マークスの山

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マークスの山の評価:

3.77/5点 レビュー 272件。 B ランク

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平均点3.77pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全336件 141〜160 8/17ページ
No.196
(5pt)

筆力とはこのことか

以前映画の「マークスの山」を観て、映画の出来もあるけれど、暗い内容でイマイチ好きになれなかった。今回たまたま新潮文庫を読んでみたので感想を述べる。
 導入部から映画のワンシーンのような感じでグイと物語に引き込まれるました。それからは時間を惜しんで上下巻を一気に読みました。情景描写や人間描写がきめ細かく書きこまれていて、これが「筆力」というものかなと感心した次第です。
ただ、読み終えて感じるのは、事件の因果関係等に整合性が若干欠けていたり、人間関係にちょっと無理を感じました。が、しかし、これだけの分量を書き、それを一気に読ませる筆力を持った実力ある作家であるということは確実に言えると思います。
マークスの山〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: マークスの山〈上〉 (新潮文庫)より
4101347190
No.195
(3pt)

刑事物が好きな方には、読みこなせるかも。

高村さんの作品は、「リヴィエラを撃て」に続いて、2作目です。警察内部
の捜査の表現が非常に精緻なのは良いのですが、少々マニアックになってい
る所もあり、犯人の動機の部分以外は、かなり斜め読みになってしまいました。

 刑事物が好きな方には、読みこなせるかも知れませんが、それ以外の方は捜
査の部分が冗長に感じるかも知れません。それでも、所々に謎解きのヒントが
隠されていて、先に先に読ませようという筆致はさすがだと思います。登山の
描写やロマンがもっと出てきてもいいかもしれません。下巻から出てくるのか
も知れませんが。
マークスの山(上) 講談社文庫 Amazon書評・レビュー: マークスの山(上) 講談社文庫より
4062734915
No.194
(3pt)

刑事物が好きな方には、読みこなせるかも。

高村さんの作品は、「リヴィエラを撃て」に続いて、2作目です。警察内部
の捜査の表現が非常に精緻なのは良いのですが、少々マニアックになってい
る所もあり、犯人の動機の部分以外は、かなり斜め読みになってしまいました。

 刑事物が好きな方には、読みこなせるかも知れませんが、それ以外の方は捜
査の部分が冗長に感じるかも知れません。それでも、所々に謎解きのヒントが
隠されていて、先に先に読ませようという筆致はさすがだと思います。登山の
描写やロマンがもっと出てきてもいいかもしれません。下巻から出てくるのか
も知れませんが。
マークスの山〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: マークスの山〈上〉 (新潮文庫)より
4101347190
No.193
(4pt)

緻密で手の込んだ作品

警察の捜査と内部事情が詳細に描かれ、登場人物もかなり多い。
物語の超人的な情報量と、
人物描写の細かさにひたすら圧倒されました。
裕之が、真知子が撃たれたのをきっかけに
一人の人間としての形をもった気がしました。
長い長いお話しの最期は、
追う方と追われる方との気持ちを考えると、
何とも言えず、悲しい最期でした。
マークスの山 (ハヤカワ・ミステリワールド) Amazon書評・レビュー: マークスの山 (ハヤカワ・ミステリワールド)より
4152035536
No.192
(1pt)

読んで損した気分

推理小説だと思って読んだので期待はずれでした。大胆なトリックもなければ、あっと驚く結末もありません。終盤にはいくらなんでもそんな偶然はないだろうと思える箇所がありました。唯一犯人の壮絶な死に様だけは印象に残りますが、よく考えたら超人的すぎてマンガっぽいです。あり得ない偶然でもマンガでも面白ければいいのですが面白くはないです。長くて読むのに根気がいるのに頑張って読んで損をした気分です。
マークスの山〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: マークスの山〈上〉 (新潮文庫)より
4101347190
No.191
(2pt)

読んで損した気分

推理小説だと思って読んだので期待はずれでした。大胆なトリックもなければ、あっと驚く結末もありません。終盤は「そんな偶然ありか?」と呆れました。唯一犯人の壮絶な死に様だけがいい感じですが、長くて読むのに根気がいるのに頑張って読んで損をした気分です。
マークスの山(上) 講談社文庫 Amazon書評・レビュー: マークスの山(上) 講談社文庫より
4062734915
No.190
(5pt)

下巻へと引き込まれる上巻

あまり先見情報のないまま手にとって読んだが,綿密な描写とストーリー性に引き込まれ,ページ数を感じないほどどんどん読み進められる.上巻は,事件が一本の線でつながる前のいわば全体の序章に過ぎない.読み終わると,下巻を求める自分がいた.
マークスの山(上) 講談社文庫 Amazon書評・レビュー: マークスの山(上) 講談社文庫より
4062734915
No.189
(5pt)

下巻へと引き込まれる上巻

あまり先見情報のないまま手にとって読んだが,綿密な描写とストーリー性に引き込まれ,ページ数を感じないほどどんどん読み進められる.上巻は,事件が一本の線でつながる前のいわば全体の序章に過ぎない.読み終わると,下巻を求める自分がいた.
マークスの山〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: マークスの山〈上〉 (新潮文庫)より
4101347190
No.188
(4pt)

良くも悪くも

題名から「ホワイトアウト」のような活劇を予想していたが、まったくもってそうではなかった。 いい意味でも悪い意味でも。 直木賞受賞作ということだが、芥川賞の間違いではないの?と思うくらい、文章の密度が濃ゆい。 全体としてストーリーの進み方はのろく、決して読みやすい小説とは思えないが、なぜか特に滞ることもなく読み進めることができた。 

 しかし全体の半分以上を占めてるんじゃないのと思うくらいの、警察での捜査描写には少しばかりうんざりした。 同僚同士の怒号に駆け引き、あら捜し、厳しい追求などと、実際の現場でこんなだったら刑事なんてみんなおかしくなってしまうんじゃないのって思ってしまう。

 読んだ後に特に思ったことは、この作家は他の作品でもそうだったが、個々の事件に対しての説明がなされていないままに物語が終わってしまっていることだ。 確かに物語の本題ではないのだろうが、どういう理由、いきさつで殺人に至ったかくらいは示してほしかった。 最初の飯場での誤っての殺人なんか、あれはどういうことなのよ。
マークスの山〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: マークスの山〈上〉 (新潮文庫)より
4101347190
No.187
(4pt)

良くも悪くも

題名から「ホワイトアウト」のような活劇を予想していたが、まったくもってそうではなかった。 いい意味でも悪い意味でも。 直木賞受賞作ということだが、芥川賞の間違いではないの?と思うくらい、文章の密度が濃ゆい。 全体としてストーリーの進み方はのろく、決して読みやすい小説とは思えないが、なぜか特に滞ることもなく読み進めることができた。 

 しかし全体の半分以上を占めてるんじゃないのと思うくらいの、警察での捜査描写には少しばかりうんざりした。 同僚同士の怒号に駆け引き、あら捜し、厳しい追求などと、実際の現場でこんなだったら刑事なんてみんなおかしくなってしまうんじゃないのって思ってしまう。

 読んだ後に特に思ったことは、この作家は他の作品でもそうだったが、個々の事件に対しての説明がなされていないままに物語が終わってしまっていることだ。 確かに物語の本題ではないのだろうが、どういう理由、いきさつで殺人に至ったかくらいは示してほしかった。 最初の飯場での誤っての殺人なんか、あれはどういうことなのよ。
マークスの山(上) 講談社文庫 Amazon書評・レビュー: マークスの山(上) 講談社文庫より
4062734915
No.186
(3pt)

大変面白かったが不満も残る

密度が濃く、最初は読みづらく感じましたが、迫力のある文章でぐんぐん読み進み、気がついたら読み終わってました。

読んでいる最中はとても面白かったのですが、読み終わってみると、凶悪な連続殺人と現場で体を張る捜査員たちとの息詰まる描写と、その背景にある事件との関係がアンバランスなものに感じられ、なんだか釈然としない読後感が残ってしまいました。

終盤の尋問シーンと、看護婦の存在が印象に残りました。
マークスの山〈下〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: マークスの山〈下〉 (新潮文庫)より
4101347204
No.185
(3pt)

大変面白かったが不満も残る

密度が濃く、最初は読みづらく感じましたが、迫力のある文章でぐんぐん読み進み、気がついたら読み終わってました。

読んでいる最中はとても面白かったのですが、読み終わってみると、凶悪な連続殺人と現場で体を張る捜査員たちとの息詰まる描写と、その背景にある事件との関係がアンバランスなものに感じられ、なんだか釈然としない読後感が残ってしまいました。

終盤の尋問シーンと、看護婦の存在が印象に残りました。
マークスの山(下) 講談社文庫 Amazon書評・レビュー: マークスの山(下) 講談社文庫より
4062734923
No.184
(3pt)

とにかく描写しないと気がすまない

WOWOWのドラマの出来が良かったので原作を読んでみたが、これが直木賞に匹敵するほどの作品なのかと正直首をひねる。前半話がもたもたするのはある程度許せるが、それでも説明過多で読み飛ばしたくなる。著者の警察内部の張り合いを描きたい気持ちはわかるが執拗すぎる。

後半からスピード感が出てきて一気に結末へと向かうということもなく、ゆっくりと一歩ずつ話は進行し、最後に長い長い「収穫」とやらを読まされるのだが、これだけ引っ張ってきて、一番重要な犯行の動機としては説得力に欠けるだろう。著者の性格なのか、とにかく細かく描写したいという作風はかなり読者を選びそうだ。
マークスの山 (ハヤカワ・ミステリワールド) Amazon書評・レビュー: マークスの山 (ハヤカワ・ミステリワールド)より
4152035536
No.183
(5pt)

最高の警察小説

今まで読んだ中で、警察小説です。 単なる事件にとどまらない、高村薫ワールドが素晴らしい。
マークスの山 (ハヤカワ・ミステリワールド) Amazon書評・レビュー: マークスの山 (ハヤカワ・ミステリワールド)より
4152035536
No.182
(5pt)

深い。心がえぐられるような大作

サスペンスって、事件が起きてそれを解明していって一件落着!てな感じの物語なんだけど。これ読んでると、一件落着するまでの 逃げる犯人、追いかける刑事、それを取り巻く人間、それぞれの人間の生い立ちや成長の中でつくられた人間性の交わりなんだと、あらためて思う。読み応えある”文学”だった。
マークスの山 (ハヤカワ・ミステリワールド) Amazon書評・レビュー: マークスの山 (ハヤカワ・ミステリワールド)より
4152035536
No.181
(5pt)

筆力・迫力・胆力がある

このほど放映されたテレビドラマを面白く見た。
昔読んだがもう一度手に取ることにしたが、できれば出版当時の勢いが読みたいので出版年の古いものを探した。

テレビドラマは現代に時代を映しているし、当然のことながらエピソードや設定も違っているのだが、映像化するには致し方のないことだし、表現方法が違うのだから核が変わっていなければよいと思っている。
昨今のテレビドラマはバカバカしくて見ていられない軽佻浮薄な作品ばかりだが、さすがに原作がしっかりしているとドラマもその色をきちんと押さえてよくできていた。
それほど、マークスの山、暗い山、という設定は揺るがせない象徴だ。
重厚な筆致は主人公合田の存在感を際立たせ、暗い山に取り込まれてゆく水沢のあまりにも悲惨な生きざま、刑事たちの縄張り争いや垣間見せる獣じみた人間性などが太く強い力で物語に編みこまれて読みでがある。
やはり、その辺のサスペンスものとはレベルが違うと再認識させてくれた。

マークスの山 (ハヤカワ・ミステリワールド) Amazon書評・レビュー: マークスの山 (ハヤカワ・ミステリワールド)より
4152035536
No.180
(4pt)

ドラマの原作としてはいい

WOWOWドラマ化で上下巻を読みました。
読み難いほど重厚で緻密な文章の割には、
書かれておらず、つながらず、納得出来ない、スッキリとしない読後感。
さらに読み返したくならないので、私とは相性が合わないようです。

しかしドラマの方は実に良かった。
人間ドラマとしても、組織対個人としても、犯人像も、山梨県警も。
原作で描かれていない部分を補足してあったり、狂言回し的記者を補強していて、
つじつまの合う内容になっていた。テントの中の写真は説得力があった。
5時間中だるみすることなく、原作の重厚さも表現していた印象。
WOWOWドラマは映画よりも面白い。

でもそのためにはこれぐらい歯ごたえのある原作が必要なことも事実。
表現力のある人が仕立て直してくれると、ようやく楽しめる。
私にはハードルが高い文章、すごいんだと思う。

マークスの山〈下〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: マークスの山〈下〉 (新潮文庫)より
4101347204
No.179
(4pt)

ドラマの原作としてはいい

WOWOWドラマ化で上下巻を読みました。読み難いほど重厚で緻密な文章の割には、書かれておらず、つながらず、納得出来ない、スッキリとしない読後感。さらに読み返したくならないので、私とは相性が合わないようです。しかしドラマの方は実に良かった。人間ドラマとしても、組織対個人としても、犯人像も、山梨県警も。原作で描かれていない部分を補足してあったり、狂言回し的記者を補強していて、つじつまの合う内容になっていた。テントの中の写真は説得力があった。5時間中だるみすることなく、原作の重厚さも表現していた印象。WOWOWドラマは映画よりも面白い。でもそのためにはこれぐらい歯ごたえのある原作が必要なことも事実。表現力のある人が仕立て直してくれると、ようやく楽しめる。私にはハードルが高い文章、すごいんだと思う。
マークスの山(下) 講談社文庫 Amazon書評・レビュー: マークスの山(下) 講談社文庫より
4062734923
No.178
(5pt)

良い作品は何度読んでも感慨を新たにさせてくれる

WOWOWでのドラマ上映に触発されて、改めて本を手にしました。

この本は、捜査を進める合田刑事と殺人を犯す“マークス”の二人の視点から書かれています。
その書き方が効果を上げているのでしょうか、捜査側の問題点(それは制度的な問題にも及びます)と人間の心の問題(その中心は水沢=マークスにあります)と言う二つの大きなテーマが、読む者に重く圧し掛かってきます。
前者は、検察や警察の上層部の問題やテリトリーの問題などです。
後者は、端的に言えば、二重人格者の問題です。

ただ、こうした二つの問題は、ただ単に言葉通りの問題としてでなく、更に詳細な部分にも反映しています。
特に、後者の心の問題は、単に犯人水沢だけの問題とはしていないように思います。
そうした二重人格的な要素は、多かれ少なかれ誰にでもあるのだと言っているようです。
従って、そのことはすべての人に、水沢と同じ様な立場に立たされる可能性があるのだと、警告しているかのようです。

今回読んでみても、いささかもミステリーとしての楽しみは失せていませんでした。
良い作品は、何度読んでも、その時々の感慨を齎してくれるのでしょう。
マークスの山 (ハヤカワ・ミステリワールド) Amazon書評・レビュー: マークスの山 (ハヤカワ・ミステリワールド)より
4152035536
No.177
(3pt)

文庫から読んでしまった

文庫から読んでしまうと、単行本の饒舌なシーンが目についてしまった。
やはり刊行された順番を守らなければ、興ざめになってしまう。
それにしても二つを比べると、まるで別物とまでは行かないけれども、状況設定をかなりいじっているところがすごい。
作家がペンを置く覚悟というのは本当に大変なのだろう。
マークスの山 (ハヤカワ・ミステリワールド) Amazon書評・レビュー: マークスの山 (ハヤカワ・ミステリワールド)より
4152035536