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真夜中の五分前 five minutes to tomorrow side-A
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【この小説が収録されている参考書籍】
真夜中の五分前 five minutes to tomorrow side-Aの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.90pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全42件 1~20 1/3ページ
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読み進めているうちに面白くなり一気に読んでしまいました。 | ||||
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映画を見て原作を読みたくなりました。設定など全く違いますが、映画以上に面白かったです。 | ||||
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とてもきれいな状態のものをお送りいただけました。 | ||||
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配送時にローラーの所など通ったのでしょうか?せっかくきれいなカバーに折れたような跡が‥開けてみてちょっとがっかりしました。箱での配送なら動かないように固定された状態で届くのでいつもきれいですが、B5サイズの紙封筒は薄いですし、外からの圧力に負けてしまうのかもしれませんね 今後の改善課題として取り扱って頂けたらと思います。 | ||||
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この本にでてくる一卵性双生児についての考え方は好きではないのですが この本自体は嫌いではないです 5分ズレた世界に住む「僕」の要領の良い社会とのかかわり方や人との関わり方 会社で勃発するポスト争い、歴代の彼女との関わり方、持て余す休日 交通事故で亡くなった彼女に対する想いなど、こういうことあるだろうなと思えます できる女上司の小金井さんが個人的には好きです いろんなシーン、いろんな感情が出てきますが淡々と進む本多さんの文章がやっぱり好きだなと思いました | ||||
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独特の文体と表現が、独特の世界観とマッチしていると思いました。 不思議な作品でした。 ストーリー展開には、 予想を裏切られ続きました。 そして、最後には、深く考えさせられました。 ヒトって何?自分って何?人生って?恋や愛は? 読んでよかったと思います。 | ||||
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side-Aとside-B 二分冊の本作品。side-Aの物語をside-Bでどんでん返ししてくれるのか!読み始める前から想像が膨らむ。 広告代理店に勤務する”僕”は、デキる上司から一目を置かれる26歳。様々な女性を浮名を流しながら、クールに仕事をこなす。優秀だけど何事にも身が入らない。著者の作品によく登場する、アメリカンな匂い漂わせた気になる男だ。 ”僕”は、恋人 原祥子に別れを切り出されてしまう。交際していた秋月水穂を、6年前事故で失ってから、女性と肉体的に愛を交わすことができなくなったのだった ・・・ ある日、"僕"は同じプールに通う日比野かすみから声をかけられる。かすみは、弁護士尾崎との結婚を控えた一卵性の妹、ゆかりへのプレゼントを、一緒に選んで欲しいと言う。うんうん、無理目ではありますが、男女の小粋な出会いのシーンだ。この事をきっかけに、”僕”は、かすみとデートを重ねるようになる。しかしながら、恋愛にはなかなか発展していかない。実は、かすみは、ゆかりのフィアンセ尾崎を心から愛していたのだ ・・・ side-Aは、”僕”が勤める会社の内紛劇(と色恋沙汰)、そして”僕”の新たな愛の始まりが描かれている。本作品は、心に傷をもつ男が、愛を再生させる物語?さて、side-Bはどのような展開を見せてくれるのだろう。 side-Bへ続く。 | ||||
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side-Bまで読み終わりました。 ミステリー要素を含むエンターテイメント小説だと思って読み始めたら、予想に反して純文学寄りの作品でした。 最初から「よし! 純文っぽいもの読むぞ!」という心構えで取り掛かっていれば、もっともっと楽しめたろうにと、自分の勘違いに後悔してます。反省。 恋人を亡くしたことで心を壊していた主人公のもとに、一人の女性が現れる。 彼女には一卵性双生児の双子がいて、(現実にはありえないことでしょうが)親や恋人ですらも彼女たちを見分けることができないほどの激似っぷり。 実際、彼女ら自身も、7歳まで自分がカオリなのかユカリなのか分からないままでいた。いつも「かおりちゃん、ゆかりちゃん」とセットで呼ばれて、セットで行動していたため、そうなってしまったという。 それで7歳のときに「今日からあなたがカオリ、わたしがユカリ」と自分たちで決めたという過去を持つ。 「本当にわたしはカオリなのかな。わたしは誰?」と自分のアイデンティティに苦悶し続ける彼女を前に、心に傷を持った主人公はどう変わっていくのか。あるいは変わらないのか。 あらすじだけだと一瞬、双子入れ替わりミステリーのようにも感じますが、ミステリーではなさそうです。 主人公の心の傷の問題と、カオリさんのアイデンティティ苦悶の問題が、連動しあったり共鳴しあったりしながら解きほぐされていくのなら美しいのですが、そうではなく、個々に苦しみ続けています。 あと主人公陣の問題に関係のないキャラクターが何人も出てきて、その人たちも個々に苦しみを抱えている様を見せています。 たぶんこれは、苦悶する人々の群像劇なのでしょう。 演出を変えれば、同じ筋書きでも、まったく違った印象になりそうなストーリーだ、と感じました。 映画と見比べてみるのも楽しみ方のひとつかもしれません。 | ||||
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とにかくこの人の文体が好きです。 後半を読み始めたばかりで、出だしから急展開で驚きましたΣ(゚д゚lll) 主人公のキャラクターがバラバラしてるというか世間様の前と女性の前だと違うということなのかもしれませんが、私はあまり掴みきれず、というか理解はできないのですが( ̄▽ ̄;) でもストーリーはミステリーっぽさもありながら、恋愛要素もあって引込まれます。 | ||||
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映画を見る前に、小説でも読もうと。カスミさんが好きです。久しぶり小説を読みました。ちょっと読書の感覚が戻りました。 | ||||
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恋人が死んでから恋ができなくなった主人公の話、どこか冷めた感じで生きている主人公。まだミッシングとストレイヤーズだけしか読んでないけど、人の死を乗り越える状況が多いと思った。わざわざAとBに本を分ける必要あるのか? | ||||
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side-A、side-Bとあるが、ただの上下巻だった。 「冷静と情熱のあいだ」のような感じかと思いきや、ただの上下巻だった。 あらゆる行動が、別の何かを象徴しているように感じた。 こういう小説好きだ。 村上春樹や吉田修一に似ているような気もする。 そして、展開が劇的。現実には決してありえないくらいにドラマチックだ。 でも、これこそがフィクションの面白さだと思う。 恋愛小説にドラマやフィクション、娯楽を求める人向けでしょうか。 リアリティを求める人には向いていないと思います。 | ||||
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少し遅れた時計を好んで使用していた恋人が、六年前に帰らぬ人となった。 主人公の時間は、あの日からずっと五分ズレたままになっている…。 寂寥感の中に自らの弱さと対峙する強さも伺えます。「そう。狂ってるのよ。あなたの部屋にある目覚まし時計と同じ。ほんの五分くらいだけだけどね。ちょっとだけ、でもきっちりと狂ってる。二人でいるときは気づかない。五分先にある本当の時間より心地いいくらい。でも私は五分先の住人で、五分遅れたあなたの世界では暮らせない」 | ||||
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表紙のカラーの綺麗さ、爽やかさに惹かれ読みました。全体的に本多考好著者の書く主人公のスマートさ繊細さが現れていた作品でした。また女性の私が嫉妬感を抱くような素敵な女性でこちらもよかったです。そんな感情移入ができるのも本多著者の書く作品ならではだなっと思います。主人公とかすみさんの出会い方などストーリーの流れには少し無理を感じましたが、一卵性双生児が例えば同じ人を好きになったら・・・などワクワクしながら読めた一作です。 | ||||
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本多孝好さんの久しぶりの新作。(2004年当時)程よい長さの恋愛小説。主人公の抱えてるもの。テーマみたいなもの。そのへんはわりとありふれたものなんだけど、登場人物のかかわり方が面白かったり。美しく心に響く言葉があったり。静かに文章を追わせて、感情を操る作品だと思います。 | ||||
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これって、村上春樹のバッタもんなのか?主人公の、他者と一定の距離を置いた生活ポリシーとか、双子の女の子とか、恋人の突然の死とか、「風の歌〜」から「ピンボール」「羊〜」「ノルウエイ〜」「ダンス・ダンス〜」あたりまでの村上作品を安直に模倣した、ただの娯楽小説としか思えん。もちろん、現代のシステム化された消費文明社会?に属さねば生きていけない個人のジレンマと、それへの決別のようなものは、最後に示されてはいるものの、これも村上作品で過去にさんざん語り尽くされてきたテーマではないか?こんな小説が、つい数年前の直木賞最終候補に残った、というのが、50歳近い中年オヤジの私には信じられない気持ちなのだが? | ||||
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ベタでは無い恋愛小説。恋愛も仕事もそつが無く有能な主人公なのだが、どこかずれている。そのずれについては恋人を失くしたことへの悲しみが起因していると思うのだが、小説では具体的にこれとは指していない。失ったものへの形にならない悲しみが、喪失感を伴って文中に漂っている。Side-Bになると一転ミステリー要素が強くなるのだが、主人公が抱える喪失感への基本軸をぶれさせないほが良かったような気がしました。 | ||||
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side-Bに「side-Aから読んでください」って、あえて注意書きを入れなくちゃいけないんだったら・・・一冊にまとめればいいぢゃない。そしたら、間違えてside-Bから読んじゃう人もいないでしょう?この厚さだったら、一冊にまとめてやっと普通の平均的な文庫本の厚さになりそうですし。二冊に分けることで、200円くらい余計に払わされてる気がするし。作品としても、二冊に分けることで、何か特筆すべきメリットがあるとも思えない。ジャンルは、ラブストーリーでいいんですかね?誰に感情移入しましょう?困るな・・・主要な登場人物に「好感を持てる人」がいない。あえて、支持するなら「小金井さん」かな?この不器用さ加減が痛々しいですね。なんかいろんな事情を背負っちゃってる人々の中で、小金井さんのある意味「人間らしさ」が輝いて見える。しかし、すべての一卵性双生児がみんなこんな奴らだったら・・・かなり面倒くさいですね。 | ||||
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「僕」は、自分を含めたすべてにうんざりしている。だからテキトーにソツなく流している。欲を抱かなければ、こんなふうに結構うまく世渡りしていけるのだろう。一見、達観した老後のようだ。だが、「僕」は奥底の何かを恐れ、直視できずにいる。自分自身にうんざりしている。 それは多分、事故死したかつての恋人「水穂」のせいだ。イカニモな設定、ストーリー。だが、悪くない。会社の上司や同僚とのピリピリした関係がアクセントになっているし、作者が登場人物たちに距離をとっている感じが好ましい。 不器用な恋愛物語を、スマートでエレガントに描ききった。うーん、悪くないよ。 ただ、これが「side-A」ってんだからくせ者だ。さてさて、B面をのぞいてみますか。 | ||||
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まったく関係の無いことだが村上龍の小説に「五分後の世界」というものがある.しかしながら,話にはまったく関連性・共通点といったものは無い.それはさておき・・・ 恋人の死によって,何も失わなかったことにより,何かを失ってしまったという主人公.彼の性格は,村上春樹の「ノルウェイの森」の主人公のワタナベに類似している.最もワタナベの方がユーモアのセンスはあったけれど. 物語全体としてみてもノルウェイの森のテーマである「喪失からの復帰」というものが類似している.これはオマージュ作品なのだろうか? この物語の中で唯一面白かったのが小金井さんの存在.そこだけがこの本を読んだ価値と言えそうだ. | ||||
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