■スポンサードリンク


ミスコン女王が殺された



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
ミスコン女王が殺された (創元推理文庫)

ミスコン女王が殺されたの評価: 8.00/10点 レビュー 1件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全1件 1~1 1/1ページ
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

さらに加速したドタバタミステリー

デビュー作でいきなり人気沸騰した「ワニ町シリーズ(by解説の大矢博子氏)の第二弾。またまた笑いとアクションとミステリーが凝縮された、期待通りの快作である。
前作の大騒動が終わり、やっと静かに暮らせると思ったフォーチュンだったが、翌朝にかかってきた一本の電話で、また事件に巻き込まれることになる。シンフル出身でハリウッドに行っていた元ミスコン女王のパンジーが町に帰ってきて、町のお祭り「子どものミスコン」で元ミスコンを偽装しているフォーチュンと一緒に運営することになったという。町中の男と関係があったと噂されるパンジーは強烈なキャラクターで、同じく強烈キャラのフォーチュンとは会った途端に公衆の面前で衝突することになり、翌日、パンジーが死体で発見されたため、フォーチュンは犯人と目されてしまった。そこでフォーチュンは、前作でも大活躍した婦人会のスーパーおばあちゃんコンビのアイダ・ベルとガーティの力を借りて、真犯人探しに乗り出すことになった。
犯罪の動機や背景は、言わば添え物程度で、メインディッシュは3人組の大混乱と大活躍である。CIAの秘密工作員フォーチュンは言うに及ばず、地元婦人会の二人も頭脳とアクションと口が抜群で、最初から最後までしっかり笑うことができる。
ユーモアたっぷりできちんとした構成のミステリーを読みたいというファンには絶対のオススメ。
前作の翌日から始まるストーリーは前作を受けての表現が多いので、ぜひ第一作から読み始めていただきたい。

iisan
927253Y1

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!