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ICO-霧の城-
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ICO-霧の城-の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.56pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全95件 41~60 3/5ページ
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表紙の絵が綺麗だったので買ってみました。ですが絵は表紙の絵と開いたところに一枚だけ。挿絵も無いです。挿絵ぐらいほしかった。特典ポストカードは表紙と同じ絵柄でキラキラ仕様。せっかく綺麗な絵が無駄に光って見づらいですwゲームはやりました。宮部みゆき作品ははじめて読みました。よく練りこまれていて面白かったです。さすがにイコとヨルダだけでは話にしづらいのでしょう、ゲームにいないキャラクターがバンバンでます。そういう点でもゲームとは別の話と思った方がいいかも知れません。残念なのは迷った末に全ての悪を女王に押し付けてしまったこと。女王の言っていることもあながち間違ってはいないと思うので。正義の名の下に侵略を続ける神聖帝国の方がよほどたちが悪いと感じざるを得ませんでした。なのでスッキリとはいきませんでした。まあこれも狙いかもしれませんが。批判的な事も書いてしまいましたが、全体的に面白かったです。何よりゲームをやった方ならイコとヨルダが歩いている場所を鮮明に思い出す事ができるでしょう、それが嬉しかったです。 | ||||
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宮部みゆきというベストセラー作家が書いたゲームのノベライズということで、ICOというすばらしいゲームに巡り会えました。小説はみなさんの書いている通り、ゲームのバックグラウンドをのみを拝借した普通のファンタジーです。ブレイブストーリーのようなものとして楽しんだ方がいいでしょう.ゲームの方は、往年の「ミスト」を思わせるとても美しく、楽しいパズルRPGです。 | ||||
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原作の素晴らしさは、「無」の美しさでした。近年のゲームは、メディアの大容量化や表現の多様化により、ハリウッド映画に劣らぬ演出を凝らした物が多く、PS2を始めとする新世代機が人々に浸透するにつれ、その傾向は顕著となっていきました。しかし、その中でICOはひときわ異彩を放ち、近年の傾向とは真逆の内容でした。そこにあったのは、人の手を加えられていない、脚色されていない自然な美しさでした。一人の少年が謎の少女と出会い、城からの脱出を試みる。いったい何から逃げているのか、何故逃げなくてはならないのか、そして、なぜ少女と一緒に逃げようとしたのか…その答えは用意されてない。しかし、そこには言葉では言い表すことのできない、何かがあるのです。その何かが具体的に記されていない、そして、その何かはプレイヤーに肌で感じ取ってもらう…それこそが原作の魅力でした。プレイヤーの感性によって無限の広がりを見せる、宝石の原石のようなゲームでした。対して本書は、既にカットされた宝石が放つ美しさですね。つまり、決められた道筋、決められた感動を得る内容なのです。原作は最小限のストーリーしか与えられていないのに対し、本書は前後関係から事細かな人物設定まで詳細に書き込まれています。つまり、本書に描かれているのは、「宮部みゆき先生のICOの解釈」であり、我々が感じた内容とは一致しないのです。ICOの原作を軸に、無限のパラレルワールドが広がる。そのうちの一つが本書のICOなのです。それをどう評価するのかは個人の考えです。しかし、私個人的には、自身が持っていたICOとはまったく別の解釈に触れる事で、ICOの世界が更なる広がりを見せたと感じています。私はこのゲームをこう感じた。では、貴方は?という問いに対する一つの回答なのです。ですから、原作を先に遊ぶ事をおススメします。 | ||||
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いかにも宮部みゆき的なファンタジー作品物語を2人の主人公の視点から描いている。あとがきを読んで初めてゲームが原作としたのだが、なるほどなるほど。納得。細かい描写はくどい様にも感じられるが、これは氏の特徴だから。ときの流れを忘れてふわふわと漂いたい休日の午後に手にとって。 | ||||
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作者の想像力と物語の上手さに感服。昔挫折したこのゲームにもう一度挑戦したくなった。 | ||||
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ゲーム本編とは別ものだとはっきり割り切って読むべきだと思います。何より書かれた本人がそう言ってますから。一つの作品として見れば、少々訳がわからない所はあるもののとてもよくできた作品だと思います。ただ合う人合わない人がいる様です。 | ||||
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宮部みゆきさんがどれほど「ico」を好きか、がひしひしと伝わってくる作品です。「ico」の世界の一つの解釈として、ここまで考察し、物語に仕上げられるのは流石だと思います。特に、ゲームで全く語られていない「城の過去」は、原作の足枷がない分、作者が自由に想像の翼を羽ばたかせており、一番面白く読めた部分でした。ただ、原作があまりにも「想像にお任せ」なゲームだったため、読者それぞれの持つ「ico」のイメージと合わなかった場合は、読んでいて違和感があるかもしれません。これは作家宮部みゆきの他の小説作品と同列に捉えるのではなく、「ico」に魅せられた1人のファンが、余りある愛情を小説という形で表現した同人作品と捉えるのが正しいような気がします。城の描写が冗長なのも、ストーリー展開がなんだかお約束的なのも、すべては作者が「ico」の世界をトレースして表現したいが故であり、それが原因で作品としての完成度が他の宮部作品と比べていまひとつだとしても、それはこの作品の価値を下げるものではないと思います。とはいえ、ゲームの「ico」を知らない人が、独立した一つの作品として読む分には、若干物足りないかもしれませんね。 | ||||
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ICOというゲームはお話をプレイヤーに想像で補完させるところが多かったです。つまりは、ゲームか小説かどっち買おう、って人は別物と割り切ってどちらかを手に取ってください。ゲームを先にプレイし、自分の「ICO」が固まってしまってる人には受け入れられないのも仕方ないと思います。が、しかしこの小説はとても面白いもので、さすが宮部さん、上手いです。単純に小説が好きな方、ゲームのICOはプレイしたけど他人のICOも見てみたい、または許せるという方はぜひ手にとって見てください。 | ||||
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宮部さんの本初読です。ゲーム攻略途中でのこの本を読んだのですが、いい! ゲームでは説明があまり無いので、何の為に冒険してるのか初め分からなかったのですが(分からないのがいい、という方もいるかもしれませんが)本書を読んでからは、この本の世界観をもとにプレイする事ができ、より一層楽しむ事が出来ました。宮部さんの独特の、でも読み心地さっぱりとした本書、ゲームプレイした方、まだの方、ゲームを知らない方にもお勧めです。 | ||||
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度々見かけていたICO「地味そう」だし「面白くなさそう」って思っていましたが小説版の表紙に引かれて読んでみました読み終わった後即、ICO買ってプレイすんごい熱中しましたいやぁ、本読んで良かった | ||||
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こちらはゲームのノベライズ版と書いてありますが、あとがきで宮部さん自身が言うようにこれは宮部さんが個人的に感じとったICOを文章にしたもののようです。だからこそ、レビューで酷評されるかたが多いわけですが、ゲームをプレイした事のない私にはとてもおもしろい、宮部さんらしい小説だと思いました。この小説を読んでゲームをプレイしたくなりました。ゲームをプレイした方は、これはあくまでも宮部みゆきという一人の人間が感じ取ったICOでり、自分の感じ取ったICOとは全く違うのだということを頭においておけば抵抗なく読めるのではないでしょうか。 | ||||
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私はゲームをプレイせずにこの本を読みました。ICOの知識がまったく無い状態で読んだ感想は、「とても面白い」。ブレイブ・ストーリーに並ぶ作品だと個人評価しています。この本を読んでよかった。ヒロインのヨルダの存在が途中まではぱっとしなかったのに、真実に近づけば近づくほどとても重要な存在であることがわかってくるあたりになると一気に読んでしまいました。それでもゲームをプレイした方から酷評されるということは、宮部さんが後書きでおっしゃっているように、これは宮部さんのICOなのでしょう。ゲームをプレイした方で、自分のICOを大切にしたいのであればお勧めできない作品のようです。逆に、この本からICOを知るほうが良いのかもしれません。実際、私は今ゲーム版ICOに興味があります。私個人の感覚ですが、この城自体が複雑なのか、私の想像力では思い浮かばない情景が何箇所かありました。先のレビューで書かれていらっしゃる方がいましたが、攻略本や何かで城の知識だけでももっていたほうがより楽しめるのではないかと思います。 | ||||
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全体的に濃い内容で、ノベライスにしては、主人公の負わされた苦悩とかがよく描写されており、引き込まれる箇所もあったが、ゲームで言うところの謎解きが「薄い」、意外性が無く「先が読めてしまう」ので、読んでも引き込まれませんでした。ノベライズとしては★4つですが、小説としてなら★3つがいいところです。ブレイブ・ストーリーは傑作だったのに(ToT) | ||||
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レビューの評価が厳しい物が多かったので、あまり期待せずに読んでみました。が、私にとってはとても面白かった作品です。分厚い本にも関わらず、一気に最後まで読破出来ました。私の女王やヨルダに抱いている印象が、著者と似ているのかもしれません。ほとんど違和感なく最後まで読み通せました(イコが戻る事を前提に霧の城に行った、という設定には賛同しかねますが・・・)。ゲーム中の霧の城がとても複雑に構成されていて、著者はそれにある程度忠実に文章を作っている為、手元にゲームの攻略本がある方は、それを見ながら読むと情景が思い浮かべやすいと思います。逆に全くゲームの知識のない方には、少々情景を描くのが難しいかもしれません。ゲームには登場しないオリジナルのアイテムや登場人物、霧の城の過去のお話や影の感情について詳しく描かれているのは興味深く、こういう解釈もあるのだな、とまた違ったICOを感じられました。自分自身の世界観しか認めたくない、違った方のICOの捕らえ方に納得の出来ない方にはお勧めしかねますが、純粋にゲームが好きな方には楽しめる本だと思います。 | ||||
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私は宮部みゆきさんの他の作品を読んだことはありません。だから比べることは出来ませんが「模造犯」「ブレイブストーリー」などで名前は知っていたので興味を持っていました。この「ICO〜霧の城〜」はもともと「週刊現代」(だったと思います)で連載されていましたが最終章あたりから連載が止まってしまった為に本が出るのをずっと待っていました。待って待ち続けて忘れた頃に出たんですがf^_^;待っていた価値はあると思います。結論から言えば…「ゲームをした事があって自分の世界観を大事にしている方」にはお勧めは出来ません。これは完璧に「宮部みゆきが描いたICO」です。オリジナルエピソードもかなり入ってるので馴染めない人は徹底的にダメかと。でも「自分の世界観を持っているけど他の人の世界観も受け入れられる人」ならかなりハマれるんじゃないかと思います。賛否両論かなり激しい内容ではあるけれど…ゲームをした事ある方、した事無いけどやってみたいと言う方に読んで欲しいです。ただ宮部みゆきさんのファンという方は…正直分からないですf^_^; | ||||
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私はゲームをした後に購入しました。賛否両論分かれていますが、私は好きです。そもそも、あんなにも言葉が無く説明すらないゲームをこんなにも分厚い小説にするという宮部みゆきさんの想像力に圧倒されました。宮部みゆきさんの作品は今回が初めてでしたが自分の持っていたイメージと大きく違うという事もなく、ぐんぐん話にひきこまれて、一気に読んでしまった、という感じです。一つ一つの表現が魅力的でとても心に残ります。一つの古代の小さな伝説を読んでいるような文体も素敵です。ICOのゲームを体験して、小説にしたい、と思った方はたくさんいらっしゃるはずです。ICOは、それこそ100人やれば100通りのストーリーが想像される事でしょう。この本はそのうちの一つです。あまり自分の思っているICOを押し付けずに宮部みゆきさんのICOだ、ということを念頭に抵抗せずに読めば本当に一つの小説としての感動があると思います。ちなみに私はICOクリアした後に小説にしようと思ったらたったの3行で終わりましたから・・(笑)それぐらいゲームで何も説明してくれない。その分、どんな風に宮部さんが小説化するのが楽しみでしたがこんなにも想像が膨らむなんて。しかも、ほとんど矛盾がない。小説読んだ後にゲームをしてみると、小説の中で「そんなのあったっけ?」と思ったものがゲームの中にちゃんとあったりするんです。鋭い観察力。宮部みゆきさんの他の小説は読んだ事ないのですが、でも宮部みゆきさんのファンの方だったら、ちょっと物足りないと思うかもしれませんね。でも、ICOの小説を書いてみたいと思っていた私からすればとても素敵な一つの小説に仕上がっているように感じます。あと、挿絵ものせて欲しかった!!;;この本を読んだ後でも、あなたの中の最初抱いたICOのイメージや物語をずっと持っていて下さい。それが、ICOのゲームが本当に私達に与えたかったものだと思いますから。 | ||||
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私はこの小説が発売されるだいぶ前に、一度お店でゲームの方を買おうか迷ったことがありました。パッケージを見た限りでは、あまり面白くなさそうだと思って結局買わずにいました。そして忘れかけていた頃に、本屋で宮部さんがノベライズしているのを発見。宮部さんのファンだったので、とりあえず読んでからゲームの方に手を出そうと考え即購入しました。 ゆっくり時間をかけて読んでいましたが、情景描写や人物描写はさすがです!独特な世界観で描かれていて、いつのまにかICOの世界にひきこまれます。世界観に惚れ込んで、読み終わらないうちにゲームも購入し、小説を読みつつゲームもプレイしていました。 小説から入った私の目からすると、ゲームのシンプルさや静かさは正直驚きでした。でも、文章では表現しきれない美しさや空気がゲームの中にはありました。ゲームでは語られなかった、霧の城の活き活きした時代や、人物の心の内が小説の中にはありました。もちろん、ゲーム版と小説版をまったく同じものだと考えるつもりはありません。ゲームの方のレビューにも書きましたが、それぞれにもう世界が確立されているので、好みが分かれやすい作品だと思います。私はどちらのICOもだいすきですが、私の場合はきっとゲームと小説が互いに良いように作用しあったんですね。 小説としては素晴らしい作品だと思います!ファンタジーが好きな人、ゲームはやったことないけどICOの世界のひとつを覗きたい人、ゲームをやって、別の角度からICOの世界を楽しみたい人にぜひおすすめしたい作品です! | ||||
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PS2のゲーム、『ICO』のノベライズです。元々プレイヤーそれぞれの想像や、プレイの仕方によって人々の心に残っているゲームだと思いますので、いくら宮部みゆきさんという大作家の書かれたものだといっても自分の考えるのとは違う「ICO感」を受け取るのはイヤかもわかりません。しかし、この小説は決して読む価値のないものではありません。『ICO』をプレイしたことのある方ならば美しい城のグラフィックや、静かに繰り広げられていくヨルダと霧の城、イコを巡る出来事の数々を言葉にしたいと思ったことがあるかと思います。そして、宮部さんはそれを見事に成し得ています。彼女のつづる『ICO』の中の描写はとても美しく「ああ、この言葉だよ、ぴったり当てはまるのは・・。」と思う箇所がたくさんあると思います。正直、ゲームをしていない方には勧められない(というのも、宮部さんがこの小説を書こうという熱意の元がゲームをしてないとよくわからないと思います。)ですが、一度でも『ICO』に心動かされた経験のある方ならばぜひ、読んでいただきたい一冊です。 | ||||
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私はICOのゲームをしてから 宮部みゆきさんのこの本を読んだのですがとっても良かったと思いました!(反対に、本を読んでからゲームの方をしたら どう感じたかわかりませんが…。)今まで宮部みゆきさんの本を読んだことがないのですが とっても読みやすかったです!私は、ハリーポッターの本や ミヒャエル・エンデのモモや ハウルと火の悪魔(ハウルの動く城の元のお話)ナドファンタジー系なお話が好きなので このICOのお話もとってもお気に入りになりました!!!ゲームだけだと、イコからの目線しか見えませんが この本だと、たくさんの登場人物のいろいろな目線から話が展開されているので、読むのが楽しかったです! | ||||
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確かにゲームとは違います。ゲームは、わけもわからずただ純粋に、少年が少女の手を引いて守るというシチュエーションで、プレイヤーの想像を刺激し、静かな感動と愛着を感じられる良作だったのですが、結局は途中延々と手を引いているだけなので、ゲームに忠実に小説化することは難しいと思います。どうしても、エピソードの肉付けは必要ですし、これもまた一つのICOではないかな。内容的には「少女の手を引いて守りながらパズルを解く」だけのゲームから、色々なストーリーを連想し、形にした宮部みゆき先生のICOは、純粋に楽しめました。個人的にイケニエとして捧げられたイコが哀れだったので、村で愛されているイコのエピソードはとても良かった。確かに、「手をつなぐ」ことで感じる静かな「なにか」は無いけれど、小説としてきれいに収まっているところは流石だと思います。 | ||||
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