. 余計なことは語らず,すっきり終わらせた方が潔くてよい. | ||||
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