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黒蝿
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黒蝿の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.44pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全54件 41~54 3/3ページ
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今回はいままでと感じの違う作品に感じました。内容も描き方も。前作から3年あいたので、すごい期待や嬉しさを持って読むとちょっとがっかり、という部分は確かにありましたが毎回危険に遭遇するのも・・・と思っていたし、それぞれの人間らしい部分が出ていたと思うしちょっと力の抜けた感じのこういう回があってもいいかな~と思いました。ラストで次に期待をもたせたのですから、早めに次作を出してほしい! | ||||
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P.コーンウェルには失望した。何作か前から面白くなくなったとは思っていたが、久々のシリーズ復活ということで買ったのが失敗だった。当初の検死官という職業にスポットを当て難事件を解決するという斬新な切り口は消え失せ、ただの一キャラクターに成り下がった主人公と公的機関が太刀打ちできない怪物とマフィアを相手に、半私的グループが私刑を繰り返して事件解決というお粗末さ。正義と軍事力を振りかざして好き勝手し放題のアメリカを髣髴させ、うんざりさせられた。又、長年の読者を無視して主人公の年齢を15歳近く若返らせている。このシリーズでまだまだ儲けさせていただきまっせ、という商業主義が現れていてあざとすぎる。これ以上著者がこのシリーズにしがみつくのは終わりにしたほうがいいというのが結論である | ||||
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ケイの苦悩はますます深いように思う。コーンウェル本人が同性愛者だとも聞くし、作者本人の人生の苦悩と迷いが如実に現れているのではないか。姪のルーシーが完璧に近い女性でいながら幸せになれない。危険な場所にいつもいて、情緒も安定しない。身近な人が幸せになれないのは自分も幸せではない。上巻では意外な登場人物(キャスティングするならイギリス人俳優のジェレミー・アイアンズ/やつれていても姿勢がよい感じがぴったり)とともに、また異常性格者の犯罪が描かれる。独身の頃はこういう場面はかえって日々の退屈でシビアな生活の癒しになっていた(スティーブン・キングも然り)が、今はなぜこの人は犯罪者心理にこんなに詳しいのだろうと思ってしまう。まるで本人がやったことがあるかのように書くからだ。小説が上手いといえばそれまでだが・・・。今回も殺人者に手を貸す愚かな女性の描写にリアリティーがある。以前の作品でも貧困層の描写で忘れられないのは「最貧層は共通して歯が悪い」というところだ。配給切符で買えるできるだけカロリーの高いものばかりを食べているせいでビタミンが足りなくて虫歯ばかりになるという。今回の女性も生い立ちに不幸があるにしても、すべての面での教育がいかに重要か思い知らされる。ケイやルーシーとの対比でもあるのだろうが、環境に負けないこと、教育の機会を与えること・・一人の母としても考えてしまった。 | ||||
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文章の視点が三人称になって「スカーペッタは…だ。」という書き方に馴染めなかったです。今までの「私は…」というケイの視点の方が、彼女の目線で物語の世界へ入っていけるし、彼女の気持ちもよく分かるし、よかったな…。でも、話の都合上仕方なかったのでしょうか。本作でケイは検屍局長を辞任しひっそりと暮らしています。すっかり地味な扱いになってて残念です。その分他の登場人物の動きがまんべんなく描かれていますが、最後まで違和感が残りました。それにラストはなんだかなぁ…。ちなみにケイの年齢が若く設定しなおされていますが、他の登場人物の年齢はどうなるんでしょう。素朴な疑問。マリーノは?ルーシーはケイの妹の娘のはずですが…。こういうのはいちいち気にしちゃいけないのかしら。 | ||||
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期待に胸を膨らませて読んだのですが、大好きなケイ・スカーペッタは、ここにはいませんでした。読後感は、一言でいうと「ちょっとがっかり」です。ここ数作の続編であることは間違いないのですが、主人公の影が薄く、周辺人物の進める群像劇で、散漫な印象です。まさしく、次回作へのつなぎといった印象は否めません。従来の検屍官シリーズのもつ、全編を貫く主人公の濃密な心理描写はおおよそなく、同じものを期待するのは難しいでしょう。下巻残りあと50ページ位まで、本編の解決が進むことなく、膨らむだけ膨らませた話に、最後でなんとか形をつけて終わらせた感じです。また、説明することなく、進行していることもあり、読者がおいてきぼりにされている感もありました。こんな半端な読後感を残すくらいなら、上中下3巻の長編にしてでも、最後までしっかり描ききったものが読みたかったです。とはいえ、ケイの復活した姿を見るために、次回作に期待したいと思います。 | ||||
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一作目の「検視官」からすっかり虜になってしまい、これまで何度も何度も読み返し、3年間待って待って待った新作が「これ?!」という感じ。これまでの良さ、ケイや彼女を取り巻く人々の置かれている状況や心理の細かな描写や登場人物同士の時には泣けてしまうようなやり取りが全くといって良いほど無くなってしまっていてとても残念。ケイの年齢が若返っていたことにもびっくり。次回作を必ず読め!的な終わり方もあざとすぎる。ストーリーはつながっているけれど全く別の人の作品と思ったほうがいいのかも・・・。 | ||||
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各人のキャラクターを思い出す(前作から3年も空いたので・・)程度には良かったけど、掘り下げた描写が無く新鮮味に欠けました。あの人の登場には少々驚きましたが、、ここまで来たからには次作も買いますが、話の膨らみもなさそうだし、そろそろ終結したほうが良いのでは?と思います。 | ||||
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最後の最後まで、引っ張っておいて重要人物はあっさりと死なせてしまい、また、実は生きていたなんて、話にならないでしょうねぇ…&スカーペッタと著者の外見が似てる事に今回で気づいた私…なんか、自己顕示欲強くないか?でも、「次回作、読みなさいよぉ」っていう終わり方に又、読んじゃうんだろうなぁ… | ||||
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久しぶりのスカーペッタシリーズでとてもとても期待して読んだわたしがいけなかったのか・・・。正直言って、いろいろいれたけど、結局うまくまとまらなくてどうなっちゃったの?というかんじ。前作を思い出しながらだけれど、まあ、あういうことがあれば、早期引退という道を選ばされたスカーペッタの苦渋はわかるけど、それにしても、登場人物があまりにも貧乏くさくなってしまっている。ちょっとそれ、無しじゃないの?ということもあるし、どうしていつまでもいつまでも「狼男」が登場してきて、振り回されなければならないのか?多分これから主たる人物の一人となる、ニック捜査官がまわりにけむたがられている状況もなかなか伝わらない。以前のシリーズのように、強烈な犯人がいて、かならずエピソードごとに終わりがあるほうが良かった。 | ||||
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三年ぶりの検視官シリーズで期待して読みましたが、映画のように時と場所がめまぐるしく変わるのは良いとしても、これまでのシリーズとはあまりに変わっていてまず驚きました。これまではていねいに描かれたスカーペッタの人生やその周辺の人物がまるで実在の人物のようでそれが他の推理小説にはない魅力となっていたのにあまりに色々詰め込みすぎている感じ。それにストーリーがちょっと不自然で読んでいてはっきり判らなくて混乱してしまいそう。なぜ何年も経った今という疑問も。明らかに次回作を意識した結末も納得がいかない。 | ||||
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あれこれ伏線がはってあるわりには、最後にあっという間に展開する。読み終えたあといつも思うのは、その展開部から読み始めても十分に筋書きが納得できることだ。ではそこまでのあれこれは何かというと最初から読み続けている忠実な読者としてはおなじみの登場人物たちが年を重ねていっている様には興味を覚えるけれども、他の不朽の名作と呼ばれる作品に見られるように、最後の大団円でカタルシスを感じるような具合には運ばない。しばらくこのシリーズの復活を待っていたのでそれでもやはり期待していたのかな、ということで星3つ。 | ||||
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場面転換が目まぐるしく、次から次へと急かされるように読んだ。 異常人格者の描写シーンでは、全ての人間がまるでそうであるかのような錯覚を覚える。 つまり、平凡な人間など存在せず、過去や家庭や性格に異常な問題を抱えているほうがほとんどだと。 久しぶりの検屍官シリーズで、登場人物たちを懐かしく思った。特に、あの人を…。ああ驚いた。 ストーカーまがいの狼男よりも、今回は新しいキャラクター・子持ちの捜査官ニックのほうがはらはらした。 私も仕事で子どもに犠牲を強いるので。 いつものことながら、読んでいると自分の頭がトリビアの泉になっていくようだ。知らなくてもいい専門知識が、妙に気にかかる。 気にかかるといえば、スカーペッタの年齢。設定が変わったの?そんなんでいいの?早く下巻も読まなくては。 | ||||
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政治的なごたごたに巻きこまれて検屍局長を辞任したケイ、警察をやめたマリーノ、ATFをやめ私的捜査機関ラスト・プリシンクトを主宰するルーシーのそれぞれが「狼男」ジャン・バプティストの影に少しずつ人生を狂わされている。一方「狼男」の双子の弟ジェイ・タリーと愛人ベブは異常者ならではの結びつきで残忍な犯罪を次々と犯していく。そして死刑囚のジャンの異常な思考、これらが映画のカットのように次々と視点を変えながら物語が進んで行く。…とこう書けば、いつものスカーペッタ・シリーズの面目躍如と思われるかもしれないが、正直読了してがっかりした。狡猾な犯人と、それを上回って犯人を罠にかけようと緻密な作戦を組む者たちとの頭脳の勝負であるならば、その緻密さが読者に伝わらない時点で物語は失敗していると言うしかない。なぜ作戦の緻密さが読者に伝わらないのか。それはやはり、プロットが緻密に練り上げられていないからだと思う。あの人物の登場やニックの母親の事件が、ストーリーの破綻を避けるべくつぎ当てられただけのものに見えて、魅力が感じられないからだ。特にラストは納得できない。続編を出すつもりなのだろうが、かえってファンを減らすだけではないだろうか。 | ||||
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ひさびさの検屍官ケイ・スカーペッタの登場するシリーズものです。10年ちかく続いているこの世界的ベストセラーシリーズは、それぞれの事件とは別にケイの人生そのものを連続的に描いていて、読者も自分のことのように喜び・悲しみ・怒り・恐れを味わってきました。年末年始の休みをこの本の世界にどっぷりつかってみるのはいかがでしょうか? | ||||
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