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蒲生邸事件



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蒲生邸事件の評価: 7.86/10点 レビュー 7件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.86pt

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(5pt)

蒲生邸事件の感想

タイムスリップ物である。700ページ近くもあるので、重そうだが内容は平易である。
昭和11年に起こった二・二六事件を扱っており、蒲生憲之陸軍大将(架空の人物らしい)の死が自殺なのか他殺なのかをめぐってのミステリー物とも考えられる。
とは言ってもさほど犯人探しのミステリー感は無く、どちらかと言うと、事件当時の時代背景が生む様々な思想や人間模様を扱った歴史社会派小説という側面が少なからず感じられる。
よって、ヒリヒリするような緊張感、ワクワクするようなスピード感は余り得られず、淡々と物語は進んでいく。
さてでは、この小説が面白かったのか無かったのかという結論だが、そこは難しいところ、まさに中庸な評価5点が妥当なところであろう。
最後に、現代に戻ってきた主人公孝史を扱った終章が、ほっこりする結幕になっており、そういう意味では読後感はよろしい。

マッチマッチ
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