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【早坂吝】
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誰も僕を裁けないの評価:
7.56/10点 レビュー 9件。 A ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです
平均点7.56pt
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
誰も僕を裁けないの感想
現実離れしているところが多いが、そういう世界だと思うと無理なく読める。作中に至る所にヒントが隠されていてミステリーとしていい作品だと思った。全体的にムダがないような印象。
こういうタイプのミステリーもあるのだと感心しました。エロとの絡み合いは絶妙ではなかったですが、なかなか期待を超える満足でした。
たまらないね
▼以下、ネタバレ感想
著者作品のイメージが良い意味で変わりました。デビューからの3作品、〇殺、虹の歯ブラシ、RPGまで読んで、ネタや意図しないエロや悪ふざけ感が好みから逸れて行ったので手に取っていませんでした。先日新作のAI探偵を読んで面白かった為、著者の作品を手に取り始めたわけですが、本書4作目は1~3の持ち味を生かしつつ大真面目に描かれたミステリであり、敬遠していた苦手要素が払拭された作品でした。あらすじにある通り大きく分けて2つの視点が存在します。1つ目は資産家の令嬢と恋に落ち彼女の家でこっそり夜を共にした所、主に見つかり社会的権力を駆使して淫行条例で逮捕されてしまう主人公。エロミスというジャンルを描く中で淫行条例を含めた話の展開は社会的なテーマを扱う側面を見せていきます。エロ×社会派。2つ目はシリーズ主人公の上木らいちがメイドとして風車型の館に招待され殺人事件に巻き込まれるというエロ×館もの本格ミステリ。小説において別視点の物語は後半何かしらで結び付くというお約束がありますが、本書はやられた系の驚きではなく話のまとめ方・結びつきが巧すぎて感心してしまう驚きを受けました。1つ目、2つ目、それぞれのお話はそれ程珍しいテーマではないです。著者も分かっておりこれらは読者へのわかりやすいサンプル。これはデビュー作『〇殺』の時からの悪戯心ですぐ見抜くでしょ?という気持ちが感じられます。読んだ人にはわかると思いますが、著者はミステリという空想の世界設定を現実世界に当て込めるとこういう事が起きるという斬新な物語を生み出しました。これはとてもよかったです。援助交際探偵・上木らいちというネタやファンサービス的だと思われていた要素が本書では意味を成している点も良かったです。 ▼以下、ネタバレ感想
現実離れしているところが多いが、そういう世界だと思うと無理なく読める。作中に至る所にヒントが隠されていてミステリーとしていい作品だと思った。全体的にムダがないような印象。