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ディミティおばさま現わる
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ディミティおばさま現わるの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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三十歳で離婚。以前の職場は失い、お金もなく、ただ一人の家族だった母も亡くし、まさにどん底の主人公ロリ。そこに遺産相続の話がやってきた。普通ならここで飛び上がって喜び、新しいロマンスも生まれそうなものですが、心身を打ちのめされていたロリに弁護士の息子が衣服を用意したことに激怒します。 ここから早くも、はぁ?なに、これは?という頓珍漢さが生まれました。 名門の生まれらしく、さらに親子して弁護士というエリート職にありながら、三十路過ぎても女性と付き合った経験が希薄っぽいビル。これもあり得なさそうな設定です。親戚の伯母様がたがおせっかいをし、叔父様や従兄弟たちがからかい半分に遊びに誘うくらいのことはしていそうなものでしょうに。 かくしてこの本は推理小説とはいえず、幽霊が出現しながらファンタジーでもなく、スコットランドの荒涼たる邸宅に行けどもオカルトにならず、第二次大戦下のロンドンの描写(空襲による壊滅、動物園の猛獣たちの処分、パイロットたちの戦死など)に歴史を見いだせず、家系図と結婚は意味を成さず…… 1つ1つの素材は良いのに、詰込みすぎ、並べただけ、組み立てが下手というか、何が何やら分からない、という本でした。 | ||||
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どう表現してよいのかわかりませんが、なんとも言えない違和感が最初からありました。 具体性に欠けているというか、展開が無理筋というか。 ファンタジーと言えばそれまでなのでしょうが、例えばおばさまが素晴らしい人である裏付けの物語も「こんな感じ」というだけで、具体性がなく説得力に欠けます。 ロリが「みもだえするほど笑ったものだ」というエピソードもどこが?というほど弱い。 ロリの序文も、こういう風に書きました、素晴らしかったのです、という説明やアピールだけ、それはいいから文章そのものを読ませてほしかったです。 ロリ、お母さん、ディミティおばさま、ビル、ビルのお父様、どのキャラも曖昧で、現実味がありません。 なんとなく、大筋が最初に決まっていて、そこに適当にキャラと話を無理やりこじつけただけというのか。 これほど感情移入できなかった作品も珍しい。 | ||||
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