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ICO-霧の城-



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ICO-霧の城-の評価: 3.56/5点 レビュー 166件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.56pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全95件 81~95 5/5ページ
No.15:
(4pt)

まさにRPG

実は私、この本を読んでいて「これ本当にゲームだったら面白いんだろうな~」なんて思ってしまってました。…なんてことはない、この本は元々あるゲームのノベライズ版だったんですね。あとがきを読んで納得。そりゃゲームっぽかろう(笑)。宮部さんがゲームのノベライズ本を…めずらしいですよね。でも、ノベライズ版といっても、文体、文章、どれを取っても”宮部みゆきさんのお話”になっています。私は全くRPGには興味がないのですが、とてもすんなりと読ませてもらいました。宮部さんファンなら多分好きじゃないでしょうか?読ませます。そして私はこの不思議な世界のゲームを買ってみることにしました(笑)。
ICO  -霧の城-Amazon書評・レビュー:ICO -霧の城-より
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No.14:
(5pt)

さすがでしたね

同名タイトルのゲームも好きだし、宮部みゆきさんの作品も好きだったので、発売日に迷わず買って、よんでみましたが、よかったです。さすが、とも感心しましたね。 確かに少し、違和感を感じながら読んだ部分もありました。でも、それは私のICOというゲームに対するイメージと、宮部さんとのイメージが違うからで、また違うのは当たり前だ、とも思いました。一人一人、ICOというゲームに対するイメージは違うと思いますが、そのひとつとして宮部さんのICOが描かれています。その描写や人物像などはさすがでしたし、ゲーム中の画面がそのまま脳裏に思い出されるくらい、細かいです。 ひとつ残念なのはイコとヨルダのふれあいが少し弱いように感じました。けれど、作品としては最高だと思います。宮部さんのICOの世界として読んでみるといいと思います。
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No.13:
(5pt)

旅にたとえるならば、小説版ICOはツアーのようなものだ。

ゲームとの違いがまず一番気になるであろう宮部みゆき版ICO。ゲームは遊んだ人の数だけICOに対する世界観があった。遊んだ人が感じたことはそれぞれ違うのが当たり前のことで、それこそがゲームの醍醐味であると言えた。で、今回小説になった。読んだ人によっても受け止め方は変わるけど、ゲームのような自由度は無くなる。当然だ。小説の場合、どの章から読もうとも(普通は最初から順に読むだろうけど)内容は変わらない。自分の思い描いたイコではなくヨルダではなく魔女ではない宮部みゆきの視点による彼等だ。旅にたとえるならば、小説版ICOはツアーのようなものだ。コースは決まっている。自由度は無いけれど、この世界のことを手軽に楽しむにはちょうどいい。さらにこの世界のことを知りたくなったのなら自分の足で歩いてみるといい。ゲームはそのためにあるのだ。自分はゲームを2年ほど前に解いた。その後、宮部みゆきの手によるノベライズ化の情報を掴んで以来、小説になる日を楽しみに待ち続けた。かつて自分の足で歩いた世界。このたびツアー旅行としてまたICOの世界へ誘ってくれた小説版ICOに心から感謝の意を表したいと思う。強烈にあの世界を思い出すことが出来たのだから。暇が出来ればまたゲーム版ICOを遊んでみよう。イコに、ヨルダに、そして女王に再会したい。はじめてこの世界に足を踏み入れた時よりも彼等のことを深く理解できた今、感動もまたより大きくなっているであろうから。余談だが、ソフトは2度目のベスト版がリリースされ、より入手しやすくなっている。小説を読んでソフトにも興味を持った方はこの機会にゲーム版ICOの世界にも足を踏み入れられてはいかがだろうか?今度はいきいきと動く彼等を目の当たりにすることでその息遣いまで伝わってくるのだ。活字だけでは味わえない喜びを感じることだろう。
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No.12:
(4pt)

もうひとつのICO

もともとICOという文字の無い絵本のようなPS2のソフトがあり、それを題材にした宮部みゆきさんの中の「ICO」の世界観なので、「ICO」をプレイされた人の中には「これはICOじゃない」と思われる方もいるかと思いますが、私の中ではありかなと思いました。もちろん私もICOをした事はありますし、この作品自体が余計な事を多くを語らず、すべてその読み手(プレイヤー)自身の解釈に任せるみたいなところがあり、先にも書きましたが「文字の無い絵本」のような作品で、そのプレイヤーごとに思い描くストーリーがあり、感じる事が違ってくる読み手の数だけストーリーがある作品だと思っています。 そもそも私がこの本を購入したきっかけはPS2のICOが好きだった事だし、宮部みゆきの書く「ICO」はどんなものだろう?という興味からだったので、もしこれがソフトを忠実に文字化したものだったら購入しなかったと思います。 読んでいて風景の描写では「あぁ、ここはあの場所だ」とプレイした時の映像が目に浮かぶようでしたし、またICOの作品の中のいろいろな謎を宮部さんによる解釈による、霧の城や黒い影やニエについての話はなるほどと思いつつ、別の「ICO」として一気に最後まで読みました。読み終わって改めて思ったのは、これは確かに「ICO」だけど、私の思い描く「ICO」ではない。という事でした。 この小説化には賛否両論が分かれるかと思いますが、普段ゲームなんて…と思っている人にも「ICO」というゲームがあり、興味を持つきっかけの一つになってくれたらと思います。
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No.11:
(4pt)

感じる空気は、ICOでした。

原作の「ICO」は多くの謎を孕んでおり、こちら側が自由な解釈を許される魅力あふれる作品でした。果てしない静寂の中に、二人が繋ぐ手の重みやぬくもりだけが確かにある。それがすべて。だから「宮部みゆき」さんの「ノベライズ」が大々的に発売されたことに抵抗を覚えた方も多数いらしたと思います。確かに、ゲームにひとつの解釈を与えるというかたちになったことは否めません。過去の出来事にICOの存在がかき消されてしまった感もありました。しかし、だからといってそれがICOの世界観まで否定したとは思いませんでした。私が嬉しかったのは、宮部みゆきさんの「ICO」に対する深い愛情とICOのファンに対する細かい配慮がこの本の随所に感じられたということ。ひとつの作品として、霧の城の謎にこれほどまでに見事な解釈をつけられることを素晴らしく思いました。特に石像の騎士がきちんと扱われていたのが(気になっていたので)嬉しかったですね。切なかったです。ただ、過去のヨルダがちょっと喋り過ぎなような・・そして、この物語のメインテーマである「手を繋ぐ」という動作の温かみがあまり感じられなかったのが残念ではありましたけども。まったくの個人的な感想として、私は「ICO 霧の城」を購入して良かったと思います。読後に感じる余韻はやはり、ICOならではの味わいです。
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No.10:
(4pt)

これも一つのイコ

「ゲームのノベライズ」と言うと、ゲームでは「謎」として、あえて語られなかった部分に理屈をつけなければならない。そこには多少のアレンジが加えられているのが定石で、ゲームに忠実か、と問われると首を傾げざるを得ない。この作品もゲーム内での謎を解き明かさんという勢いでサイドストーリーがかなり掘り下げて描かれている。また、ゲーム内のセリフを活字に直しただけの中途半端なノベライズではなく、小説としてもかなりのボリュームである。それを受け入れるか受け入れないかは個人によるのだろうが、ゲームを知らない人は一つの読み物として、ゲームを知っている人は「これも一つのイコ」と思えば十分楽しめると思う。
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No.9:
(5pt)

宮部みゆき's ICO!!

ゲーム自体が独特の雰囲気にあふれた素晴しいゲームでしたので、小説になる―…と聞いた時は嬉しさと不安になったものです。やはり自分の好きなゲーム作品が文字に書き起こされるならば世界観を壊さず、ゲーム内容を消化していくような内容がベストですので…。そこを考えると宮部みゆきさんの描かれるICOは素晴しかったです。文字を追う度に目に浮かぶゲームの世界。ゲームの中では描かれない世界を描くことにより、小説だけの楽しさも得ることが出来ました。もちろん、原作の世界観は壊さずに。おそらく、ゲームをした事がない方も美しく残酷でもある世界観を脳裏に描きつつ読んでいける作品だと思います。この小説を読み、ゲームに興味がなかった方も独特であり同じものが二つとしてこの世にないゲーム「ICO」に興味を持って頂けると嬉しいなと心のすみっこで祈っています。素晴しい作品です。
ICO  -霧の城-Amazon書評・レビュー:ICO -霧の城-より
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No.8:
(5pt)

ヨルダの胸の内

「霧の城」の過去、ヨルダが囚われの身となっていた訳、全てがこの1冊に。これはもう真説です。本編をクリアした人には是非、読んで欲しいですね。逆に言うと本編をプレイしていないと、ちょっと厳しいかな?と思います。
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No.7:
(5pt)

ゲームをプレイしてから読んでください!

「ICO」…それは発売当初から異色のRPGとして知られ、今もって他の作品と一線を画している存在です。静寂に包まれた霧の中の古城を、少女とつないだ手のみを頼りにひたすら彷徨う…そう聞くだけだとつまらないと思われるかもしれませんが、雄大かつ精緻な城の構造や、風や水の透明感などはそれだけでも一見の価値があります。しかし、このゲームの一番の魅力は、贄とされた角の生えた少年や霧の城、その中で出会う白く光輝く少女と黒き衣の女王、そしてそれらを取り巻く世界についてほとんど解説が加えられておらず、プレイする者の創造力に全てが委ねられていることであると言えるでしょう。今回、宮部みゆきさんの手により小説化されたICOの世界と、ゲームの中であなたが心の中に創りあげていくICOの世界…その双方が祝福された存在でありますように。
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No.6:
(4pt)

よかったです!!

すばらしいファンタジー小説でした。とても哀しい内容だったのですが、全体的にとても静かで、落ち着いたような雰囲気のお話だったように思います。(とはいっても話自体が静かな訳ではないのですが)わたしはゲームの方をやったことはないのですが、宮部さんによる美しい描写によって、海風・走る二人・変わらない霧の城など、「ICO」を形作る世界を肌で感じることができたようにおもいます。少し高いですが、価値はありますよ!
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No.5:
(5pt)

すばらしい

ゲームの雰囲気がでていて幻想的。ゲームをプレイしてから読むとイイ。
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No.4:
(5pt)

あくまでも一つのICO

率直に感想を言うなら、面白いです。特に、細かい背景の描写が非常に上手く、原作のゲームをやったことのない人でも、城の風景が頭に浮かんでくるのではないでしょうか?話の流れもよく、登場人物の心理描写もよく読み取れます。 しかし、これはあくまでも宮部みゆきさんのなかのICOの物語です。もともと、原作のICOは深くを語らず、プレイヤーの想像に任せる部分の多いものでした。そのため、ゲームの方を経験している人はそれぞれ自分が思い描いたICOがあるはずです。なので、内容が腑に落ちず、首をかしげる人がいると思います。自分がそうですから。 上にも書いたように、これはあくまでも宮部さんの中の一つのICOの物語です。だから、ゲームのほうをやったことのある人はこういう捉え方もあるのだと、そう思いながら読むことをお勧めします。そうすれば、非常に面白い小説です。 そして、原作をやったことのない人が。この小説を読んで原作のほうに興味を抱いていただいたら非常にうれしいです。ICOは巷にあふれているゲームとは明らかに違います。これを期に、普段ゲームをしないひとも、ICOに触れてみてはいかがでしょうか。
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No.3:
(4pt)

ゲームが出てから大分経った今小説になるなんて

ゲームを原作に小説が書かれるのはなかなか珍しいことだ。過去にも無かった事ではない。ドラゴンクエストシリーズなども小説化されていた。こういったゲームから小説へという流れはゲームがいかに一般的に認知されてきているかが分かると思う。もうゲームなんてとはおいそれとは言えない。過去にあったゲームから小説になった本はファンタジー色の強い子供向けであったのだが、このゲームは確か派手な冒険的物ではなかった。一人の少年が一人の少女の手を取り城を抜け出すだけの話なのだがその中に何かをかんじるものがある作品で人気があったのだ。人気作家の宮部みゆきの一作品として読むのもいいと思うし、ゲームを楽しんだ人はそれがどのように活字に変わっているのかを確かめるのもいいのではないだろうか。
ICO  -霧の城-Amazon書評・レビュー:ICO -霧の城-より
4062124416
No.2:
(5pt)

宮部さんのICO世界

本作はPS2から発売されたゲーム「ICO」を原作とした小説です。本作の元となったゲーム「ICO」は、作中において、はっきりとした物語をプレイヤーに提示はしていませんでした。それが、今回発売された小説では、主人公を取り巻く状況を始め、物語が事細かに描かれています。もともと物語をプレイヤーに託す部分も持つ、「ICO」を知る人からは賛否両論もあるでしょう。しかし、この作品が、宮部さんなりの一つのICO世界なのだと考えると、ゲームの印象を崩すことのない、綺麗な作品に仕上げられたのではないでしょうか。特に、宮部さんご自身がゲームをプレイしただけあって、城に関する描写は素晴らしいと感じました。すでにプレイした身としては、城に吹く風、差し込む光、潜む影達のイメージが脳裏に呼び起こされ、より具体的に物語を読み進めることができました。ゲームの内容と食い違う部分も多々ありますが、内容に忠実なものだけが小説化ではないと思いますし。初めてこの作品を手にした人には、PS2ゲーム「ICO」を。「ICO」をすでに知る人にはなおのこと、この作品を薦めたいと思います。
ICO  -霧の城-Amazon書評・レビュー:ICO -霧の城-より
4062124416
No.1:
(5pt)

ICOの世界

私は最初にICOのゲームを何周もプレイ済みで、何しろ著作者が宮部みゆきさん!という事で迷わず購入しました。ICOというゲームは、ストーリーがゲームの中で進むというものでは無く、生贄として捧げられてしまった男の子が不思議な女の子の手をひいて城から脱出する、という簡単に言うとこういうアクションゲームです。1度クリアしてしまうと3時間くらいでクリア出来る位のもので、でも奥が深くて感動する素敵なゲームです。詳しくはゲームのほうへ・・。なので、このたった3時間というアクションゲームをここまで深く世界を作った宮部みゆきさんのこの本は、本当にすばらしいです。元々のゲームの世界観が好きで切なくて素敵だったので、本だとどうなのかな・・・と最初は思う部分もありましたが、一気に読み終えてしまうほど、ICOの世界観を壊すことなく表現されていて、また、こういうことなのか!と、むしろどっちが原作なの?なんて思ってしまいそうな位、ICOの世界が本の中に広がっていました。ゲームも本もどちらも持ってない!っていう方がいたら、是非先にゲームを購入しプレイした後に読むことをオススメしますwもちろん本だけでも、十分この世界を楽しめますw
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4062124416

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