悪人

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評判

悪人の評価:

4.01/5点 レビュー 407件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.01pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全435件 361〜380 19/22ページ
No.75
(5pt)

こりゃ、親のセックスだ。

親がセックスして自分が生まれた、と知った時の衝撃に似てます。または、そのセックスの模様を想像するときの、よくわからないものに対する怖さ、まったく別人の顔を持っていると人に感じるときの畏怖。人間が持ついくつもの顔の恐ろしさ、少々こっけいを帯びた哀しさを感じる本でした。とはいえ、私も持っているはずなんですね。そんな顔。それは自分なりに理解しているのだけど、遠巻きにしている人から見れば、「悪人」になったり「善人」になったり勝手に判断されちゃうのですね。人々の暮らし、くせ、嫌な思い、やさしい気持ち、いろんな顔。小さなひだのところまで書いた本だと思いました。人間は結局、だれでも悪人でだれでも善人なんでしょうね。少しこっけいでもあり、哀しかったです。
悪人 Amazon書評・レビュー: 悪人より
402250272X
No.74
(4pt)

九州訛りがなつかしく・・・

福岡県久留米市で理容師を営む父親を持つ:石橋佳乃は生命保険会社の外交員をする女性達の借り上げアパートに住んでいる。12月の日曜日,実家との電話終えた佳乃は同じ外交員の友人二人と中洲で夕食の鉄板餃子を食べた後,男性と待ち合わせがあるといい一人になった。しかし,佳乃は翌日福岡と佐賀を結ぶ三瀬峠で冷たい絞殺死体となって発見される・・・福岡・佐賀・長崎の九州北部を舞台とした女性保険外交員殺害事件にまつわる人々にまつわる話である。単に殺人事件を主題とした物語ではなく,いろいろな人々の心情を細かく描いた作品である。話はストレートであるが,その心情の移り変わりをたどっていくうちに,大変悲しいというか,やるせない気持ちで一杯になる物語である。読み終わった後で色々と考えさせられる話でもあるが,読み物としても秀逸であり,物語に引き込み一気に読ませるストーリーであった。
悪人 Amazon書評・レビュー: 悪人より
402250272X
No.73
(5pt)

束芋経由の悪人

朝日新聞で妖しい絵、それは束芋の絵であった。本作にも装丁に束芋の絵がのるのかなと思っていた。もし、のるのならば絵が内容を凌駕する恐れがあったのか、装丁の話はなかったらしい。そして本作を読んだ。とてもスリリングで情景が浮かぶ内容であったし楽しめた。時に感情移入し怒りを覚え、同情をし、現代の暗い部分をうまく浮かび上げた快作であると思う。
悪人 Amazon書評・レビュー: 悪人より
402250272X
No.72
(4pt)

胸を打つ人間ドラマ

正直言って、殺害された被害者の佳乃は、はすっぱな20代の女性。自分の若さを武器に出会い系で会った男達にたかっていた。人を人とも思わぬ態度や嘘をついて虚勢をはっていた浅はかな女性だ。でもそんな彼女でも大事に育てた両親がいて、殺害されて言い訳でない。また容疑者の祐一にも、祖父母という家族がいた。そこに代わり映えのない生活を送る30女の光代や、軽薄男の増尾などの人間が幾重にもからむ人間ドラマ。『パークライフ』も読んだが、格段に上手くなった吉田氏に拍手。
悪人 Amazon書評・レビュー: 悪人より
402250272X
No.71
(3pt)

迫ってくるもの。

前もって言いますとこんなに評判がよくなければ書かなかったと思います。小説として見たときの率直な感想としては、まずまずかなあと。なので星は三つ。ただ世間の評価と自分の感想の齟齬がとても大きくなってしまったのでちょっとだけ。これで、悪を書いた、と言えるのか。悪とは何かと突き止めたのか。実のところそんなものは期待していなかったのですが、次。それでも必死に手を伸ばそうとしてあがいた真剣さ、切実さがこの作品にあったのか。そういうのが伝わってこなかったので、失望した面がやはりありました。やはり「悪」とか「悪人」なんてテーマがテーマですから、最初からそこまでは期待していないのですが、せめて作品の中でそれでも必死に模索しつづける何かがあれば納得できたと思いつつも(おそらくそれは著者の意気込みというか激しさだったと思います)、読んでみてあまりにあっけらかんな感じがしました。こんなテーマに挑んだ以上、小説として失敗してもいいから、息遣いを感じたかったなあ。一言でいうと迫ってくるものが何もありませんでした。
悪人 Amazon書評・レビュー: 悪人より
402250272X
No.70
(5pt)

こんなふうに、描けるなんて

さみしさ、むなしさ、胸の中の空を切る音。衝動、暴力、理想との落差。家族や友情のねじれ。すれ違いの宇宙。誰しもに覚えのある暗渠を、この作品はとてつもなくうまく表現していて、そのことに驚き、感動した。チンケな、猥雑な、ずる賢い、卑怯な。それらが、ごく凡庸でありふれたものであることを、思い出す。それらとともに、わたしたちは生きていて、わずかのボタンの掛け違いの可能性なんて、誰にだって起こりうりそうなことだと気づく。人生をつつがなく終えることに、ひたむきである人々の、守らんとしているものを、侵さないこと。かなえようのない誇大な幻想に、加担しすぎないこと。そんなことを噛み含めながら、生きることを過ごしていきたい、と。ん〜、すごい作品だ。読めて、よかった。
悪人 Amazon書評・レビュー: 悪人より
402250272X
No.69
(4pt)

一発でこの作家のファンになった

長崎、博多が舞台の事件小説。(クライムノベルというのか)鉄筋工?の若者の目を通して、善と悪、光と闇、怒りと赦しを描く(多分)。キーワード:善と悪、怒りと赦し、福岡、長崎、保険外交員3名、土方さん、西南大学生、湯布院の旅館のボンボン、久留米の床屋、三瀬峠、携帯、出会い系、健康食品、老人の町、スカイライン、灯台
悪人 Amazon書評・レビュー: 悪人より
402250272X
No.68
(5pt)

最高の作品です!絶対に読んで!

「悪人」、めちゃくちゃ、感動しました。吉田修一という作家は、本当にすごい。推理モノ、サスペンスもののヒット作は多いけれど、たいていは、最後のオチのところで、なあんだ、とがっかりするのではないでしょうか。この「悪人」の場合、最後まで手に汗を握り読み、かつ、最後もすばらしい。というか、なんともいえない最後。。。あまりにも感動したので、同じ作者のほかの作品も買って読んでみましたが、「悪人」を凌駕するものは、はっきりいってありません。たぶん、読み始めは、ええ、こんな格差社会の底辺の話?と思うかもしれません。でも、そこで読みやめないでくださいね。その底辺にいるかと思った祐一に、どんどん魅了されていくのです。最後は、嗚咽してしまうほど、祐一にほれこんでいました。これほど深い作品に会うのは本当に初めて。そう言い切れます。超おすすめです!!!!
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402250272X
No.67
(5pt)

傑作

かなりボリュームのある内容だったほか、後半は面白過ぎてゆっくり読み進めたため、完読までに4日間も費やした。出会い系サイトで知り合った男女間の恋愛もので、殺人犯と逃避行を行うといったとても考えられないものであったが、何故か殺人を犯した犯人を憎むことができなかった。特に後半部分は、犯人と彼女と絆、被害者家族と苦しみ等々深夜になっても本を閉じることができない程の目が離せない内容であった。娘を持つ私としては被害者の父親の気持ちは察して余りあるものがあったが、出会い系で手っ取り早く男と出会うような娘にならないように教育する必要があろう、などと色々なことを考えさせられた。強くお薦めできます。
悪人 Amazon書評・レビュー: 悪人より
402250272X
No.66
(2pt)

作者に確固とした世界観があれば

出来ばえのいい本である。ただ殺された佳乃に気持ちが傾かない。後半ファンタジーのように三瀬峠の殺害現場で父親の前に姿を現すが、彼女はやはりただのセックスの好きな売女としか受け止められない。レビューでよく「読み終えた時点で、誰かとこの本について語り合いたい」という旨の文言を目にする度に、読者に明確なメッセージを伝えるだけの哲学があればと、この著者の決定的な才能の不足を気の毒に思う。最後の息子、パークライフ、パレード、そしてこの本然り。まあ、消費生活の好きなこの作家が、多少仕事について触れられるようになったのは着実な進歩と受け止めたい。これ以上の著作を世に訴えるなら覚悟が必要だ。個人的には房枝の言動に胸を揺さぶられた。
悪人 Amazon書評・レビュー: 悪人より
402250272X
No.65
(4pt)

今度の幽霊は・・・?

吉田修一の小説にはいつもひっそりと幽霊が登場する。時には幽霊ではないような姿で。それは「不吉な気配」とでも言うような漠然とした何かであったり、一般的に想像できる姿であったり。ちなみに今回の「悪人」には比較的はっきりとそれっぽいものが現れる。とはいえ、それは話の行方を左右するような役割を持っているわけではないので、幽霊の登場がなかったとしても話は展開し、過去の作品以上に確固たる結末を迎える。幽霊の気配を忘れてしまうほどに今回描かれる人間模様と、各登場人物に与えられた背景は明確で濃厚だからだ。しかし事件が発生する以前から、そいつはこの物語世界に存在していて、時折姿をチラリと見せてはなにごともなかった用に成り行きの背後に掻き消えてしまう。普通にしていては気にならないが、見える人には見えてしまう。そいつの存在に気づきさえしなければ、ずいぶんと感動的なラブストーリーとも少々説教くさい話とも読めるわけだが、そいつが見えてしまったとたん、時折挿入される些細な描写の一つ一つがひどく不吉な様相を帯びてきて、今読んでいるストーリーが果たしてこの作品の本当の姿なのかどうか疑わしくなってくる。幽霊をひっそりと立たせる作者の手管は一層研ぎ澄まされてきたということなのか。
悪人 Amazon書評・レビュー: 悪人より
402250272X
No.64
(2pt)

似たようなストーリー

厚さの割に読了までの時間はかかりませんでした。ストーリーのテンポの良さ、よくできた構成によるものでしょう。そういう意味では「よくできた小説」だと思います。が、気になるのは「どこかで読んだ」という感覚を終始持ち続けたことです。例えば、貫井徳郎さんの「愚行録」や角田光代さんの「八日目の蝉」です。この手の内容は、どこかでなにかが重なってしまうのは避けがたいんでしょうが、図らずも加害者となってしまった者のどうしようもない心情であったりとか、自らの行為を省みることなく愚かしさをさらけ出してしまう者の姿であるとか、「あぁ、あの本のあの人に似ているなぁ」と思いながら読んでいました。いっそのこと、それぞれの人物をもっと赤裸々に、グロテスクに描いた方が確固とした個性を描けたのではないかと思います。
悪人 Amazon書評・レビュー: 悪人より
402250272X
No.63
(4pt)

人は、自分が思っているようには思ってくれない

一度読んだら止められない力作であったのは確か。人物造型や内面描写も手足れたもの。(文章のタッチは、宮部みゆきに似ている。)しかし、個人的には、(不遜ながら)大佛次郎賞と毎日出版文化賞をW受賞するほどの作品だろうかという気もする。また、風俗小説的観点からは、日本人(特に地方道徳)の劣化又は退嬰的文化を物語る作品として読んだ。
悪人 Amazon書評・レビュー: 悪人より
402250272X
No.62
(4pt)

性悪説

吉田修一の10年を総括する傑作。九州出身である著者が、初めて自分が知らない九州を描いた作品であることにまず驚いた。その視点がこれだけの話題作にしたといっても過言ではないのではないか。そして、これまでの作品に一貫した性悪説。現在あるエンターテイメントのすべてに蔓延る「救い」を求めた性善説に基づく物語を一刀両断する著者の筆に今回は脱帽。思えば「パレード」のラストもこれで腑に落ちる感じ。次に何をどの視点で描くのか楽しみ。
悪人 Amazon書評・レビュー: 悪人より
402250272X
No.61
(3pt)

惜しい作品

吉田さんの作品は、はじめてだったのですが、前半は、何かを期待させるものでした。社会の理不尽さと個人の孤独感との対比をうまく描写する方向や著者が何を言わんとするかも理解できました。最近のブームにのっかった薄っぺらい作品でないことは評価します。それだけに残念な作品でもあります。後半から失速して、小奇麗にまとめた感じの終わり方。群衆劇にしながら、すべての登場人物の心情が描ききれていない。すべてにおいて、あと一歩足りない。あと一歩踏み込めば、文句なく傑作の予感がする作品でした。
悪人 Amazon書評・レビュー: 悪人より
402250272X
No.60
(4pt)

湘南ダディは読みました。

暗いお話でマイテイストではないのですが、優れた作品だと思います。石橋佳乃、短大をでて保険の外交員、親元をはなれ博多の会社の寮で生活している。ヴィトンの財布を持ち、同僚には裕福な実家をもつ大学生増尾圭吾と付き合っていると吹聴しているが、実際には携帯の出会い系サイトで会った男とホテルに泊まり金をせびったりしています。清水祐一、長崎の土木作業員、車が唯一の趣味だが出会い系でめぐり合った佳乃と時々会っている。同僚二人と食事をした後増尾を会うといって別れた佳乃が、福岡と佐賀の県境にある三瀬峠で死体で発見されこの物語は始まります。親に金をだしてもらい博多でマンションを借りアウディを乗り回している増尾からすると、見せびらかすようにヴィトンを持って背伸びをしている佳乃など付きまとわれるのもうるさいのですが、一方、祐一には長崎から車をとばしてでも会いにいきたい大事な存在となっていました。また祐一には幼い時、男のもとにはしった母親に捨てられたトラウマがあります。従ってファッションヘルス嬢の美保でも佳乃でも祐一の孤独を癒してくれるかけがえのない存在だったのです。もう一人地方の駅前の洋品店に勤めながら今年も何もないままクリスマスを迎えようとしている光代がいます。この孤独な二人が出会います。しばらく行方不明であった大学生の増尾が警察に連行されるあたりから、この作品は濃密な緊迫感をもって進行します。祐一に容疑がかけられうろたえる母親代わりの祖母房枝や、娘を殺害された理髪店経営の石橋夫婦たちは事件の関係者ということで世間から押し寄せる誹謗中傷に押しつぶされそうになりますが、作者はこれらの人々にも再生への一条の光を終盤に与えています。作者はその後、「でもさ、どっちも被害者にはなれんたい」と語ったことのある祐一を思い出した美保や祐一、光代の独白を掲げ読者にもう一度、悪人は誰だったかを問いかけて終わります。
悪人 Amazon書評・レビュー: 悪人より
402250272X
No.59
(4pt)

愛する人を「被害者」に仕立て上げる優しさに、胸が締め付けられる……。

初めて吉田修一作品を読んだのですが、人間を見る目の優しさ、鋭さはピカイチですね。そして、伏線を張りまくって、一つ残らずキレイに回収していく巧さがすごい!なので、中盤までは通勤電車の行き帰りにのんびり読んでいたのですが、光代の登場、そして逃亡劇になり物語の加速度が上がってからは、一気に読みました。祐一は殺人という罪を負ってしまったからこそ「加害者の苦しみ」を知ってしまった。愛する人が自分は加害者だと、自分を責め始めた時、祐一は思わぬ行動に出る。このあたりは、自分を捨てた母への、祐一らしからぬ行動が伏線として効いてますね。重い話だけど、辛い過去から立ち直ったり、過ちを正面から見つめたりと、登場人物たちが前向きに生きていくのが判るラストが救いです。長編小説では、宮部みゆきの『火車』を読んで以来、いい意味での読後の「ぽっかり感」が味わえました。
悪人 Amazon書評・レビュー: 悪人より
402250272X
No.58
(5pt)

誰が悪人なのか。答えは読み手の心の中にある。

初めて読んだ著者の作品。小説を読んだ、という満足感に浸れる作品だった。文章が素晴らしい。難しい表現もなく簡潔ではあるが文章に対するこだわりが伝わってきた。ストーリーや構成はオーソドックスだが、この作品においてはこのオーソドックスということが重要だ。また、一つの事件を巡る群像劇なので、読み手としても特定の登場人物に感情移入するとか、あるいは自分を映す鏡として読み進めることはできても、個々の登場人物の魅力で読者を惹きつけ読ませるといった種類の小説ではないように思う。ある時点まではミステリー的な要素もあるが、この作品は「事件」を描こうとしている作品ではないので、それはおまけだ。また、最後の最後にどんでん返しがあるかといえば、そうでもない。最後の結末が途中で読めた読者も多いだろう。それでも、読み手(わたし)を惹きつけて止まず、読み終わっても満足感を得ることができたのは、著者の文章に負うところが大きかったような気がした。「誰が悪人なのか」。作品中に答えははっきりと書かれていない。答えは読み手の心の中にある。
悪人 Amazon書評・レビュー: 悪人より
402250272X
No.57
(5pt)

誰が悪人か

女は、殺されても仕方ない悪人だったのか。男は、冷酷な殺人鬼なのか。いろんな人間がクローズアップされるなかで、全部読み終わったあとも殺された佳乃の部分は、何度も何度も読んでしまう。付き合ってないどころか、ナンパされた日以来会ってもいない人気者の金持ちのボンボンと、同僚に付き合っている風なことをほのめかしたり、同僚で、痩せてる方をライバル視して、太ってる方を見下していたり、憧れの人と偶然あったら、調子にのって「同僚が、わたし達付き合ってると思ってるみたい」と言っちゃったり太った同僚にだけ、出会い系で、複数の男と交際してること自慢(?)したりその愚かな佳乃を太った同僚が語り、人気者の金持ちのボンボンが語り、両親が語り、出会い系で会った男が語る。読んでて、佳乃に対し「バカ!!」「あーもう、みっともない!」と激しくツッコミたくなった後、両親が、普通に娘を大事に思ってることを語られ、「スイマセン」という気分になる。容疑者の男について語られている箇所の方が断然多いのだが、わたしは、この佳乃の背景の方に惹き付けられた。しかし、吉田さん、すごいなぁ。ドラマチックな話ではないけれど、読み終わったあとに、胸に様々なものが、ものすごいスピードで去来して整理できないカンジ。
悪人 Amazon書評・レビュー: 悪人より
402250272X
No.56
(5pt)

一級のミステリー

実際にあった事件の供述調書や裁判記録を再構成したかのようなリアリティーに溢れています。人物造形がしっかりしているので登場人物の行動に違和感を感じるようなこともありません。謎は二つ。・被害者を殺したのは誰か・タイトルの意味するところは何かこの謎を推進力に物語はテンポ良く進み途中ダレることもありません。ぐいぐいと物語に引き込まれます。読みごたえある逸品と言えましょう。
悪人 Amazon書評・レビュー: 悪人より
402250272X