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君の色に耳をすまして



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【この小説が収録されている参考書籍】
君の色に耳をすまして (メディアワークス文庫)

君の色に耳をすましての評価: 6.00/10点 レビュー 1件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

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No.1:
(6pt)

君の色に耳をすましての感想

学園青春小説+プチミステリ。
主人公は共感覚にて相手の声から発言の感情が読み取れる。それが嘘だったり、後ろめたさだったり、怒りだったり、遠慮だったり。相手の本音が見えてしまう為、人の顔を見て話す事を避けている。そこへ言葉が喋れない女の子と芸大課題の映像制作をする事になる流れ。

著者作品3作読みましたが、どの作品も青春の1コマを綺麗に描きます。本書は芸大が舞台。変態の先輩に付き合わされての映像制作。でもそれが嫌じゃない立ち位置。声の出ない女の子との出会い。主人公の内面の感情。などなど青春模様を楽しみます。中盤まで学生生活が続くので青春小説の印象が強いです。終盤でミステリ的に事件やまとめに入るのは毎回の事で面白い。ただ終盤に期待する作品でもないです。主人公と女の子の物語。結末も綺麗にまとまるのは好みでした。

余談。
やはり1作目が抜きん出ている。2-3作目は最後で楽しい。1作目のように序盤からイベントや盛り上がるポイントを散りばめれば2-3作目もより良くなり人気がでそうなもどかしさを感じます。全作品文章は綺麗で青春模様や結末の作りも好き。次の作品早くでないかな。

egut
T4OQ1KM0

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