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魔女の盟約
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魔女の盟約の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.07pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全27件 21~27 2/2ページ
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本書は、ハードボイルド作家の第一人者・大沢在昌氏による『週刊文春』に連載(2006年7月27日号〜2007年7月23日号)されていた『魔女の笑窪』の続編である。 前作で忌まわしい過去の根源であった地獄島を壊滅させ、釜山で身を隠していた水原に再び事件が巻き起こる。今回は自分が利用された事を知った水原が、殺された夫と子どもの復讐に燃え滾らせる上海警察の捜査官・白理(バイ・リー)と行動を共にし、韓国、上海、日本と舞台を移しながら活躍する内容となっている。 今回も水原の忠実なる部下・木崎や前作に引き続き水原に力を貸す元おかまの私立探偵・星川(本作では手術を受けて完全な女となって登場!)、何かと水原と接触する警視庁公安部刑事・湯浅といったお馴染みの面々は元より、 白理の仇である上海黒社会の大物・黄載杰(ファン・タイジェ)とその部下で白理の家族に手をかけたプロの殺し屋・金鋭(キン・ルイ)、前作で水原を利用して伸し上がった連合の若手有望株組員・東山、その父親で海外組織と癒着してビジネス展開を目論む新山孝、同じく黄の後援者であり、連合と西の巨大組織である星陵会をバックに新山と共にビジネスを展開を目論む実業家・西岡崇文とその息子で東山と癒着し事業を目論む西タカシなど前作以上に一癖も二癖もあるアクの強い面々が物語を錯綜する。 本作は民族マフィア、連合、巨大勢力である『西』やさらには中国当局や公安を巻き込んで水原が人脈と持ち前の度胸と駆け引きに持ち込んで数々のピンチを切り抜けていく展開はスリリングで面白く、個人的には消化不良であった前作よりは十分堪能できた。 | ||||
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魔女の笑窪の続編です。続けて読みました。日本、上海、韓国を舞台にした縦横無尽な「仇討ち」。水原の魅力の描き方が前作よりやや薄いですが、その分、ざらつた存在感がありました。水原と白理の間を流れるドライなシンパシーをもう少しつっこんで描写されていればさらに物語の世界に入り込めたかなぁ・・・と思いました。一般的なエンターテインメントの読み物としてはまずまず。大沢作品としては微妙な感じでした。 | ||||
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前作「魔女の笑窪」のラストは、今ひとつだったのですが、これを読んで納得。前作のラストエピソードと合わせてひとつの話となっています。読むなら前作も読んでから。三倍楽しめます。 | ||||
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魔女の笑窪の続編のようだったので、一緒に用意し、魔女の笑窪に続けて一気に読みました。魔女の笑窪はすごいドキドキしたけど、こちらは、ドキドキ感はいまいち。。。途中もちょっとダラダラとした感じ?でも、2作併せて読んだ事で、話が完結したって感じで読了感は爽快でした!全然描写とは違うんだけど、白理がどうしても私の頭の中のイメージではタレントの菊川怜ちゃんになっちゃって、、、そのイメージで勝手に読みました(笑)。面白かったです。 | ||||
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前作魔女の笑窪がすごい面白かったので、こっちも本屋で見た途端迷わず買った。が、前作みたいな連作短編ではなく完全な長編小説。前作を読んでなくても内容はわからなくもないが、前作から読んだ方が絶対面白い。というか前作の方が全然面白かった。今回は釜山で匿われている水原が、様々なトラブルに巻き込まれて日本に舞い戻ってくるまでが前半。後半は相棒の白理のあだ討ちに付き合うのと同時に、自分をはめた連中に復讐する話になっている。で、特に前半なのだが韓国・中国の社会事情やマフィアのことが細かく説明されている。もちろん全部が全部本当とは思わないが、それなりに面白い。また、前作でキーマンの一人だった東山というヤクザに意外な過去があったりとか、他にも何人か前作で登場したキャラが出てくる。前作みたいな作品を期待すると思いっきり肩透かしを食うが、大沢ワールドが好きな人なら買い。 | ||||
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全く予備知識なしに手に取ったが、興味津々、寝る時間も削って読進んでしまった。背景の主要部分を占める中国・韓国の現状、といっても釜山と上海だが、華やかな現代の先端的な状況が明快に描かれていて、2000年以前の中国・韓国を垣間見た者にとってはその変化が鮮烈だった。日本のヤクザ社会における在日韓国・朝鮮人の役割もよく理解できる。ただ、一人称小説ゆえのもどかしさがあり、主人公の女言葉「だわ」「なの」「のよ」などがいかにも不自然。TVの字幕や吹替えと同じだが、一時代昔の女言葉で現実感が乏しい。 | ||||
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魔女の微笑の続編です。魔女の微笑の続きが読みたかったので、良かったです。水原さんにまた会いたいです。 | ||||
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