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無痛
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無痛の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.42pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全71件 61~71 4/4ページ
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一家四人残虐殺人事件を背景に、色々な人間模様が交差しながら目まぐるしく展開していきます。 マンガのような血みどろな内容ですが、活字によって想像力が描き立てられてよりグロテスクで緊張感があって一気に読みました。 | ||||
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久坂部先生の作品は、「廃用身」、「破裂」に続いて3作目です。 「廃用身」はテーマが重すぎたけど、それなりに考えさせられた。「破裂」は著者の言いたいことも伝わってくる上に、ストーリー性もあってバランスが取れていておもしろかった。 しかし、この「無痛」は、描写がグロテスクだが、中身がない。 それなりに先を知りたい、という気持ちにはさせてくれるが、それだけ、という感じ。 前2作がそれなりによかっただけに残念! それでも続編が出たら読んでしまうでしょうが・・・。 | ||||
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続編が出るのか? 一晩で読んでしまいました。 半分までは全く展開が読めずに楽しめました。 意識的に作者が犯人を示唆するまでは謎解きの面白さがあると思います。 誰が一番の悪人なのか? 少し考えさせられる小説です。 | ||||
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帯にあるように刑法39条の問題点について深い考察があるのかな、と期待して読みましたが、今ひとつ。娯楽の域を過ぎていない印象です。 また、表現がときどき下品すぎてついて行けませんでした。障害者、先天異常についても、医師なら際物的に道具として扱うのではなく、公平かつ冷静な視点の表現があってしかるべきでは? 現役医師が書いた、ということに期待しすぎました。 | ||||
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私は、怖かった。 みんなに繋がりが、あった…。の。 驚いたんだけど。ココ違和感が残りました。 前半は14歳の少女。 後半からは先天性無痛症の彼が物語の中心となっていく。 でも、主人公は為頼ドクターだよね。 為頼先生に、私も診て頂きたい。って、思いましたけどぉ。 眉間の「M」???探しちゃいそうで…。 新聞の書評で目にして。 作者が(も)医師であることにすごい興味から、入りました。 病状などの表現はナマナマしかった。です。 あとね。人の裏の顔っていうのかしら。 そこも、怖かった。です。 私はあまり接しない本。だけど、引き込まれて読むことはできました。 ホント。怖かったんだけどね | ||||
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不気味な大量殺人者を描いて面白かった。心神喪失ならば犯罪責任を逃れられる刑法の抜け穴と、外見で診断できる医師、一家惨殺事件など、実際にあった話題をうまく素材にした。痛みを感じない障害という素材は、首藤瓜於が「脳男」で初めて使ったが、本作のほうが小説にうまくはまっていた。読み比べるのも一興。 生体解剖のシーンは、冷や汗が出るくらい怖かった。暴走型のストーカー男や、初老の名医や、頭脳明晰なエリート医、正義感の強すぎる刑事など、エンターテイメントとして魅力十分のキャラクターが楽しかった。ごちゃごちゃ考えずに楽しんで読めます。 | ||||
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物語を扱う上で重要と思われるいくつかのモチーフが、途中でばっさり切り捨てられたようで、不完全で不自然な印象がある。 驚いたのは、作者が医者だということ。作中で取り上げられる特定の障害や症状についてのとらえ方が明らかに間違っている。 登場人物がパソコンでインターネットを駆使してものごとを調べたように、作者も調べることをしなかったのだろうか? 実際の医師が障害についてこの程度の理解しか持ち合わせていないことには失望を感じた。 作品は障害や病気をもつ登場人物を出すことでなにか世の中に影響を与えようという意図があったのかどうか不明だが、 作者自身の理解が浅いので、それを真に受ける人も少ないのでは。 アニメーションのようなデフォルメされたキャラクターの出てくる単純な読み物としては面白いのではないか。 | ||||
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つまりは、グロすぎるのであります。 1冊を一気に読ませる力はありましたが、 いくつかの点が「そう繋がるのか!」という、読後達成感は皆無でした。 宣伝にうまくやられて買ってしまった・・という後味の悪さ。 ものすごくいやな気持ちになりたい人に、おすすめです。冗談でなく。 | ||||
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実際医師でもある著者が書いた作品とあって、 現代医学の実状については、一応フィクションだがとても興味深く読んだ。 主人公の医師が言っていることも、とてもリアリティがあり、 目からウロコな発見もできた。 ミステリーとしてのストーリー展開もとても読み応えがあった。 でも、いかんせん描写がグロテスクすぎて読み進めるのが困難だった・・。 充分面白い題材、ストーリーなのに、ここまで残虐な表現を使う 必要性があったのかと疑問に思う。 本書で取り上げた医療テーマは、私達医療知識に乏しい人間が よむべき本だと思ったし、だからこそ、なるべく万人が目を覆わずに 読み進めることのできる表現にしてほしかった。 | ||||
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読み進むうちに自分の顔のある部分が気になってきます。他人のその部分にもついつい目が行くかも知れません。かなりえぐい描写が含まれていますので、生理的に受け付けない人はご注意ください。天童荒太の「家族狩り」(新潮社)のグロ度に輪をかけつつ、吉村萬壱の「クチュクチュバーン」(文春文庫)よりは大分ましだろうという感じです。「なんでこんな男と結婚しちゃったのよ」というとんでもない男が出てきますが、新堂冬樹「無限地獄」(幻冬舎)のある部分を彷彿とさせるぶっ飛び方で引きます。物語は伏線という点々がどういう線になるのか気になってぐいぐい読ませますが、終盤でアクロバテッィクな結び方でやや強引に展開し、少々興醒めでした。 | ||||
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小説のエンタメ度をあげるために編集者あたりにバッサリ切られ、代わりにスプラッターシーンと流血量を増加させたのではないかと憶測する。戯画的な悪人描写のゲテモノぶりは新堂冬樹なみになったが、代わりに小説のエントロピーが増加してしまい、前2作のような衝撃はなくなった。 冒頭、大勢が死傷する通り魔事件がおこるが、これは主人公の医者とヒロインを結び付ける機能を果たすだけで、大事件なのに小説のなかでの重要度はない。南サトミという施設入所の少女も自分が犯人だと作話するなど重要で意味ありげな存在だが、最後は外国に逃げてあっけない終わり。(ただし、本当に外国に行ったのかというと怪しい。送られてきた手紙がタイプ打ちであり本人の書いたものかわからない。これには主人公名の手紙が実はストーカーがワープロで打ったものという伏線があるので、充分な疑惑だ)。他にも、特にサトミをめぐっての偶然が多すぎる。 また、39条の話題も繰り返しでてくるのだが薄っぺらく、素人談義の域を出ていない。真犯人はなぜ主人公を呼びつけて真相を告白したのかもわからないし、そもそも教師一家を惨殺する動機も弱い。いずれにしても、著者はもっと書いたのだが、かなりの分量がカットされているのではないかと思わせる。 | ||||
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