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言霊たちの反乱(言霊たちの夜)



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【この小説が収録されている参考書籍】
言霊たちの夜
言霊たちの反乱 (講談社文庫)

言霊たちの反乱(言霊たちの夜)の評価: 4.00/10点 レビュー 3件。 Eランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全3件 1~3 1/1ページ
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(3pt)

盗用の真否


 古の人々が崇敬し畏怖した言葉に宿る「霊力」が現代人を陥れようとしているのか。

じゃねぇよ。  日本語の特徴が要因となって引き起こされるめちゃめちゃな悲喜劇の3編とそこから繋がる最終章。 果たしてこれはミステリーなのか、職業病のように揃った謳い文句しか出ないミステリーの宣伝にこれも食われてるんじゃないか。 体は痒くはならなかった。

りーり
9EDFH0HC
No.2:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

言霊たちの反乱(言霊たちの夜)の感想

言葉遊びのネタに特化した短編集です。短編4つの作品のテーマはそれぞれ
・同音異義語による聞き間違い
・日本語/英語の聞き間違い
・ワープロ誤変換
・表現、印象操作
を扱ってます。

前2つはお笑いコントのような話。電話越しで「きせいちゅうです」と聞いた時、"寄生虫です""帰省中です"の誤読が生まれる。日本語は同音異義語が多い為、前後の文脈から言葉の意味を推測するわけですが、このネタをふんだんに盛り込んだ結果、勘違いのコントに仕上がっています。
どこで勘違いしているかが分かり易いので、ずっとボケ続けている様子を見るのはちょっとシラケ気味でした。ただ、多くの聞き間違いネタを披露している所は面白かったです。

3作目の誤変換を扱った『鬼八先生のワープロ』は、かなりトンデモ作品。
キーボードで入力した平仮名としては全く同じ文章なのに、 評論家の酷評文章が誤変換によって下ネタ小説になってしまう作品。
『ここ数年。恐るべき新人が…』⇒『ここ吸うねん。お剃るべき新人が…』という感じで変換されていく下ネタ小説。
もう、アホかとw これは変態作品(褒め言葉)。ある種の病気。苦労系のバカミスを感じながら、物語を楽しむよりこれだけ豊富な語彙がでてくる事に驚きを味わう作品。
短編集ですが、この作品が一番やりたい事かと勘違いする程に際立った作品でした。
4作目の表現印象操作は、TVの問題やそれに負けない文章を紡ぐ作家の思いを感じました。

そんなわけで、帯に"トリック"や"犯人"という誘い言葉がありますが、個人的にこれはミステリではない作品だと思います。
技巧系作品です。語彙が豊富でないとできない作品ですね。ほんとうに凄い。そしてチェックする校閲も凄い。実際どうだか分かりませんが、制作現場が気になった次第。
ミステリのミスリードや叙述トリックなんかは、この言葉遊びによる対読者への印象操作ですものね。普段から作家さんはこんな事を考えながら思いついてニヤニヤしているんだなと勝手に感じて面白く思いました。

egut
T4OQ1KM0
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(3pt)

言霊たちの反乱(言霊たちの夜)の感想

ん~、期待していた分ガッカリ。ツッコミ?のテンポもいまいちで面白さにかける。知的な人には面白いのかも・・・。

HUNTER×2
A4G4U3I8

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