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ヴァンパイア・レスタト
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ヴァンパイア・レスタトの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.59pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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ややネタバレです。 上、下と読んで、正直期待はずれでした。もっと短くまとめられそうなことを、この時代にあったであろう哲学のぶつかり合いという疎通、その会話文が大半を占め、読了後には300文字以内でサッパリとまとめられる内容しか進んでいないように思えます。ルイや、その他の美しいヴァンパイアに焦がれるレスタトの描写が、人の壁を超えた生き物という印象を強くしているので好きですが、夜明けのヴァンパイアがルイの一方的なバッシングと表現するなら、ヴァンパイア・レスタトは彼の言い訳と彼が満足した他者からの賞賛に満ちた、作者のレスタト愛という趣味を感じます。 レスタトの目線で狂言が混ざり、ルイとの疎通すら妄想だったとしたら面白いですが、徐々に人間味を失って行き、そして最後にはシニカルな彼に繋がるのかと思いきや、皮肉屋で残酷な面は、ただのお茶目とちっぽけな誤解でしたと言われて、それを他者が信じて彼を慕うのも、好きではないです。誰からも好かれ信念が揺るがないレスタトは、なんとなく一作目に強烈なインパクトを残した、耽美の雰囲気とかけ離れてしまったように思います上巻の最初は本当に面白かったので、もっと世紀末的に残酷で、徐々に今時なユニークさを含む展開になるのを期待しちゃってました。 | ||||
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