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ドグラ・マグラ
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【この小説が収録されている参考書籍】
ドグラ・マグラの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.96pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全349件 141~160 8/18ページ
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ぼくらの世代の文学青年が一度は通る夢野久作だが、 いまはメンヘラ女子の通過儀礼になっているらしい。 久しぶりに再読して、 そのプロットと構成の凄さを再認識するとともに、 若い頃は気にも留めなかった3つの点について考えてみた。 一つ目、精神疾患者の非人道的処遇。 病気として認められているいまですら、 周囲の偏見は残っている。 統合失調症やうつ病なんかは、 気合が足りない、弛んでいるから発症するんだ、 などと思っている人すら多い。 ほんの少し昔まで、精神疾患者は隔離されてきた。 病気と認められず、恥ずかしいものとして隠されてきた。 ヨーロッパで病気として研究対象となったのは19世紀後半、 人道的見地で救護所ができ始めたのも、その頃だった。 日本では、"廃棄"されるか、 経済・社会的立場の高い家庭では、 自宅の奥深くいわゆる座敷牢に閉じ込められていた。 明治政府は1900年に精神病者監護法を制定し、 精神疾患者の私宅監置を合法化した。 本著は、開放病棟などまったく一般的では無かった、 そうした時代に執筆されている。 国庫による精神病院の整備が方針化されたのは、 精神病院法が制定された1919年以降である。 大学による精神疾患者の"厚遇"、 私財による開放病棟の整備などの特別な意味は、 こうした背景の中で、吟味されるべきだろう。 二つ目は「脳髄論」について。 人間の感覚や記憶や意志や判断は、 30兆ある細胞の個々に籠もっている。 脳髄は、それら細胞の意識や感覚を反射し交感する 仲介機能、すなわち単なる”電話交換機"と同じであって、 脳髄の反射交感機能が損なわれた時に、 精神異常が起こる、と言う小説内論文。 ぼくが高校で生物を学ぶ頃には、 記憶とは大脳新皮質のシナプスで 電気信号の交換によりなされる、 というのが定説になっていたと思う。 認知症やアルツハイマーなどは、短期記憶を司る 海馬の障害に起因する、と最近は言われている。 脳はCPUであり、シナプスこそハードディスクなのだ、 ともはや誰もが信じているのではないか。 ところが最近になって、 シナプス記憶保存説に 異議を唱える研究者が出てきた。 UCLAのデイビット・グランツマン教授のチームは、 アメフラシの実験から、 シナプス構造が記憶の保存場所では無いと論じており、 ウィスコンシン大学の ジュリオ・トノーニ教授の統合情報理論によれば、 人間の意識や記憶は、 脳細胞や神経細胞の一部分が担っているのではなく、 感覚機能と神経細胞、脳細胞によって複雑に結ばれた 「ネットワーク」の中にある、という。 いわばデータセンター一極集中ではなく、 クラウド型だ。 http://www.excite.co.jp/News/odd/Tocana_201501_post_5490.html https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%84%8F%E8%AD%98%E3%81%AE%E7%B5%B1%E5%90%88%E6%83%85%E5%A0%B1%E7%90%86%E8%AB%96 こうなると、脳髄はルーターであり、電話交換機だ。 100年前に夢のが描いた「脳髄論」は、 どこか仏教における意識の関係や無常の真理に 影響を得た雰囲気を感じるが、 最新の研究がようやくこれに追いついた、とすら思える。 最後に、小説内論文「胎児の夢」について。 DNAは何を伝えているのか。 単細胞生物からヒトへと進化していく過程の 記憶を伝えているのではないか。 唐突にみる現実離れした夢、デジャヴ、 原因不明の焦燥など、 自らの後天的経験では得られていない記憶や意識が、 芽生えることがある。 DNAが先祖の記憶すら伝えていると感じたりしないか。 先祖が単細胞生物だったころの、 ぬるぬると生温かい感触。 猿人だった頃、敵に追われて崖に落とされたときの恐怖。 こうした前世の記憶が先祖から引き継がれる。 突き詰めれば、これも仏教の輪廻思想に近い。 ヒトゲノム解析は塩基配列を明らかにしたに過ぎない。 DNAが先祖の記憶をも刻んでいる可能性だって、 無くはないと思う。 本著は自分を取り戻そうとする 記憶喪失者の苦悩を描いた推理小説と言えるが、 現代の最新科学が解き明かせないでいる神秘を 解き明かしてくれそうな仏教思想が 全体を覆っているように思う。 | ||||
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中盤の「チャカポコチャカポコ」のあたりで、あまりに腹が立って思わずKindleを投げつけようとしたが、必死の思いで我慢した。そこを超えれば普通に読めます。 | ||||
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本書所収の「ドグラ・マグラ」は凄い。おそらく10数回は通読しているはずだが、その度に新しい発見・新しい解釈がある。ここまで読者を虜にする探偵小説は珍しいだろう。 同時に収録されている「瓶詰の地獄」と「氷の涯」も素晴らしい。 とにかく読んで見て欲しい一冊。 | ||||
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月並みだが奇書である。 これだけ奇怪な発想をしていろいろな文体を駆使されると読み手には若干辛い部分もあるが、読書の楽しみを味わえた。 | ||||
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けど中毒性あり! コロコロと読み手が翻弄されてしまう。 長いのに飽きて途中で辞めたもの負けですね。 | ||||
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プロットの上手さとアイディアの奇抜さが尋常でない。 古今東西含めて見ても探偵小説としてよくできており、何より面白い。 時系列を崩してみたり、論文調の文体を、用いたり飽きさせないようにサービスたっぷり。 海外にも日本の探偵小説の古典として翻訳紹介してみてほしいくらいである。 埴谷雄高の『死霊』も精神病院でけったいな観念論、持論を戦わせるという点と カント的な自分を意識する意識がテーマになっている点は本作の影響がみられる。 埴谷に大きい影響を与えたのはドストエフスキーだけではない。 低評価の方のレビューは殆ど本作が難解で理解できなかったというものだが、 そんなことはない。 きちんと理解出来るように書いてくれている。 プロットは説明可能だが、それをするのは読む楽しみを奪うのと一緒なので控える。 読解力不足を本のせいにしちゃダメ。 そんじょそこらの純文学が及びもつかない B級小説の底力を見せてくれる傑作。 夢野久作と小栗蟲太郎は探偵小説としてのみならず、そのプロットの先進性、現代文学性をもっと評価されてよい作家と思う。 | ||||
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時間軸が複雑でこんがらがってくるが、読者の関心を離さない構成は秀悦です。機会があったらDVDも鑑賞したいと思います。 | ||||
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やはりページ数が多いだけに、物語よりも読みきったという印象の方が勝ってしまいました。 内容は詳しくは書けませんが、成る程と頷けるような作品だと思います。 読後あの部分は必要だったか?もっと省いてもいいじゃないかと思うこともありましたが、それは全て読みきった者だけの特権ですね笑 | ||||
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長いあいだ探していた、ドグラマグラ愛蔵版とも言える復刻版をついに見つけました。 すでに文庫本では二回読んでいます。 本当は1935年初版の、あの怪しげな女の人の顔が載った函入りのドグラマグラが欲しいのですが、 それはもはやかなわぬ夢です。 復刻版では、原文に忠実なルビ付きとの事で、嬉しい限りです。 幻魔怪奇探偵小説の決定版であり、三大奇書のうち、おそらく最高傑作に位置するこの作品は ミステリー小説マニアが一度は読まねばならない 「鬼の関所」 であります。 PS この本の箱は二重になっており、夢野久作さんの写真が載った箱の中には、夢にまでみた、 あの1935年初版の函入りのものが入っていました。 箱から本までの完全復刻です。 函の表紙に描かれた妖しげな女性の顔はいったい何を意味するのでしょうか。 そのレトロ感たっぷりの雰囲気はマニアにとって嬉しい限りです。 「ラグマラグド」と当時はタイトルを反対にして出版していたようですね。 この本を読むと、精神に異常をきたすというらしいですが、確かに読了した直後はそれほど意識しないのですが、 次第、次第になんだか悪い夢を見ていたような、 言葉で形容するのが難しい奇妙な精神状態に確かに変わるんですよ、これ。 それはともかく、この復刻版は素晴らしい。 どう考えてもマニアなら、買いでしょうね。 | ||||
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私はすでにドグラマグラの文庫本を持っている。 しかし、私は文庫本は嫌いではないけど、 ひとつの文学作品が「分冊化」されて出版されることを極度に嫌う性分である。 私はただひたすらに、一冊の分冊化されない書物としての「ドグラマグラ」が欲しくて本書を購入した次第である。 夢野久作氏の作品について言えば、もし、彼が十年かけて「これを書くために生きてきた」 と言わしめた程の大作、ドグラマグラを発表していなかったならば、おそらく歴史に名を残す作家にはなれなかったであろうと思う。 それほどまでにドグラマグラという作品はあまりに衝撃的で、世界の推理小説中の屈指の傑作である。 おそらく昭和十年当時の人々にはこの作品は理解し難かったに違いない。 それゆえ、現代というポストモダン以降の人間にはかえって理解しやすい作品ではあるまいか? 読むと精神に異常をきたすという、いわく付きの奇書ではあるが、 それは根拠の無い都市伝説に過ぎないので、推理小説が好きな方はぜひ読むべきであります。 これを読まずして死ねるか! というほどの傑作である 補記 もうひとつの解釈。 角川文庫版のドグラマグラのレビューにひと通りの解釈を並べてみたのだが、しかしこの作品には、それとはまったく別の解釈もありうると述べておきたい。 角川文庫版においた私は、この一連の殺人事件の犯人は正木博士だと断言してしまった。 確かに「あの巻物」が呉一郎の心理遺伝の直接の原因ならば、その正木犯人説は成り立つのだが、 では、第一回発作の時点で母親を殺害した根本的動機がそれだと曖昧になってしまう。 この第一回発作時においてはまだ呉一郎は巻物の存在を知っていない。 事情が混み入ってくるが、その場合、正木博士犯人説は成立しなくなる可能性が出てくる。 解釈次第では正木博士が呉一郎に巻物を渡したのは、呉一郎の心理遺伝を確証するために過ぎなかったかも知れない。 正木と呉一郎が親子の関係であることは間違いない。 正木博士は本気で本当の意味で呉一郎を救おうとしたのかも知れない。 その場合、犯人はやはり呉一郎という解釈も成り立つのだ。 「解放治療場」における惨劇を食い止めることが出来なかった正木博士が良心の呵責に耐えられずに投身自殺した可能性だってあり得ない話ではない。 上記のように解釈すると、今迄信じていたはずのストーリーがまるで違ってレールが狂ってくるのだ。 つまり少なくともこの物語には少なくとも二種類の解釈可能性があるということだ。 あたかもマルチエンディング制のゲームの様に、、、である。 | ||||
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読了までにかなりの時間がかかりました。途中で飽きてしまったところがあったので少しずつ読み進めていきましたが、最後になるにつれて予想外の展開が続きいつの間にか引き込まれていました。随分、前の物語ですし、仕方ないのですが、表現に違和感は感じました。 解釈が非常に難しいので、時間をあけてまた挑戦してみたいとも思います。 | ||||
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何気無く開いたページに目を通したら、私を取り込み取り憑くかのような負の念が漂って来ました。 そのページには、ある言葉が・・・・・・・・・・・チャカポコ チャカポコ スカラカ この作品を描いた作者の凄まじいまでの気迫が伝わってきます これは確かに精神を病られるのもわかります ですが、それはこの作品の怨念ではなく、それを読む私たちが作者の想いを理解出来ない故ではないかと思います。 残念ながら私は作者の領域はいたっていませんので、一度に読むことは無理でした。 私は小説が好きで特にミステリやサスペンスが大好物で、時間を忘れぶっ続けて読むことも珍しくありませんが、これは時間をかけてゆっくり読みました。 ミステリー小説が好きなら1度は読むべき作品ですけど、くれぐれも無理をしないで自分のペースで読むことをお勧めします。 | ||||
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まさに恐ろしいミステリー小説だ。 夢野久作氏は明らかに天才だと思う。 本書のカバー絵が下品で、ウンザリしてしまうけど、内容の物凄さは、読んだ人間にしか絶対に理解出来ないだろう。 本書の読者は、このドグラマグラなる奇妙キテレツな作品を書いた著者とおそらく激しい脳内バトルを余儀なくされるであろう。 昭和十年という時代に、よくもこんな凄い作品が書けたものである。 それにしても、小説とは言え、脳医学の天才的権威である某帝国大学の教授が、いきなり乞食坊主よろしく、スチャラカ、チャカポコ スチャラカ、チャカポコ木魚を叩きながら、 道化じみた「脳髄論」の宣伝をして地方巡業してしまう辺り、夢野氏のこれが本当の阿呆陀羅経だよ! という声が聞こえたくるようで、奇怪なだけではなくて、ちゃんとユーモアのセンスも垣間見せてくれる。 つまりエンターテイメントとしても超一流という事だ。 捕記、頭が混乱した方へ。 この姿なき空前絶後の殺人事件の真犯人は、 言うまでもなく正木敬之博士その人であり、物語は初めから法医学者、若林鏡太郎氏との壮絶な心理戦にあった。 主人公の記憶喪失者、呉一郎はあくまで正木博士の哀れな実験材料に過ぎない。 物語の流れを注意深く観察するとそう結論せざるを得ない。 哀れで純真な呉一郎青年は確かにこの一連の殺人事件の実行犯ではあるが、本人には精神医学的な暗示をかけられており、自分自身が殺人事件の実行犯である自覚はない。 あくまで殺人を教唆したのは人間の皮を被った悪魔たる正木敬之博士その人である。 それが証拠に「あの巻物」を呉一郎に手渡したのは正木博士である。 法医学者、若林鏡太郎はこの事件を調査して、あと一歩のところで正木博士の犯罪を暴けるはずであったが、その寸前で当の正木博士は投身自殺してしまい、この事件は永久に迷宮入りしてしまったのである。 残されたのは無惨に記憶を喪失してしまった呉一郎青年のみという事になって、この物語は終わっている。 私に読み間違えがない限り、この事件の真相は以上のようなものである。 補記2 阿呆陀羅経の一節ですが、北京、ハルピン、ペテルスブルグじゃ・・・ のところですが、昭和10年当時、北京はまだ北平(ペイピン)と呼ばれていました。 ふたつの違う呼び名があったのでしょうか? その後、調べてみるとペキンという呼び方は日本統治時代になってつけられた愛称で、 いまだ、南京を首都とする国民党政府側(台湾)では、いまだに北京の事を北平と呼んでいるとの事です。 | ||||
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ドグラマグラ。 この作品は今回初めて読んでみた次第であるが、 内容が内容だけに、グルグル脳髄回転地獄とでも形容したくなるような、読んでいてなぜか不思議といっこうに物語が進まずに同じ場所を堂々巡りしているような錯覚をおぼえる実に奇妙な作品だと思う。 まさに頭脳内迷宮を明かりも無しに手探りで出口を探し求めるような奇妙な感覚。 夢野久作氏は明らかに天才だと思うのだけど、その天才性にはゾッとするような恐怖と戦慄を感じるのは私だけだろうか? 昔から本書を読んだ人間は精神に異常をきたすという言い伝えがあるようだが、 果たして、この作品を読み終わったあと自分がどうなるか? それにしても破格な面白さに我を忘れて読んでしまう。 恐れおののきつつ、ついつい読書に没頭してしまう。それがドグラマグラの魅力のなせるワザであることは言うまでもない。 ただし、確かにいろいろな要素でゴテゴテとデコレーションされて非常に複雑な小説となっているけど、物語の根幹となるストーリーラインは「意外と単純であります」 したがって、落ち着いてジックリゆっくりと読めば、必ず読破出来るし、また、この複雑奇怪な物語の全体像がジグソーパズルのピースが全部埋まった時のようにパッ!と目の前に開ける時が必ず来ます。 諸君!!健闘を祈る 補記 脳髄は物を考えるところにあらず。 正木博士の上記の言葉を信じるなら、(多少SFじみているが) この小説の犯人は、はじめから「いなかった」 事になる。 呉青秀からの心理遺伝による記憶が呉一郎青年をしてこの一連の凶行に至らしめたとしたら、 呉一郎に責任能力はないし、ましてや証拠さえありゃしない。 あえて犯人を特定するならば、脳髄による脳髄のための殺人だったと言える。 だが、そう「思い込ませる」のも脳髄のトリックなのだ。 ましてや、脳髄は物を考えるところではないなら、犯人は影も形もない、怪魔人という事になる。 要するに、犯人なき犯罪こそドグラマグラという空前絶後の探偵小説のテーマではなかろうか? | ||||
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角川文庫で一回読んだが、本というのはどうしても本棚に入れておくだけでも 傷んでくるのでkindle版でも入手しました。 特に出だしの部分が好き。思わず引き込まれます。 この主人公はいったい何者なのだろうという謎を終始持ちながら読み進めていく のですが、なかなか真実が見えてこないのが魅力なのかもしれません。 | ||||
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日本三大奇書の一つ。せっかく無料なので手にとってみた。 私は科学、確信的事象に興味がある人間なのでSFや推理小説は読まないが、コレハ面白いと。。。エェ、10月20日。ワタシは奴の前で階段を登っていたと思ったらいつのまにか降りていた。何を言っているのかわからねーと思うが、おれも何をされたのかわからなかった… 頭がどうにかなりそうだった… 催眠術だとか超スピードだとか、そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ..... もっと恐ろしいものの片鱗を 味わったぜ…チャカポコチャカポコ | ||||
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夢野久作の代表作 彼の作品は他も面白いけれど、一番のオススメはこの作品 | ||||
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上巻よりも表紙イラストがきわどくなっている気もするが、中身は名作 | ||||
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作者の想像力に魅力を感じます。 グイグイ引き込まれていきます、間違いなく傑作でしょう。 | ||||
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精神医学や心理学や哲学に理解が深い人・あるいは内省力が高い人ほど、これに感銘を受けるのではないかと思います。 例えば自分自身についての洞察を得て従来のパターンから抜けだした経験のある方(神経症の治癒経験等)にはかなり馴染みやすいのではないでしょうか。 しかし、結局捉われています。しょせんカエルから犬になった位の変化です。どうしても何らかのストーリーに捉われてしまうから凡人であるように思えます。 凡人は嘆きながら凡人をやるしかないのでしょうか。 私にはどこかで「本物」が嘲笑っているように感じられます。 | ||||
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