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シャトゥーン ヒグマの森
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シャトゥーン ヒグマの森の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.22pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全35件 1~20 1/2ページ
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生きたまま長時間捕食されるシーンが目立ちます。 その前に出血や激痛でショック死するのでは無いでしょうか。 あと、偏頭痛の描画が少しあります。 偏頭痛持ちのひとはこれを読むと貰い偏頭痛が起こるかもしれません。私は10年ぶりくらいに偏頭痛を起こしてしまいました。 | ||||
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ネタバレ注意。 フィンランド人のバーヤネンくんがギンコに引っ張られていくときの、「ノー!痛い!ヤメろ!」って台詞でしばらく腹抱えて笑いました。最初に日本語で叫んで、次に英語で叫んで、最後にフィンランド語で叫んだらしいです。 いやここ面白すぎるでしょコントか? そこはどう考えてもフィンランド語が先やろ。どんだけ日本に深く帰依しとんねん。しかもなんで次に英語やねん。ヒグマに襲われて最初に日本語でてくる外国人あまりにもおもろすぎる。 「ノー!痛い!ヤメろ!」って。 アニマルパニックですし、別に登場人物の掘り下げを深くしてほしかったわけじゃないんですけど、このあたりの描写で(なんかヘンじゃねーか……?)と思いながら読みました。結果として、やっぱりヘンでした。 個人的な意見としては、キャラクターがあまりにも記号的すぎる。前述のおもしろフィンランド人くん、行き過ぎた自然愛を持つ学者、子連れのダブル不倫女(作者の性癖出てそう)、妊婦、ヤなオッサン、優男。 食われるために用意されたメニューみたいなもんなんでしょうけど、なんか誰一人として血の通ってない感じがしました。会話も平面的というかなんというか。ヤなオッサンは本当にヤなオッサンなんですけど、それが嫌いな優男はもうひたすらオッサンにつっかかっていって、ケガして(しかもヒグマと遭遇したあとですよ。バカすぎでしょ?)、お前らは目が合ったら揉める中学生なのか?ってぐらいの沸点で何回も殴り合いのケンカしてみたり。このあたり自然発生的なイベントじゃなく、あくまでも作者の『そうしたいからそうしただけ』という作為が強く滲みすぎてて若干萎えました。いやいや子供いてんねん。外にはヒグマもいてんねん。大の大人同士がやっとる場合か?って。 最強を匂わせてた学者先生もオッサンに弱味握られてボンクラ状態で傍観してるし、どいつもこいつも使えない。まあでもほとんど喰われて死んでくれたんでよかったです。子供と犬だけがひたすらかわいそうだったな……。「おっ、食われた!よっしゃ!」って読者に思わせるためにあんな雑な造形にしてたのかな、と邪推してしまうような連中ばっかり。いやフィンランド人くんと妊婦さんは影が薄いだけでそんなことはないのか……。でも襲われた時のリアクションがあまりにも面白すぎたからな。ノー! あと「痛い!」「やめろ!」何回使うねん。どのキャラも言うんだもん。そりゃヒグマに襲われたら痛いしやめてほしいけど、そんなに言わないんじゃないかな? まあ俺ヒグマに襲われたことないんだけど……。この連発がまたギャグっぽくて、笑いを誘って力抜けるんですよね。読み終わってから思ったんですけど、これもしかしてギャグ小説だったのかな。 『人が死んだ森には人間が近寄らなくなるから、俺はヒグマに喰われて死ねたら嬉しいんだ』っていうのは好きでした。 行き過ぎた信仰って、結局は命を捧ぐところに帰結しますよね。馬鹿のひとつ覚えみたいですけど、やっぱり究極の愛情表現なのかなとも思います。まあシマフクロウの巣ひとつ如きでグループ全体の不和を見て見ぬふりして、結果として被害を招くようなボンクラ学者はやっぱ死んだほうがいいと思いますけどね。まあ死んだか。お前の肉、結局ヒグマには喰ってもらえなかったよな。最高に皮肉めいてて好きだったよ。 ページ数は多いですが、比喩表現や伏線が極端に少ない良くも悪くもスピーディな文体なので、すらすら読めると思います。小説を読み慣れている人だと、このあたりやっぱり物足りなく感じるかもしれない。旦那が目前で食われた妊婦の情動とか、お腹の中の赤ちゃんとか。自分の子供がヒグマに噛まれてもどこか傍観者じみた強い女だったり、結局とくに掘り下げられずに雑な自己犠牲を払ってみた優男だったり。とにかく細かい人間性や関係性は全無視でガンガン進みます。極限状況下ゆえのアパシーとか、どうにもそういう感じでもないんですよね。ヒグマ以外は記号と記号のコミュニケーションって感じで。 でもヒグマが人間を捕食するシーンでは明らかに筆が乗りまくっているのが分かるのも面白かったです。作者は喰う側のヒグマを本来の主人公として感じていて、喰われる側の境遇にはあんまり興味ないのかなとも思いました。 | ||||
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マンガで途中まで読んでいてどうしようもない作品と分かった上で冷やかしのつもりで購入したので、つまらなくて腹が立つことはありませんでした。 が、それにしても主人公はじめ登場人物たちのキャラクターが浅すぎて全く感情移入できず、また、よく知る人間たちが目の前で何人も襲われているとは思えない言動など、小説としてお粗末過ぎる作品です。 作者が書きたかったのは残虐シーンだけだったのでは? ここから先はややネタバレを含むので注意です。 恩師が遺した言葉「自分の遺体をヒグマに喰わせてくれ」は有り得ない。 作中でも何回も「一度人間を食べたヒグマは人間を襲い続けるから必ず殺さなくてはいけない」という言葉が出てくるのに、このおじいさんは本当に研究者なんでしょうか。それとも自分が死んだ後はクマやフィールドがどうなってもよいとでも? この言葉に疑問を抱かなかった主人公の弟も研究者としてどうなんだろうと呆れました。 そんなわけで、ツッコミどころ満載な本を読んで暇潰しをしたいという人にだけおすすめします。 | ||||
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二流三流を読むと、余計な物・足りない物が見えて、一流の良さがわかると言いますが、その作品がまさにそうで、余計なものが多すぎ、大切な事も足りない。 フクロウ保護活動家・妊婦・小学生女子・女性アナウンサーが、何故か北海道の零下40度の山小屋で新年を迎えようとして、途中ヒグマに襲われた遺体を見て事故を起こしてるのに、悲鳴も上げず淡々と小屋に向かう。 被害が出始め、仲間がクマに食われてるのに、作者の取材ノートを延々と読まされてるような説明口調。 後半になって熊との戦いになると、突然『エイリアン2』のリプリーのようなバトル調。 自分の小学生の娘が2度もクマに噛まれ瀕死なのに、駆け寄りもせず男性活動家とクマ論議。そんな母親います? 読み始めたので、最後まで読みましたが・・まぁ漫画のブロットレベル。500円でも高いかな。 このレベルで受賞と言うなら、日本の小説はいよいよ衰退して当然かな。 | ||||
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「銃剣道に力を入れるのは軍国主義だ」と意味不明なレッテル貼りをする無知蒙昧な人間らしく羆に対する無知も甚だしい。 この作者のことも作品のことも嫌いだ。 | ||||
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他の方も書かれていますが、羆嵐を読まれた流れでこれを読まれるなら、はっきり言ってオススメしたくありません。 最初こそ展開が気になるのですが、読み進むにつれて、肝心の羆に対する知識に違和感しかわいてきません。 専門家でなくても、羆の生態や獣害事件の事を少しでも調べた事があればわかる、ある習性があるのですが、それは完全に無視。 羆がまるでどこかのクリーチャー。 B級ホラーを貫くならそれもよかったかもしれませんが、それすら中途半端。 街灯すらとどかない森の中にいるのに、暗闇に対する恐怖感もまるで知らないような描写。 あんまりです。 | ||||
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物語より出てくる人たちの言動に、序盤のころから違和感を感じ お話に集中できませんでした。 ヒグマに襲われた人の悲惨な死体を見たばかりなのに あまりにも呑気に、まるで散歩しているかのように会話しながら雪道を歩いていくところ。。。 すぐそばに人食いヒグマがいるかもしれないのに、まったく恐怖感がないのが不自然です。 小屋に着いても、見たばかりの恐ろしい被害に対して あまりにも無関心で、「じゃあコーヒーでも飲みましょう」とか 犬の毛をブラッシングして・・・なんて! 人を食べたばかりのヒグマがすぐ近くにいるっていうのに、 みんな怖くないの?!緊張感のない、へんな会話ばかりして。。。 吉村昭さんの「熊撃ち」や米田一彦さんの「熊が人を襲うとき」 あと三毛別羆事件の話を読んだばかりだったので この物語の初め100ページ辺りまでの ヒグマに対しての人々の呑気さにちょっと興ざめでした。 | ||||
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ヒグマの知られざる情報は面白いが、登場人物の行動で腑に落ちない点や、現実的ではないいくつかの展開に少し興ざめ。 七帝柔道や力道山は面白かったのだが。 | ||||
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付け焼刃的な知識で小説を書くとこういう事になるんだ、と、いういい例かと思います。 まず、30cmも雪が積もっている所で車はスピンしません。抵抗が大きすぎてできません。 氷点下の北海道で霧雨は降りません。 一度退散した野生動物が直ぐに襲いなおす事はありえません。 あ~、これは映像化すると迫力あるだろうな、ヒグマじゃなくて未知の生物で映画にすればいいじゃね? そう思うともう怖く無かったです。 基本的にもっと勉強して欲しいです。 | ||||
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とにかく徹頭徹尾、登場人物に共感できなかった。特にヒロインの薫。研究者になることを道半ばで諦めたとはいえ、大学院で極地の野生動物について学んで本の執筆までした者とは思えないほどの浅薄さに、物語の序盤ではかなり苛立ってしまった。かと思えば終盤ではいきなり凄腕サバイバーになってるし。母親強えーな!! 笑 説明的なセリフや物語の流れに作者の意図がありありと表れてるようで、なんだか素直に読み進められない作品だと感じた。 | ||||
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ホラーやミステリーに興味はないのですが、表紙にヒグマが書かれているので手に取りました。 厳しい閉鎖環境下での大幅な行動制限、そのような状況で生身の人間では太刀打ち不可能な相手が人間を狙ってくる。 宇宙船ノストロモ号船内での"エイリアン"や、南極越冬基地内での"物体X"を例に挙げるまでもなく、クリーチャー物としては定番の舞台設定です。 本作の舞台は厳冬期の天塩にある大学研究林深部にある研究施設(山小屋)、そこへ夜半にヒグマが強襲。 ベタベタにお約束な舞台設定になっており、主人公が娘を連れたシングルマザーと言う段階で、ぼんやりと生き残るメンツも見えてきます。 この前段で早くも陳腐臭が強めですが、ページをめくるたびに表紙のヒグマに惹かれて本書を手にしたことを後悔します。 なぜなら、登場人物の多くは舞台となる大学研究林に関係した研究者や研究者崩れとその関係者ですが、 それでいながらヒグマや自然に関する知識があまりにお粗末でツッコミどころ満載の内容となっています。 本書の致命的難点は大きく二つです。 一つは"付け焼き刃的な知識で描かれた北海道の自然"。 もう一つは"無理のありすぎる人物の設定"です。 更にそれらに起因するのですが、リアリティを出そうと盛り込んだディテールの殆どが空振りになっていることです。 本書に書かれている北海道の自然や林業など森林環境に触れてきた実情を知るものからすると、 ああ娯楽小説なんだなあ、と、生暖かく見守ろうとは思うのですが。 読み進めるとイライラやモヤモヤが増して行くばかりです。 「(シマフクロウ)研究者の私たちでも一生に何度見ることができるか」 え?研究者でしょ?研究者であればフィールドにいる限り毎日のように見れるはずですが? 確かに北海道内でシマフクロウの羽数は140羽程度しかおりません。 しかしこの140羽という数字がミソなのです。 通常であればこの羽数、100や200と言った概数になるのが普通です、 そもそも飼育個体ではなく野生個体なのですから、追い切れるわけがない…普通はそう思います。 ところが、推定羽数はあくまで約140羽と言うバリバリに具体的な数値なのです。 これが何を意味するのかと言うと、北海道内に住まうシマフクロウは殆ど全てが研究者達の努力によって監視下にあると言うことです。 北海道内に生息しているシマフクロウには"○○流域のつがいは○○先生"と言ったような受け持ちが固定していることが殆どです。 ほぼ全羽について行動範囲やカップリング状況が把握されており、研究者の方はフィールドにいる限り何度でも見ることができるのです。 また、それにより研究者同士での情報交換は盛んです。 故に、民間の自称研究者(その実アマカメラマンでしかない場合が多いですが笑)であればともかく、 大学という研究機関に身を寄せているのであれば、何度も見ることは当たり前なので、そんなことをほざくことはあり得ません。 作中に"西"と言う密猟者が登場します。 現代日本に密漁者はともかく、銃を持った密猟者と言う時点で色々とおかしいのですが… なんでもフクロウの密猟をしているとかオカシナ設定です。 「ハリー・ポッター」でのシロフクロウブームは確かにありました、 そしてその際にシロフクロウの売値(現在は30~40万)は高騰していましたが、 それでも売値が100万を超えることはなかったように記憶しています。 売値でその程度と言うことは、市場原理で卸値はもっと安くなります。 さらにワイルド(捕獲した野生個体)となると、馴れにくい上、捕獲の際に傷があることも少なくなく、 特に野生の鳥類はシラミやダニがスゴイため、売り物にはなりにくいのです。 それも出所が怪しいと卸値はもっと下がります、正規流通には乗せられませんから。 儲けは非常に薄いのです、少なくとも法を犯してまでやることではありません。 更に、亜種エゾフクロウは亜種ホンドフクロウに比べて色が淡いとは言え、 あくまで比べれば薄い程度のレベルであり、シロフクロウの代わりになり得るような色合いとはとてもいえません、 確かにフクロウ自体そこそこ高価なのですが(種類にはよるが安くとも10万円以上) "シロフクロウもどき"としてエゾフクロウを密猟等というのは、ばかばかしいと言わざるを得ません。 その西が作中唯一銃を所持しているのですが、 バックショットではヒグマを倒せないのは確かなのですが、極限状態にあって一発も発砲しないというのはあまりに不自然です。 作中にて撃たない理由は、"致命傷にならない傷をつけても怒りを煽るだけ"とは言いますが、 じゃあ別の場面で目を抉るのはどうなんだ? 後半の薫や昭の行為の殆どが怒りを煽るだけで事態を悪化させているのです。 名前は出るけど登場しない夏目先生は"山から戻ってこないけど、熊に食われたかもしれない。"と言う非常に雑な扱いになっています。 知床の世界遺産地区などでは、そういう結論もアリかもしれませんが、 しかし本小説の舞台は大学研究林なのです、後半ブルが出てきますが、林業的要素を過分に含んだ研究も数多く行われています。 ただでさえ危険の多い林業ですが、作業の安全を維持できなければ研究は進まないのです。 そもそも研究が前提なので、大学の抱える研究林や演習林は保護されているアンタッチャブルな原生林的なものではなく、 その内部が基本的に殆どが監視下、もしくは管理下にあります。 これらの点から人を食ったかもしれないヒグマが放置されているような状況というのは基本的にあり得ないのです。 研究機関とあろうものが、人間一人いなくなったのに"かもしれない"と言うようなふわふわした結論は出しません。 しかもその大学の先生が行方不明なのです、山林を管理する物として、研究機関としてありえません。 人を食べた可能性のあるヒグマが生息する林内で研究なんてとても恐ろしく、先生はデータが集まらず、学生は論文が進みません。 そうなっては研究林としての意味がなくなるのです。 本作中に何度か凄惨なヒグマにより人間の惨殺現場の描写がありますが、 その描写通り、全く痕跡が残らないことは基本的にあり得ません。 血痕、肉片、毛髪等々必ず残ります、埋めて土饅頭にしても、全て食い尽くされたと想定しても、毛髪や骨片入りの糞ができます。 さらにはぎ取られた被服は残ります、特に靴は何十年も残る物ですから、 痕跡が全く見つからない=熊に食われた、と言う結論にはなり得ません。 また登場人物が、苫前三毛別のヒグマ事件では胎児が食べられたとか。 (胎児は妊婦からかき出されただけで、しばらくの間うごめいて生きていた。) レミングは過剰に増えると自殺するとか。 (過剰に増えることはあるが自殺はしない。) おおよそ研究者らしくなく都市伝説的な戯言をポンポン口にするのにはなんともゲンナリ。 登場人物が作者を超えることが出来ないのは確かなのですが、 あまりに自然科学に対する作者の水準が低いため、登場人物が肩書きの割に皆お粗末な人物になっています。 知識面のみならず思考も残念です。 西は、高橋の弾痕を主人公の薫に咎められて追い詰められますが、 "ヒグマは高橋を打ち倒すと即座にこちらへ向かってきたので咄嗟のことで撃った"と言えば、 十分通じる言い訳になると思うのですが、ぐうの音も出なくなり逆ギレするだけのバカです。 そんな登場人物のオツムのスペックはさておき、本書で際立つ"無理のありすぎる人物の設定"は主人公薫の娘、美々の耐久力です。 マイナス38度の環境下、飲まず食わずに近い状態で夜通し歩き通し、 厚着をしていたとは言え、ギンコに踏まれ、噛まれても浅い傷だけで済む。 作中随一の耐久性を誇り、攻撃力の無いターミネーターレベルです。 マイナス20度を下回ると、フル装備の大人でも厳しく、体温を奪われやすい子供では… 筆者にはもうヒグマのことや北海道の自然を少し調べるなり勉強してから書いてほしいものです。 ミステリーや娯楽と割り切って読む分には良いのかも知れませんが、 リアリティを出そうと盛り込んだ物が全て失笑物の余計なオプションにしかなり得ていません。 誤植か本人のミスかは定かでありませんが、 夢枕獏氏の"シュミレーション"も文筆業としてはかなり恥ずかしいですね。 この程度の小説を持ち上げている時点でだいぶ恥ずかしい気もします。 | ||||
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この筆者は、羆のことを知らないのだと思います。 かる~いホラーをお望みの方は、時間つぶしにどうぞ。 | ||||
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何だこれ?読書時間損した。買っちゃダメ 無茶なストーリー、プチ自慢、読むに耐えん。。。 | ||||
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先に吉村昭の羆嵐を読んだのがまずかったのか、吉村作品にあった羆の怖さが、この作品からは伝わって来ませんでした。また説明くさいセリフによって、興ざめすることもしばしば。オチにいたっては、エイリアン2のエイリアンクイーンvsパワーローダーそのままで、思わず失笑ものでした。 | ||||
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出版社はもう少し内容に責任を持ってもらいたいと思う。 登場人物のセリフが特に酷くて、ヒグマに襲われているはずなのに チカンにでも襲われているかのようなズレっぷりでした。 | ||||
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熊の能力を過小評価した描写が目立つ。ハリウッドの怪獣映画のよう。 ファンタジーとしてなら良いのかもしれないが、そう読ませたい様子もないので……。 終盤のラブシーンにも疑問。あんなことしてたら凍死しますよ。 | ||||
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残酷シーンを出したいがためだけに見えるご都合主義とありえないだろうと思わせる行動が多い。 主人公や周辺人物の行動、言動にも共感できる部分や理解できる部分が少なく、結末ありきでそこに持って行っている感じがする。 スリル感はあったがそれだけだった。ミステリーではない。 | ||||
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日本で最も大きな獣害事件にかんして興味を持ち、三毛別羆事件を知り北海道行った時に現地にも見に行った事もありました、そんな関係でたまたまこの本に行きつきました、内容としては悪くは無いのですが不満も少しありました・・・薫は西に対して銃で人を殺したのではとか、たしかにその時点で薫は疑いを持っていたかもしれないが、銃を持っている本人を前に言う事自体…今は熊に襲われてそんな状況では無いのに西をさらに追い込んでいる感じに見えた、それから昭も襲われて犬だけは瀕死で帰って来て昭は死んだんだ…と思わせて後に生きてましたと言う登場は…あるんですねそんでまた襲われて死にました何だか・・「うわー」すごい展開だな(棒読み)(笑) そもそも話の最初から人が倒れているのでは?と車を停めようとして転倒させること自体「うわー」(棒読み)とにかく、人の登場人物も安易だし熊との格闘も「えー」あんな感じなの? 娘の美々も何回捕まってるんだ? 何だか突っ込み所がいくつか見受けられますが、それなりに緊迫感は感じられると思います、一日で一気に読んでしまいました。 | ||||
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実在の事件を参考に書かれた作品のようですが、出だしから突っ込みどころ満載でした。 設定にいろいろと無理がありすぎるような…。また、人間模様を描きたいのかヒグマの恐ろしさを描きたいのかはっきりせず、展開も「おいおい、そりゃあり得ないだろ」と首を傾げる強引さでした。 特にエンディングの強引さにはびっくりしました。 これがミステリー大賞の優秀賞とは…違う意味で「このミステリーがすごい!」と思いました。 | ||||
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動物パニック物というのは、映画でも小説でもよくあるジャンルである。 この作品では羆が恐怖の対象として登場する訳だが、出ずっぱりで暴れっぱなしなのが興をそぐ。 映画の世界では既存の羆物で、「羆の登場シーンが同じ場面の繰り返しで、襲撃シーンに迫力がない」という酷評をよく見る。 若しこの小説をSFXなどを駆使して迫力満点に映画化出来れば、スプラッタ映画として娯楽作にはなり得るかも知れないと思う。 だが小説での表現としては、一寸どうかと思わざるを得ない。 例えるなら、「二度目以降に見る呪怨」とでも言おうか。 「ボクシング漫画が全編試合シーンで、顔の腫れ方が尋常ではない」とでも言おうか。 ・・・・兎に角、しつこいのである。 | ||||
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