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命に三つの鐘が鳴る 埼玉中央署新任警部補・二条実房



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命に三つの鐘が鳴る 埼玉中央署新任警部補・二条実房の評価: 4.00/5点 レビュー 7件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全7件 1~7 1/1ページ
No.7:
(5pt)

非常な良作

魅力的なキャラクター、緻密なロジック、張り巡らされた多重の嘘、その向こうにある悲しい真実、友情。
引き込まれ、一気読みしてしまいました。
記憶を消してもう一度読みたい。
命に三つの鐘が鳴る: 埼玉中央署 新任警部補・二条実房 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:命に三つの鐘が鳴る: 埼玉中央署 新任警部補・二条実房 (光文社文庫)より
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No.6:
(1pt)

元警察官なのに

1975年の話なのに、デズニィーランドやインプラント等が何故出てくる?
時代考証とかしないのだろうか?
文体も古臭くばっかぽい。
命に三つの鐘が鳴る: 埼玉中央署 新任警部補・二条実房 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:命に三つの鐘が鳴る: 埼玉中央署 新任警部補・二条実房 (光文社文庫)より
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No.5:
(5pt)

完全黙秘とヒトの尊厳

とても満足しました。天帝シリーズのよなSF要素がなく、一貫して納得させられるほど美しい動機、推理、嘘。
命に三つの鐘が鳴る: 埼玉中央署 新任警部補・二条実房 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:命に三つの鐘が鳴る: 埼玉中央署 新任警部補・二条実房 (光文社文庫)より
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No.4:
(5pt)

読みやすい

古野作品を読むのは、「背徳のぐるりよざ」「天帝のはしたなき果実」に続き、3作目。 前2作に比べると、 ・文章が読みやすい(この作者としては、画期的!!)。 ・主要な登場人物が少なめで、わかりやすい。 など、ストレスなく読めた。  たまたま、横山秀夫の「半落ち」の直後に読んだので、隠された動機を解き明かしていくところなど、 よく似ていると感じたが、両作品とも、謎そのものよりもそこに至る過程に重点を置いて描かれている ので、それぞれ面白かった。  最後まで読んだ後で、冒頭の、題名にもなっている歌を読み返すと、しみじみとした気分になる。
命に三つの鐘が鳴る: 埼玉中央署 新任警部補・二条実房 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:命に三つの鐘が鳴る: 埼玉中央署 新任警部補・二条実房 (光文社文庫)より
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No.3:
(5pt)

ホワイダニットの傑作

警察小説であると同時に、まごうことなき探偵小説である。論理の道筋は一本ホワイダニットのみ。
この徹底した潔さがよい
また、あの革命の夏を経験したものにとっては掻き毟られるような郷愁がある。

近年の探偵小説では無視されがちな動機をここまで論理的に描いた小説はまれであろう。文句なしの満点である
命に三つの鐘が鳴る Wの悲劇'75Amazon書評・レビュー:命に三つの鐘が鳴る Wの悲劇'75より
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No.2:
(4pt)

まほろさん入門書

わたしは「天帝」シリーズに手を出して、冒頭で挫折した経験があります。独自過ぎる世界観に浸れなかったためです。
ところが、別の機会にこの本をすすめられて読んでびっくり、犯行動機をひたすら追求する、硬い警察小説でした。
主人公・二条警部補(天帝シリーズの二条さんの若いころです)による「取り調べ」と調書をもとに行われる「反省会」という構成でお話はすすみますが、これが面白かったです。
しかし事件の真相が明らかになるにつれ、悲しいというかやるせないというか……。
そして最後の最後に「驚き」も用意されています。このあたりはさすがです。
登場人物が社会人(大人)ばかりというのも、この作者さんでは珍しいかもしれません。
「古野まほろ」が気になっているけど独自の文体に手を出す自信がない方、ぜひどうぞ~(笑)

ただ、ストーリーの背景にある学生運動(理解力と、知識を持ち合わせていないので)や、バンバン出てくる警察の隠語にはちょっと参りました……(^_^;)
命に三つの鐘が鳴る Wの悲劇'75Amazon書評・レビュー:命に三つの鐘が鳴る Wの悲劇'75より
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No.1:
(3pt)

古野まほろさんの異色作

…だと思います。

副題に「〜の悲劇」とある作品が他二作ありますが、そちらとは主人公など共通していません。

・登場主要キャラクターが社会人20代
(他シリーズではほとんどが学生・10代です)
・ホワイダニット
(「なぜ犯行に及んだのか」といった動機の追及)
・「読者への挑戦状」無し

といった点で、古野まほろさんの作品としては珍しい印象でした。

作品背景がやや硬く(左翼・学生運動など)、主要キャラが社会人(はっちゃけ度は他シリーズより控えめ)、ミステリでは少数派のホワイダニット…という事で、ファンの方にはもの足りなく思われるかもしれません。

逆に古野まほろさんの本を初めて読む、他シリーズはちょっと濃過ぎた、と言う方には一番とっつき易いやも。

ストーリーは自首してきた犯人の自供と、その裏取り・論破を中心に進んで行くので前半はややもどかしく感じられました。ただラスト50ページはまほろさん節全開。

個人的には面白く読ませて頂いたのですが、作品背景の極左・学生運動などについて疎く、主人公と友人達の行動に共感し難かったので☆三つにしました。
命に三つの鐘が鳴る Wの悲劇'75Amazon書評・レビュー:命に三つの鐘が鳴る Wの悲劇'75より
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