■スポンサードリンク
(短編集)
謎解きはディナーのあとで
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
謎解きはディナーのあとでの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.32pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全139件 61~80 4/7ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
今までミステリー小説は読まなかったのですが、今回テレビ放映されることになって、初めて読んでみました。本格的なミステリー小説を読んでいる方には、少々物足りなさを感じるかも知れませんが、小学生や私のように今までミステリー小説を読まなかった人向けの本だと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ハードカバーが嫌いで、滅多に購入しないの自分が(厳密にいえばハードカバーではないかもしんない)買ったのには訳がある。 推理小説によく出てくる英国的執事のファン、というのが一つ。もう一つが安楽椅子探偵物ということ。ならば丁寧な伏線が必須だからだ。 第1話、第2話を読んだ限り、退屈せずに読める小ネタ推理物って感じ。ただ第2話のトリックは成立しない。器具を2つ用意すればできない事もないが……。理由を書くとトリックがばれてしまうので指摘しないが、少し考えたら不可能なことはすぐ分かる。そんな感じで多少小馬鹿にして読んでいたんだけど……、第3話から感想が一変。 第3話は密室物、ただトリックは酷い。その酷さは「姑獲女の夏」クラス。それでも唸ってしまったのは伏線の見事さ故。両方ともイカサマ同然のトリックながら伏線もクソもなかった「姑獲女の夏」と違い、丁寧な伏線に素直に降参するしかない。 推理小説マニアと言うのは負けず嫌いで、たとい推理が外れてもすぐ謎解きにいちゃもんをつける。そのいちゃもん封じが伏線なのである。その為には、伏線が読者の印象に残っていることが必要だ。よくフェアプレイを謳う作家に500頁の中の苔むした1文節を指摘して憶えてるだろ、とかぬかす奴がいるんだけど、勿論憶えているわけがない。 伏線は目立ってくれなくちゃ困る。その点この作品は合格だ。ある強烈な手掛かりを、それこそ鐘や太鼓を打ち鳴らすかの如く派手にぶちまけている。見事なのは読者のある先入観により手掛かりを手掛かりと認識できないこと。だからこそ読んだ後にやられたと思うんである。それこそ推理小説の醍醐味のはず。 この作家かなりのカーマニアと見たがいかがだろう。ギャグの最中堂々と伏線を張るスタイルはカーが良く使う手法だ。 そうと分かれば(読者の推理にちゃんと応えてくれる作家と分かれば)、第四作以降こっちも全力で行きたくなる。いつも全力を出せばいいけど、それに応えてくれないスカな作家が多すぎる。 でこの作品は最後まで期待を裏切らなかった……って言うより、尻あがりに見事さが増していく感じ(作家も、このシチュエーションでの書き方に慣れてきたということか)。かなりディープな本格マニアも納得できるはず。 なかでも一番見事なのは最後の作品。執事の毒舌も一番効いてるしな。二段論法で犯人が分かる仕組みで、難を言うなら第一段目が若干弱いこと。が、それでも後はそれを補って余りある。 この執事、宝生グループ総帥の懐刀で、将来の婿にと考えている人物なのではないだろうか(大事な一人娘、それが刑事ともなれば、身の周りにかなりの人物を置のが当然だろう)、とか思わず考えてしまった。最後は二人が良いムードなのがほほえましい。第二作以降を期待してしまう、と同時にこの作家の作品をもっと読んでみたくなった。そう思わせるに足る良作。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
酷評が多いので、 レビューを書くことにしました。 書店で、本の表紙を見て、 手に取ってみて、 タイトルに目をやりました。 すると、今度はそのタイトルに 目を惹かれました!! 『謎解きはディナーのあとで』 とは、なんと独創的で、読みたいという好奇心をそそるものなんだと!! パラッとめくると、 短編のようで、そのタイトルが並んでいたのですが、 そのタイトルが更に面白い!! 「殺人現場では靴をお脱ぎ下さい」 に始まり、 「殺しのワインはいかがでしょう」 や 「二股にはお気をつけください」 などなど、 意味深でワクワクするものばかり、 早く読んでみたいと思い!! 即、購入しました。 いざ、読んでみると、 執事の毒舌ぶり、 そして、それに打ちのめされるお嬢様の 様子に一人ほほ笑んでいました。 いつの間にか、 心の中が東川さんの ユーモアワールドで包まれていました。 さらに、 その後展開される、 執事の鮮やかな推理!!! 少し小難しい推理も、 とても読みやすく書かれています。 この小説を読んで、 すっかり東川さんのファンになり、 次々と作品を読んでいるところです。 amazonで、 本書がひどく酷評を受けていることを見て、 ショックを受けました。 酷評している方のレビューを見てみると、 あまりに、有名になりすぎて、帯や評判で あまりにも期待を持ちすぎて読んでいるのではないか という印象を受けました。 先入観で読むと、 その面しか人は見れないのかもしれません。 是非とも、 この作品の本当の価値に気付いていただきたいです。 本書は、 緻密に計算された極上のミステリ小説というよりは、 執事とお嬢様刑事などの 独創的なキャラクターたちが織りなす ユーモアミステリなのです。 軽い感覚で登場人物たちの行動に頬笑みながら 読んでいく、そんな面白さをもった作品だと思います。 東川さんのユーモアに馴染めない方もいて当然だと思います。 が、 私は、 本の世界に新たな道を開いた先進的な作品だと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
長年のミステリーファンで、数多くのミステリーや推理小説を読破してきましたが、この本は大変面白く読むことが出来ました。久々のヒット…という感じです。 なにせ内容が軽い、中身が薄い、子供向け?とも思ってしまうところが、とっても喜ばしい作品です。小学生の頃に体験したワクワク感やドキドキ感がふつふつとよみがえってきました。また、もう一回出会いたいと思えるキャラクター達もとても良く、赤川作品に夢中になっていた青春時代に帰ったような気になりました。はやくもパート2が待ち遠しいですね。 ミステリーとか本格?推理小説とか、そういう枠組みではなく、読んでみて面白いから他人にも薦められる本という点で「本屋大賞」なのでしょうか。そういう意味では本当におススメですが、当レビューにも酷評が多い様に、ミステリーの期待感が大きいとがっかりする危険性も大きいでしょうね。しかし、私は読んでズシンと気分が沈んでしまった別の「本屋大賞」作品(告○)などに比べると、本当に楽しく面白く三回も繰り返し読みました。最近ではそういう本に出会っていなかったので幸せです。中学生の娘にも読ませると、たちまちファンになり、親子で内容についての会話も弾み感謝しております。 東川さんの作品は、他にも館島やイカガワ市シリーズなど面白い作品がたくさんあり、休日の骨休めなどに最適です! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
テレビドラマの予備知識のために読んでみました。ドラマは物語そのままで、次の展開が分かり自己満足できました。 本文は堅苦しくなく、サラッと読め、とても楽しい作品でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
なんだか、みんなのレビューが酷評ばかりの本 家の長男(中学1年)が、学園ミステリーが好きで、著者:東川篤哉の何冊か読んでいる。そして近所の本屋に行くとこの「謎解きはディナーのあとで」が売り上げランキング上位、本屋大賞受賞とのことでしたので、早速購入してみました。簡単に読めそうだし、あとは、長男にプレゼントというつもりです。 まっ、適当に面白い、ストーリーは短いし、謎解きも簡単、ミステリー好きではない私でも楽勝に、すぐに答えが見えてしまう...まさに中学生向き、大人が真剣に読む物ではないことは、間違いない。いろいろな方のレビューを拝見すると、まさに酷評の嵐。つまりは、この本は中学生クラスの読み物であり、本屋大賞を取ってしまったことが、酷評の嵐という起因となっている。私もいくら、子供が読んでいても、この本屋大賞を受賞していなかったら、手に取ることもなかったし、本屋の売り上げランキングも、そこまで上位になることはなかったでしょう。反省すべきは本屋大賞(ちゃんと読書好きの方に向けての本を選定すべきである、隠れた名作を掘り出すのが使命であろう)。昨年の「天地明察」もいまいちでしたし...この賞は注目するに値する賞ではないという認識に改めれば、すべて解決です。 そのことを差し引いて考えると、テレビドラマ作成にちょうどいい長さと、主人公、登場人物たちのビジュアル感、とても面白いのではないかと思います。フジテレビで、しっかりテレビドラマに・・・北川景子と櫻井翔...いいのでは!? いま子供が読んでいます。楽しんでいる感じですよ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
メディアなどでかなり取り上げられていたし、毒舌執事というのにハマって本屋で即買いでした。 実際、その日に2〜3時間で読み切ってしまいすごくテンポの良い本でした。 しかし、殺人の内容がどうも引き込まれないし解決への道が毎回同じ繰り返し。 この本は、嫌いではありませんが、もう少しミステリアスさが欲しかったと思います。 ただ、私的には薔薇の話の猫にはすごい引き込まれました(笑) これが本屋大賞となると「??」という感じですね。 軽く楽しむぐらいなら良いかもしれませんが、ミステリーが特別に大好きな方や大の本好きの方にはあまりお勧めできません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
みなさん、酷評していらっしゃいますね。 おそらく、本格ミステリと宣伝されているため、中身を読んで期待を裏切られたと思われるのでしょう。 内容は、非常にライトな、なんちゃってミステリです。 雰囲気は、表紙のポップな絵柄と題名から想像される通り。 宣伝文句は無視するべきです。 製作側は読者を裏切るつもりなんてないのではないでしょうか。 そう思って読めば、結構良い出来だと思います。 確かに、謎解きの部分は、え、そっち?と思うところがなくはありません。 しかし、あくまでライト。読みやすさ重視。 こういうのも、まぁありか、という感じです。 ソフトカバーで持ちやすく、非常に短い話が6本。 時間のない時にも読みやすいのではないでしょうか。 気安く読めるライト・ミステリ。頭も疲れない。 そんな気で読めば、きっと楽しめますよ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
元々活字嫌いで本など今までほとんど読まなかった私には 「映画化」「ドラマ化」などの原作本には手を出しやすく、 小説の一冊くらい読めるようにならなきゃなあと 「入門」でこの本を購入しました。 そんな普段読書をしない私には サクサク、テンポ良く読み終える事ができました。 途中影山の推理に「なんか無茶じゃね?」とか思ってしまうところはありますが こういうお金持ちのお嬢様刑事と執事の設定、結構好きです。 ジャニーズ起用のドラマはあまり好きではないですが 下手に恋愛ものを読むよりずっと良かった気がしますし 皆さんのレビューを見て もっといろんな本を読もうとも思えましたし(笑) あまりフォローにはなってないかもしれませんが 私の読書のきっかけになった本として ★4にさせて頂きました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
普段読まない層を引き込むとこういうレビューになるんですか…。本屋大賞ってそんなにすごい賞なんですかね?売り込みの派手さには感心したけど、狭い範囲でも好きな人が好きでいるだけでよかったのに。 決して何度も読み返したい話ではないけど、気楽に読めるので私は初心者にもオススメだと思いました。適度に軽くてテンポがいいしまとまってる。ちゃんと作者の個性が出てると思います。 連作として、一本通った謎があればよかったのかも。影山の経歴もわからないことだし、次に期待ですかね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
2011年本屋大賞受賞作です。 令嬢刑事と毒舌執事が織りなす、ユーモアたっぷりの本格ミステリです。 いわゆる本格物は、独特の硬質な筆致による、外連味たっぷりな作品というのが、これまでの定説でしたが、それを一気にひっくり返した点が多くの書店員に評価されて、本屋大賞受賞となったものと思われます。これは、明らかにコメディです。ジャガーで殺人現場に登場する嫌味な御曹司警部、日本屈指の財閥のご令嬢でかつ美人の刑事、令嬢に仕える毒舌で推理力際だつ執事、この3人がとにかく笑わせてくれます。そして、大事なミステリの部分にも手抜きが無く、全6編の短編のどれもが推理小説として、しっかり練られている点が秀逸です。ミステリ単体としては、どれも、大仕掛けも無く、オーソドックスな手口ではありますが、上手に話が展開していきますし、何よりフェアで好感が持てます。執事の謎解きの前に全ての駒は読者に提示されているので、この段階で読者と執事とで謎解き勝負ができるのです。そう、本格推理とはかくあるべきです。読者の知らない事実を探偵が後出しするような作品が増えている中で、しっかりと本格物の様式美を保ちながら、笑いというスパイスをきかせたところが、本作の醍醐味といっていいでしょう。楽しく読ませていただきました。 続編が11月に発売されるようなので、それもまた楽しみです。 TVドラマ化もされるとか。麗子に北川景子さんというのは、かなりビンゴだなと思います。ただ影山が櫻井翔くんというのは、ちょっとイメージ違うんですよねー。私の中では要潤さんなんですけどね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
めちゃくちゃ面白かったです。 ずっと本屋さんで気になっていたので、思い切って購入。 面白すぎて、思わず声を出して笑ってしまったほど。 一気に読みきれる軽いタッチのお話ですが、思わず笑ってしまう執事とお嬢様のやり取りは必見です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
子供にせがまれて買ったものを、横取りして購読。 どういう評価を受けているのか知っていた上 期待値が低かったせいで、意外に面白く読んでしまった。 本格ミステリーでも、執事小説でも、ギャグ小説でもないが 最後まで割と飽きることなく読了。 賛否両論あるが、軽く読むにはほんと バランスの良い作者だと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
氏の作品は初めて読んだ、ミステリファンです。一作目は何かのアンソロジーで読んだことあったんで、「ああこれか」と思いました。執事とお嬢の関係の面白さは、やっぱり一作限りだと思うので、それ以降はいくら「ここぞ」のときまで執事らしさを徹していても仕方がないでしょう。となると、2作目以降はミステリとしての面白さに焦点化されてしまうわけですが・・・結局自分としてはこれまた1作目「殺人現場では靴をお脱ぎください」が一番よかった。次点は「綺麗な薔薇には殺意がございます」かな。短編という形式に、「絶対にそれしかありえない」という論理性を求めてはいけないのかもしれませんが・・・。そういうロジックという点からすれば「名探偵コナン」レベルかもしれません。 ただ、ある意味「ライトミステリ」のような、あるいは「推理クイズ」的なものとして読めば、面白いは十分に面白いと思います。要は、何を期待するかによって評価は分かれるでしょう。じっくりと腰を落ち着けて、不可能犯罪に挑む犯人の挑戦に立ち向かいたい!とミステリ要素を重視する方には確かに軽すぎるでしょう。けれども、「推理に参加して頭を使いながら、楽しく読みたい」ぐらいの構えで読む人には、十分楽しい一冊になると思います。 ちなみに私はミステリファンですが、ストライクゾーンは広いので、十分楽しかったです。ただし、一読で十分、きっと再読はしないでしょう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
First of all, nice characters. Witty and funny conversations between a well-bred lady detective and a bit insolent but sharp butler are worth reading. The book consists of six (6) short stories. None of them are serious mysteries, but they are enjoyable enough for a layman like me. The author’s Japanese is easy to read. On top of that, his story telling ability is just amazing. This book was helpful for mental exercises. No wonder it is selling well. | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
すごい酷評にビックリ。 私はまだ読み途中ですが、二人の掛け合いが面白いし充分楽しませて頂きました 読んでいる限りでは東川さんに文才がないとは思えませんしこの方の別の作品にも興味が沸きました どんなに素晴らしい本でも誰にでも100%好かれるものはそうそうないわけですから話題の本が必ずしも自分にも面白いとは限らないのでは? まだ読み途中なので−1しましたが、楽しくテンポの良い推理小説を読みたい方にはオススメです | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
皆さんの評価はイマイチのようですが、 あまり難しい本が好きでない私のような人間には 読みやすくて、ギャグ的にも笑える部分があり、 なかなか面白かったと思います。 しかし、 何話目かに、シークレットブーツで身長をごまかしてた男に対して、 女が怒って殺したという話がありましたが、思わず 『そんな事で人殺しなんてしないやろ』 とツッこまずにはいられませんでした。 (灰皿で殴った程度じゃ死なないだろ・・とも思った) そんな事でイチイチ人殺してたら、 矯正ブラで巨乳に見せてた女が、裸にしたら貧乳だったとか、 美人だと思ってた女が、化粧落としたらブスだったとか、 イケメンだと思ってたら実はヅラだったとか、 世の中殺人だらけになってしまう、 もうちょっとマシな動機を考えて欲しい、 と思ってしまいました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ミステリー、推理小説はかなり読みますが、ここまでテンポよく読み進める作品はないですさすがですね、 謎解きの価値は薄いですが、浅見光彦以来の鉄板水戸黄門設定ですが、 小説の価値は、謎解きでもマニア向けでもないと思います。 こんな、テンポよく会話できる小説最近はなかったですね、 酷評されてる方、否定的な意見は気持はわかりますが、 これだけの爽快でとっつきやすい推理小説を自分で造れないのに、否定するならもっと良い作品書けるんですよね、期待してますね | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
主人公のお嬢様刑事と執事との会話がウイットに富んでいてメチャクチャ面白いです。 箱入りで世間知らずだけれども、素直でかわいい一面があるお嬢様。 毒舌で嫌味だけれども、どこか憎めないお茶目な執事。 この二人の会話が楽しくて、最後まで一気に読んでしまいます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
推理小説としては落第点、無論、ミステリー小説としても落第点。 サスペンスでもない。 じゃ、何? これは、執事とお嬢様の回想録である。と、考えると納得できる。 それぞれの人物の設定、相関関係を理解しながら読み進めると面白い。 坊ちゃん刑事の勘違い男。お嬢様の冷ややかさ、でも執事に対しての葛藤。 そんなお嬢様を執事である事を棚に上げて上から目線でもの言う執事。 短編小説を集めて一冊の文庫とした仇として、起承転結があまりにも回転が早く 読者の想像をかき立て切れない点については、副作用として認めるべきであろう。 そこ差し引いても、ここまでシュールに人間関係を面白く書いた本は少ない。 ウィットとユーモアだけを読み取るなら、この設定で、この内容は決して悪くない。 読み易く、できれば続編をもう一冊欲しい所である。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!