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バイロケーション



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【この小説が収録されている参考書籍】
バイロケーション (角川ホラー文庫)

バイロケーションの評価: 8.50/10点 レビュー 4件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.50pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

バイロケーションの感想

あらすじを読んだ上で非現実的な内容を受け入れられる人にはお薦めです。

リライト絡み(法条さん)で本作を手にしたのですが、当たり前ですが全然違う内容でした。

▼以下、ネタバレ感想

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mkaw11
HAAP6CBX
No.1:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

バイロケーションの感想

ホラー小説としての受賞作品ですが、中身はSFミステリ。
自身のコピーが知らない所で発生し、日常を活動されるというのはホラーとしての恐怖は存在しますが、いったい何故?何が起きているのか?と言った真実を知りたい欲求が恐怖より強く思ったのでミステリと感じます。

ミステリには双子ものがありますが、容姿だけでなく思考回路まで完全にコピーされたドッペルゲンガーが扱われるという新感覚な物語。
人間のクローンを扱ったSFミステリとして、西澤保彦『複製症候群』を当初思い浮かべながら読みました。複製症候群の方はコピーされた方はその存在がそのまま残り続け、本体との差が生まれていくのですが、本作の『バイロケーション』は、出現したコピーが一定期間で消失し、また出現する時はその時の本体の容姿・記憶を新たにコピーされて出現するという設定が一品です。

また、設定だけでなく、手がかりや違和感の小出しがうまく、早く真相が知りたいという欲求が強い読書でした。
著者の本は以前『リライト』を読んだのですが、読者の気持ちを考えられているような作りが良いです。
伏線や設定も良く考えられていて、とても印象に残る作品でした。面白かったです。
好みの話なので☆8+1で。

▼以下、ネタバレ感想

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egut
T4OQ1KM0

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