尾木遼平、46歳、元刑事。

平凡な家庭で育った小学生の圭輔は、ある不幸な事故をきっかけに、遠縁で同学年の達也と暮らすことに。

プロ野球投手として活躍していた倉沢修介は、試合中の死球事故が原因で現役を引退した。

森島巧は公立小学校で音楽の臨時講師として働く23歳だ。

深い喪失感を抱える少女・美緒。謎めいた過去を持つ老人・丈太郎。

謎解き鮮やか、仕掛け重厚の第56回メフィスト賞受賞の青春ミステリ! 大学を中退した白秋。

「高野聖」と高級デリヘル嬢連続殺人を結ぶ謎。倒錯の闇を描く警察小説。

橋岡恒彦は「名簿屋」の高城に雇われていた。名簿屋とは電話詐欺の標的リストを作る裏稼業だ。

とある出版社の文芸編集者・桜木の担当する作家は問題児ばかり!?　ミステリー作家のもとに一通の手紙が届く。

”どんでん返しの帝王”が放つ、息もつかせぬ警察医療ミステリ! 死ぬ権利を与えてくれ――。

文芸誌編集長・三村は、高岡真紀と名乗る女性から投稿原稿を受け取る。

ロンドンから出帆し、波高き北海を三日も進んだあたりに浮かぶソロン諸島。

神奈川県警が劇場型捜査を展開した「バッドマン事件」から半年。 巻島史彦警視は、誘拐事件の捜査を任された。

ここ渋谷で“悪意"と戦っている――。行人が出会った制服姿の香砂はそう言った。

横浜、池袋、下高井戸―。非行少年が次々に殺された。

北海道札幌市にある大きな屋敷。

大学入学のため上京したパソコン・オタクの六郷史郎は、憧れの街・秋葉原に向かった。

どうしてあのとき彼女に告白しなかったのだろう?大学四年の一条裕也は、一年生の時に同級生の女性を好きになったが告白できなかった。

失踪した母、殺害された父。そこから悲しみの連鎖は始まった。

利一が小学生だった頃、仲間といれば毎日が冒険だった。真っ赤に染まった川の謎と、湖の人魚伝説。

高名な考古学教授の妻と二番弟子が相次いで殺された。それぞれ現場の壁には異なったペトログリフが刻まれていた。

「自分が食べるためにこそ、おいしいものを作らなきゃ」菜の花食堂の料理教室は今日も大盛況。

レトルト食品工場に勤める若宮は鬱屈を感じていた。花火大会の夜、少女・花歩を殺めてしまう。

熊本県A市の日野誠一郎は聖徳会日野病院の医師で、泌尿器科の部長をしている。

渋谷の片隅で警察関係者の遺体が見つかった。明らかな他殺体を自殺と断定した鑑識課の検視官・綾織美音。

神奈川県警生活安全サイバー犯罪対策課の桐野良一は、あるPCの中から、死体で見つかった女の情報を探っていた。

ロンドンのオークションでゴッホ作「医師ガシェの肖像」を日本人が競り落とした。落札価格は約百八十億円。

同時発生した警察を狙う異様な事件。晴山警部補は、警視庁内で同僚の拳銃自殺を目の当たりにした。

23年前に2人を殺し、無期判決を受けた男・久保島が仮釈放され、深津さくらの勤める金沢の更生保護施設に入寮してきた。

「精神鑑定」に真っ向から挑む感動作! 「心神喪失」の通り魔犯に娘を殺された夫婦。

大阪で相次いだ猟奇殺人。被害者はいずれも男性で、ホテルで血まみれになり死んでいた。

検事を辞して弁護士に転身した佐方貞人のもとに殺人事件の弁護依頼が舞い込む。

「このおっさんが父さんを殺したんだ!」広島でおきた殺人事件の裁判、被害者の息子の叫びもむなしく、被告人は無罪となった。

警視庁公安部の倉島警部補は、自分と因縁のある元KGBの殺し屋ヴィクトルが、ロシア人貿易商のボディーガードとして日本に入国していると知らされる。

超合理的な性格の桜子准教授。ある朝、大学構内で田崎教授の死体が発見され、准教授たちに疑いの目が向けられる。

「思わずスープが食べたくなる」と評判のスープ・ミステリー、第2弾です! 東京のとある場所で、早朝のわずかな時間に、ひっそりと営業しているスープ屋しずく。

あの強固な呪縛から、いつか解き放たれたかった。

子どもへの性犯罪が起きるたびに、かつて同様の罪を犯した前歴者が殺される。

「彼女を守る。それがおれの任務だ」傷だらけで、追手から逃げ延びてきた少年。

アウトドアが趣味の公務員・沖らは、 仮面の男・黒沼が所有する孤島での、 夏休み恒例のオフ会へ。

小田切可憐は毎日家事を終えると「デル・エア」へ向かう。

日本でKGBの諜報活動をしていたヴィクトルは、ソ連崩壊後に解雇され、失意のどん底にあった。

鏡ばかりの部屋で発見されたエリート医師の遺体。自殺とされたその死を、検事・志藤は他殺と疑う。

鎮魂と慟哭のミステリー! 大和新聞東京本社の遊軍記者である宮沢賢一郎は、東日本大震災後、志願して仙台総局に異動する。

新油田開発利権争いの渦中で起きた射殺事件。AN通信の鷹野一彦は、部下の田岡と共に、その背後関係を探っていた。

テレビでも人気の若手弁護士・深町代言は、ある事件をきっかけに東京を去る。

戦後犯罪史に残る凶悪犯に降された死刑判決。

幼い命の死。報われぬ悲しみ。

皇居周辺でジョギングを楽しむ女性が立て続けに襲われる。

怒濤のどんでん返し、一気読み注意!! 強盗犯により密室と化す病院。

老舗呉服屋の邸宅で発見された首吊り死体。

丸の内のオフィス街で爆破事件が発生。現場の物流企業で事情聴取を行った一之瀬は、企業脅迫事件と直感する。

新人刑事・藤堂比奈子が里帰り中の長野で幼児の部分遺体が発見される。

地味で目立たぬOL本田小百合は、港が見える自分の町をリスボンに見立てるのがひそかな愉しみ。

ぼくにとっては捜査はいつも苦しいものです―通り魔によって幼い娘を植物状態にされた夏目が選んだのは刑事の道だった。

普通の高校生だった「ぼく」、須玉明が得た力は、この世に留まる霊の姿が視えるというものだった。