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プリズンホテル・夏
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プリズンホテル・夏の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.03pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全83件 1~20 1/5ページ
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(1~4巻を通してのレビューです) 笑いあり、涙あり、昭和テイストの大傑作エンターテインメントです。ヤクザが礼儀正しいのが可笑しいし(そんなものかと納得してしまう)、カタギの人たちもどこか一本気でその可笑しさに通ずるものがあるし、そのズレっぷりが加速・増殖し、あっという間に異次元空間にぶっ飛んでいきます。なんといっても奥湯元あじさいホテルの大浴場極楽の湯、気持ちよさそう。癒されたい。 「かくて、ドイツ教養文学ビルドゥングス・ロマンを背骨(バックボーン)とした泣き笑い満載の極道小説『プリズンホテル』は誕生したのであった」(by 作者) 人としての生き方を教えてくれる、そんな気も(ちょっとだけ)します。 | ||||
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奇抜で、かつ、クスッと笑わせるユーモアを含んだ傑作である。最後まで一気に読ませる筆力は凄い。 主人公の作家の「孝ちゃん」は、従業員と駆け落ちした母親に捨てられた子供という設定である。著者の実人生と重なる部分があり、この設定が本作品の奥深さと真実味をもたらしている。 | ||||
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作中に登場するホテルは、ヤクザたちによって経営される、ヤクザ団体専用のというより、どんなワケアリの人物であっても、来るもの拒まずのモットーでおもてなしをする珍妙なホテル。 ヤクザが主役なんだから、どうしても暴力や、血なまぐさい抗争といったバイオレンスと結びつけてしまう。だがこの作品、そんなヤクザの暴力的なところではなく、義理と人情を大事にし、何より筋を通すことに重きを置く、そんな絵に描いたような任侠ヤクザ像を打ちたてることに成功した。ヤクザがリゾートホテルを経営するというミスマッチ、そしてそこから生まれてくるユーモア感覚は、たとえば本書の最初に紹介されているホテルの平面図に書かれたコメント――「不慮のガサイレ・カチコミの際には当館係員の指示に従って下さい」「客室のドアは鉄板、窓には防弾ガラスを使用しておりますので、安心してお休み下さい」等――ひとつとってみても、ブラックジョークがあって、思わずニヤリとさせられてしまうのだが、「生きてる人間も死んだ人間も、善人も悪人もそっくりもてなす極楽ホテル」を築く使命に静かに燃えている、「奥湯本あじさいホテル」のオーナー兼ヤクザの親分の木戸仲蔵や、筋骨隆々のいかつい大男である黒田をはじめとするヤクザ従業員の、いかにもホテルマンらしくない、不器用でどこか時代がかった接待――「いったんゲソつけられたお客人は身内も同然。誠心誠意、命がけで尽くさせていただきやす」――は、それに輪をかいて読者の笑いを誘うことは間違いない。 そしてキャラクター的に面白いのは、何もヤクザたちばかりではない。誰よりもホテルマンとしての責任感に強く、客のために真摯でありすぎるためにクラウンホテルの鼻つまみ者として、何年も地方ホテルを渡り歩かされた経歴を持つ支配人の花沢一馬は、ヤクザたちを相手に自分の指をつめると言ってのけるだけの度胸と、自分のホテルマンとしての仕事に頑固なまでにこだわりつづけている男であるし、板場の板長を勤める梶平太郎は、借金を苦に自殺した前のオーナーの時代からこのホテルで働く古株であり、相手がヤクザであろうと誰であろうと自分の信念を曲げようとしない頑固者、一方のフランス料理の若きエリート服部正彦も、自分の料理は誰にも負けないという自信とともに、ことあるごとに板長とぶつかってしまう難物だ。 ようするに、このホテルに集まってきたのは、誰もが自分の仕事にあまりに真摯であろうとするがゆえに、世渡りがあまりうまくなく、損な役回りをさせられた、いわば一本気の通った頑固者ばかりなのである。唯一頑固者ではないのは、ゴンザレスやアニタといった、外国人労働者たちだろうか。だが、彼らの話すタガログ語や、奇妙なイントネーションの日本語はたしかに滑稽ではあるが、じつはエリートホテルマンではぜったいに真似のできない、朴訥であるがゆえに客に対して尽くすことができるむきだしの誠意は、よく考えてみれば、仲蔵オーナーが考えている究極の「極楽ホテル」には、なくてはならないアイテムであることが、おそらく読者にもわかってくるに違いない。 | ||||
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続きが知りたくて秋・冬・春も買う予定。 | ||||
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よくできたエンタメ作品です。ぶっぎりのという表現が何度も出てきますが、同じ表現を繰り返して使うのはやめた方がいいと思います。 | ||||
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著者の作品のフアンでありながら、代表作のこのさくひんは、よんでいなかった、何か自分には、向かない、どたばた作品で、なじめないとおもっていたのだが、意外や、以外、面白く、読み終えてしまッた。 | ||||
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読んで損のない4部作。 夏から始まりますが 終わりが春と言うところが好きです。 | ||||
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ヤクザが出てくる、浅田次郎らしいユーモアと義理人情ある世界。こういった作品は、浅田次郎しか書けません。ユニークで楽しめる小説です。 | ||||
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「きんぴか」シリーズに次ぐ、浅田次郎氏の初期の習作(秀作)です。一見冗談のような文章に、すでに並外れた才能が読み取れます。思わず、何度も読み返したくなるほど。 「女性蔑視」「セクハラ」だとして不快に思われる女性読者も多いと思いますが、ひと言。同氏の作品で、やたら編集者をいじめる作家や暴言を吐く人物が登場しますが、それをそのまま鵜呑みにしないでください。まさか本当に担当編集者を叩きのめす作家などいるはずもなく、オーバーな表現として受容できる範囲のお遊びとして理解しましょう。続編や氏の他の作品を読めば、納得されると思いますけれど。 万にひとつの偶然が生み出す奇跡のような物語も、もしかしたら主人公の心の中の出来事かもしれない。すぐれた小説とは、そういうものでしょう。 | ||||
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登場人物が、それぞれ個性があり、それぞれが存在感がある。 無駄な登場人物がいない。 生きる世界の違う人たちが、心でつながって行く様が さわやかさを感じさせる。 ドラマ化もされたが、納得の作品です。 | ||||
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任侠団体専門のホテルに配属された支配人と堅気の客のいざこざが展開されている本。 これめちゃくちゃ面白かった!久しぶりに当たりを引いた感じ! 偏屈な小説家とかは見ていて腹が立つし、幽霊とかヒットマンとか現実にはさらさらあり得ない設定も盛り込まれているから、人を選ぶ小説かもしれないけど…。 | ||||
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面白さもさることながら、人として考えるべき大切なことが、散りばめられています。 | ||||
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浅田次郎氏の作品は初めて読んだが、表現も豊かで内容もイメージし易かった。本書は、四部作となっているが、この一冊でも充分に楽しめる内容であった(因みにこの四部作は、夏から始まって春で終わるそうなので、読みたい方は、注意してください) | ||||
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シリーズ4作を繰り返し読んでいる。 十回ずつほどは読んだ。そして、やはりこの最初の夏編が、最高傑作だと感じる。グランホテルスタイルの作品の典型なのだが、それぞれ、別々に訪れた客たちの、すれ違い、絡みあいが、とても良いのだ。すでに十五年以上経過する作品だが、自分が年齢を重ねるほどに、感情移入する登場人物も変化する。この夏は、定年してやって夫婦だ。 | ||||
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内容がちょっと古くさかったですが ほんと面白くてはまりました。 苦手だった電子書籍を 読むきっかけになりました。 | ||||
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以前読んだが再読。 今でも読めば読むほど面白い。 この本で朝田次郎のファンになり、彼の作品はほとんど読んでいる。 | ||||
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説明通りで、配達もちゃんと予定通りに来ました。 良かったですよ。 | ||||
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久しぶりに笑える小説に出会えました。 言い回しの巧みさに思わず馬鹿笑いをして周りに迷惑をかけています。 | ||||
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単行本でもっているのに、キンドル版もかちゃいました。 何べん読んでも面白いし、読むたびに新しい発見があります。 | ||||
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中古で、価格1円ということで、購入してみました。 汚れも気になることはなく、これからも、どんどん利用しようと思っています。 、 | ||||
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