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【この小説が収録されている参考書籍】
真夜中の五分前 five minutes to tomorrow side-Aの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.90pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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side-Bまで読み終わりました。 ミステリー要素を含むエンターテイメント小説だと思って読み始めたら、予想に反して純文学寄りの作品でした。 最初から「よし! 純文っぽいもの読むぞ!」という心構えで取り掛かっていれば、もっともっと楽しめたろうにと、自分の勘違いに後悔してます。反省。 恋人を亡くしたことで心を壊していた主人公のもとに、一人の女性が現れる。 彼女には一卵性双生児の双子がいて、(現実にはありえないことでしょうが)親や恋人ですらも彼女たちを見分けることができないほどの激似っぷり。 実際、彼女ら自身も、7歳まで自分がカオリなのかユカリなのか分からないままでいた。いつも「かおりちゃん、ゆかりちゃん」とセットで呼ばれて、セットで行動していたため、そうなってしまったという。 それで7歳のときに「今日からあなたがカオリ、わたしがユカリ」と自分たちで決めたという過去を持つ。 「本当にわたしはカオリなのかな。わたしは誰?」と自分のアイデンティティに苦悶し続ける彼女を前に、心に傷を持った主人公はどう変わっていくのか。あるいは変わらないのか。 あらすじだけだと一瞬、双子入れ替わりミステリーのようにも感じますが、ミステリーではなさそうです。 主人公の心の傷の問題と、カオリさんのアイデンティティ苦悶の問題が、連動しあったり共鳴しあったりしながら解きほぐされていくのなら美しいのですが、そうではなく、個々に苦しみ続けています。 あと主人公陣の問題に関係のないキャラクターが何人も出てきて、その人たちも個々に苦しみを抱えている様を見せています。 たぶんこれは、苦悶する人々の群像劇なのでしょう。 演出を変えれば、同じ筋書きでも、まったく違った印象になりそうなストーリーだ、と感じました。 映画と見比べてみるのも楽しみ方のひとつかもしれません。 | ||||
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恋人が死んでから恋ができなくなった主人公の話、どこか冷めた感じで生きている主人公。まだミッシングとストレイヤーズだけしか読んでないけど、人の死を乗り越える状況が多いと思った。わざわざAとBに本を分ける必要あるのか? | ||||
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side-Bに「side-Aから読んでください」って、あえて注意書きを入れなくちゃいけないんだったら・・・一冊にまとめればいいぢゃない。そしたら、間違えてside-Bから読んじゃう人もいないでしょう?この厚さだったら、一冊にまとめてやっと普通の平均的な文庫本の厚さになりそうですし。二冊に分けることで、200円くらい余計に払わされてる気がするし。作品としても、二冊に分けることで、何か特筆すべきメリットがあるとも思えない。ジャンルは、ラブストーリーでいいんですかね?誰に感情移入しましょう?困るな・・・主要な登場人物に「好感を持てる人」がいない。あえて、支持するなら「小金井さん」かな?この不器用さ加減が痛々しいですね。なんかいろんな事情を背負っちゃってる人々の中で、小金井さんのある意味「人間らしさ」が輝いて見える。しかし、すべての一卵性双生児がみんなこんな奴らだったら・・・かなり面倒くさいですね。 | ||||
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まったく関係の無いことだが村上龍の小説に「五分後の世界」というものがある.しかしながら,話にはまったく関連性・共通点といったものは無い.それはさておき・・・ 恋人の死によって,何も失わなかったことにより,何かを失ってしまったという主人公.彼の性格は,村上春樹の「ノルウェイの森」の主人公のワタナベに類似している.最もワタナベの方がユーモアのセンスはあったけれど. 物語全体としてみてもノルウェイの森のテーマである「喪失からの復帰」というものが類似している.これはオマージュ作品なのだろうか? この物語の中で唯一面白かったのが小金井さんの存在.そこだけがこの本を読んだ価値と言えそうだ. | ||||
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現在、直木賞候補作に上がっている、「真夜中の五分前」。このside-Aは、物語の前編にあたります。「ぼく」自身と「ぼく」の周りで起こる恋愛を、恋愛関係の進退という結果として感情を表現していくのでなく、恋愛感情の揺れ動きを繊細で独特の文体で描き表した作品だと思う。だから、恋愛関係の揺れ動きを求めてこの本を手に取った方は、もどかしくじれるだろう。補足として、文体は村上春樹さんに似ている。side-Aから2年後の世界がside-B。細やかに揺れ動くそれぞれの人物の恋愛感情、を描いた小説です。 | ||||
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読んで感動するとか、切なくなるとかそういった類の本ではありませんし、深く考え込むような重さもありません。しかし、人物の表現や設定がありきたりなストーリーを新鮮に感じさせてくれて思いのほか読み終えた後は好感の持てる作品になりました。物語の中でどんどん恋愛は進んでいくのですが結局は死んでしまった彼女が全てのような気がします。様々な個性的なキャラクターが登場しますが五分時計を遅らせるその彼女には見劣りしてしまいます。余りにも魅力的に描かれすぎて今進んでいる恋愛もその彼女との一部のように感じられ新しい恋愛感情を見せてくれました。本当は星4つでもいいくらいですがサイドAとサイドBというネーミングがいまいちなのと、一冊でもそんなにぶ厚くならないのにこんな大きい字で二冊に分かれているのが納得ならないので、個人的に3にしました。 | ||||
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広告代理店に勤める20代の僕。上司の小金井さんは、社内でも一目置かれるやり手の課長ではあるが、一方で彼女を疎ましく思っている社員も少なくない。そんな彼女のもとでそこそこの実績を積む僕は、学生時代につきあっていた瑞穂が残したある習慣を今も守っている。目覚まし時計を5分遅れにしておくという習慣だ。 ある日、僕は通っていたプールである女性から買い物につきあってほしいと突然言われ…。 著者自身が「これは恋愛関係でなく恋愛感情を書いたエンターテインメント小説です。」と語っていますが、それはこの小説の本質をなかなかうまく表現しています。 この小説(というよりもこれはside-Aですから正確には小説の前半部分というべきでしょうが)を読み終えたときに私は、登場人物たちの恋愛関係にどことなく釈然としないものを抱きました。主人公である僕とかすみさんとの関係、僕と瑞穂との関係、そして小金井課長の思い。 関係と呼ぶには、思いのほかこうした人々の間柄は深くはありません。深入りすることにかなり物怖じしている姿が見て取れるばかりです。走りながら考えようというくらいの勢いがある恋愛関係ではなく、いかに走るかを考えあぐねて浮遊霊のように漂っている恋愛感情というところです。 読者としてはもどかしさを覚えないでもありません。 この比較的短い小説(side-A)からは、胃の腑にすとんとおちるような、もしくは登場人物たちの気持ちにすっと寄り添うことができるような思いを私は味わうことが出来ずにいます。 「います」と現在形で書きとどめておくのは、小説の後半であるside-Bが何を私に提示してくれるのかがまだ見えないためです。この小説の双子の片割れであるside-Bが、私のこの何か釈然としない思いを見事に埋めてくれるのかどうか。期待と恐れとともに、これからside-Bへと手を伸ばそうと思っています。 | ||||
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とても綺麗な言葉で独特の空気感があります。これと言って目新しいストーリーとは言えないかも知れないけれど、とても心地の良い読書の時間が得られるのではないかと思います。そして人間は誰でも自分の時計の中で生きていると思います。その時計の流れはさまざまで,早く進んでいる人もいれば、リアルタイムで生きている人、少し世界から時間を遅らせて生きている人と、自分の時計で自分の時間の流れで生きていると思います。そういった事が綺麗に描かれていたとそう思います。 私は村上春樹が大好きですが、この本多孝好は村上春樹よりもっと軽い気持ちで読める本書きだと思います。 | ||||
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本多さんの作品は全部読んでいますが、この作品は(~ヘ~)という感じですね。もう少し「読ませる」ものを望みます。文体もそろそろ「村上色」を脱したほうがいいかも。 | ||||
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