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暗黒館の殺人



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暗黒館の殺人の評価: 7.93/10点 レビュー 14件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.93pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全6件 1~6 1/1ページ
No.6:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

暗黒館の殺人の感想

 
 館シリーズの7作目にて超長編となった本作、一つの屋敷で起こる殺人事件を描くには些か分量が巨大な気もしますがそれに見合う巨大な謎と驚きをもたらせてくれました。
 
 この奇怪な雰囲気、現実と幻想が交ざり合ったような混沌とした世界観、綾辻行人氏の書でもそれが一番濃い作品だと思います。 「十角館の殺人」でデビューし叙述トリックを用いた「新本格」なる代名詞的存在になった彼ですが「霧越邸殺人事件」や「囁きシリーズ」「Another」を読んでみるとむしろ特異な点はそのホラー感漂う独特な雰囲気ではないかと。
 
 さて、館シリーズの集大成そして最終章のような展開を見せた今作。 ここまで長いと人それぞれに思い至る点、至らない点、何を現実とし、何を幻想とするか、万別されるでしょう。 私も色々と驚愕し想像し、この作品が館シリーズの何に、否何処に位置するのか思案しておりました。  
 いつか来る最期の作品を心待ちにして・・・、★は9つ。
 
 

▼以下、ネタバレ感想

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りーり
9EDFH0HC
No.5:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

ラスト最高

最初の2冊は、ちょっと進まなかったです。
3冊目から、ぐいぐい進み、ラストは館シリーズ好きにはたまらない、最高でした!
館シリーズ読んでない人は、全然楽しめないかも。

halhi
II1T2RT1
No.4:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

館シリーズ原点

原稿用紙約2,600枚、文庫本では4冊にもなる超大作。
過去レビューでは長すぎると酷評もあるが、自分はそんなことは思わなかった。敢えて言えば双子の姉妹との会話が少しうざかったか?
読み終わって思うのだが、こんなストーリーをよく考えられるなと綾辻氏に感服!

とにかく読み終えるのに時間は掛かるが、全ての文章、一字一句に全神経を集中させて良く読むこと!
そうしないと綾辻氏の術中にはまってしまうので注意。逆に普通に読んで、その術中にわざとはまる読み方も有。
簡単に書くと、
1冊目:暗黒館の歴史と背景。
2冊目:殺人事件勃発とその推理。
3冊目:浦登家の秘密が暴かれる。
4冊目:解決編とその後。
となろう。特に4冊目の「間奏曲6」で語られる驚愕の事実には、自分の読解力の無さに呆れてしまった。

また、ロールプレイングゲームや初期のバイオハザードをプレイしている感覚も味わえる。
この部屋は探索済とか、開かずの間の鍵ゲットとかで楽しく読むこともできる。

一番の不可解な点は今回も登場する河南君が何故「このこと」を知っていたのかであるが、もしかするとその答えが次の奇面館にあるのかもしれない。
最後まで読むと館シリーズ原点であることが頷ける、綾辻氏渾身の超大作、お勧めである。
「十角館」「迷路館」と並び納得の満点評価となった。

yoshiki56
9CQVKKZH
No.3:
(9pt)

暗黒館の殺人の感想


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渡邊
QTJ87RKA
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

館シリーズの答えであり基礎

長い長いと言われているが、自分は長い分だけ入り込めて楽しめた。視点云々については必要性を感じなかったが、壮大な世界観は館シリーズファンを引き込むには十分であり、読了後の満足感は格別であった。

hiro-m
4K1CCRGG
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

暗黒館の殺人の感想

個人的に館シリーズで1番好きです。
原稿用紙2600枚という長編ですが頁をめくる速度が落ちることなく読みきれました。
謎解きとしての質は然ることながら、暗黒館の持つ空気感が素晴らしい!!
館シリーズを順々に読むこと必須ですが、是非推したい一冊です!!

三つ葉
XY1EX7MN

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