わたしを離さないで

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評判

わたしを離さないでの評価:

4.11/5点 レビュー 714件。 B ランク

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平均点4.11pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1,450件 441〜460 23/73ページ
No.1010
(5pt)

重い主題にふさわしい緊張感のある素晴らしい【小説】 & 日本語翻訳がこの作品にピッタリ

非常に興味深い主題 「クローン人間臓器移植工場」 ですので、非常に興味深く読みました (思わず、読まされました・・・・が、より正確な表現かも)。
クローンという主題で小説を書いてみようと思いついた時、当然のことながら、 「クローンの元親をどのように取り扱うか?」 「クローンの元親の精神的葛藤は?」 「クローン作成者とクローンとの関係は?」 「クローン人間の心はどのようなものか?」 「クローンの元親とクローンとの出会いは?」 「クローンの元親とクローンとの心の類似性は?」 「クローン人間をどこで生産(成長させる)するの?」 「クローン人間同士の恋愛は?」 「ひとりのクローンからどの臓器をどれくらいの取り出すの?」 「どの臓器をどんな病気の患者に提供する?」 「クローンが臓器提供の責務を終えた後は死ぬことになる?」 「クローンへの報酬は?」・・・・・について描写しようと考えた事と思います。

 イシグロは、この小説で上記主題のすべてを扱っているわけではありませんが、これらのことを非常に上手に書きあげていて―――必然的に多少ミステリー仕立てにも、なってしまいます―――ほとんど一気に読んでしまいました。ただ、非常に重たい主題ですので、読みながら、じーっと、考えさせられる時間が長くなり・・・・・読み進むのに自分のこころを平衡にするための時間が必要でした。 いわゆる、小説らしい小説ですので一冊読み上げるための実時間はそんなにかかりませんが・・・・。

 村上春樹との比較で、《どちらが優れているの?》 的な論評がいろいろな紙面でたくさんありますが、わたしには殆ど意味のないように思います。 ふたりが表現しようとしている 『文学』 への視点・観点は、オーバラップはもちろんありますが、『心理学』 と 『生理学』 の副読本くらいには異なっているので、「どちらの本が生物にとって重要か?」 と問うているようなものなのでしょう。 村上とイシグロが立っている土俵が、中央にネットはあるものの、テニスとバレー・ボールくらい違うのですから、比較するのは滑稽なのかもしれません (とはいえ読者としては、比較しないではいられませんけれど)。
 ノーベル文学賞に関わらず、平和に寄与する世界に冠たるノーベル賞としての必須要綱には 『人類平和に、根源的に資する良点を持っているか? 』 というチェック欄に “✔ 印” が入っていることが―――たぶん―――必須条件 となっているのでしょうから、《審査員ら》の“村上″ という選択は・・・・選択の視点が変化しないかぎり、今後も無いように思います。
わたしを離さないで Amazon書評・レビュー: わたしを離さないでより
4152087196
No.1009
(1pt)

真っさらな目でみて

賞をとったから読む、
注目されているものだから賞賛されるべきもの

・・と自分の好みを無視した買い物は
必要以上に落胆する。

日本の名前を持って、応援したくなる日本人が
裏切られるほどの日本とは程遠い言い回し。そして表現力。

素晴らしいのかもしれないが、好きになれなかった。
かわいそうに。
だから読書は難しいものとなってしまうんだろう。
  『好き』から入る前に情報から入るから。。
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)より
4151200517
No.1008
(1pt)

真っさらな目でみて

賞をとったから読む、
注目されているものだから賞賛されるべきもの

・・と自分の好みを無視した買い物は
必要以上に落胆する。

日本の名前を持って、応援したくなる日本人が
裏切られるほどの日本とは程遠い言い回し。そして表現力。

素晴らしいのかもしれないが、好きになれなかった。
かわいそうに。
だから読書は難しいものとなってしまうんだろう。
  『好き』から入る前に情報から入るから。。
わたしを離さないで Amazon書評・レビュー: わたしを離さないでより
4152087196
No.1007
(5pt)

まず先入観なしにこの原作を読むことをお勧めしたい

恥ずかしながら、ノーベル賞のニュースを聞くまで、この著者のことは知らなかった。
その後、ドラマ版の再放送があったので観てみたのだが、正直、北朝鮮みたいな国なら兎も角、臓器調達の為のクローン人間達を製造し、臓器を提供させ、死に追いやるという、倫理や道徳を圧倒的に逸脱した行為が先進国と思しき場所で堂々と行われるという設定に全く現実感を感じられず、また(ドラマの演者や製作陣はかつて時代を超えて残る程の名作を創った、才能のある人達の筈なのに)その有り得ない設定の中で、ひたすらドラマチックに、感動的に、衝撃的に純愛物語を作ろうとしているが、実際は気が滅入る陰惨なものになってしまっており、途中で観るのをやめてしまった。

しばらくして、書店でたまたまこの原作本を見かけ、何故世界中でこの作家がこれ程評価され、ノーベル賞まで受賞するに至ったのか、半信半疑ながら今一度確認してみようと言う気になった。

読み始めて理解した。
この著者がここで描こうとしているのは、勿論(ことに英国人は敏感であろう)クローン技術へのアンチテーゼもあろうが、それよりも、何処にでもいる様な人間達が、誰でも経験する様なさりげない日常の機微であり、友情であり、恋であり、成長であり、別れなのであろうと。

言わば、クローン人間達であると言う事が唯一のファンタジーであり、そのファンタジーの舞台で、ごく普通の人間達の日々の物語が切なく、懐かしく、哀しく、とても大切に描かれているのだ。

著者は壮年の男性でありながら、少女から大人の女性へと成長して行く主人公の心理や感受性をきめ細やかに、鮮やかに表現している。

また、あまりにも普通な主人公とその仲間達が我々と同じ様に青春を送り、幸せを感じたり、傷付いたり、成長して行く姿がごく自然に表現されているが故に、人間に奉仕するために造られたクローンと言うコンセプトの残酷さが際立ち、アンチテーゼとしても高く成功している。

この著者が所謂「特別な才能」を持っていることは疑いようがないと感じた。
確かに、ナッツをかじりに恵比寿のバーに入って「やれやれ、僕は射精した」の著者が中々取れないノーベル賞をカズオ・イシグロが取れたのもなんだか納得出来る。

ただ唯一、女性は本当は基本的に性に奔放と言う風に描かれているところは共感出来ない。
そう言う女性が多いのも事実、でも、影響力のある作家が「それが普通」と言う風に描いてしまうのには抵抗を感じる。

ともあれ、一読に値する書である。
念の為、もう一度ドラマ版も最後まで観ようと言う気になった。
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)より
4151200517
No.1006
(5pt)

まず先入観なしにこの原作を読むことをお勧めしたい

恥ずかしながら、ノーベル賞のニュースを聞くまで、この著者のことは知らなかった。
その後、ドラマ版の再放送があったので観てみたのだが、正直、北朝鮮みたいな国なら兎も角、臓器調達の為のクローン人間達を製造し、臓器を提供させ、死に追いやるという、倫理や道徳を圧倒的に逸脱した行為が先進国と思しき場所で堂々と行われるという設定に全く現実感を感じられず、また(ドラマの演者や製作陣はかつて時代を超えて残る程の名作を創った、才能のある人達の筈なのに)その有り得ない設定の中で、ひたすらドラマチックに、感動的に、衝撃的に純愛物語を作ろうとしているが、実際は気が滅入る陰惨なものになってしまっており、途中で観るのをやめてしまった。

しばらくして、書店でたまたまこの原作本を見かけ、何故世界中でこの作家がこれ程評価され、ノーベル賞まで受賞するに至ったのか、半信半疑ながら今一度確認してみようと言う気になった。

読み始めて理解した。
この著者がここで描こうとしているのは、勿論(ことに英国人は敏感であろう)クローン技術へのアンチテーゼもあろうが、それよりも、何処にでもいる様な人間達が、誰でも経験する様なさりげない日常の機微であり、友情であり、恋であり、成長であり、別れなのであろうと。

言わば、クローン人間達であると言う事が唯一のファンタジーであり、そのファンタジーの舞台で、ごく普通の人間達の日々の物語が切なく、懐かしく、哀しく、とても大切に描かれているのだ。

著者は壮年の男性でありながら、少女から大人の女性へと成長して行く主人公の心理や感受性をきめ細やかに、鮮やかに表現している。

また、あまりにも普通な主人公とその仲間達が我々と同じ様に青春を送り、幸せを感じたり、傷付いたり、成長して行く姿がごく自然に表現されているが故に、人間に奉仕するために造られたクローンと言うコンセプトの残酷さが際立ち、アンチテーゼとしても高く成功している。

この著者が所謂「特別な才能」を持っていることは疑いようがないと感じた。
確かに、ナッツをかじりに恵比寿のバーに入って「やれやれ、僕は射精した」の著者が中々取れないノーベル賞をカズオ・イシグロが取れたのもなんだか納得出来る。

ただ唯一、女性は本当は基本的に性に奔放と言う風に描かれているところは共感出来ない。
そう言う女性が多いのも事実、でも、影響力のある作家が「それが普通」と言う風に描いてしまうのには抵抗を感じる。

ともあれ、一読に値する書である。
念の為、もう一度ドラマ版も最後まで観ようと言う気になった。
わたしを離さないで Amazon書評・レビュー: わたしを離さないでより
4152087196
No.1005
(3pt)

クローン人間という設定について行けない

私の頭が硬いのかもしれませんが、設定について行けませんでした。
科学の進歩がもたらす危険について作者が言わんとすることは理解できますが。
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)より
4151200517
No.1004
(3pt)

クローン人間という設定について行けない

私の頭が硬いのかもしれませんが、設定について行けませんでした。
科学の進歩がもたらす危険について作者が言わんとすることは理解できますが。
わたしを離さないで Amazon書評・レビュー: わたしを離さないでより
4152087196
No.1003
(5pt)

命とは何か考えさせられる作品

人の「成長」が「死」に繋がる
なんという皮肉だろう……
それでも人は生きる
前を向いて生きる

余韻の残る素晴らしい小説でした
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)より
4151200517
No.1002
(5pt)

命とは何か考えさせられる作品

人の「成長」が「死」に繋がる
なんという皮肉だろう……
それでも人は生きる
前を向いて生きる

余韻の残る素晴らしい小説でした
わたしを離さないで Amazon書評・レビュー: わたしを離さないでより
4152087196
No.1001
(5pt)

面白い!

すごく面白い。テーマの面白さもさることながら、気持ちの微妙な機微の描写が、素晴らしいと思いました。
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)より
4151200517
No.1000
(5pt)

面白い!

すごく面白い。テーマの面白さもさることながら、気持ちの微妙な機微の描写が、素晴らしいと思いました。
わたしを離さないで Amazon書評・レビュー: わたしを離さないでより
4152087196
No.999
(5pt)

読みやすくてグイグイ読めた

ネタバレはしないで書こうと思います。

あえて前情報なしで読んだので最大限に楽しめたと思います。あらすじは読まないほうがおススメです。

最初はよくある学校ものなのかな、それにしてはなんだかよくわからない用語やルールがあるなと、それが何か知りたいという興味本位でずんずん読めました。大体の本は読み飛ばしがちなのですが、さらりとびっくりする新事実が書かれていることもあり、ハイライトを付けながら注意深く読みました。
ノーベル賞作家というので、よほど難しいと思っていたらとてもとっつき易く読めたことに一番驚きました。翻訳者の方がうまいのか、翻訳物独特のぼんやり加減も無く読みやすかったです。

好みの問題もあると思いますが、ある所からファンタジー色を強く感じてしまい、確かにひどい話なのですが、共感しきることなく読み終えてしまい、他の方のように心を揺さぶられなかった自分の淡白さにやや凹みました。
どうしても理解に苦しむ設定(なぜ逃亡できないのか、嫌悪感を抱くほど嫌いなのになぜ保護活動をしたのか、コテージ期間の意義、介護者期間の開始と終了の曖昧さなどシステムとしての不完全さとそこのあたりの投げっぱなし)がいちいち気になり感情移入できなかったのだと思います。
全体としては先が気になりドンドン読んでしまうほど面白かったですが、、
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)より
4151200517
No.998
(5pt)

読みやすくてグイグイ読めた

ネタバレはしないで書こうと思います。

あえて前情報なしで読んだので最大限に楽しめたと思います。あらすじは読まないほうがおススメです。

最初はよくある学校ものなのかな、それにしてはなんだかよくわからない用語やルールがあるなと、それが何か知りたいという興味本位でずんずん読めました。大体の本は読み飛ばしがちなのですが、さらりとびっくりする新事実が書かれていることもあり、ハイライトを付けながら注意深く読みました。
ノーベル賞作家というので、よほど難しいと思っていたらとてもとっつき易く読めたことに一番驚きました。翻訳者の方がうまいのか、翻訳物独特のぼんやり加減も無く読みやすかったです。

好みの問題もあると思いますが、ある所からファンタジー色を強く感じてしまい、確かにひどい話なのですが、共感しきることなく読み終えてしまい、他の方のように心を揺さぶられなかった自分の淡白さにやや凹みました。
どうしても理解に苦しむ設定(なぜ逃亡できないのか、嫌悪感を抱くほど嫌いなのになぜ保護活動をしたのか、コテージ期間の意義、介護者期間の開始と終了の曖昧さなどシステムとしての不完全さとそこのあたりの投げっぱなし)がいちいち気になり感情移入できなかったのだと思います。
全体としては先が気になりドンドン読んでしまうほど面白かったですが、、
わたしを離さないで Amazon書評・レビュー: わたしを離さないでより
4152087196
No.997
(5pt)

お勧め

単行本で読みたかったので、感激して読んでます。やはり、ハードブックは読みやすく良いです。
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)より
4151200517
No.996
(5pt)

お勧め

単行本で読みたかったので、感激して読んでます。やはり、ハードブックは読みやすく良いです。
わたしを離さないで Amazon書評・レビュー: わたしを離さないでより
4152087196
No.995
(5pt)

読んでいるうちに出口のない閉塞感に気が滅入る

SFという形式を利用して子供たちの静かなあきらめを表現している。希望の見えない物語を紡ぐのが
これ程読む者に絶望感を与えるとは・・・!
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)より
4151200517
No.994
(4pt)

心臓がギューッ

心理描写がとても繊細にかかれている。怖いくらい。読むのがしんどかったけど終盤にすすむにつれ、どんどん引き込まれた。最後はどうなっちゃうの?気持ちにどう決着をつけるのか、、、切なさや悲しさ、人間の強さや、傲慢さ。色々考えさせられた。
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)より
4151200517
No.993
(5pt)

読んでいるうちに出口のない閉塞感に気が滅入る

SFという形式を利用して子供たちの静かなあきらめを表現している。希望の見えない物語を紡ぐのが
これ程読む者に絶望感を与えるとは・・・!
わたしを離さないで Amazon書評・レビュー: わたしを離さないでより
4152087196
No.992
(4pt)

心臓がギューッ

心理描写がとても繊細にかかれている。怖いくらい。読むのがしんどかったけど終盤にすすむにつれ、どんどん引き込まれた。最後はどうなっちゃうの?気持ちにどう決着をつけるのか、、、切なさや悲しさ、人間の強さや、傲慢さ。色々考えさせられた。
わたしを離さないで Amazon書評・レビュー: わたしを離さないでより
4152087196
No.991
(4pt)

余韻を残す作品

初めてイシグロ作品を読んだ。徐々に明かされる登場人物たちの運命や人間関係に引き込まれて読み終えた。最後の部分は抑制の効いた表現であるだけに余計悲しく、読み終えた時は語り手の心情に同化し、暫し放心した。余韻の残るエンディングだ。
少し冗長に感じた部分は、キャシーとルースの日常の諍いが繰り返し描かれた部分で、又かとややうんざりした。終末への伏線であることは理解できるのだが。
科学の進歩が今後我々に何をもたらすか、ディストピアかユートピアか、考えさせられた。
次は短編集を読んでイシグロをもっと知ろうと思っている。
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)より
4151200517