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ひかり62号の殺意
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【この小説が収録されている参考書籍】
ひかり62号の殺意の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.75pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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1987年6月に刊行された西村京太郎氏の127冊目の短いけど中身の濃い力作長編です。今から31年前の50歳代の著者は実に手の込んだ本格ミステリーを数多く量産されていたのだなと読み返してみて感心する事頻りです。時刻表トリック一辺倒ではなくあらゆる技巧を駆使して良作を執筆する著者にはいつもながら頭が下がりますよね。 銀座の宝石店から二億五千万円の宝石をまんまと奪って逃走した二人組の強盗の一人がその5日後に岡山の質店に現れた処で逮捕される。まずは順調に思われたのだが犯人の宮本は「ひかり62号」で東京に護送される車中で何と何者かに射殺されてしまうのだった。 まあ昔の十津川警部はとにかく今よりも数十倍ぐらいご苦労されていたと言えましてその違いは本当に一目瞭然ですね。それだけ昔は頭の賢い知能犯がごろごろと居て中には警察の読みを逆手に取る様な厄介な輩もいるのですから十津川警部もさぞかし大変だったでしょうねと心よりお察しします。本書の第7章「再検討」での論理の積み重ねによる解明のプロセスは誠に圧巻で頭脳が刺激されて久々に心地よい興奮を味わえましたね。今回は珍しく舞台がフィリピンのマニラまでも広がり、マニラ警察のミスター・ロドリゲスという捜査官が登場しますが、何故かいつも最後に事件の解決を共に喜ぶといったシーンが書かれる事が決してないのが残念な気がしますよね。さて、途中では「わからんなあ」を連発してお手上げ状態だった十津川警部でしたが、さすがにいつまでも犯人にやられっ放しではなく自らの間違いに気づいて軌道修正してみせる柔軟さを持ち合わせているのですが、やはり犯人の側も己の計画の完璧さに酔ってうぬぼれてしまい要はやり過ぎと過信が命取りになるのも事実なのですね。でも本書の真犯人は稀に見る名犯人と言って良く、短くても中身が濃く切れ味鋭いストーリーを堪能できて大満足でとても幸せな気分に包まれた至福のひと時でしたね。 | ||||
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宝石店が襲撃され、億単位の宝石が奪われた!犯人はマニラへ高飛び、追う十津川警部、という今回の事件。 ただの強奪でないことは分かるが(それならわざわざ長編にはならない)裏が読めなかった。 ただの強奪でないのなら誰が 得をするのか?犯罪捜査の基本に立って考えてみよう。 | ||||
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出だしでいきなり狂言ではないかと思いました。 どうもかきぶりが変です。 ところで、犯人の護送の際に、トイレにいくのに刑事が一人で付き添うというのはお粗末限りない。 十津川刑事ものの品格を落とす作品だと思います。 マニラに逃げた犯人という設定はいいと思うのですが、、、 最初がいまいちだと、ちょっと不満が残ります。 | ||||
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出だしでいきなり狂言ではないかと思いました。 どうもかきぶりが変です。 ところで、犯人の護送の際に、トイレにいくのに刑事が一人で付き添うというのはお粗末限りない。 十津川刑事ものの品格を落とす作品だと思います。 マニラに逃げた犯人という設定はいいと思うのですが、、、 最初がいまいちだと、ちょっと不満が残ります。 宝石商に強盗が入った。 あれ,どこかで読んだことがあると思った。 ps. 二度目に読んだ時に, 一度読んだことがあるか, 似た話を読んだのかは覚えていない。 たしか,狂言だったような。 十津川警部の物語も数百になると, 読んだか,読んでないかを覚えていないのが悲しい。 | ||||
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