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血の絆
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血の絆の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.75pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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クイネルの作品は、ストリーが、やはりいい。 はじめのざわざわしたシチュエーションから、 徐々に、一つの物語を作っていく。 こんな風に物語を描くことができたらすばらしいことだろう。 人間の生き様がすてきである。 息子というものについての母親の直感。生きているという確信。 また、なぜ生きているかということに対する道具立て。 一人一人の人間がストーリーのなかで、変化していくたのしさ。 人間の可能性のすばらしさ。生きていることの楽しさがある。 やはり島でゆったりと 生活することのすばらしさ。 こんな風に描けるといいな。 | ||||
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ニューヨークのOLカースティは、彼女のすべてだった一人息子の海難死を知らさ れる。しかしその冷厳な事実を受け入れようとせず、万難を廃して捜索の旅へ出る。 英国ハーフのインドの小役人ラメッシュも突如として冒険航海へ出ることを決意し、 カナダの石油掘削人ケイディは行きがかりの決闘に挑み、華僑の美少女ラニーは 日常からの逃避行に臨む。そして彼らを支援するたくさんの魅力的な人々。 巨匠クィネルの第四作に当たる海洋冒険小説である。クィネル作品の特色にフィク ションに史実を織り込む手法が挙げられるが、本作でのそれは1964年のザンジバル 革命である。そしてクィネルの"島"好きも本作で遺憾なく発揮され、モルディブに セイシェル、ザンジバルにキプロスと、次々に登場する島々を舞台に繰り広げられる 四人の男女の冒険譚。勘のいい読者なら、本作があの「白鯨」をモチーフにしている ことに気づくかも知れない。悪党ラセルに「憑りつく」カースティに母の強さを見る。 | ||||
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