屍鬼

評判

屍鬼の評価:

4.00/5点 レビュー 245件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.00pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全263件 81〜100 5/14ページ
No.183
(2pt)

村を捨て屍鬼に与した静信と村を救おうとした敏夫

まず、人物が非常に多く誰と誰がどういう関係で、あの時出てきたどの人物かというのを把握するのが
非常に難しく、その把握するだけでうんざりしてきます。
人物表を付けるなりして、読むのに分かりやすくするべきだったと思います。
閉鎖された村というのが主題であるならば、村のイメージをしやすくするために、
村の地図も付けるべきでしょう。

次に、人物を非常に多くした関係上、ストーリーが途中で誰が死んでもどうでもよくなってきて
全くショックを受けず、いつまでだらだらこんな展開続けるのかとだらけてきます。
人物像を書き連ねることで満足し、物語の展開が遅くだれてしまう最近のスティーブン・キング
の悪い影響をモロに受けていると思います。

最後に、物語の内容についてですが、物語の転機となるべき、
屍鬼の存在が村人にわかる部分も非常に唐突で
いままで不審に思っていた村人がそれで納得してくれるのか?と思ってしまう。
劇的にいままでやられ続けてきた人間が攻勢に転じる部分であるので、
もう少し丁寧に描写すべきだと思う。
物語の核心となるべき、静信と沙子のやり取りも互いに「可哀想だよね自分たち」、
と傷を舐め合う関係をただ続けていくだけで、
なんの解決にもなっていないまま物語を放り出してしまっている。

静信が屍鬼たる沙子を助けたことで、無駄に命を曝してしまった静信の母親や光男、
そして沙子を助けるために静信が人を殺してしまったことで、静信は完全に罪を犯してしまっている。
その罪の罰を静信は受けるべきであり、静信は村を捨て屍鬼の側に付いたのであり、
人々に笑われながらも最後まで村を救おうとした敏夫との対比で、
静信に対する杭を敏夫に打たせるべきであった。
屍鬼〈5〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 屍鬼〈5〉 (新潮文庫)より
4101240272
No.182
(5pt)

「村」が作り上げられ、そして壊される。

日本ホラー小説の大傑作。前半の大部分を費やして、村を構成する数十人もの人々の生活や人生観、人間関係などが、緻密でありかつ過剰とも言えるほどの言葉数で綴られていく。

 物語は遅々として進まない。しかし退屈ではない。一人一人の日常が描写されるにつれ、「村」が立体的なものとして立ち上がってくるのを感じるからだ。「村」に命を吹きこむためにはそれだけの紙幅が必要だったのだろうし、だからこそ後のカタストロフも悲劇的であるのだろう。

 淡々と語られていく日常に不自然な「死」が混じり始め、やがてそれを不審に思い、原因を探ろうとするのが医者と僧侶、というのもまた象徴的である。一方は死に抵抗する者、そして他方は死を受容する者だからだ。その立ち位置の違いが事態の収拾を遅らせ、そこから物語は急坂を転げ落ちるように破局へと突き進んで行く――とはいえ、それも物語が残り二割を切ってからなのだが。

 ともあれ、破局に至っての二組の親子(母と娘、母と息子)のくだりは実に物悲しい。
屍鬼〈1〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 屍鬼〈1〉 (新潮文庫)より
410124023X
No.181
(2pt)

心にこびりつく不快感

小野氏は2作目。前半、何が起こってるかわからない時はゾクゾクしたけど、後半の展開がパニックものと化してて自分の好みとは違いました。長い。あと小難しい漢字必要か?若御院のセンチメンタルな自己陶酔っぷりと説教クサさにうんざり。全て屁理屈に聞こえます。私にはこれはただただとんでもない傍迷惑に巻き込まれる話に感じました。ほだされるとこが理解不能。とにかく全く共感できなかった。私が屍鬼に自分は許されないものなのかと聞かれたら、当たり前だ、問答無用だと答えます。で、速やかに駆除します。完全に俊夫目線ですね。あと、夏野の父親と母親が個人的に大嫌いです。正式に籍を入れてないばかりか、出来の良い息子を満足に教育も出来ない僻地に自己都合で引きずり込み、結果将来ぶち壊しました。まあ、そうしないと話が始まらなかったわけですが。面白くなくはなかったし、いやーな感じで残りますが、好きか嫌いかと言われると決して好きにはなれない。勧善懲悪を望んでいるわけじゃないんですが、共感できず合わなかったなと思う。
屍鬼〈1〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 屍鬼〈1〉 (新潮文庫)より
410124023X
No.180
(5pt)

長くて怖い

すごく長いです。
ハードカバーにすれば辞書2冊分の量。
1巻は村人の紹介がほとんどですごくしんどいですが
この内容が最後に生きてきます。
ぜひ読んでみてください!!
屍鬼〈1〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 屍鬼〈1〉 (新潮文庫)より
410124023X
No.179
(2pt)

納得できない

正直、静信と沙子の「自分可哀想アピール」にうんざりして終わりました。

確かに沙子は好きで屍鬼になった訳ではありません。
神の作った秩序から外された生き物だからと言って
生きようともがくことが悪なのかと問われればYESとは言えない。

でも村人(屍鬼を受け入れない世界)が沙子を罪人だと断罪するのは、
屍鬼が人を殺さずには生きていけない生き物だからではない。
そういう悲しい生き物になると分かっていながら
自己満足のために何の罪もない人々を蹂躙し続ける傲慢さではないのですか?

そしてその傲慢ささえも「悲しい性である」と自分を慰める要素でしかない沙子と、
そんな沙子(屍鬼)に自分を投影し、「そうだね、可哀想に」と
沙子を慰めつつ自分を慰める静信。本当に気持ち悪いです。

静信は「自分を許容しない世界」に対して許容される努力を何もしていない。
そればかりか、そんな世界でも唯一彼を許容したであろう母親の死に際しても、
屍鬼を許容しない村人に対する不満をいつもの調子でグチグチと思考するだけで
何の痛みも感じていないように思います。

静信が本当に屍鬼を理解し、赦し、許容したのなら、
なぜ沙子以外の屍鬼が殺されていくことを止めるための努力をしなかったのでしょう。
それは静信が、屍鬼であることを認めてくれた正志郎に依存した沙子と同様、
己の世界が己を許容しないことに苦悶する自分を認めてくれた沙子に依存しているだけだからでは?
それは二人がしたり顔で語った善や悪という概念とは何の関係もなく、
未熟さ、苦しみ、葛藤、そういうものの全てを他人のせいにしているに他ならない。

最後に、ものすごく個人的な感情として、この二人が
千鶴・正志郎・篤・正雄・恵のようにそれなりの報いを受ければまだ溜飲が下がったものの、
沙子は正志郎と辰巳を合わせたようなパートナーを得てめでたしめでたし、とは…。
私も敏夫と一緒に疲れ果ててがっくりです。
屍鬼〈5〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 屍鬼〈5〉 (新潮文庫)より
4101240272
No.178
(5pt)

素晴らしい

さすが小野先生です。

この表現力、無駄のない構成、変化するテーマ、最初から最後までどっぷり浸かりました。

ただのホラーサスペンスではなく、哲学的思考を含んでおり、本当の悪とは?本体に恐ろしいものとは?というテーマを様々な角度から読者に問い掛けて来る作品です。

最後まで飽きることなく読めました。読み終わった後は味わい深い余韻に浸れます。

一度読んだら忘れられない作品です。是非御一読することをオススメします。
屍鬼〈1〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 屍鬼〈1〉 (新潮文庫)より
410124023X
No.177
(5pt)

本物!

屍鬼の在り方が絶妙にして深く、
陳腐なホラーに成り下がらない、
大きなテーマを持った大作にして傑作。
そこには決して救いや幸せで納得を得られる結末はないが、
大きな波紋を投げかけてくれる。

伝染病から屍鬼、そこから人間による屍鬼狩り。
色々なものが複雑に交じり合って、
逆転を繰り返し、
最終的には善悪の概念が揺らぎ、
人間とは何かと哲学的に発展するところまで、
本当にスゴイ作品だ。

主人公格に与えられるそれぞれの結末も
それぞれに深いものを感じる。
超大作ではあるが、読んで損はない。
好きな人も、きらいな人もいるだろうが、
心に残る本物の小説だ。
屍鬼〈5〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 屍鬼〈5〉 (新潮文庫)より
4101240272
No.176
(2pt)

長過ぎる

登場人物が50人を越える.とても覚えられない.次々と死んでいく描写が延々と続く.
何回も出てくる小説の訳の分からない文章を,まともに読む気になれなかった.
屍鬼〈1〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 屍鬼〈1〉 (新潮文庫)より
410124023X
No.175
(4pt)

惨劇の始まり

月並みな表現をすればタイトル通りとなってしまいますが、第1巻は膨大な数の登場人物と外場村の描写に徹しており、あまり動きがありません。
しかし、その描写だけでも閉鎖的な村の状況や徐々に起きている異変を伝えるという意味で丁寧に書かれているので、退屈するということはないと思います。

この先起こる怪異への導入として、十分に演出されているといえます。
屍鬼〈1〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 屍鬼〈1〉 (新潮文庫)より
410124023X
No.174
(3pt)

意欲のみ

キングの[呪われた町]と、比べるなんてとんでも無い。

ただ長いだけ。材料は良いから残念、作家の力不足でしょう。

キングは日常を描きながらも、無駄は一切有りませんから。それでいて初見(中学一年当時)に夜中に十字架を持たないと、トイレに行けなかった恐怖感。

ホラーは怖くてナンボ、残念ながら[屍鬼]には全く感じませんでした…面白くさえ無い。
頑張って長いホラー書きましたね。
屍鬼〈1〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 屍鬼〈1〉 (新潮文庫)より
410124023X
No.173
(3pt)

とにかく長いが、手に取る価値はある

シリーズ総計で3000ページくらいあるので、尻込みしている方も多いかと思います。私もその口でした。ただ、実際に読んでみると、もっとあの辺をじっくり書いてほしかったな、なんて注文をつけたくなるくらいに世界観に引き込まれました。夏+田舎+ホラー=正義! 一巻は説明的で退屈ですが二巻まで頑張りましょう。二巻の途中からは面白さが加速しますよ。

 私が一番恐ろしいと感じたのは死よりも屍鬼側の計画性です。敏夫・静信の行動はまさに掌の上。そういう現実を突きつけられた場面が個人的に一番のホラーでした。意味があると信じていたものが、何の価値もないと解かったときって恐ろしいですよね。物理的な恐怖よりも、精神的に追い詰めてくるのが名作ホラーといわれる所以だと感じました。

 好きになれない部分もいくつか。人間は皆、自己中心的なもんですがこの作品はそれが過剰に装飾されております。普通の小説では描写されないような一人物でもページを割いて、自分勝手な様を見せつけられます。それが現実的であるというのは理解できますが読んでいてストレスが溜まるのは間違いありません。ひとのイヤなところばかり見せられてもねぇ……。若御院と砂子の関係を見ていると、読者が屍鬼の側を支持するように仕向けているように読めなくもない。

 主役格の敏夫・静信は物事に対する視点が対照的ではありますが、概ね好感が持てました。理性的な人間はいいですね。静信の書いている小説に関しては蛇足と感じました。読みづらい上に意味を理解することができませんでした。流れが切れるのが嫌で途中からはすっとばしてしまった^^: 

 全体を通して作者は起き上がりを肯定しているように感じました。もっとこう、人間vs未知の脅威という展開になるものと踏んでいたので、起き上がり側からの視点には意外性はありましたね。ただ、結末には納得していませんので☆三つです。『生き延びた』彼らのその後が知りたかった。
屍鬼〈1〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 屍鬼〈1〉 (新潮文庫)より
410124023X
No.172
(4pt)

ネタばれあり

他の方が絶賛しているように面白かったです。宮部氏のあとがきで、たとえ勝ち目がなくても闘う、オマージュとなったキングの呪われた町のアメリカ的正義、尾崎のみせた日本人の正義の違い。どうせ最後にのうのうと生き延びている気配を見せるだろう砂子と、室井。
自分は室井が一番許せなかった。子供や生活を奪われた人々。それを守るために侵略者である シキ と残酷な殺し合いをした人々、や尾崎や夏のの葛藤 。シキでさえまだましだと思うほど  、室井は 罪深い ユダ であり、その罪の所在に酔いしれているところ、だから死なないんだよ、だから 人もシキも殺したくないとかいいながら 砂子 を救うために村人を殺して、村が消滅してものうのうとどこかで人間の罪深さなんか煩悶して生きてるんだろうな、砂子(シキ)という人間と違う思想、特権によって生き続ける偽善者 こそ モンスター。一番の自覚なき罪人。室井の安っぽいヒューマニズムはきっと戦後日本の姿。
屍鬼〈1〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 屍鬼〈1〉 (新潮文庫)より
410124023X
No.171
(5pt)

話が面白くなってきます

話が進まなくてイライラする一巻を過ぎれば後は面白いです。

村を襲う謎の死、物語の中でも主要な人物である住職と医者がそれに迫ります。

しかし、一番最初にそれの真相に気づいたのは・・・
屍鬼〈2〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 屍鬼〈2〉 (新潮文庫)より
4101240248
No.170
(4pt)

村に死をもたらす者たちの想い

前半の見えない恐怖は既に消え、後半は死をもたらす者、死んでしまった者たちの心情も頻繁に出てきます。 それを見ると、この物語における「悪」とは何かを考えたくなると思います。 一方、生きている者たちにも焦りと恐怖がより一層増えはじめます。 死者もどんどん増えていき、今までいた人たちも消えていきます。 死の根源に一番最初に気付き立ち向かっていた天才少年もダウン。 医者も苛立ちが募る一方。 そしてこの物語の中心である彼が目を背けます。
屍鬼〈4〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 屍鬼〈4〉 (新潮文庫)より
4101240264
No.169
(1pt)

期待度高すぎか

上巻をかなり期待して読んだのですが、村人紹介で終わってしまってがっかり。せっかく読みだしたのだからと気を取り直して読んだ下巻は、まあまあドラマもあって、読みやすかった。上巻だけであきらめてしまわないで。屍鬼は悪なのかという、深い問題提起はあるが、話の内容の割に物語が冗長に思える。十二国記ファンは壮大なスケールを期待してしまうがそれはない。
屍鬼〈下〉 Amazon書評・レビュー: 屍鬼〈下〉より
4103970030
No.168
(3pt)

そんなに面白い?

上巻を読んだだけでは可もなく不可もない作品という印象です。
発想も既に使い古されたような展開だし、独特の世界観も特に無さそうだし。

これが下巻でどう変わるのか。
そこに期待はしますが、1200ページ読んでガックリとくるような話しだけにはしないで欲しいかな(⌒▽⌒)アハハ!
屍鬼〈上〉 Amazon書評・レビュー: 屍鬼〈上〉より
4103970022
No.167
(5pt)

裏・十二国記

随分昔(発売直後)に、ハードカバーで読みました。
いわば、裏・十二国記ですね。
  若御院:静信 → 慶王:陽子
  尾崎先生 → 延王:尚隆
  外場村 → 十二国
  外の街 → 蓬莱(日本)
流刑地である十二国&外場村、
そこに違和感を覚え、変革を目指して動き始める慶王:陽子&若御院:静信、
あくまでそこの流儀に則って秩序を維持しようとする延王:尚隆&尾崎先生、
天界の掟が崩れ始める十二国と、吸血鬼という常識の範疇外の怪異に襲われる外場村。

そう考えると複雑ですね。
十二国記がもし今後もずっと続くのであれば、最後には慶王:陽子と延王:尚隆が対立し、戦いになるのでしょうか?
屍鬼〈2〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 屍鬼〈2〉 (新潮文庫)より
4101240248
No.166
(5pt)

裏・十二国記

随分昔(発売直後)に、ハードカバーで読みました。
いわば、裏・十二国記ですね。
  若御院:静信 → 慶王:陽子
  尾崎先生 → 延王:尚隆
  外場村 → 十二国
  外の街 → 蓬莱(日本)
流刑地である十二国&外場村、
そこに違和感を覚え、変革を目指して動き始める慶王:陽子&若御院:静信、
あくまでそこの流儀に則って秩序を維持しようとする延王:尚隆&尾崎先生、
天界の掟が崩れ始める十二国と、吸血鬼という常識の範疇外の怪異に襲われる外場村。

そう考えると複雑ですね。
十二国記がもし今後もずっと続くのであれば、最後には慶王:陽子と延王:尚隆が対立し、戦いになるのでしょうか?
屍鬼〈1〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 屍鬼〈1〉 (新潮文庫)より
410124023X
No.165
(2pt)

一気に読める小説が好きな人には合わない。

評価が高かったので、読みました。
他の方が書いてるように、漢字が難しかったり、登場人物の多さから、テンポがわるい。

私は、貴志祐介先生のような一気に読める小説が好きです。私と同じタイプの人には会わないと思います。
屍鬼〈上〉 Amazon書評・レビュー: 屍鬼〈上〉より
4103970022
No.164
(5pt)

名作

コミックは嫌いです。
小野さんは最初が説明が長く疲れますがそれを過ぎれば、巻き返しが凄い。
オススメですよ。
屍鬼〈1〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 屍鬼〈1〉 (新潮文庫)より
410124023X