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ICO-霧の城-
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ICO-霧の城-の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.56pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全95件 61~80 4/5ページ
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この作品を読んで「つまらない」と評価する人は、主にゲームをやってからの人が多いと思います。ゲームのノベライズ作品ですが、視覚表現としての映像が文章に勝るのは当たり前です。私はこの作品を手にして、ほぼ一気に読みきってしまいました。世界観としては非常に惹かれるものがあり、城の概観・雰囲気や主人公の動きなど、読者の想像力を存分に引き出すものだったと思います。読破後、ゲームをしたのですが、出てくる映像は、私が文章から思い描いた霧の城そのものでした。イコの動きも想像していたとおりだった。それを実感したときに、改めてこの作品の良さを知りました。宮部さんの作品は多数読んでいますが、ミステリーの宮部さんを念頭において読むのはあまりお勧めできないかもしれません。この作品はあくまでファンタジー小説なので。「ドリームバスターズ」が好きだった方にはお勧めしますね♪ | ||||
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一気に読みました。ブレイブストーリーがいまいち好みではなかったので、あまり期待をせずに読んだのですが、こちらは独特の世界の雰囲気にすっぽりはまりました。ゲームもやってみたくなりました。 | ||||
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時々場面の描写が細かくて、ちょっとしんどいかな、て時もあったけど結構良かったです。まー細かい分はっきりと場面が想像できましたけど。ゲームの方はやったことが無いのですごくやってみたくなりました。 | ||||
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キャラ設定などがゲームをやったことのある人には、少し違和感があるかもしれません。それでも、読み終わったときの気持ちは、ゲーム同様心が洗われます。ゲームをやったことのある人もない人も、ぜひ読んでみてください。 | ||||
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他のレビューでも書かれてるのと同様に、これはICOであってICOでは無い…。といったところですね。ゲームでは人物設定も歴史背景も何もまったくありませんでした。(あったかも知れませんが劇中では全く触れてません)この小説はそこを想像で補ってるんですね。さて、ゲームでは「あえて歴史もICOの過去も触れていない」という感じでした。しかし、逆にそれがゲームをする者の想像力をかき立てて様々な憶測(要するに想像ですね)が”できる”のも魅力の一つだと思うのです。多分このゲームが好きな人はそういった魅力を知っている筈です。ゆえにこの本の悪い所は個々(個人個人)の想像の世界を一切気にせず、あくまで宮部 みゆき さんのICOであったこと。否定派の方はそれぞれの想像する世界を裏切られたと感じたからでしょう。気持ちはわからなく無いです。ですが、ネットで見るSS等の様に、「アナザーストーリー」としたらどうでしょうか?その意味でこの小説は非常に読ませるものだったと思います。「もしも…」の世界を楽しむということです。その意味でこの本はいい「もしも…」として楽しめたかと思います。残念なのはこの小説でICOに興味を持った…という人です。小説に照らし合わせる形でのICOは非常に味気ないものになってしまうと思います。もし、この小説を読む方でこのレビューに興味を持った方は是非ともゲームを先にやってクリアしてから小説を読んでください。賛否両論ございますでしょうが、私はそれが一番良いと思います。 | ||||
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ゲームの「ICO」は知らないのですが、この宮部さんの「ICO」は、それなりに楽しむことができました。あとがきで宮部さんがおっしゃっている通り、ゲームとは違うと言われているので、あくまで一つの「ICO」という本に興味を持った方はどうぞ。内容としては、それなりに世界観を楽しむことができました。でも、もう少し展開に奥ゆきがあってもよかったかなとも思うので、星4つです。偉そうに言ってますが、まあ十分おもしろかったと思います。興味のある方は、是非どうぞ。 | ||||
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小説を読み始めると同時にゲームを始めました。たぶんゲームだけを始めていたら、何が何か解らない所から始めてたので、私にとっては攻略本のような小説です。全体的には正体のわからない影を帯びた作品だと思います。私はそこに惹かれて読んだのですが一言で言うなら「良かった」と思います。初宮部作品だったのですが、読みやすくてぶ厚い本なのにスルスルページがめくれました。帯の「ぼくが君を守る。だから手を離さないで」に少しでも興味をそそられたなら読んでみていい本だと思いますよ。 | ||||
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この本ほどの「おもしろさ」と「つまらなさ」の差の激しい本は、未だかつて見たことがなかった。具体的に示すと、一章と三章があまりに面白いのに対して、二章と四章が見苦しいほどに酷すぎるのである。これはどういうことなのか。それをICOのゲームを先にやった者としての意見を下に書く。まず、著者の後記に注目したい。「ゲームのICOのイメージを崩すことだけはないように書いた」とのこと。心を配っているように思えるがその意図がかえって徒となり、二・四章をズタズタに傷つけてしまったのである。その二・四章とは、ゲームの進行をそのまま文字に移し変えただけのものであるから、ゲームをプレイしていない人にとっては特に我慢ならないだろう。一方、一・三章はゲームのICOとはまったく関係のない話なのである。そのため著者は「なんとかゲームのICOに合わせなければならない」という力みを持たず自然に書かいており、著者本来の能力が発揮されているように思える。それはゲームのICOをもう一度したくなるほどのものだった。 ところが、四章を見るとその気も失せる。この四章では前述したことに加えて、さらなる失敗がなされてある。その失敗振りには思わず首を傾げてため息を漏らしたほどである。呆れてしまったと同時に、「この四章(二章もだが)は見るべきではなかった」と酷く後悔した。そのくらい二・四章は荒んでいる。本全体から見ると半分のページ数だ。それにもかかわらず星が4つなのは、それだけ一・三章が輝きに輝いているからである。繰り返すが、この本の特に四章は見るべきではない。ゲームをした人なら絶対に見てはいけない。イメージが崩れてしまう。もちろんゲームをプレイしていない人にも勧められないが、結末が気になって見ざるを得ないだろう。まあ、見て気を落とさないでほしい。ゲームのICOは必ずや期待を裏切らない――それとこの本の一・三章も。 | ||||
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あとがきを読んで初めて知りましたがPS2のゲームのノベライズです。そう言われれば成る程と思える設定です。選ばれし者が呪われた城にいたとらわれの姫を助け出すのですから。ただ私は何の予備知識も無く読んだおかげで霧の城にまつわる謎が何なのか早く知りたくてどんどん読み進めました。あまり細かいことにとらわれなければ冒険譚として十分楽しめます。あ~おもしろかった。といって終われる本でした。 | ||||
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トクサの村には、頭に角が生えて生まれた子を「ニエ」として、霧の城に差し出すしきたりがあった。「ニエ」の子であるイコを大切に思う「トト」は禁断の「北の谷」に行きイコを見送りできれば逃がそうと考える。「北の谷」の向こうでトトは恐ろしいものに出会う。トトが偶然見つけた「光輝の書」、そこに描かれた「みしるし」をつけたイコの大冒険が始まる。霧の城の城主の正体・「ニエ」のしきたりの本当の意味が明らかになる。終盤、霧の城の城主とのやり取りで問われる「人を犠牲にすることで成り立つ人の世」のあり方。宮部さんの強いメッセージがそこにあるような気がする。それは、きれいごとでもなんでもなく。誰かを犠牲になることで、自分の暮らしが安堵されることは、様々にあると思われるが。自分自身そういうものに巻き込まれてはいないか、安堵してしまい他人の「犠牲」を省みなくなってはいないか。それらを考えてみたくなる作品。 | ||||
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頭に角の生えた、霧の城に捧げられる生贄の少年。霧の城に囚われる少女。2人が出会い、時が動き出す。『ぼくが君を守る。だから手を離さないで』少年は、手を離せば全てが終ってしまうことを感じていた。少女は、手を離せば以前と同じに戻ることを知っていた。運命に抗う。それは可能なのだろうか?少年は自問し、少女は自責に苛む。『とにかく、ここから出よう。僕と一緒に行こう』相手を助けたい思いだけ。それが運命を変える。少女と母親の確執、血の結びつきゆえの悲劇。子が親を守るのは間違い?親が子を愛するのは人であるから?少年の生贄という運命、正しきはなに?善と悪。絶対的なものじゃなく相対的なもの。善に従っても、悪に組する結果もあるのだ。人はおろかだ。知らなければ、咎に気付くこともないのに。責め苛む、心の痛み。しかし、真実の価値はそこにある。正しきを求めるなら、人は真実を認識しなければならない。嘘偽りのない、まばゆく輝く、凍てつく冷たい真実。真実に固まってもいい。でも動くから人は強い。そう思った。 | ||||
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宮部さんの作品だなぁ、と思います。今までに宮部さんの作品を読んだことはありませんが、率直に。兎角ゲームの雰囲気と違う、何でこんな風に書くのかと言われていますが、個人的には「宮部さんのICO」なのだと最初から割り切ってましたので、とても楽しめました。個人的には、凄く好みな文章でしたし。極端ではありますが結論から言うと、ゲームの雰囲気を壊されたくないという人にはお勧めできない作品でしょう。また、読み終えた後にゲームを始めようという方には、先入観があって、プレイし辛いかも知れません。(個人的には後者の方がお勧めできないです。)かなり創作の部分が多いので、「好み」で分かれてしまう作品なんだと思います。私的には、あの暗くて重くて血生臭い話が好きです。原作のICOとはかけ離れてますけど、寧ろそこに魅力を感じましたね。 | ||||
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とにかくイコとヨルダの過去が長かった・・・ 個人的には好きです。これだけ言いたかったんです。 | ||||
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2日で一気に読みました。もともと宮部みゆき氏の大ファンですが、この作品にも宮部氏の色が濃く出ていたと思います。私はゲームをプレイしたことがないため、こういった感想述べることが出来るのかも知れません。それは他の方々の感想を見ればこそ強く感じます。この小説は、ゲームを小説化したものですが、ゲームの方が…とたたかれています。では、逆に宮部氏の小説をゲーム化したものであったら、一体どのような評価が下されていたでしょうか。おそらく、小説の方が評価は高かったでしょう。結局プレイヤー、視聴者、読者の評価に大きな影響を与えるのは第一印象なのだと思います。最初に受けた印象。それとは違う印象が第一印象に勝ことなど、そうはないと思います。だからこそ、今回も色々と叩かれてしまっている。それは仕方がないと思います。こういった形式の作品は読者が割り切って読める人でないと楽しめるはずがないと思います。ゲームをやったことのない人には、胸を張って薦めることが出来ますが、もしゲームを一通りやり終えているのであれば、割り切って読む努力をしていただきたい、と思います。 | ||||
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面白かったけど、ICOがめちゃくちゃかわいそうでした。宮部みゆきはあんまり好きじゃないけど この小説は好き。PS2持ってないので、ICOの ゲームはしてません。これからもしないと思う(アクションはすごく苦手なんです。RPGとか戦略RPGならまだなんとかなるけど) | ||||
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確かに、ゲームの「ICO」とはまったく異なる世界が宮部さんの描かれる「ICO」にありました。皆さんの言うとおり、ゲームの中での会話の無い二人けれども繋いだ手を通して心が通い合っているイコとヨルダの描写が無かったことには少し残念に思いました。けれども、宮部さんの描かれる「ICO」には新たなる感動が広がっていました。私はどんなに偉大ですばらしい文才を持つ作家さんであろうともあのゲームの中の「ICO」をそのまま文章にして伝えることは正直できないものだと思っています。あの感動は、ゲームをやった人でなければ分からないのだと感じます。宮部さんは3年間、情熱を注ぎ込み、創造の翼を広げてイコを取り巻く周囲の人々、ヨルダの過去。生贄の儀式の発端などを緻密に描き逃げたいけれども、少女、そして自分のために立ち向かう勇敢なイコを存分に描いてくれた宮部さんの世界にすっかり魅了されてしまいました。 | ||||
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ICOというゲームに僕はかなり昔から目をつけていました。しかしなかなか『買おう!』と思えるきっかけに出会えず購入までに足踏みをしていた状態でこの本と出合い、喜び勇んで購入、のちに読了。いろんな人に『ゲームだからよかった。』と叩かれている作品ですが、個人的には面白かったです。ゲームの世界観が伝わってこなかった。というのは確かにあります。ガンパレの小説などのようにゲームをやったことない人が世界観に浸れるほど濃密ではありませんでした。しかし、小説として読むのならば(ライトノベル風味ではありますが^^;)なかなかの作品だと思います。そもそも半端でなく突飛な世界観を生みの親でもない人が完璧に模倣する事は不可能に近いですしね。イコの勇気と少女の悲しみ、城の悲劇。家族愛。ゲームを知らない読者の僕の視点からですが、しっかりと伝わってきました。それに、この小説で星一つだけしかもらえないって原作はどんなに素晴らしい物だったのだろうとワクワクしてきます。ゲームをやったことの無い方。ライトノベル好きの中高生。不思議な世界を覗いてみたい人。この小説には、一読の価値があるとおもいますよ。 | ||||
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宮部さんの作品は何より「読み易い」ところが良いと思います。今回の「ICO」も本当に読み易い。ただ、原作であるゲームの「ICO」が完成し過ぎているゲームの為、宮部さんが敢えて味を付けることは無かったのではと思います。ゲームで全く触れられていない「イコの生活」の部分(宮部さんの創作部分)は読んでいて本当に面白かったのですが、本編に入ったところでやはりゲームと比較してしまい、違うという気分になります。ゲームは実態がありながら実態の無い、故に「思い出」という感じのつくりなのですが、宮部さんの「ICO」は姿が無いのに肉厚という雰囲気でした。ただ、ゲームを遊んでいない母などは「面白かった」と言ってましたので、ゲームをせずにどのような内容か知りたい、という方にお勧めできる作品と思います。 | ||||
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このゲームは私の中で歴代二位のお気に入りでした。(ちなみに一位はクーロンズゲート) またミヤベは結構好きな作家の部類です。で、感想は「さすが」。不思議な雰囲気と奇妙な静けさ、情景の美しさが見事に文章で表現されています。人ではないらしい少女とイコのあやうい繋がりや、ゲームでは明らかにされていない複雑な背景が語り尽くされている。これはあの物語のひとつのワールド。不足も余分もないICOには不必要といえるかもしれないけれど、小説としては充分楽しめました。まだまだ別の物語もありそうだけど、現役作家でノベライズできる最高レベルの仕上がりカナと思います。 | ||||
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小説としては面白いです。流石宮部みゆき氏だと思えます。事細かな設定が良く、先が気になり、どんどん手を進められます。しかし、これはゲームとは全く別物と割り切ったことの話。ゲームでは、生贄の運命を受け入れた少年が、偶然棺桶が壊れたことを切欠に、出会った少女の手を引いて城を脱出するとい話で、そこにはストーリー性はなく、鳥の声だけの城の静かな空間があり、その中で生贄にされた、つまり帰る場所のない少年、そこには切なさがあり、心地よい雰囲気を漂わせていたのだと、私は解釈していました。小説では村からは「女王を倒して帰ってきてくれ」これはやはりゲームとは別のICOであると思いたいです。 | ||||
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