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レベッカへの鍵
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レベッカへの鍵の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.69pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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第2次世界大戦中のエジプトを舞台としたスパイ物語。イギリス対ドイツの諜報戦がエキサイティングに描かれています。 | ||||
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Ken Folletの本を数冊読みましたが、比較的短い方だと思います。内容は第二次世界大戦中のドイツのスパイと英軍の情報部との戦いを描いています。ヒロインについて何で?と思うとこはありますが、最後はHappy Endです。次の本を買うお金が惜しかったので2度読みしました。 | ||||
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第二次大戦中の北アフリカ戦線。イタリアが戦端を開いたこの戦いにエルヴィン・ロン メル率いるドイツ軍が加わることで、形勢は独伊軍に一気に傾く。実はこの枢軸軍の 攻勢の影には、密かにエジプトに潜入し、情報を送り続けたドイツ人スパイの暗躍が あった。アラブ混血のこの男は「コンドル作戦」の名の下に現地に送り込まれ、有名な ベリーダンサーのハウスボートを根城として活動する。ダンサーもドイツのスパイであり、 男は彼女から情報を得ていたのである。ロンメル自身「われらがカイロのスパイこそ、 最大の英雄である」とその功績を称えるほど、男は大きな役割を果たしたのである。 この史実をモデルに描いた物語が本作である。概ね史実に沿っているが、あくまでも 小説で、さまざまな改変を加えてよりスリリングにしている。フォレットらしくロマンスの 要素もふんだん。女性が重要な役割を果たすのがいつもの彼の作風だ。そしてその 女性が強いのである。ドイツ人スパイヴォルフと、彼を追う英国軍のヴァンダム少佐が 闘わせる熾烈な諜報戦には、全編に亘って北アフリカの熱風と砂いきれが感じられ、 独特の空気感がある。結末は映画的ともいえるが、最後まで一気に読めた作品だ。 | ||||
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ケン・フォレットの作品群の中で、前期に書かれた評判の良い小説です。以前、これを原作とした洋物TVドラマのビデオを見たことがありますが、凡作でした。そのため小説を読まずにおりましたが、最近古本を入手し、一気に読み終えました。 ケン・フォレットらしく、史実をベースにした時代背景に、当時の噂や些細な出来事を組み合わせて、さもありなんというフィクションをエンターテイメント性も豊に創り上げています。 時は、1940年の北アフリカ戦線。劣勢の独ロンメル軍団が連戦連勝して優勢の英アフリカ軍を追い詰めていき、英国の生命線であるカイロが陥落寸前となりますが、ロンメル連勝の影に、カイロにいる主人公である独スパイの暗躍があり、英陸軍情報部の副主人公が死力を尽くして凌ぎを削り合うというストーリーです。 ストーリー自体、全盛期のフォレットらしく、ハラハラ・ドキドキのスリリングかつ巧妙な仕掛けがあって面白いのですが、私には、カイロ(あるいは中東全般)の風景が興味深かったです。植民地として英国人に支配され、腹の底では英国の敗北を願う現地人と、支配者として傲慢に現地人に接する英国人など、まるで当時の情景を実体験させてくれるように精彩に描写されています。この点で、フォレットは英国人だからといって、英国人を容赦をしていません。 難点があるとすれば、副主人公が副ヒロインと恋に落ちるという展開(英国人が現地人の女性に好意を寄せられ恋愛は成就する)は、どうにもご都合主義を感じました。 ただ、これも英国人(あるいはアングロ・サクソン)の占領地域民に対する、優越感と願望を描写しているのかもしれません。 | ||||
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ケン・フォレットの作品群の中で、前期に書かれた評判の良い小説です。以前、これを原作とした洋物TVドラマのビデオを見たことがありますが、凡作でした。そのため小説を読まずにおりましたが、最近古本を入手し、一気に読み終えました。 ケン・フォレットらしく、史実をベースにした時代背景に、当時の噂や些細な出来事を組み合わせて、さもありなんというフィクションをエンターテイメント性も豊に創り上げています。 時は、1940年の北アフリカ戦線。劣勢の独ロンメル軍団が連戦連勝して優勢の英アフリカ軍を追い詰めていき、英国の生命線であるカイロが陥落寸前となりますが、ロンメル連勝の影に、カイロにいる主人公である独スパイの暗躍があり、英陸軍情報部の副主人公が死力を尽くして凌ぎを削り合うというストーリーです。 ストーリー自体、全盛期のフォレットらしく、ハラハラ・ドキドキのスリリングかつ巧妙な仕掛けがあって面白いのですが、私には、カイロ(あるいは中東全般)の風景が興味深かったです。植民地として英国人に支配され、腹の底では英国の敗北を願う現地人と、支配者として傲慢に現地人に接する英国人など、まるで当時の情景を実体験させてくれるように精彩に描写されています。この点で、フォレットは英国人だからといって、英国人を容赦をしていません。 難点があるとすれば、副主人公が副ヒロインと恋に落ちるという展開(英国人が現地人の女性に好意を寄せられ恋愛は成就する)は、どうにもご都合主義を感じました。 ただ、これも英国人(あるいはアングロ・サクソン)の占領地域民に対する、優越感と願望を描写しているのかもしれません。 | ||||
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ケン・フォレットの作品は初めて&スパイものということで、あまり期待していなかったのだけれども、これが中々面白かった。途方も無い砂漠超えをしたヴォレットのらくだが死ぬという、なんかどーでもいいような最初の場面でまず物語の世界にぐぐっと引き込まれてしまった。序盤では強く、賢く、強靭なスパイとして描かれているヴォレットは女性にとってとても魅力的に映るのではないでしょうか。一方、ヴォレットを追う堅物のヴァンタムも、物語が進むにつれてどんどん魅力的な人物になっていくこと間違いなし。読み進んで行くうちに、しっかりと私も巻き込まれてしまい、「スパイのたくらみが上手くいくように!」「ああ!スパイを逃してはイカン!」というふうに、揺れに揺れまくってしまった。対照的な二人の駆け引きが、たまらなくスリリングであるのと同時に、そこへ2人の美しい女が絡む、オイシイとこ取りの物語。中盤ちょっと中だるみ感はあるけれども、気がついたら途中で止めることができずに一気に読み進んでしまう。ちょっとしたお色気もあり、後半は思わず目頭が熱くなってしまう場面もあり、読み手を飽きさせずに、巧妙にラストシーンまで連れてきてくれる。中東のビーチで読みたい一冊! | ||||
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ケン・フォレットの作品は初めて&スパイものということで、あまり期待していなかったのだけれども、これが中々面白かった。 途方も無い砂漠超えをしたヴォレットのらくだが死ぬという、なんかどーでもいいような最初の場面でまず物語の世界にぐぐっと引き込まれてしまった。 序盤では強く、賢く、強靭なスパイとして描かれているヴォレットは女性にとってとても魅力的に映るのではないでしょうか。一方、ヴォレットを追う堅物のヴァンタムも、物語が進むにつれてどんどん魅力的な人物になっていくこと間違いなし。 読み進んで行くうちに、しっかりと私も巻き込まれてしまい、 「スパイのたくらみが上手くいくように!」 「ああ!スパイを逃してはイカン!」 というふうに、揺れに揺れまくってしまった。 対照的な二人の駆け引きが、たまらなくスリリングであるのと同時に、そこへ2人の美しい女が絡む、オイシイとこ取りの物語。 中盤ちょっと中だるみ感はあるけれども、気がついたら途中で止めることができずに一気に読み進んでしまう。 ちょっとしたお色気もあり、後半は思わず目頭が熱くなってしまう場面もあり、読み手を飽きさせずに、巧妙にラストシーンまで連れてきてくれる。 中東のビーチで読みたい一冊! | ||||
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名作「針の眼」と同様第二次大戦を舞台にしたスパイ小説。「針の眼」がノルマンディ上陸作戦だったのに対し、こちらはアフリカ戦線で、主にカイロを舞台にしている。「針の眼」にくらべるとかなり下世話で、セクシーなベリーダンサーが将校をたらしこんで、その間に情報を盗む。なんだかな~という感じもあるが、話の持っていき方がうまいからかけっこうハラハラしながら楽しく読める。おもしろい映画になりそうな気がするが、映画化はされてないのかな? | ||||
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名作「針の眼」と同様第二次大戦を舞台にしたスパイ小説。「針の眼」がノルマンディ上陸作戦だったのに対し、こちらはアフリカ戦線で、主にカイロを舞台にしている。「針の眼」にくらべるとかなり下世話で、セクシーなベリーダンサーが将校をたらしこんで、その間に情報を盗む。なんだかな~という感じもあるが、話の持っていき方がうまいからかけっこうハラハラしながら楽しく読める。おもしろい映画になりそうな気がするが、映画化はされてないのかな? | ||||
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