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麒麟の翼
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麒麟の翼の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.90pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全171件 81~100 5/9ページ
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ベストセラーをコンスタントに出版する日本一の売れっ子作家の 「自称ベスト」作品(帯の惹句=キャッチコピー)の作品で、映画化もすでにされました。 映画は、どうして「こういう展開になるの?」フェアな展開じゃないでしょ、 と思わせるラストの事件解決と思わせてしまいましたが、原作もほぼ同様でした。 そう考えると、実際のミステリーは、以前のように犯人当てゲームではなく、 「どうしてこの犯行にいたったのか?」に重きが置かれるようです。 それなら、裏に潜む作品のテーマは成功していますし、タイトルとも合います。 ミステリーが推理小説から、どんどん離れていっているようです。 | ||||
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相変わらず引き込まれる内容で面白かった。 麒麟の翼がスタートラインだという着眼点は、素人の私には思いもつかない。 私の中では、東野さんの作品の中では上位にくる本でした。 | ||||
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全く関係のなさそうな事から事件の真相にたどりつく様が 丁寧に描かれています。 ただのミステリーにとどまらず、 違ったことを隠して生きていくのはどうなのかという メッセージも含まれているところも素晴らしいです。 物語のはじまりからは想像もできない真相に驚くとともに ラストの加賀の教師に向けたセリフが胸に染みました。 | ||||
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殺されても仕方のない人間なんていませんよ。 加賀刑事の台詞。名セリフだと思います。 すごく感動した作品です。 事件の裏に過去が隠されていたなんて意外な展開。 その事件がきっかけで被害者が多く出た 後悔が残らないように生きなきゃと思わされた作品でした。 糸川は生徒に間違ったことを教えた。 そんな教師には出逢いたくないが、自分で気付くことも大切だなと思いました。 | ||||
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家族愛について描かれていて、赤い指や新参者と同様の教示が含まれた作品。 少ない手がかりから真実を暴く加賀刑事の手腕に脱帽することに加えて、 教育者とはどういった人であるべきかということも考えさせられた作品だった。 自分は教師であるわけではないが、下の者を指導する際にも心すべきことが学べた。 | ||||
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すでに書かれている方もいるとおり、推理小説とみるよりも 人とのつながりを描いたものだと解釈しました。 印税を義援金にという売り方に賛否両論あるかと思いますが、 読み終わった後は、3.11にちなんで、東野氏なりの思いや願いといったものが 込められた力作だと感じました。 映画化はここ最近始まったものではないので、もはや原作とどちらが面白い うんぬんはどうでもいいのですが、この作品を読んだ後に無性に映画を見たくなり、 また過去の加賀恭一郎シリーズを再読したくなったほど、 個人的にはかなりはまりました。 八島冬樹の彼女がこれから再出発する時に「世の中甘く見てますよね」の一言に対して 加賀が返した一言に「はっ」とさせられた読者も多かったのではないでしょうか。 人情の加賀ですが、いつもに増して心に残る言葉が多い作品だと思います。 | ||||
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中盤までは際立った事件が無くイマイチな印象だったが、 終盤はさすが東野先生。どんでん返しが待ち構えていた。 ただ、この本は加賀刑事のファン向けなきらいがあり、 今までの作品を読んでいなければ分からない事情が多々ある。 加賀刑事が珍しく感情を露にする場面は必見。 | ||||
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加賀シリーズは、『どちらか〜』『私が彼〜』以外は全て読んでいます。 この『麒麟』の帯にはシリーズ最高傑作とありますが、 それは「推理小説としてではなく一つの物語として」という意味合いだと思います。 その意味では、私としては東野さんのおっしゃる通り「偽りなし」でした。 東野さんはこれまでにいくつもの傑作を生み出しており、そのせいで毎回 読者の用意するハードルが高くなっていますが、私としてはすごく好きな作品でした。 これまでの中では『赤い指』が一番でしたが、この『麒麟』がシリーズ最高傑作です。 大掛かりなトリックの、いわゆる本格推理ではなく、あくまでも「人の心」に重きを置いた作品。 だから、奇抜なトリックや犯人の意外性に期待して読んだ人は「最高傑作?」と感じるでしょう。 「人は、死の間際に何を想うのか?」や「息子を想う父の気持ち」がテーマとなっており、 どちらかと言えば大人向けの作品ではないかと思います。 ラストに賛否両論あるようですが、個人的には納得できる終わり方でした。 殺人事件を扱う小説でありながらも、前向きに生きる登場人物たちに共感でき、 心に残る1冊となりました。 本を読み、さっそく映画を観に行きましたが、映画も最高でした。 原作に忠実でありながら、さりげないアレンジが効いていて、出来が良かったです。 被害者役の中井貴一さんがハマっていて、真剣な演技に胸を打たれました。 原作・映画ともにおすすめしたい作品です。 | ||||
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ドラマティックな映画の予告編や、作者自身が「加賀シリーズ最高傑作」と言うのであれば、と思って読んでみた。 さすが、東野圭吾作品だけあって、描かれる人間ドラマ、謎解きの面白さもあり、あっという間に読めた。 ただ、後半話が進むにしたがって、粗さというべきか、その展開に「?」と思わなくもなかった。 確かに、十分に傑作だと思うレベルだとは思うが、 東野圭吾であれば、もっと行けるはず、と思うのは期待しすぎ?? | ||||
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東野圭吾さんの作品で好きな方の部類です。 SFも入ってないしOKです。 | ||||
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劇場版では真犯人が更に深く描かれているでしょうか? まあ、真犯人の描写が薄く思います。だからこそ、真実がわかった時は「え?」みたいな感じでした。 でも加賀恭一朗はやはりカッコイイです。 だけどやはり、大事な事を教えてもらえる作品でもある。 一度過ちを犯し、隠しつづければ、隠しつづける為また更に別の過ちを犯す事になる。 だから 逃げるな。 目を背けるな。 皆さんにも言える事かもしれません。 劇場版、楽しみです。 | ||||
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薦められてはじめてこの作家さんの本を読みました。 麒麟の翼にこめられた思いは、悲しさや強さを伝えています。そのことが、読み進めていくうちに段々とストーリーともにわかり悲しくもそのメッセージに心をうたれました。 | ||||
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「1パーセントの富裕層が99パーセントを支配している」状況を変えたいと、ニューヨークをはじめ世界の主要都市で若者が大規模な抗議デモを展開した。日本でも、その呼びかけに応じてデモがあったが、欧米の若者のような強い主張は感じられなかったというのが大方のマスコミの論調だった。 こんな停滞ムードが漂う現在の日本の若者の貧困と内向き思考、工場現場のシビアな労働環境など現代社会が包含する矛盾や課題が、殺人事件の捜査の進展とともに明らかになっていく。推理小説というより、社会ドラマを見ているような展開で、改めて格差社会の実相などに思いが至り、久しぶりに余韻が残る作品だった。 | ||||
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東野圭吾さんを最近読みはじめました。 地味ながらも意外な方向へ進むストーリーに、ページをめくる手が止まりませんでした。 最終ページまで読み切り、「この本を読んで良かった」としみじみ思います。 艸(vωv`★) | ||||
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著者は加賀シリーズ最高傑作といわれているようですが、個人的には「赤い指」の方が好きかな。 日本橋を舞台に加賀と甥の松宮コンビが事件に挑んでいきます。 「新参者」や「赤い指」でおなじみの場所、登場人物が登場するので、この2作は必ず読んでおいた方が良いと思います。 特に「赤い指」の方はテーマも通じるところがあるので必読です。 シリーズ2番目の傑作だと思います。 途中で読むのを中断するのが惜しく、眠る時間を削り、夜更かしして読んでしまいました。 | ||||
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加賀刑事シリーズです。所轄の刑事として街に 密着していくことで 犯罪の根幹にとたどり着く その面白さは さすがです。 ただタイトルの意味、それを実感しつつも なにか物足りない。 それは、捜査をミスリードするために出てきた 人物のせいなのでしょうか。 途中が少し冗長に感じましたが、結果的には それらが最後の部分につながり 最後はページを めくる手が早くなりました。 ミステリーとは思えなかったですが、刑事小説と して読むには面白かったです。 | ||||
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加賀恭一郎シリーズシリーズでは間違いなく最高傑作でしょう。謎解きだけに走っておらず、人情モノでベタベタになっておらず、ついに加賀恭一郎シリーズの小説の完成といってもいいくらいです。 最後の方で、加賀が教師に詰め寄るシーンがありますが、これは、著者の分身でしょう。東野さんって若いころ教師や学校には反発していたとか言っていたの覚えていますが、このシーン絶対に入れたかったんでしょうね。思わずクスッとしてしまいました。 さて、特別書き下ろしのシリーズは、あと2冊。1冊目でこの出来。これから読むのですが非常に楽しみです。 | ||||
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同級生や放課後あたりからの大ファンです! 切れ味鋭い短編集も理系ミステリー系も好きですが、 レイクサイドや手紙なども好きでした! 白夜行あたりから、文芸的な香りが濃くなってきて、 哀愁とやりきれなさが漂う独特の雰囲気が出てきましたね。 そして、赤い指、新参者と加賀恭一郎を阿部ちゃんが演じてからは、 あまりのはまり役に、ますます加賀の存在感を感じるようになり、 前よりもいっそう加賀シリーズにはまりこんでしまいました。 そしてこの「麒麟の翼」ですが、 二人の男子中学生と高校生を持ち、学校に勤めている私にとって、 本当に感動的で、涙が止まりませんでした…… わかりやすいテーマかもしれませんが、人間にとってとてもとても大切な普遍的なテーマを扱っています。 この作品に一貫して流れている思想に私はとても共鳴しました。 人間が未熟さや弱さからいろいろな間違いを犯してしまい、 自分や多くの人を不幸にしてしまう…… そんな悲しい出来事が連鎖していく不幸 巡り合わせやタイミングの悪さが取り返しのつかない悲劇をもたらしてしまう悲しさ 罪をごまかすことによって新たに繰り返される罪 でも、最後は生きる希望と、人と人の絆や愛情を感じさせてくれます。 そして、新参者と同じように、人形町や日本橋という土地と人、加賀恭一郎の魅力も満載でした。 ああ、本当に読んでよかった!極上の時間を過ごすことができました! ミステリーがどうこう、意外性がどうこうなんて、関係ないです! 絶対におすすめです! | ||||
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東野圭吾の書く小説は、悲しみを伴う事が多い。 人間関係の複雑さ、守りたい愛など様々な心理が働く事で 事件の真相が何かを考えさせられる。 こういった表現が、日常よくある事のように思え、 更に東野圭吾の小説をより身近に感じさせ、 読者をのめり込ませるのであろう。 内容は、被害者・容疑者が二人とも亡くなってしまうことから 事件の真相が混沌としてくるところから始まる。 結末としてはあまりにも単純な様を呈すると思われたが、 その裏に隠された真実とは。 今作もまた、人間のドロドロした一面や親子愛、家族愛なども絡まり 最後もまた涙せずには読み終える事が出来なかった。 麒麟の翼 (特別書き下ろし) | ||||
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加賀恭一郎のキャラクターが大好きなので、今回も楽しみにして読みました。 推理小説というよりは、人間ドラマっぽい感じで、 ラストは泣けてきました。良かったです。 レビューを見てると阿部寛さんのイメージが強いという意見が多くありましたが、 私はちょっと違います。 阿部寛さんは好きな俳優さんではありますが、 原作の加賀さんは、もう少し若くてカジュアルな服装が似合うイメージ (私の中では阿部さんはスーツのイメージです) 松宮さんは、溝端君のような美青年(!?)ではなく、 平凡なサラリーマン風の男性という感じです。 | ||||
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