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評判

の評価:

4.00/5点 レビュー 12件。 C ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.00pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1〜3 1/1ページ
No.3
(1pt)

最初の意外性と最後の蛇尾

「リストラ」を中心に据えたこの手の本は初めてです。
最初は各氏の書評に惹かれて取り寄せましたが、最後までだらだらと続く
ストーリーに眠気がさします。

犯人の「異常性」を描くが、実在感がなく絵空事のよう。
著者はこのテーマでの執筆に熱意をかけたのは間違いないが、
空回りして、「だから何を言いたいのか?」まるで不明。

「異常性」が理解できるから「異常」なのだが、理解不能な主人公の
行動にはリアリティがまるでない。
見知らぬ人を次々に殺害するだけの作文。起承転結自体がないのは驚き。

当方の想像力の欠如ではなく、テーマの意外性に著者も読者も
振り回されるだけで、詰めも甘いし、結局は「こんなんどうどす?」と
勧められた口に合わない郷土料理を食わされた気分。

これが賞を取るくらいだから、貧困な出版業界ですね・・・


斧 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 斧 (文春文庫)より
4167527707
No.2
(3pt)

あすはわが身

「このミステリーがすごい!」の’01年海外編で第4位ランクインの異色作。

製紙会社をリストラされた中間管理職の‘わたし’は51才。もう2年間も失業中で、節約・倹約は当たり前、パートで勤め始めた妻に浮気をされたり、18才の息子は窃盗で逮捕されたり、家庭生活も崩壊寸前。彼の再就職への渇望はついに狂気となって彼を追い込む。

彼は製紙業の月刊業界誌にニセの求人広告を3号続けて出し、応募者の履歴書の中から彼と同等か、それ以上の能力・スキル・ノウハウを持ち、彼と同じ職種・ポストへの再就職を望む者を6人チョイスする。そして、あろうことか、彼らがいては自分が再就職する際の障害となるという理由で、次々と殺してまわるのだ。彼の殺人は再就職のためのポストを無理やり空けるため、ついに現職の同業・同職種の人物にまで及ぶ。

彼の連続殺人行為が‘わたし’という一人称で、日記風に実に淡々と、生活の一部のように語られているあたりは、まさに狂気と呼ぶにふさわしいほど異常であるし、読んでいてもシリアスを通り越して、ブラックな肌寒さをおぼえる。

本書は、平凡な現代人の奥に潜む狂気と、それが表に出たときの強烈な暴力をあぶりだした物語である。

と同時に、不況・リストラ・困難な再就職(特に中高年の中間管理職層)といった現代の経済状況・雇用事情を痛烈に風刺した小説でもある。いつ誰の身に降りかかってもおかしくない現実がそこにある。私も他人事とは思えず、それだけにいっそう怖いものを感じた。

斧 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 斧 (文春文庫)より
4167527707
No.1
(3pt)

斧の行方

まず、タイトル「斧」、 そしてページをパラパラとめくると 飛び込んでくる履歴書、 そしてカバーにもあるドクロにひかれたのが この本を読むきっかけとなった。設定がおもしろい。 無職である主人公が、 仕事を得るためにライバルを殺そうとする。 単純、かつ、恐ろしい考え。 映画にでてきそうな平和な田舎に突如起きる緊張感。 彼は実行するのか?彼の家族は? 彼の行きつく先は?今の日本でも求職者はたくさんいる。 もしかしたら、いつか自分もねらわれる・・・?
斧 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 斧 (文春文庫)より
4167527707