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僕が七不思議になったわけ



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【この小説が収録されている参考書籍】
僕が七不思議になったわけ (メディアワークス文庫)

僕が七不思議になったわけの評価: 9.00/10点 レビュー 1件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点9.00pt

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No.1:
(9pt)

僕が七不思議になったわけの感想

これは好みの作品。☆8+好み補正+1な感覚。

七不思議を題材とした学園もの作品。
本書の特性として、学園ミステリが好きな方でラノベや恋愛アドベンチャーゲームも許容範囲な人へはとてもオススメ。ゲーム的な感性で例えると、ハッピーやバッドエンドではなくトゥルーエンドのような読後感が味わえる素敵な作品です。

主人公は空気的な存在でひっそりと目立たず学校生活する中崎君。深夜忘れ物に気づき学校へ訪れると七不思議の長のテンコに出くわし、欠員のある七不思議の1つに選ばれてしまうという序盤はコミカルなラノベ。そして学園七不思議というファンタジー小説。ただ文章はしっかりしていて軽すぎない作風です。
七不思議の1つとなった主人公は他の七不思議たちの協力を得ます。序盤は誰もが知るトイレの花子さんから始まり、夜になると階段の数が変わる13階段、赤い目をした鳥と視覚を共有して遠くを見ることができるなど、これらの七不思議の能力を使って学校内で起きる事件に関わっていくという流れです。

目立たない子が正体を明かさず学校内の事件を解決する流れは、王道な主人公模様で面白い。もちろんヒロインとの出会いや青春模様もあります。ただ本作のメイン筋は主人公の成長物語です。友人達との会話の掛け合いが明るく楽しくて青春模様が味わえるのがいい感じ。
いやー……、序盤はよくある学園ライトノベルかと思いながら読んでいましたが、後半は惹き込まれてしまいました。

クスっと笑えたり、切なく悲しくなったり、驚かされたり、とても面白かった。

▼以下、ネタバレ感想

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