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さらば雑司ヶ谷
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さらば雑司ヶ谷の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.68pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全16件 1~16 1/1ページ
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樋口氏の作品はこれで三作品目。 これまで読んできたところですと、彼の特徴といえば、どぎつ目なエログロといったところ。 「日本のセックス」ではスワッピング狂の旦那に嫌々連れていかれるうちに欲情してくるその妻の心情を描いていました。性描写がどぎつ目。 「民宿雪国」ではその民宿のおやじの実相を複数の取り巻きの視点から描写し、善人の顔から残酷な人殺しまで、ピンキリの描き方といった様子。殺人がどぎつ目。 ・・・ そして今回のさらば雑司ヶ谷。 今回も性描写も暴力もどぎつ目だったかもしれません。ただし今回は男と男の方。 というより、まあ設定がぶっ飛んでいてですね・・・。生まれも育ちも雑司ヶ谷。そこを根城にする強力な新興宗教の跡取りが主人公です。カラーギャングよろしく街を牛耳り、悪事を行い(教祖の力でもみ消し)、そしてちょっとした義憤が原因で中国へ人探しに。その後セックスとシャブ漬けになるも命からがら帰ってきて・・・なんて話でして。 でも、そんな話ですが、意外と(失礼)面白いのですよ。 パルプフィクション的な安っぽさ・ばかばかしさ、でしょうか。主人公が拷問シーンを「Qタランティーノというよりたけし軍団」と場景を自らネタばらしして語るあたりは技ありでしょう。 この作為的安っぽさは、舞城王太郎氏の「土か煙か食い物」を想起させます。 ああいうのが好きな方は、本作も楽しめると思います。 ・・・ 他にも、巻末に水道橋博士や町山智浩氏がことばを寄せているのですが、時代のアイテムへのオマージュ的伏線に富んでおり、お笑いやテレビ(たけし軍団)、映画作品(タランティーノ)、音楽(小沢健二)等、刺さる人には刺さるような伏線がちりばめられています。 因みに私は、雑司ヶ谷、にぐっときました。 近くに住んでいました。というか池袋ですが。 今から二十年前ほど、雑司ヶ谷といえば、池袋からほど近い都心のど真ん中にあって、取り残されたようにたたずむ下町という雰囲気でした。居所の最寄り駅の池袋は、駅から降りると風俗の呼び込みがあったり、夜勤で深夜に帰ると馬乗りで喧嘩とかしている風景を目撃してしまったりするバイオレンスな町。ところがその池袋から15分も歩くと、駄菓子屋や木造家屋がたくさん残っているような街が雑司ヶ谷でした。雑司ヶ谷(鬼子母神)の助産院で初めての子どもを授かりました。 ・・・ ということで、樋口氏のバイオレンスあふれる作品でした。 エログロ系が大丈夫な方、下品なユーモアを許容できる方にはお勧めできると思います。 | ||||
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僕は怪我をして入院してる時に病棟に「タモリ論」があって読んだら面白かったのでこの人の小説も読んでみたいと思った。 入院してる時にこの小説を買ったが、読了したのは退院後でかなりしてからである。チラチラ読んでいたが読み通そうとはなぜか思わなかった。 甘味処で人類史上一番偉大なアーティストは誰かの議論の箇所には笑った。 文章は読みやすいが荒いところもある。この人の他の小説を読んだ事がまだない。 内容的には処女作としてはいい線までいっていると個人的には思う。 | ||||
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豊島区・雑司ヶ谷を舞台に、暴力組織とそれを裏切った一派と中国マフィアが三つ巴の争いをする、バイオレンス・サブカル系小説。雑司ヶ谷は、サンシャイン60の展望台から見るとよく分かるけど、山手線の内側にも関わらず、そこだけ昭和30年代の平屋の町が残っている、不思議な地域です。その地域に、日本を裏で牛耳る新興宗教がいるという設定で、21世紀最強の問題作として、一部のマニアの脳天を直撃したとかしないとかいうのがこの小説。暴力的な描写が多いので好き嫌いは分かれそうだけど、キルビルとか好きだったらきっと楽しめるのであろう。 自分としては、それなりに楽しめたけど、続編を積極的に読みたいとは思わない感じ。しかし、途中に出てくる小沢健二とタモリの「さよならなんて云えないよ」にまつわる挿話は、興味がある人にはそこだけの為に読むのもいいかも。 | ||||
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好き嫌いがはっきり分かれる小説だと思います。 私は嫌いでした(笑) それでも、好みに当てはまれば、この作者さんが書かれる文章のテンポや グイグイ引きこませていく文章は、エンターテイメント小説として 十二分に楽しませてくれる小説だと思います。 では、個人的に何処が嫌いかというと、時々現れる安っぽさが鼻につく点です。 例えば、実際に起きた事件や事故がプロットの中に登場するのですが、 調理せず、生のままポイっと、そのまま小説の中に投げ込まれた感が強く、 また、セックス描写や暴力の描写が凄いという話はあるけれど、 ドギツくはあるけれど、よくよく読むと平凡?といった表現だったりと、 もう少し工夫してくれればもっと良いのに… 荒っぽいなぁ… と部分部分に感じさせられました。 それもこの作者さんの味と言ってしませばその通りなんでしょうが、 まるでフェラーリに乗っているのに、田舎の農道をかっ飛ばし、 おれは早いぜ! と、お手軽に喜んでいるような印象です。 ただ、決して全面否定は出来ない、 面白くもなんとも無い無味無臭のつまらない小説ではないので、★3つで。 | ||||
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タランティーノ、というよりむしろジャック・バウアー。アメリカ政府に捨てられ、中国で監禁拷問されて別人のようになったジャックがCTUに連れ戻され、実の父親と兄を敵に回して闘う『24・シーズン6』とかぶる。絶対的なヒーロー不在のバトルというのも共通している。バイオレンスシーンがとめどなく続くハイテンションな展開に順応してしまい、「あ、またか」と驚かなくなっていく感覚も似ている。太股に銃弾を撃ち込まれた傷も癒えぬまま樹によじ登り、銃をぶっ放す太郎のサイボーグぶりもまさにバウアー。水道橋博士が解説でこの小説は「映像化不可」と書いてるが、むしろ「文章化不可」なものに文章で挑んでいる。細かいところにはツッコミを入れさせず、どんどん読ませる力がある。文末のレファレンスを見ると、本歌取りの要素がふんだんに取り込まれ、それを味わうべき作品のようだ。そういう意味では「はまる人にははまる」本なのだろう。本歌のほうに詳しくない者はノイズを楽しめないのでキャラクターの浅さとかプロットの弱さが気になってしまう。太郎の戦う理由にしても、ジャックーの「アメリカを救い、世界を救う」という誇大妄想的大義名分に対してキレがない。自分が忌み嫌っている「ババア」の依頼を果たす過程で私怨を晴らすことに目的がすりかわっている。この荒唐無稽なストーリーにひとつの骨格を与えている菊池寛の『忠直卿行状記』は、ぜひ読んでみようと思った。 | ||||
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短い間だが、雑司ヶ谷に住んだことがある人間として、 書店で気になり読んでみました。 平易な文章は読みやすい。すいすい読めるが濃い味が出ている。 好き嫌いがはっきり出やすい本でしょう。 筒井康隆や町田康、中島らもが好きなら、相性は合うのでは。 この破壊力を維持したまま、より深みがある文章をつくることができれば、 最高の作家になると思います。 プロットはもっと単純化して、「破壊力と文章・言葉の深耕」 で読ませる作品を読んでみたいと思いました。 このスタイルの小説は、目新しさはあるが長続きしないかも。 どのように変化していくのか、非常に興味深い作家です。 | ||||
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著者の「雑司が谷愛」がひしひしと伝わってきました。 雑司が谷の住民であれば、思わずニヤリとしてしまう描写が数多く登場します。 ストーリーは荒唐無稽かつご都合主義で、一言で言えば「少年マンガ」な内容です。 これを楽しめるかどうかは、男の器量にかかってくるような気がします。 バイオレンス満載なのに、スリリングさが感じられなかったのが残念でした。 | ||||
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タモリがオザケンについて語っている下りが出てくる本だという話を聞いて ずっと読んでみようと思っていたのだが、やっと手に取った。 確かにその下りは出ていていたが少々突飛な印象は拭えない。 きっと著者は90年代サブカルチャーが好きな人なのだろう。 自分が体験してきた文化的体験を小説という形をとりつつ 何らか言いたかった、あわよくば残したかったのかなと感じる。 気持ちはよくわかる。小説にはいろいろな形があってよいと思う。 そんな事を思いながら読み終えて最後に巻末の記載を見て、 やはりいろいろな作品へのオマージュがちりばめられているのだなあと解った。 著者はサンプリングやオマージュを隠す気はなかったのだ。 僕が本作を読んでいて一番類似性を感じたのは漫画『バナナフィッシュ』だった。 ゲイ、マフィア、など登場するファクターが似通っているのと、 作品を覆う話の突飛さと言うかリアリティのなさというか、その辺の感じも似ているなと思った。 巻末に『バナナフィッシュ』の記載がなかったのが残念だった。 Banana fish (1) (小学館文庫) | ||||
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自分の書きたいものを書きたいように書いたという潔さを感じた。 耳なし芳一エピソードのあたりまでは、ブラックユーモアと感じられた。 だがまあここまで荒唐無稽だと中盤から興味を持続しにくかった。 ハードゲイの描写部分は、興味のない者にとっては辛かった。 誰にもシンパシーを抱けないという点が、どんどん冷めていった原因かもしれない。 作者があまり感情移入せずに一定の距離を取って書いている感じはしたが、作中小説の「ごころ」のみ、パロディーとしては無駄に長かった。 雑司ヶ谷という舞台を選んだのはナイスセンス。 人間なんてどうせみんなくずじゃないか、というトーンを貫き通したのは、一本筋が通っていた。 共感するかどうかは別の話。 | ||||
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自分の書きたいものを書きたいように書いたという潔さを感じた。 耳なし芳一エピソードのあたりまでは、ブラックユーモアと感じられた。 だがまあここまで荒唐無稽だと中盤から興味を持続しにくかった。 ハードゲイの描写部分は、興味のない者にとっては辛かった。 誰にもシンパシーを抱けないという点が、どんどん冷めていった原因かもしれない。 作者があまり感情移入せずに一定の距離を取って書いている感じはしたが、作中小説の「ごころ」のみ、パロディーとしては無駄に長かった。 雑司ヶ谷という舞台を選んだのはナイスセンス。 人間なんてどうせみんなくずじゃないか、というトーンを貫き通したのは、一本筋が通っていた。 共感するかどうかは別の話。 | ||||
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破天荒な物語は、 いろいろな人も指摘しているけど、 舞城王太郎あたりの影響なのかもしれない。 面白かったが、1作でお腹いっぱい。 | ||||
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破天荒な物語は、 いろいろな人も指摘しているけど、 舞城王太郎あたりの影響なのかもしれない。 面白かったが、1作でお腹いっぱい。 | ||||
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水道橋博士が絶賛していたので期待して読みました。 最後まで読んでみて、先が気になるおもしろさがあり、 この人がこんな事を!という驚きがあり楽しめました。 映画をみているような感じです。 しかし細かいことを言うと、主人公が自分と同年代なのですが、言葉使いが古い所が…。 この言葉、今言わないよな〜と思う場面がいくつかありました。 もう少しそのへんのリアルさがあると良かったなと思います。 それから、主人公が本当にかっこいいのか、かっこつけていきがっている嫌な奴なのか、 どちらにも感じてしまい、あまり人物に惹かれませんでした。 登場人物それぞれに、好き嫌い関係なく愛着が湧けるともっと良かったなと思いました。 | ||||
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水道橋博士が絶賛していたので期待して読みました。 最後まで読んでみて、先が気になるおもしろさがあり、 この人がこんな事を!という驚きがあり楽しめました。 映画をみているような感じです。 しかし細かいことを言うと、主人公が自分と同年代なのですが、言葉使いが古い所が…。 この言葉、今言わないよな〜と思う場面がいくつかありました。 もう少しそのへんのリアルさがあると良かったなと思います。 それから、主人公が本当にかっこいいのか、かっこつけていきがっている嫌な奴なのか、 どちらにも感じてしまい、あまり人物に惹かれませんでした。 登場人物それぞれに、好き嫌い関係なく愛着が湧けるともっと良かったなと思いました。 | ||||
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5年ぶりに中国から帰ってきた大河内太郎という男を主人公にした、雑司ヶ谷が舞台のハードボイルド、バイオレンス小説です。なかなかに込み入った話しですし、伏線も多いのですが、それを見事に回収し、なおかつリズムがあり、そして一気に読ませるチカラに満ちた小説です。現代日本を舞台にしつつ、荒唐無稽な話しになりがちな風呂敷の広げ方なんですが、読んでいる間はちゃんと勢いに飲まれているので気にならなかった、そんなことよりもページをめくることが大事!と思わせる、読ませるチカラが強い小説です。しかもスタイリッシュで、カッコイイです。時々挟まれるクールな、クールすぎるくらいに醒めた目で見た時事問題(福知山線脱線事故、神の存在、ウィー・アー・ザ・ワールドについて、などなど)や、生きる指針のようなものに皮肉の効いたものを並べ、しかしコミュニティーの結束に対しては不条理なくらいに理由なく熱いその矛盾しかねない2面性が、非常に人間臭くてよいです。 さらに、脇を固めるキャラクターが、割合ちょい役であったとしても、ある意味ステレオタイプであろうとも、非常にエッジが効いていて良いです。強い親友に、三角関係のあった美貌の幼馴染、物語を俯瞰させるイノセンスな傍観者の存在、ずるくあくどい敵役、街の生き字引的存在、親の不在をかき消せるカリスマ性ある祖母、その忠実なる執事、他にもたくさん出てきますが、どれも非常にキャラクターが立っています。 雑司ヶ谷、宗教、「こころ」、バイオレンス、パルプフィクション、復讐、そして複雑な伏線を張り、なおかつそれを回収する際の手際よさとそのことで生じるカタルシスが、心地よい余韻とページをめくる指をもどかしくさせるくらいのリーダビリティを両立させています。とにかく読み始めたら止まらない、70年前後生まれの方なら間違いなく何処かにひっかかるであろう数多くのフックを備えた作品です。 ちょっとだけ難点を言えば、非常にテンポが早すぎて、もう少し落とし込んでも良いストーリィに(多少のリーダビリティを捨てても、です)なったのではないか?とも思いました。どうしても早回し感があって、もっとテンポに強弱があっても良いのではないか?と。また銃が出て来過ぎな感触は否めませんし。よく考えると何処かで見た話しの寄せ集め的な、美味しいとこ取りな感じがしなくもありませんし。 しかし、そこは現代という時間の流れの速さ、というものなのかもしれません。また、特にヒロインと思われる彼女の屈折度合い、結構あと引きますし、最後の展開は余韻として素晴らしいと思いました。いわゆるSやMな関係性を描くのも斬新な気がします。 ハードボイルドが好きな方、70年前後生まれの方にオススメ致します。 | ||||
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5年ぶりに中国から帰ってきた大河内太郎という男を主人公にした、雑司ヶ谷が舞台のハードボイルド、バイオレンス小説です。なかなかに込み入った話しですし、伏線も多いのですが、それを見事に回収し、なおかつリズムがあり、そして一気に読ませるチカラに満ちた小説です。現代日本を舞台にしつつ、荒唐無稽な話しになりがちな風呂敷の広げ方なんですが、読んでいる間はちゃんと勢いに飲まれているので気にならなかった、そんなことよりもページをめくることが大事!と思わせる、読ませるチカラが強い小説です。しかもスタイリッシュで、カッコイイです。時々挟まれるクールな、クールすぎるくらいに醒めた目で見た時事問題(福知山線脱線事故、神の存在、ウィー・アー・ザ・ワールドについて、などなど)や、生きる指針のようなものに皮肉の効いたものを並べ、しかしコミュニティーの結束に対しては不条理なくらいに理由なく熱いその矛盾しかねない2面性が、非常に人間臭くてよいです。 さらに、脇を固めるキャラクターが、割合ちょい役であったとしても、ある意味ステレオタイプであろうとも、非常にエッジが効いていて良いです。強い親友に、三角関係のあった美貌の幼馴染、物語を俯瞰させるイノセンスな傍観者の存在、ずるくあくどい敵役、街の生き字引的存在、親の不在をかき消せるカリスマ性ある祖母、その忠実なる執事、他にもたくさん出てきますが、どれも非常にキャラクターが立っています。 雑司ヶ谷、宗教、「こころ」、バイオレンス、パルプフィクション、復讐、そして複雑な伏線を張り、なおかつそれを回収する際の手際よさとそのことで生じるカタルシスが、心地よい余韻とページをめくる指をもどかしくさせるくらいのリーダビリティを両立させています。とにかく読み始めたら止まらない、70年前後生まれの方なら間違いなく何処かにひっかかるであろう数多くのフックを備えた作品です。 ちょっとだけ難点を言えば、非常にテンポが早すぎて、もう少し落とし込んでも良いストーリィに(多少のリーダビリティを捨てても、です)なったのではないか?とも思いました。どうしても早回し感があって、もっとテンポに強弱があっても良いのではないか?と。また銃が出て来過ぎな感触は否めませんし。よく考えると何処かで見た話しの寄せ集め的な、美味しいとこ取りな感じがしなくもありませんし。 しかし、そこは現代という時間の流れの速さ、というものなのかもしれません。また、特にヒロインと思われる彼女の屈折度合い、結構あと引きますし、最後の展開は余韻として素晴らしいと思いました。いわゆるSやMな関係性を描くのも斬新な気がします。 ハードボイルドが好きな方、70年前後生まれの方にオススメ致します。 | ||||
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