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プリズンホテル・夏



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プリズンホテル・夏の評価: 4.03/5点 レビュー 113件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.03pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全83件 81~83 5/5ページ
No.3:
(5pt)

ぐいぐい読めます

浅田次郎さんの著作の主人公ってみんなヘンですよね(笑)このプリズンホテルの主人公も相当変わり者です。はっきり言って最低です。でも不器用だけどなんだかほっておけない。どこか不完全な人たちが織り成すプリズンホテルでのさまざまな事件に、ぐいぐい引き込まれました。元気でますよ。電車など公共の場で読む方は、思いも寄らぬところでホロっときたり、ふきだしたりするので気をつけてくださいね。プリズンホテル、行って見たいなぁ・・・
夏 プリズンホテル(1) (プリズンホテル) (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:夏 プリズンホテル(1) (プリズンホテル) (集英社文庫)より
4087473295
No.2:
(5pt)

否定と肯定のつり合い

初めてこの本を読んだとき、私の前には大きな壁が立ちふさがりました。私は女性です。主人公の小説家木戸孝之介が、育ての母富恵と当時愛人だった清子に対してふるう暴力をどうしても許せなかったのです。孝之介の数々のふるまいに、「このオヤジ、許せねぇ」怒りはつのり、本を投げうち、おもいっきり足でけりつけながら「このやろ、このやろー」と叫んでいました。本はもうぼろぼろです。続きを読むにはもう一冊買ってこないと……。プリズンホテル、このシリーズすべて読み終えた今、これはもしかして、作者にまんまとしてやられたぞ、というのが私の感想です。「怒り」って、けっこう出やすいんですね。しかし、その怒りの先には、これは実は秘密にしておきたいのですが、なにかこう、とてつもなくやすらぎにつながってゆく深い体験があるようです。いや、確かにあります。この本はそれをかいま見せてくれました。どうか皆さん、「怒り」の先まで進んでいってくださいよー。いや、まず「怒り」を徹底的にやってください、1冊といわず、4,5冊けりまくって、ぼろぼろにしちゃっていいですから。
夏 プリズンホテル(1) (プリズンホテル) (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:夏 プリズンホテル(1) (プリズンホテル) (集英社文庫)より
4087473295
No.1:
(4pt)

監獄ホテルの狂想曲

一癖も二癖もある登場人物たちが二泊三日の温泉旅行。有名作家あり、心中希望の家族、ヒットマンに親分、退職離婚予定の夫婦と、どこをつついても話がひとつできてしまう面子。彼らが浅田次郎さんの手に掛かって、動き出すのだからつまらないはずはない。主人公はいったい何割が本人なのか、推測するのもファンにはたまらない楽しみだろう。 喜怒哀楽ありの娯楽小説の王道。磨き込まれた描写力で書かれる抱腹絶倒のストーリーがどこか心を暖かくしてくれるはず。
夏 プリズンホテル(1) (プリズンホテル) (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:夏 プリズンホテル(1) (プリズンホテル) (集英社文庫)より
4087473295

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