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獣どもの街



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【この小説が収録されている参考書籍】
獣どもの街 (文春文庫)

獣どもの街の評価: 5.00/5点 レビュー 2件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(5pt)

実は素敵なラブストーリー

エルロイの久々の翻訳。長編ではなく、同一の主人公の連作集。

主人公はハリウッドの刑事と女優。エルロイの得意な設定だ。

原文を読んでいないから、よく分からないけど、あの文体ってエルロイなのかなぁ。翻訳は面白いんだけど、自分がイメージしていたエルロイと大分違う。

『ブラックダリア』の映画化もあって、またエルロイブームがきそう。『L.A.コンフィデンシャル』は映画も小説もよかったけど、ブラックダリアはどうかなぁ。

エルロイと初めて出会った時の衝撃は今も消えない。20年ぐらい前になるけど、その当時よりも、今の方がエルロイのよさが分かる。若い時には、人生の苦さや報われない愛など、分からないんだろう。

この『獣どもの街』も基本は一人の男の一人の女への愛、オブセッションだ。すてきなラブストーリーだ。
獣どもの街 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:獣どもの街 (文春文庫)より
4167705370
No.1:
(5pt)

心地良い頭韻のリズムに乗せて

例の4部作に比べさすがに及ばないものの、私としてはだいぶ評価が高い作品。

3つの連作短編からなる本書は、犀がトレードマークの刑事と女優とのラブストーリーか冒険談のどちらか。まぁストーリーとしてはそれほど優れてはいないかと。

私が気に入っているのはエルロイの狂気の文章、『ホワイトジャズ』で見せたあの文体がこちらでも健在なこと。まぁ1つの話だけだが。

また、言葉遊びが凄まじく、そこも非常に気に入っている。頭韻を踏んだ文章は読むのが非常に楽しかった。

それにしても、日本語訳ですら大量にある言葉遊び。訳者の努力と力量が凄まじいとも思う。お疲れ様でした。
獣どもの街 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:獣どもの街 (文春文庫)より
4167705370

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