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模倣犯



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模倣犯の評価: 7.21/10点 レビュー 19件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.21pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全7件 1~7 1/1ページ
No.7:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

原作に勝る映像化なし

かなりの長文だが、非常に良かった。
最終的には命の尊さや重さを改めて、痛感させられた。

それにしても、あの映画版は酷いですね。
原作を読んだ人は皆、そう思うでしょう。
中居正広の経歴に汚点が付いたと思う。

アントンリブ
J9QWGWDO
No.6:
(9pt)

感想

悲しい話でした。
かなりの長編でしたが、内容が面白いので読みやすいです。

chiiiisim
22ZP2D8P
No.5:
(10pt)

今までで最高作品

最高に面白かった。
宮部作品らしく、人物の書き込みが半端ない。

ぶっく おん
R7E5LVVD
No.4:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

模倣犯の感想

スゴい。
長さが。
いや、長さもスゴいが、人物描写がすごすぎる。
愉快犯(?)による連続殺人事件と言う、小説にはありきたりな(良くない表現かな?)内容を文庫本5冊に仕上げる理由は、読めば分かる。
気付いたら最後のページでした。

▼以下、ネタバレ感想

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かたじけない
H1OW5Y9S
No.3:
(10pt)

模倣犯の感想

正直、3巻4巻はきつかったですけど最後まで読んで良かったと思う終わり方でした!
面白かったです!ありがとう宮部みゆきさん!

どんがばちょ
87JRS7CY
No.2:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

模倣犯の感想

文庫本にして5冊に及ぶ大作、社会派人間ドラマです。

この作品は犯人探しの物語ではない。
この作品における作者の主眼は、凶悪事件被害者遺族の悲しみ、苦痛と、事件が社会に与えた影響かと。
理不尽に傷つけられ人生を狂わされた人達、苦悩する警察、群がるマスコミ。

主犯であるピース、ピースに利用されたヒロミ、ヒロミを救おうとしたカズの同級生3人。
彼らが主要登場人物であるが主役ではない。
作者は、彼ら3人以外にも、事件に関係する数多くの人間を取り上げる。
そして、その人物達も、必要以上と思える程に掘り下げる。
主役級と思えるくらいの膨大な字数、ページを裂き、背景を与える。
それで、このような長編になってしまったように思えるのだが、その効果は絶大。
直接的に描かずとも間接的に、犯人の狡猾さ、卑劣さが浮き彫りにされ読み手に伝わってくる。
そして、犯人側の背景が明らかになっても、遺族の苦悩、悲哀を克明に記述しているからこそ、読み手には犯人に対して同情の余地を感じさせない。
これ以上ない「悪」の描き方だったのではないかと思う。
この作品は映画化もされたが、作者の意図を表現するには、キャスティングのバランスが悪かった。
主役はピースではないのだから。

読み応え十分でお薦めも出来ます。
ただラストに関しては不満です。
知的、狡猾、卑劣、冷酷・・・物語前半で植え付けられたピースに対するイメージと大きく乖離します。
たから「模倣犯」というタイトルも、個人的にいまいちしっくりきていません。
自爆という手段を選んだ映画版の方がピースらしかったように思えるのが何か歯がゆい。

梁山泊
MTNH2G0O
No.1:5人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

本当に超大作です

質量ともに、超大作。評価を9にしたのは、あまりに長編過ぎて読む人を選ぶだろうから、というのは冗談だが、文庫本で5巻、約2500ページのボリュームに圧倒された。さらに、読み始めればぐいぐい引き込まれてゆく、まさに英語版ペーパーバックの惹句の常套句“page-turner”そのままの圧倒的な筆力にも感服した。
ストーリーは連続女性誘拐殺人事件だが、描かれているのは単なる犯人探しでもなく、サイコパスの恐怖でもなく、「劇場型犯罪」とは何か、「劇場型犯罪」が生まれる社会とは何かを追求した社会派ミステリーと言える。主要な登場人物だけを取り上げても、犯人、被害者の遺族、警察、ジャーナリスト、犯人の友人とその家族、遺体の発見者など多岐に渡り、それぞれの背景や視点からの言動がぶつかり合って巨大な群像劇が展開される。さらに、周辺的な登場人物もしっかりとキャラクター設定されており、なるほどと思わせるエピソードが繰り広げられるため、ストーリー構成はきわめて重層的で複雑に絡み合ってくる。しかし、キャラクター設定が確立しており、また筆者の構成力が素晴らしいため、読み難さは一切感じなかった。
あえて難癖を付けるとすれば、登場人物同士の出会い方に相当なご都合主義があると思うし、クライマックスに向けて重要だと思われるエピソードが中ぶらりのままにされているのが気になるが、これだけの数の登場人物の壮大なお話しをまとめあげるには仕方ないことだろう。
傑作エンターテイメントとして、どなたにもお奨めできる。

iisan
927253Y1

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